【2020年】鎌倉の観光はココを押さえよう♪王道スポット＆ポイントをチェック！

山に囲まれ、目の前には海が広がる自然豊かな「鎌倉」。歴史の古い神社仏閣も多く、パワースポットとしても人気の高いエリアです。四季折々の草花を楽しめるスポットも多く、一年を通して観光客が絶えません。話題のお店も次々とオープンし、観光だけでなくショッピングも満喫できますよ。鎌倉の観光スポットや楽しむためのポイントをたっぷりご紹介します。

鎌倉の中心である「鶴岡八幡宮」や、鎌倉のシンボル「鎌倉大仏」、紫陽花で有名な「長谷寺」といった主要スポットのみであれば、1日で周ることができます。自然豊かな北鎌倉や竹林で有名な金沢街道方面まで、広範囲で満喫したい場合は、1泊2日で訪れるのがおすすめです。

長谷寺や明月院など紫陽花の名所が多い事でも知られる鎌倉。紫陽花が見ごろを迎える6月が最も混雑します。鮮やかで美しい紅葉のスポットも多く、11月や12月も多くの人が訪れます。四季折々の草花が楽しめる鎌倉は通年を通して人気のスポットなので、混雑を避けたいのであれば1月・2月頃が狙い目ですよ。

神社仏閣などは16時～17時に閉まってしまうことが多いため、早起きして朝から行動を開始するのがお得です。寺社周辺にあるお店も閉門時間に合わせて、閉店することが多いので注意が必要です。鎌倉に早く到着して、贅沢にモーニングを食べてからスタートするのもいいですよ。

鎌倉駅周辺の観光であれば徒歩で十分回れますが、北鎌倉や長谷、海岸の方へアクセスするなら部分的に江ノ電やバスを利用しましょう。「江ノ電一日乗車券 のりおりくん」やバス・江ノ電共通乗り降り自由の「鎌倉フリー環境手形」などお得な切符もあります。自由に行動をしたい人はレンタサイクルを利用するのもおすすめです。

歴史的遺産を多く残す鎌倉は、自然と調和した美しい寺社仏閣が点在し、広大な海を満喫できる海岸もあります。また長く愛される老舗、オシャレなカフェ、個性的な雑貨店などショッピングやグルメを満喫できるスポットも豊富。ここを押さえておけば間違いない、鎌倉の観光王道スポットをご紹介します。

鎌倉を代表するスポット！仕事運・勝運アップの神社

鎌倉の中心的存在で、三方を山に囲まれた「鶴岡八幡宮」鎌倉を代表するスポットで、仕事運・勝運アップのパワースポットとしても人気あります。仕事や人生の変化の際に訪れれば、決断力・行動力を授かるといわれています。鎌倉の街を南北に貫く参道の先に大石段が現れ、その上に朱塗りの鮮やかな楼門と本宮が建つ姿は、神聖な世界への道のよう。厳かな気持ちにさせてくれる神社です。始まりは源頼義が源氏の氏神として出陣の際にご加護を祈願した、京都の石清水八幡宮を由比ヶ浜辺にお祀りしたことだといわれています。

お金を洗って、金運アップのご利益を

洞窟に湧き出る霊水でお金を清めると、金運アップにご利益があると云われるお金のパワースポット「銭洗弁財天宇賀福神社」。神社への入口から神聖な雰囲気が漂い、さらに奥の洞窟にある奥宮は神秘的な空気が漂っています。平安末期に鎌倉が相次ぐ災害で貧困にあえいでいた際に、源頼朝が世の救済を祈願したところ、「この地に湧き出す水で神仏を供養せよ、そうすれば天下泰平の世が訪れる」とお告げがあったそう。そこで、この地に宇賀福神を祀ったことが始まりとされています。

食べ歩きやお土産探しはココで♪

鎌倉駅東口からすぐの「小町通り」は、鶴岡八幡宮へと続く参道の一本西側の通りにある商店街。参拝に訪れた人々で賑わい、老舗の和菓子屋やおしゃれなカフェ、雑貨店、魅力的な食べ歩きグルメなど、見どころがいっぱい！お土産探しやランチ、ちょっとしたスイーツ休憩に立ち寄るのにも最適なスポットです。たくさんの人が散策しているので、時間に余裕を持って訪れるのが◎。鶴岡八幡宮参拝の前後にそぞろ歩きを楽しんでください。

鶴岡八幡宮に続く参道をゆっくり歩ける

由比ヶ浜海岸から鶴岡八幡宮まで、一直線に南北を貫く参道「若宮大路」。1182年に京都の朱雀大路を模して、約2㎞に渡って造られた通りです。由比ヶ浜から一の鳥居、二の鳥居、三の鳥居と続き、鎌倉駅近くの二の鳥居からは、道の中央に二筋の葛石を置いて間を高くした「段葛」と呼ばれる形が特徴です。また二の鳥居から三の鳥居までは、幅が徐々に狭くなっており、実際の長さよりも長く感じられる効果が加えられています。大正6年には通りに桜が植えられ、今では桜の名所としても有名です。

出世運や開運のパワースポットとして知られる神社

鎌倉駅の西側の奥地にあり、最強の出世＆開運のパワースポットと知られる「佐助稲荷神社」。住宅街から一本路地を抜けた先に、朱塗りの鳥居群が幻想的な光景を創りだしています。鳥居の先には小さな社殿と、その周りにはたくさんのキツネの置き物があり、霊力が漂う雰囲気が感じられます。この神社は、父を平清盛に殺された源頼朝が、翁の姿をした神に“今が出陣の時”と教えられたことで討伐に成功したことから、現在の地にお礼として社殿を建てたのがそもそものおこりだといわれています。

鎌倉を象徴する「鎌倉大仏」が見られる

鎌倉のシンボルとして愛される高徳院の「鎌倉大仏」。外に鎮座する「露坐の大仏」として名高い高徳院の本尊で、国宝にも指定されている阿弥陀如来坐像です。像の高さは約11.3ｍで、誰が何のために造ったのか、作者は誰なのかなど謎が多い仏像でもあります。建設された当初は建物の中に鎮座していましたが、度重なる台風や津波などで建物が倒壊し、現在の姿となったそうです。今でも大仏の周囲には、柱の跡が残っているので探してみてください。また裏側には大仏の中に入ることができる「胎内拝観」の入口があります。貴重な体験なので、訪れた際にはぜひ拝観してみてください。

一年中通して草花が楽しめる“花の寺”

観音山の裾野から中腹辺りまで、山に包まれた広大な敷地を有する「長谷寺」。あじさいをはじめ、て四季折々の多彩な草花を見ることができる「花の寺」としても有名です。庭園を中心に散策を楽しめる下境内と、由比ヶ浜まで見渡す眺望が楽しめる上境内に分かれています。本堂である観音堂の外には美しい形状の舞台があり、日本各地の寺の舞台は、ここを参考にしたところも多いとか。ほかにも洞窟内の壁に仏像が彫られた弁天堂や、数えきれないほどの地蔵が並ぶ地蔵堂など見どころも豊富。眺望を楽しみながら休憩ができるお食事処や、観音菩薩を主題としたミュージアムもありますよ。

夏は海水浴も！浜辺のお散歩に最適♪

長谷駅や由比ヶ浜駅から近く、鎌倉駅からも南へ歩くと到達できる「由比ヶ浜」。相模湾に面した海岸で、夏にはいくつもの海の家がオープンし、多くの海水浴客で溢れる有名な海水浴場です。砂浜も広く、夏でなくても浜辺の散歩を楽しめて、波の高い季節には多くのサーファーが集まってきます。海岸通り沿いにはオシャレなレストランやカフェ、雑貨店なども多くあり、海を感じながらゆったりとした時間が過ごせるデートスポットとしても人気です。

紅葉の名所として有名！坐禅会も行われるお寺

北鎌倉駅すぐ近く、禅寺として知られる「円覚寺」。北条時宗が中国から無学祖元禅師を招いて、戦死者を慰霊するために建てたお寺です。鎌倉独特の谷戸と呼ばれる地に沿って建てられた寺院で、三門から仏殿、方丈へと徐々に谷を上りながら参拝する配置になっています。高低差を活かした境内は山に包まれた壮大な空間で、鎌倉時代の雰囲気が今も感じられます。境内にある洪鐘（鐘楼）は、国宝に指定されていて関東最大級の大きさ！週末には坐禅会が行われているので、参加してみてはいかがでしょうか？

鎌倉の中でも、桜の名所として人気！

鎌倉五山第一位の臨済宗建長寺派の大本山「建長寺」。1253年に北条時頼によって創建された、日本初の本格的な禅寺とされています。三門、仏殿、法堂が一直線に並んだ、禅宗特有の配置になっており、境内には国宝や国の重要文化財など歴史的価値の高い建物が多く残っています。中でも高さ約30ｍの巨大な三門は複雑な木組みになっており、圧倒的な迫力。禅堂では、今でも宋から伝えられた禅風が受け継がれ、厳しい修行が行われています。桜の名所としても有名なので、春に訪れることをおすすめします。

あじさいの名所として欠かせないお寺

鎌倉随一のあじさいの名所として人気の「明月院」。臨済宗派建長寺派に属する寺院で、北条時頼が出家し余生を過ごした場所として知られています。境内には37歳という若さで死去した時頼の墓所がありますよ。元は平治の乱で戦死した父・首藤刑部大輔俊道（山ノ内俊道）の菩提供養として、子・山ノ内経俊が創建した「明月庵」。境内には2500株ものあじさいが植えられ、6月のあじさいの時期になると、三門へと続く鎌倉石の参道は左右から迫りくるほどのあじさいで覆いつくされます。

竹の数は約2000本！美しい竹林をゆったり散策

幻想的な竹林散策が魅力の「報国寺」。臨済宗建長寺派の寺院で、境内に2000本もの竹があることから「竹林の寺」とも呼ばれています。「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で3つ星を獲得した、わざわざ訪れる価値のある人気スポットとして有名です。建武元年（1334年）に足利貞氏の父・家時が開基し、夢想国師の兄弟子である天岸慧広（仏乗禅師）の開山によって創建されました。後の永享の乱（1439年）に敗退した足利持氏や、長子・義久が自刃した悲劇の寺としても知られます。

格式ある寺院で、和の風情を堪能！

美しい枯山水の庭、そして梅の花で有名な「浄妙寺」。臨済宗建長寺派の寺院で正式名称は「稲荷山浄妙広利禅寺」です。鎌倉五山第五位の格式ある寺院で、本堂は寄棟造の銅板葺き「起り」と呼ばれる特徴的な建物になっています。抹茶をいただきながら、枯山水が美しい喜泉庵の庭の鑑賞をゆっくり楽しむことも可能。境内には築90年の洋館を改装した人気レストラン「石釜ガーデンテラス」があることでも有名ですよ。

夕日を見ながら海岸をお散歩♪

旅の最後に訪れるなら、美しい夕日を眺めながらの海岸散歩がおすすめです。七里ヶ浜から稲村ヶ崎までの海岸線からは、手前に江ノ島、天気が良ければ奥に富士山や伊豆大島、三浦半島まで一望できます。海岸沿いの国道には、海を眺めながら食事が楽しめるオシャレなレストランやカフェも多くあるので、旅の終わりの余韻に浸りながら、のんびり夕日を眺めて過ごしてみてはいかがでしょうか？潮の香りと波の音が心を穏やかにしてくれます。

毎年、節分の日に開催される長谷寺の「節分会」には、多くの有名人や著名人が参加します。豆まきは、上境内に設置された特設ステージで、昼頃に開始。豪華景品が当たる福豆も撒かれるので、参加してみてはいかがでしょうか？

夏の風物詩「花火大会」。鎌倉では7月中旬頃に由比ヶ浜海水浴場、材木座海岸を会場にして行われます。海上に花開く大輪の花火を満喫できますよ。

約400点ものぼんぼりに明かりが灯され、幻想的な風景を作り出す鎌倉の夏の風物詩、鶴岡八幡宮「ぼんぼり祭」。毎年8月の立秋の前日から9日までの3日間（その年によって4日間）開催されます。ぼんぼりには鎌倉在住の文化人をはじめ、著名人などの書画が描かれているものもあります。

毎年9月14日から16日までの3日間開催される、鎌倉で最も重要な祭り「鶴岡八幡宮 例大祭」。800年の歴史と伝統を現在に伝える祭事で、神職が由比ヶ浜で身を清める「浜降式」から始まり、神輿や行列、そして迫力ある「流鏑馬神事」などが行われます。

東京からはJR横須賀線やJR湘南新宿ラインを使い、約1時間で行くことができます。旅情を楽しみたい方は、新宿から小田急線で藤沢駅まで行き、江ノ電に乗り換えて鎌倉へ向かうのもいいでしょう。関西方面から訪れる方は、東海道新幹線で小田原駅まで来たあと東海道線に乗り換え、大船駅から横須賀線に乗り換えるのが便利です。

歴史と自然が調和する「鎌倉」の観光スポットはいかがでしたか？四季折々の表情が楽しめ、草花、海、グルメ、ショッピングなどバラエティ豊かな楽しみが溢れていますね。どの季節も魅力的なので、訪れるシーズンによって計画を立てて旅を楽しむといいですよ。ご紹介したスポットを参考に鎌倉の旅を満喫してください。