2020年01月23日
【2020年】自分らしい旅の参考に♪福岡県の観光ポイント&エリアの特徴を紹介!
福岡県というとどんなイメージがありますか?とんこつラーメン、もつ鍋、太宰府天満宮、柳川の川下り…。ひとくくりにできない多彩な魅力があるのが福岡です。初めて福岡県を訪れるときは、どのエリアにどんな観光スポットがあるのか知っておくのが良いでしょう!今回はビジネスや観光で初めて福岡を訪れる方に、知ってほしい観光のポイントや各エリアの特徴をご紹介します。行きたい場所をしっかり調べて、思い出に残る福岡の旅を楽しんでください♪
目次
九州一の商業都市である福岡市と、工業都市の北九州市を抱える福岡県。地理的にアジアに近い福岡には、海外からのクルーズ船観光客が毎日のようにやってきます。古くから大陸との交易で栄え、近代的遺産や、筑後川水系に広がる田園、耳納連山の里山風景など、エリアごとに異なった景色が見られる福岡県。とんこつラーメン、もつ鍋など食文化の発信地としても有名です。そんな福岡県を観光する際のポイントや各地の魅力をご紹介しましょう!
九州北部にある福岡県。九州の人口の約4割が集まる福岡県は、都市の文化と自然豊かな風景の両方が混在しています。観光プランを立てるときに、押さえておきたいポイントをまとめました。
変化に富んだ海岸線と有明海に注ぐ筑後川、県境は渓谷と渓流が流れるという福岡県。エリアによって特色があり、主な観光スポットだけを回るとしても、エリアごとに1泊2日は時間を見ておくと良いでしょう。
駆け足で観光スポットを巡るのは疲れるだけです。予め何を見たいか、イベントやお祭り、定番スポット、自然の景色など目的をはっきり決めて、移動に時間を取られないように計画するのがおすすめ。行きたいエリアを1~2つに絞るとプランを立てやすくなります。
福岡県内のバスや電車の交通網は福岡市を起点にしているので、初心者は福岡市内への宿泊がおすすめ。天神や博多駅周辺などは移動もしやすく、スムーズに観光できますよ。
福岡市内の観光ならバスと渋滞のない地下鉄がおすすめ。特に観光客向けのオープントップバスは、市内の主要観光スポットをガイドが案内してくれるので人気があります。
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初めて福岡に出かける人はどんなエリアがあるのか、ピンと来ない人も多いでしょう。ここでは福岡県内各地の見どころやベストシーズンなどをご紹介します!
ショッピングとグルメ、歴史ある博多の文化を満喫しよう!
福岡県を代表する観光スポットといえば、天神・博多。九州一の繁華街である天神の通りにはファッションビルが林立し、老舗デパートや家電量販店が軒をつらね、天神地下街は買い物客や観光客が行き交います。博多駅周辺は商業施設が新しく増え、活気づく一方で、駅から徒歩10分の市街地には寺町と呼ばれるエリアもあります。一年を通じてグルメやイベントが楽しめる街。コンパクトなエリアなので1泊2日あれば十分観光できます♪GWは博多どんたく、7月は博多祇園山笠の飾り山が見物ができますよ。
博多の伝統文化を支えてきた総鎮守「櫛田神社(くしだじんじゃ)」。博多の夏の風物詩として有名な博多祇園山笠が奉納されます。
博多湾の潮風に吹かれて、都市と港が交わる海辺の空間を楽しもう♪
博多の海の玄関口であるベイエリア。博多ふ頭には離島からの定期船や、アジアからのクルーズ船が毎日のように来航します。ベイエリアにあるコミュニティプレイス「ベイサイドプレイス博多」は、産地直送の新鮮な食材などを利用した美味しい料理と、イベントなどで楽しい時間を過ごせるレジャースポットです。ベイエリアからは博多湾を周遊するレストランクルーズ船も出航するので、海から福岡の街の景色も楽しめます。夜景も見逃せないポイント!四季折々楽しめますが、クルーズ船は夏の花火シーズンがおすすめです。
自然いっぱい!島でリゾート気分を満喫しよう!
海と自然の景色が楽しめる糸島(いとしま)・能古島(のこのしま)・志賀島(しかのしま)。天神から西にバスで約1時間の糸島は、縁結びのスポットとして有名な「夫婦岩」や、美しいサンセットが見られるおしゃれなレストランなどがあり、人気の観光スポットです。市内のフェリー乗り場から船で約10分の能古島にある「のこのしまアイランドパーク」は、海をバックに四季折々の花畑が楽しめるので、一年を通じて観光客が訪れます。博多湾の北部にある陸続きの志賀島は、海水浴場や金印で有名な志賀海神社があり、のんびり過ごせるスポット。ゆっくりするならそれぞれ1日かけて回りたいところ♪春から秋にかけてがベストシーズンです。
天神からバスで東に約1時間の志賀島。キャンプ場や国民休暇村があり、夏は海水浴客で賑わい、海好きのサーファーの姿は一年中見られます。
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福岡の定番スポット!太宰府天満宮にお参りして九州の歴史や文化に親しもう
古代から栄えた政庁の跡地がある太宰府(だざいふ)。「令和」ゆかりの地として新元号発表後、さらなる注目を集めているエリアです。「太宰府天満宮」は学問の神様として全国的に有名で、毎年初詣には県内外から参拝客が訪れます。福岡の定番スポットとして一年を通じて観光客が絶えません。境内には縁起物やお守りも。境内の脇道から「九州国立博物館」に歩いて行けるので、大型観光バスやアジアからのクルーズ船でやってくる団体観光客の定番ルートになっています。博物館の鑑賞を含めて半日あればゆっくり観光できます。花見を楽しむなら、境内に植えられている梅が開花する2月や菖蒲の花がきれいな6月が良いでしょう。
太宰府天満宮の参道に並ぶ茶店には名物の「梅ヶ枝餅」が売っています。個売りしてくれるので、食べ歩きもできるし、茶店でお抹茶などと一緒にいただくのも美味しいですよ♪
CMで話題の絶景と厳かな歴史。三社参りにチャレンジすればご利益があるかも?
海と森の自然の繋がりを感じる宗像(むなかた)・福津(ふくつ)。福津にはCMで話題になった「宮地嶽神社」があります。神社から参道までを一直線に照らす夕日の絶景”光の道”が、もっとも美しく見られるのは2月と10月の年2回だけ。この期間は毎年、カメラを持った多くの観光客で賑わいます。宗像には交通安全の守護神で有名な「宗像大社」があるので、宮地嶽神社と太宰府天満宮と合わせて三社参りにチャレンジしてみてはいかがですか?JRを利用した移動時間も含めると、宗像・福津で1日は必要です。
沖津宮(おきつぐう)、 中津宮(なかつぐう)、 辺津宮 (へつぐう)とそれぞれ3人の女神を祀る「宗像大社」。沖津宮は沖ノ島にあるため立ち入りできませんが、大島にある中津宮と本土にある辺津宮はお参りできます。
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世界遺産に登録された「神宿る島」をはるかに望み、古代のロマンを感じよう!
宗像市の沖合約60kmに浮かぶ周囲4kmの孤島、沖ノ島。4~9世紀に大陸との航海安全を祈る祭祀が行われた跡がほぼ手付かずで残され、島全体が宗像大社の沖津宮の境内となっています。許可なく立ち入りはできず、今も神職が1人で神事を行います。発掘調査で発見された銅鏡や金製指輪など、約8万点が国宝に指定され、“海の正倉院”と呼ばれてきました。2017年に宗像・沖ノ島と関連遺産群は世界遺産に登録されています。
関門海峡を望む。風情を感じる門司港レトロ地区で非日常な体験を!
北九州の代表的な観光スポットである門司港(もじこう)レトロ地区。門司港駅を始め、旧門司税関、旧門司三井倶楽部など、かつて近代化で栄えた当時の建造物が建ち並び、趣や風情を伝えています。関門海峡を渡る連絡船に乗って約5分で、対岸の下関に足を延ばすこともできます。門司港レトロ地区のご当地グルメといえば「焼きカレー」で、北九州の名物グルメです。また、バナナの叩き売り発祥の地として有名で、休日は威勢の良い口上を聴くことができます。食事も含めて半日はゆっくりしたいですね。
明治の旧九州鉄道本社の赤煉瓦ビルを修復して造られた「九州鉄道記念館」。蒸気機関車や人気列車の実物展示、駅員の歴代制服などを見て触って楽しめる体験型テーマパークです。
歴史ある城下町に出現した近未来の建物!下町情緒も残る都市の魅力を体感!
城下町の小倉(こくら)は、北九州の文化・ファッション・芸術の発信地でもあります。小倉駅周辺には漫画ミュージアムなどサブカルチャーの聖地があり、多くの若者から支持を集めるスポットです。海岸沿いには工場群が建ち並び、夜は美しい夜景スポットに変身します。小倉城のある勝山公園は、春には300本の桜が咲き誇る花見の名所で、秋は紅葉も楽しめるため、城見物と一緒に四季折々の風景を楽しませてくれます。紫川沿いにある大型複合施設「リバーウォーク北九州」は近未来な外観が圧倒的な存在感!紫川を渡ると北九州の台所、旦過市場(たんがいちば)で活気あふれる商店街で地元グルメを味わえますよ。午前中は小倉、午後は門司港地区でゆっくりすると良いですね。
JR小倉駅から徒歩20分の小倉北区中心部にあり、まちのシンボルである「小倉城」。小倉の街を360度見渡せる展望ゾーンで城下町小倉を体感できます。桜の花見ができる春と、ケヤキやイチョウの紅葉が美しい秋がおすすめ。
100年以上の歴史を誇る北九州の台所「旦過市場」。昭和ムード漂う市場には現在も約120店が軒を連ね、地元食材の他、手づくり総菜が並んでいます。
かつて石炭で栄えた土地の記憶が残る筑豊で、近代の福岡の歴史に触れてみよう!
石炭で栄えた往時の歴史的遺産が残る筑豊(ちくほう)エリア。かつての炭坑町が自動車工場の城下町や、ご当地グルメの発信基地、新しいものづくり企画を進めるなど元気な街づくりが進んでいます。観光スポットとしてはノスタルジックな街並みや、歴史的価値のある建築物、炭鉱町で愛されたご当地グルメを押さえておくのが良いでしょう。伝統的なお祭りやイベントなども多く開催されているので、お祭りの時期に合わせて旅行に出かけると楽しみがアップしますよ。エリアが広く移動が大変なので、行きたいポイントを絞って計画を立てれば、福岡市内から日帰りで観光できます。
筑後有数の観光地で古くからの人々の営みや、歴史を体験する心満たされる旅
縦横に走る水路が景観を形づくる柳川(やながわ)。およそ2千年前にこの地に人々が住み始め、有明海の湿地に溝を掘り、その土を盛り上げて開拓を始めたそうです。今も市内外に当時の地名や遺構が残っています。柳川の川下りは四季を通じて楽しめますが、春先がおすすめでひな祭りイベントも楽しめます。水郷の町の抒情的な風景は詩人・北原白秋を生み、柳川の町は北原白秋の聖地として全国的に有名です。柳川藩主立花氏の邸宅・庭園を料亭旅館に改築した「御花」は、歴史的遺産として価値が高い建物。できれば「御花」に1泊してゆっくり観光したいスポットです。
福岡・柳川においでめせ!川下りと名物うなぎのせいろ蒸しを満喫
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田園都市と田園風景の魅力がたっぷり!自然の風景と土地に根付いた歴史と文化も感じる
県南部の中核都市・久留米(くるめ)と、お茶の産地である八女(やめ)。久留米市は5つの国道が通る交通の要衝であると同時に、耳納連山が連なる山麓・丘陵地、筑後川平野まで及び、広大な八女地域に繋がります。県南地域の田園都市と田園風景が見られるエリアで、歴史的な文化施設や街並みに触れることも可能です。久留米では石橋美術館の活動を引き継いだ「久留米市美術館」や「石橋文化センター」、「久留米つつじまつり」、「高良大社」、「水天宮」、八女では九州最大級のプラネタリウムと宿泊施設がある星野村の「星の文化館」がおすすめ。自然が好きな方なら星野村まで足を延ばして2泊プランも◎。久留米は4月上旬から5月初旬あたりの、つつじの頃もおすすめです。
県内の一大農業生産地域。肥沃な土壌と豊かな水に育まれた棚田や果樹園で食の原点を知る
福岡県内の一大農産物生産地域であるうきは・朝倉は、撮影旅行にぴったりのスポットです。耳納連山の里山の地形を活かしたうきはの「つづら棚田」は、特に初秋の頃の彼岸花と稲刈り前の稲穂のコントラストが美しく、全国棚田百選に選ばれています。筑後川の豊かな水流を活かした朝倉を代表する景観スポット「三連水車」は日本最古の実働する水車。九州北部豪雨で被害を受けた後も元気に復旧しています。農村の田園風景が広がるエリアなので初秋の頃がおすすめ。1日かけてゆっくり自然の風景を満喫してください。
福岡の夜のグルメといえば「屋台」。日本にある屋台の約4割とも言われる数が、福岡の中洲、天神、長浜に集まっています!100軒ほどの屋台にはそれぞれ店主のこだわりの味やメニューがあるので、食べ歩きやはしごをしても楽しめますよ♪〆にはとんこつラーメンですね!
博多の名物土産「辛子明太子」は、全国の年間生産量約70%のシェアを誇ります!博多には「ふくや」や「かねふく」など明太子のメーカーが駅や空港、売店などで店頭販売しています。店舗の数ももちろん日本一です♪
福津市にある「宮地嶽神社」にある大注連縄は、長さ11m、最大直径2.6m、重さ3tで日本一の大きさです。他に直径2.2mの巨大な大太鼓、重さ450kgの銅製大鈴があり、「三大日本一」として有名です。
福岡県へのアクセスは東京からなら福岡空港が便利です。福岡空港の最大の特徴は市営地下鉄と直結し、博多駅まで5分、市内中心部の天神までわずか10分という利便性にあります。天神を起点に県の東西へは地下鉄とJRやバスを乗り継ぎ、北九州へは博多駅を起点にJRを利用します。県南エリアは西鉄電車の急行や特急を利用し、乗換駅からJRのローカル線やバスの旅を楽しむと良いでしょう。羽田空港からは、約1時間30分のフライト。便数も多いので思い立ったら旅に出かけられますよ。
福岡県のそれぞれのエリアの魅力が伝わったでしょうか?活気ある都市の魅力と田園風景の美しさ、豊かさをどちらも体験できる福岡県。天神、博多だけでないお気に入りの観光スポットを発掘して、自分らしい福岡の旅を楽しんでくださいね!