山梨・ 地元民に愛される八ヶ岳の大自然に抱かれた山小屋風のパン屋さん「パン やまに」

JR中央本線の新府駅からおよそ3km。国道23号線の「明野果実共選所前」の交差点を「山梨県立フラワーセンター ハイジの村」方面へ曲り、坂道をどんどん登っていくと、左側に可愛らしい山小屋風の一軒家が見えてきます。

駐車場脇には、素朴で温かな雰囲気の看板が。八ヶ岳を一望できる眺めのよい高台に、お店があります。木々や山々に囲まれた自然豊かなロケーション。まるで別荘地に来たかのような、ゆったりとした穏やかな時間が流れています。

木のぬくもりが温かいこじんまりとした店内には、20種類ほどのパンが並びます。品数はそれほど多くないのにワクワクさせられるのは、バラエティが豊かでひとつひとつのパンのクオリティが高いから。一度訪れれば、地元の人たちが、ここのパンを求めに足繁く通う気持ちがわかってもらえるかも？

お店のクオリティの高さを実感するのが、スイーツ系のパンです。クリームパンやあんぱん、メロンパンなどの上品な味わいに驚いてもらえるはず。この山間の場所で、洗練された美味しさに出会う喜びをぜひ体感して！

シュッと細くとがった両端に、はちきれんばかりにふっくらと焼きあがった中心部が見事なもの。スタイリッシュなフォルムに感動するバゲッドです。自家製酵母でじっくりと醗酵させた生地は、噛めば噛むほどに味わい深い一品。お店に訪れたら、ぜひ購入してもらいたい逸品です！

自家製ライ麦酵母を使用したカンパーニュも、均衡のとれた丸い形とクロスの割れ目に、熟練の職人技を感じるもの。オブジェのように美しい！

季節ごとにオリジナル商品が登場します。「やまに」ならではのユニークなセンスに、思わず笑みがこぼれるほど。毎回どんなパンが登場するのかワクワクして訪れてほしいもの。

もともと東京に住んでいたご夫妻がここ明野町でパン屋を始めようと思ったのは、「この土地に一目惚れしたから」なのだとか。雄大な自然とゆったりと流れる時間。そんな中で地域の人たちに喜ばれる美味しいパンを焼く生活をするお二人が焼くパンは、地元民はもちろんのこと、多くの観光客やパン好きさんも惹き寄せて止みません。熟練した技術と美味しい八ヶ岳の空気と水で作られたやまにのパンを、ぜひお試しあれ！