2024年08月04日
【全国】ノスタルジックな温泉女子旅へ。憧れの「レトロな温泉旅館」8選
肌寒くなる秋冬の季節は、温泉が恋しくなってくる時期ですね。旅先で温泉旅館に泊まる際、レトロな雰囲気の旅館はとても憧れませんか?館内の昔ながらの調度品、重厚感のある柱や梁、長年培ってきた老舗の雰囲気など、歴史を感じる温泉旅館は気持ちも落ち着いて、雰囲気を楽しみながらのんびりゆったりと過ごせそうです。インスタ映えもするので友達同士、昔にタイムスリップした気分で写真を撮り合うのもおすすめ。今回はそんなレトロな雰囲気たっぷりの、おすすめの温泉旅館をご紹介します!
寒い季節になると恋しくなるのが、あったか~いポカポカの温泉。仲のいい友達を誘って、温泉でゆったりまったり日頃の疲れを癒したいなあとお考えの女子も多いことでしょう。ひんやりとした外の風を感じながら、あったかい温泉につかり、のんびりと景色を楽しむ・・・温泉好き女子には至福の瞬間です。それだけではなく、季節に合った旬の食材を使ったお料理を味わい、女子トークに花を咲かせれば心も満足できますね。そんな温泉旅はまさに癒しのひととき。
独特のレトロな内装は、落ち着いた雰囲気でのんびり過ごすことができ、心がほっこりしますよ。また古き良き時代の息吹を感じる建物の柱や梁、調度品の数々は、普段文明の利器にもまれている現代女子には逆に新鮮です。そんなレトロさを存分に味わえる温泉旅館を次から厳選してご紹介します!
これからご紹介するホテル・宿まとめ
※表示価格はすべて税およびサービス料込み
「花巻温泉郷 鉛温泉 藤三旅館」は、東北新幹線「新花巻駅」から無料シャトルバスで約40分のところにある温泉旅館です。鉛温泉は、600年ほど前に館主の先祖が山で木を切っている際、一匹の白猿がカツラの木の根元から湧き出した和泉で手足の傷を癒しているのを発見し、仮小屋を建て温泉として開業したのがはじまりです。そして1786年に旅館を開業し、今の旅館に至りました。木造3階建てで総けやきづくりの建物は歴史の風格を感じます。
日本一深い自噴天然岩風呂「白猿の湯」は岩をくりぬいてつくられたお風呂で、湯舟の底からは源泉100%のお湯がこんこんと湧き出しています。深さは約1.25mもある珍しいお風呂で、「立位浴」といわれ全身にまんべんなく湯圧がかかり、血行促進や循環器系を整える働きがあるといわれています。3階まで吹き抜けになっているお風呂場は、開放感たっぷり。高い天井を眺めながら時間を忘れてくつろげます。
お食事は地元の減農薬米や山菜、三陸の海の幸を使った彩も豊かな和食膳がいただけます。岩手和牛しゃぶしゃぶや花巻白金豚のしゃぶしゃぶ、三陸産の新鮮なお刺身など、山と海、両方の幸が味わえるなんて幸せですね。みんなで岩手の地酒とともに堪能しましょう。
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「湯主一條」は、東北新幹線「白石蔵王駅」から送迎車で約15分の「鎌先温泉」にあります。「鎌先温泉」は、”奥羽の薬湯”として約600年前の1429年に開湯。「傷に鎌先」といわれ切り傷、やけどなどに効くお湯として地元の人に親しまれてきました。「湯主一條」はその開湯当時に創業した、こちらも約600年の歴史ある老舗旅館。当時のままの建物は、国の登録有形文化財に指定されています。昔からある古美術品のインテリアに加え、近年のニーズに合わせ内装を変え、個室料亭やエコ・ラグジュアリーをコンセプトにした新しい客室など、レトロと快適さを兼ね備えたお宿です。
温泉は季節の移ろいが感じられる木々に囲まれた露天風呂もありますが、内風呂の「薬湯」にぜひ入ってほしいところ。傷や婦人病に効くという湯は「塩化物ナトリウム硫酸塩泉」という泉質で、少し茶色みがかった湯花が浮いたお湯は、とても温浴効果が期待できそう。お風呂の内装も、どこかレトロさを感じます。
露天風呂付き大浴場は、お肌がつるつるになることから「つや肌の湯」とも呼ばれているんですよ。露天風呂からも内湯からも、四季折々の森の景色が楽しめて爽快♪
お料理は回廊に囲まれた個室料亭「匠庵」にていただきます。「森の晩餐」と名付けられた懐石料理は味だけでなく、食事中に贅沢な時間を過ごせるよう、雰囲気や演出などにもこだわられています。一流の料理人によって妥協なく作られたお料理とそれを頂く時間は、至福のひとときを与えてくれます。大切な友達と過ごすのにぴったりですね。
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「旅館花屋」は、長野新幹線「上田駅」から上田電鉄で約30分のところにある別所温泉にあります。別所温泉は、開湯約1200年の「信州最古の湯」といわれる温泉なんですよ。「旅館花屋」は、6500坪の敷地に点在する1500坪の建物のほぼ全体が国の登録有形文化財に指定されています。創業100年の大正ロマンあふれる落ち着いた雰囲気の旅館で、優雅な気分で過ごせますよ。
風格のある玄関もさることながら、館内の長い渡り廊下や、クラシックなロビーなどに目を奪われます。この雰囲気たっぷりの渡り廊下から、春はツツジ、秋は紅葉など四季折々の自然が楽しめます。レトロな気分に浸ってみんなでぜひ写真を撮り合いましょう。
高いドーム型の天井で広々とした空間の大理石風呂。ステンドグラスからの光と電球の灯りがやさしく、ホッとリラックスできます。男女入れ替え制で、女性は22時から翌朝まで。露天風呂は、木の回廊を抜けた、緑の木々に囲まれた場所にあります。どちらもほんのり硫黄の香のする源泉かけ流し100%の天然温泉が楽しめますよ。
お食事は、信州の旬の幸を使って手間暇をかけて作られた繊細な会席料理がいただけます。見た目も美しく華やかで、全体を通した優しい味付けで、翌朝も胃もたれせずすっきりと目覚めることができると評判です。
公式詳細情報
「歴史の宿 金具屋」は、長野新幹線「長野駅」から電車で約1時間15分の「湯田中駅」よりバスで約10分、渋温泉にある旅館です。渋温泉は開湯1300年をほこり、源泉数も多く、源泉成分によってさまざまな色や効能の温泉が楽しめます。「金具屋」は昭和11年に建てられた木造4階建ての旅館で、「金具屋斉月楼」と「金具屋大広間」は国の登録有形文化財に認定。宿泊者は「金具屋文化財巡り」というガイドツアーに参加し、建物や歴史に関するお話を聞くことができます。歴史ある建物の内部の細やかな細工などを見学しながら建物を巡れば、さらにレトロな気分が高まりそう♪ジブリ映画「千と千尋の神隠し」のモデルになった宿としても有名ですよ。
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金具屋の詳細情報
「法師温泉長寿館」は、上越新幹線「上毛高原駅」から2つのバスを乗り継ぎ約50分、奥深い山里にたたずむ宿です。法師温泉はおよそ1200年前に弘法大師が巡礼で訪れた際に発見されたといわれ、そのことから法師温泉の名が付けられたとされます。建物は明治8年に作られた本館と、昭和15年に建てられた別館が登録有形文化財指定。天井の重厚感のある梁が美しい玄関と囲炉裏、古さはあるものの落ち着いた趣きのある客室などが、レトロな雰囲気を感じさせてくれます。
総檜造りで開放感抜群の「玉城乃湯」は、ガラス戸を開けると露天風呂もありますよ。お天気のよい夜は、星空が見えることも。最高のシチュエーションですね。
お食事は上州牛、上州麦豚、赤城鳥など群馬県産の食材にこだわり、野菜も町内産や県内産の地産地消を心がけて献立されています。気取らない雰囲気でいただく山里の料理にほっこりしますね。だんだんと更け行く夜に、女子トークも弾みそう!
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「四万温泉 積善館」は、群馬県の「中之条駅」からバスで約40分、四万温泉にある旅館です。四万温泉は、およそ1200年の歴史を誇るといわれ、鎌倉時代にはすでに湧き出ていたと伝えられています。その泉質と環境により、昭和29年に国民健康保養温泉地の第1号に指定されました。「積善館」は創業元禄7年という300年の歴史ある旅館で、日本建築最古の湯宿建築と伝えられています。本館玄関の梁は当時のまま残されており、そのどっしりとした艶のある柱に歴史の貫禄を感じますね。こちらも、映画「千と千尋」のイメージモデルになったとされています。
建物は本館・山荘・佳松亭に分かれそれぞれにお風呂があります。レトロっぽさ満点の本館「元禄の湯」は、昭和5年にできた大正ロマンの雰囲気を感じられる洋風の造りになっています。当時は大きい湯舟が一般的ではなかったため、タイル張りの床に5つの浴槽が並んでいます。昭和初期のスタイルを味わい、ゆっくりと効能豊かな温泉を楽しみましょう。
初夏は新緑を、秋は紅葉をと、四季折々の風情が楽しめる「杜の湯」。「自然と一体になれたように感じる」と評判の野趣あふれる温泉を満喫してくださいね。
お食事も館ごとに異なるコンセプトで作られています。「湯治宿」を体験できる本館は素朴で滋味豊かなお弁当スタイルの献立(写真)、山荘と佳松亭は鮮やかな会席料理。どんな過ごし方をしたいかによって、料理やおもてなしが選べるのもこのお宿の魅力。豪華さはなくても身体にいいものを集めた内から健康になれる「食治」というヘルシーなお食事で、日頃の暴飲暴食をリセットするのもおすすめです。ダイエット中の女子にも嬉しいですね♪
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「新井旅館」は、静岡県の伊豆箱根鉄道「修善寺駅」から車で約10分の修善寺温泉にある老舗旅館。修善寺温泉は弘法大師が代表的な湯「独鈷の湯」を発見し、鎌倉時代には源頼家がその入浴中に暗殺されたという話が残る歴史ある温泉です。お宿は創業150年、芥川龍之介や川端康成など数々の文豪が宿泊した宿としても有名で、文学ファンに人気があるんですよ。建物は平成10年に15棟が登録有形文化財に指定され、文人とのエピソードを交えたガイドツアーも行われています。建物には歴史と、どこか文学的なレトロさを感じます。
館内はいくつもの棟に分かれています。それらを繋ぐのが明治32年に作られた「渡りの橋」。いかにも日本旅館といったたたずまいはレトロ感たっぷり。有名な文豪も渡った橋を、時代を経て自分たちも渡ることにひそかな感動を覚えます。みんなでおすましして写真を撮りたいですね。
お風呂「天平大浴堂」は昭和9年に作られた総檜造りでこちらも登録文化財。20人がかりで1日15㎝しか動かせず、取り付けるのに苦労したという大きな柱石に荘厳な雰囲気を感じます。お風呂はすべて天然温泉をかけ流しで楽しめるのは嬉しいところ。じっくりと静かに入りたいお風呂です。
開放感たっぷりのお風呂を楽しみたいなら、庭園の中にある「木洩れ日の湯」へ。やさしい木漏れ日が降り注ぎ、秋には紅葉に包まれます。
もちろんお料理にもこだわっています。伊勢海老鬼殻焼きなど、伊豆の山の幸、海の幸を丁寧に調理し、目にも楽しい会席料理はほっと心が和みます。名産のわさびの摺りたての新鮮な香りも楽しみ♪朝夕ともにお部屋でいただけるのも嬉しいですね。
詳細情報
修善寺温泉 国の登録文化財の宿 新井旅館
静岡県 / 修善寺、伊豆 / 旅館
- 住所
- アクセス
- 伊豆箱根鉄道線 修善寺駅よりバスまたはタクシーで10分/東名・新東名高速 沼津ICより伊豆縦貫道経由45分
公式詳細情報
全国のおすすめのレトロな温泉旅館をご紹介しました。古き良き歴史と伝統を感じる建物に宿泊して温泉を楽しみ、日常を忘れ雰囲気に浸ったら、また明日からの仕事で自分の“今”を頑張れそうな気がしますね。それに気の合う友達同士との温泉旅行は最高のストレス発散法となり、気分もリフレッシュできたことと思います。ぜひ肌寒い時期には、昔にタイムスリップしたような気分になれるレトロな温泉旅館に出かけてみてくださいね!
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宿泊日
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宿泊者数 / 部屋数
大人2名 / 1室