松山の道後温泉へまったり女子旅♪身も心も満たされる一泊二日のプラン

街中には路面電車が走り、上を見上げれば松山城がそびえ立つ。そんな独特の雰囲気をもつ愛媛県松山市は、みずみずしい柑橘類や新鮮な魚など美味しいものに溢れ、四国ならではの人の温かさも感じられる素敵な街です。コンパクトながらに見所も多く、日々、多くの観光客で賑わっています。

そんな魅力溢れる松山市の中でも、特に人気が高いのが道後温泉エリア。日本最古の温泉と言われる道後温泉は、その歴史溢れる建物や、温泉街らしい雰囲気で多くの観光客や地元の人たちに愛されています。そんな道後温泉は温泉だけでなく美味しい食べ物や、おしゃれなカフェなど、女性でも楽しめるスポットが増加中。さらにはアートをウリにしたイベントなど、若者でも楽しめるスポットとして注目されているんです。

そこで今回は、「日々仕事やプライベートに追われ、どこか遠くに旅行に行きたい…。」と考えている女性のために、道後温泉エリアを中心とした疲れが取れる1泊2日のリフレッシュプランをご紹介します！道後温泉のお湯に癒され、美味しい食べ物に満たされる。そしてしっかり松山市内も堪能できるプランです。女友達と身も心も胃袋も全てが満足できる、素敵な旅に出かけてみませんか？

道後温泉に来たのであれば必ず訪れたいのが「道後温泉本館」。実は「道後温泉本館」は宿泊は出来ず、公衆浴場としてのみ訪れることができることをご存知でしたでしょうか。1日目は「道後温泉本館」でゆったりと日頃の疲れを癒しつつ、周辺に立ち並ぶお店を回って、温泉街らしさを満喫しながらゆったりとした1日を過ごすのがオススメ。それではご紹介していきましょう！

道後温泉エリアまでは、松山空港からリムジンバス、もしくは松山駅から路面電車を乗り継いで訪れることが出来ます。直通のリムジンバスに乗れれば一番楽ではありますが、松山市内の様子をゆっくり見ることができる路面電車に乗るのがオススメ♪レトロな雰囲気の路面電車に乗れば、一気に旅行気分も高まります。

また松山市の名物でもある「坊っちゃん列車」に乗って移動するのもオススメ！昔、走っていた蒸気機関車を復元しているもので、可愛らしいフォルムの「坊っちゃん列車」は見ても乗っても楽しむことが出来ますよ。

「坊っちゃん列車」は切符もレトロで可愛いんです。記念に保存しておきたいですね。

道後温泉駅に到着したら、まず目に入って来るのが道後商店街の大きなアーケード。道後温泉駅から「道後温泉本館」までを、この商店街が結んでいますが、商店街には美味しいご飯屋さんや名産品屋さんがたくさん。全部食べたくなってしまう気持ちもわかりますが、まずはその中でもおしゃれでハンバーガーが絶品と評判高いカフェ「道後の町屋」で腹ごしらえしましょう。

店内に入ると驚くのはその広さ。和風な中庭を奥へと進むと、木を基調とした座席と座敷席が広がり、ゆったりした空間となっています。長居してしまいたくなるようなリラックスした空間で、これからの旅の計画で話も盛り上がること間違いなしですね。

和風な店内でありながら、意外にも一押しメニューはハンバーガー。大きなサイズのバンズに、愛媛産のソースを使ったものや、瀬戸内の鯛のフライを挟んだものから、定番のお肉を挟んだものなど、様々な種類のハンバーガーを楽しむことが出来ます。ふかふかのバンズと贅沢な具のコンビは贅沢そのもの。愛媛の名産をしっかり楽しめるのが嬉しいですね。

お昼ご飯でお腹を満たした後は、早速メインの「道後温泉本館」へ！「道後商店街」のアーケードを抜けた先にある「道後温泉本館」は、歴史を感じる堂々とした造り。思わずそこだけ一昔前にタイムスリップしたような気持ちにもなりますね。雰囲気の良さだけでなく、源泉掛け流しの質の高い泉質を誇り、自然と期待も高まります。

「道後温泉本館」には2つの浴場と休憩所の種類、さらには本館内の見学の有無によってコースが4つに分かれています。せっかくですので少々値は張りますが、2つの浴場に入浴できて、又新殿を見学できるコースを選択するのがオススメ。札場でコースをチョイスして入館すると、スタッフが入浴方法を説明してくれるのも特別感があって嬉しいポイントです。

地元の人も多く、銭湯に来たかのような気分を味わえるのが「神の湯」。比較的広めに造られていて、ワイワイガヤガヤとした雰囲気で温泉を楽しむことが出来ます。

皇室の随伴者専用のお風呂として造られたため、高級感ある「霊の湯」。コースの中でも上2つのコースを選択した人しか入れない特別感ある浴場です。浴場内は小さめで少人数向け。それもまた、ここにしかない特別感があっていいですね。

「道後温泉本館」では、お風呂上がりの休憩室で贅沢なおもてなしを受けられるんです。一番上のコースを選んだ場合は個室で、それ以外は広間にて、お茶とお茶菓子を出してもらうことが出来ます。温泉でゆったりした後に、こんな嬉しいおもてなしがあるなんて贅沢ですよね。友達や彼氏と温泉の感想を話しつつ、まったりとした時間を楽しんでください。

休憩室利用の場合は浴衣を借りられます。広間の風を感じながら浴衣を着る非日常感！インスタ映えする写真の撮影会をしても楽しそうですね。

「又新殿」は明治時代に造られた皇室専用の湯殿で、別途260円で見学コースのチケットを購入すると見学できるスペースです。桃山時代風に造られた部屋の中は優雅なデザインで、見ているだけでため息が出そうなほどの綺麗さ。ただ温泉に入るだけでなく、文化にも触れることが出来て、ちょっぴり背伸びした女子旅を満喫できますよ。

温泉でのんびりしたら、先ほど昼ごはんを食べた商店街に戻り、おやつがてら食べ歩きを楽しみましょう。この商店街には甘いものから、ビールなどの飲みもの、さらにはかまぼこなど、様々な愛媛の味覚が揃っています。友達とちょっとずつシェアしながら、愛媛の美味しいものを制覇してしまいましょう！

お風呂上がりに一杯飲みたくなるのは日本人の性。すっかり休まった身体で、美味しいビールを友達と一緒に飲めば、それはもう幸せなひと時に。そんな贅沢を味わえると人気なのが「道後麦酒館」です。道後の様々な地ビールをテイクアウトできます。

キンキンに冷えたビールを片手に、おつまみを探しに商店街に繰り出してもいいですね。

おしゃれな店内に入ると広がるのは、柑橘系のジュースやゼリー、アイスなどが並び、まさに柑橘パラダイス。「10ファクトリー」では、愛媛の名産である様々な種類の柑橘類を使ったジュースやデザートを購入することが出来るんです。

中でもオススメなのはジェラート。違う種類の柑橘系を使ったジェラートはどれもフレッシュで美味しいと大人気です。それぞれ違う味を買って、味にどんな違いがあるのか試して見ても面白いですね。

みかんビールやみかんジュースの試し飲みセットも人気。お風呂上がりで乾いた喉には嬉しいセットです。

道後商店街の近くにある「道後やや」は人気急上昇中のホテル。現代的で綺麗な造りと、愛媛ならではの面白いおもてなしが最高と話題なんです。今夜はそんなお宿で一泊しましょう。

おもてなしの1つが、今治タオルの貸し出し。愛媛県発祥で最高の肌触りで有名な今治タオルが、数種類用意されています。このタオルは外湯に行く際にも持ち出し可能。高級タオルが使えるのは贅沢で嬉しいですよね。

すっきりとしていておしゃれなお部屋にお泊まり♪シンプルながらも満足度が高くステイできるので、観光やグルメもしっかり楽しみたい女子旅にぴったりです。

また、ややのおもてなしはモーニングビュッフェにもアリ。とにかく種類が豊富で新鮮と、宿泊客から絶大の人気を誇っているんです。愛媛県産の食材を厳選して揃えられていますが、中でも注目したいのが愛媛県産のフレッシュな柑橘類が数種類揃えていること！それもまた嬉しいと評判になっていて、朝がくるのが待ち遠しくなってしまいます。

1日目は「道後温泉本館」周辺を堪能したので、2日目は松山のもう一つの人気観光地である「松山城」に繰り出してみましょう。ですがその前に、道後温泉を訪れたら欠かせない「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉」に寄って抜かりなく満喫するのを忘れずに。

2017年12月にグランドオープンした「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉」。道後温泉にまつわる歴史を愛媛の伝統工芸を活かしたアート作品で表現し、感性の刺激を楽しめる温泉として新たに誕生しました。見た目の優雅さや、感性をくすぐる内観は、インスタ映えも抜群。若い女性も、新しい形で温泉を楽しむことができます。早朝から解放されているので、ホテルで美味しい朝ごはんを食べた後にゆっくりと身も心も癒されましょう。

「道後温泉本館」のようにコースを選ぶのは同じですが、全く異なる雰囲気を愉しめます。浴室の陶板壁画でプロジェクションマッピングが行われていたりと、温泉内の要所要所に可愛い仕掛けがたくさん。これは女性には嬉しいですよね。

「飛鳥乃湯泉」では、一番高いコースを選ぶと本館にある皇室専用浴室を再現した特別浴室で、古代の入浴体験ができます。さらに特別浴室2の天井にはこのように可愛らしいアートが隠れています。温泉につかりつつ、アートを楽しめる。そんな素敵な入浴体験が味わえるなんて、午前中から贅沢な時間です。

松山に来たなら欠かせないのがソウルフードの鍋焼きうどん。そんな鍋焼きうどんの元祖と呼ばれているのが「アサヒ」です。道後温泉駅から10分ほど路面電車に揺られ、大街道駅から徒歩10分ほどの「アサヒ」は、昭和感溢れるノスタルジックな佇まい。外観からしてなんだか美味しそうな雰囲気が漂います。

メニューは鍋焼きうどんとサイドメニューのいなりずしというシンプルさ。その潔さからもうどんへの自信が伺えます。昔ながらのアルミに入った鍋焼きうどんは、甘いお出汁にツルツルのうどん。ここに来て優しい味に、身も心もすっかり癒されます。旅行と言うとついつい食べ過ぎてしますが、そんなお腹にはちょうどいい量と優しさです。

先ほどの「アサヒ」から松山城まで登るロープウェイ・リフトの乗り場までは、徒歩で10分ほど。リフトはブランコのような椅子に座って上まで運んでもらえるので、どこかスリリングで風も気持ちよくて面白い乗り物なんです。時折見える松山市内の景色も楽しむことができます。徒歩でも登れますが、あまり疲れたくないなあ、なんて人はリフトがオススメです。

松山市で見上げればどこにいても見える…と言うわけでもありませんが、かなりの存在感を放っているのが「松山城」。松山市民のシンボルと言っても過言ではありません。高さ132mの小さな城山の頂きに建てられているお城は圧巻のかっこよさです。石垣の前で、そしてお城をバックに記念撮影は欠かせません。

「松山城」にたどり着いたら、有料の天守の中に入ってみましょう。3階建+地下1階の「松山城」では、お城の一番上の天守に登ることができます。江戸時代から残る建築様式を見ながら、松山市内を見渡す贅沢さは格別！今まで見上げていた「松山城」から眺める市内の景色は、なんとも気持ちのいいもの。テンションも上がってしまいます。

「松山城」の側にはマスコットキャラクターのよしあきくんの像が。このよしあきくんと一緒に、松山城をバッグに記念撮影をしましょう！

どこを切り取っても絵になる「松山城」。自分だけの素敵な1枚を撮影してみてはいかがでしょうか。

ロープウェイを降りてすぐにある「松山ロープウェー商店街」は、地元の人もよく通り、可愛らしいカフェやショップも多くある観光通りです。松山城を観光してお疲れの身体を癒すべく、周辺にある話題のかわいいカフェに足を伸ばしてみましょう。

白と木彫の家具を貴重にした可愛らしい店内。女性なら誰もが吸い込まれるように入ってしまうであろう、そんなオシャレなカフェが「ムスタキビ （MUSTAKIVI） 」です。女性に人気のブランド"マリメッコ"で長年デザイナーを務めた方がプロデュースしており、かわいいグッズにかわいいデザートと、いるだけで幸せになれる空間が広がります。

ドリンクと和菓子のセットがかわいすぎる！と話題に。小ぶりの和菓子は芸術品のようで、ドリンクもオシャレながらホッと一息つける優しい味わいです。目でも舌でも楽しめるのは、女性にとっては嬉しいですよね。

かわいいグッズをお土産にいかがでしょうか。

ふわふわのまあるいスポンジ生地に、ぐるっと包まれたアンコの渦。この可愛らしいフォルムで有名な「一六タルト」は愛媛県のお土産の鉄板です。松山に来たら必ずお土産として購入しておきたい一品です。

一六タルトを販売する「一六本舗」は有名なので、松山市内の各地に店舗がありますが、今回はロープウェー街の向かいにある大街道本店もしくは、帰り際に松山駅の駅前店に立ち寄るのがオススメです。プレーン以外にも様々な味があるので、どれにしようか迷ってしまうかも♪お土産を選ぶ時間もまた、楽しい時間になりますね。

愛媛のマスコットキャラクターみかんちゃんなど、パッケージもそれぞれ個性があって可愛いんです！家族や、友達、彼氏などに渡すとき、小分けで配れるのもまた嬉しいですね。

いかがでしたでしょうか。とにかく魅力で溢れている松山市内。道後温泉を中心に楽しみながら、非日常感を味わうのに最高のスポットが松山市内には点在しています。近年、若者の集客に力を入れているからこそ、10・20代から30代まで幅広い年代の女性が楽しめる旅ができるのが道後温泉の魅力。ぜひ、松山市に、そして道後温泉に足を運んでみて下さいね。