染まりゆく光の中に佇む「釧路湿原」の絶景＆おすすめグルメ

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フィリピンのマニラ、インドネシアのバリ島と並んで、世界三大夕陽の街として有名なのが北海道の釧路市です。写真を見ただけでも納得できるのではないでしょうか。広大な釧路湿原の地平の彼方に太陽が吸い込まれていくとき、蛇行する河がオレンジ色に輝きます。太陽が光輪をあつめて湿原が紫に染まり、やがて静かに眠りのときを迎えるのです。息を呑む絶景！まさしく世界に誇れる釧路湿原の夕陽です。

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湿原が雪原に変わるとき、その舞台にふさわしい主役が登場します。

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群れに遭遇することも珍しくはありません。

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優雅に舞うばかりではありません。きびしい冬を越すために闘わなければならないときもあります。ともに絶滅危惧種のタンチョウヅルとオジロワシといえども。

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世界三大夕陽を細岡展望台より

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湿原からは少し離れていますけど、西側に位置する釧路市展望台はJR釧路駅から15km、釧路空港から15kmとほどよいアクセスです。シンボリックな建物の周囲には、小1時間ほどで歩ける遊歩道があります。遊歩道の途中に設けられた広場やサテライト展望台からは湿原の息吹を、より身近に感じることが出来ます。湿原に棲む希少な生き物たちと出会えるかもしれません。

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湿原の主役とも言えるヤチボウズをかたどったという個性的な建物が「釧路市湿原展望台」です。釧路湿原全体のジオラマや湿原の歴史や成り立ち、棲息する植物と動物など、釧路湿原に関するあらゆる情報が展示公開されています。1Fには、レストランがあります。

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釧路湿原のヤチボウズ。寒冷地の湿原で見られるスゲ類の不思議なかたまり。

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開放的な空間で落ち着いてお食事できます。地元産の野菜を豪快に煮込んだ野菜カレーやイモ団子など、多彩なメニューで歩き疲れた身体に栄養を吹き込んでくれます。

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タンチョウヅルをかたどったという「丹頂ソフトクリーム」。他に「丹頂シェイク」というメニューもあります。旅の思い出にふさわしいデザートとしていかがでしょう。

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釧路湿原の観光でもっとも人気のある、湿原をめぐるトロッコ列車の「ノロッコ号」。のろのろ走るので「ノロッコ号」と名付けられました。釧路駅から終点の塘路（とうろ）駅までを1時間ほどかけてのんびりと走ります。

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6両編成のかわいらしい列車です。

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大空と湿原を横目に、川のすぐそばをひた走るのです。

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釧路駅から徒歩３分、大きな建物の中にたくさんの店が並んでいます。市場にしてはやや遅めの開店時間は午前8時。観光客向けの活気がみなぎります。

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海産物のお店だけで50軒以上。サケはもちろん、花咲ガニ、ウニ、イクラ、ホタテ、牡蠣、釧路と言えばサンマ、など道東の海の幸満載です。ここで食事をするなら、ご飯の上にさまざまな食材をチョイスして、あらゆるお店を巡る「勝手丼」が定番。イートインコーナーもあります。

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ご飯のサイズは大・中・小とあります。その上にあらゆるお店で調達した食材を載せると、こんな豪華などんぶりが出来上がります。お支払いは各お店で。ひとつのお店で十分賄えますが、あえて他店をめぐる冒険も楽しみのひとつ。それぞれの店主との駆け引きも旅の思い出となることでしょう。お腹も心もいっぱいになる食事を釧路和商市場（くしろわしょういちば）にてどうぞ。

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「ザンギ」という言葉、TVなどで報道されてご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、馴染のない方のために説明させて頂きます。簡単にいうとザンギとは唐揚げのことです。生姜醤油などに漬けこんで下味をつけた鶏肉の唐揚げのことを「ザンギ」と言います。釧路は「ザンギ」発祥の地なのです。

出典：サンサールさんの投稿

見た目はほとんど唐揚げです。あえて「ザンギ」と呼ばなくても良いのではないかと仰る方もいますが、あえて「ザンギ」という釧路人のこだわりを堪能して下さい。ビールに合います。「唐揚げ」「竜田揚げ」「ザンギ」表記されないとわからないかもしれませんが、あえてその違いを確かめてみるのも旅のひとつの想い出となることでしょう。

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