思い出のマーニーの舞台にもなった釧路湿地と藻撒布沼で聖地巡礼

出典：VHSICさんの投稿

出典：neltiveさんの投稿

まずは世界三大夕陽と言われる釧路湿原の夕陽から入っていきましょう。釧路湿原はタンチョウの生息地としても有名です。

出典：pikurin2001さんの投稿

映画を見たことはなくても、ボートに乗っている姿をテレビCMで見かけたことのある方は多いのではないでしょうか。

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「思い出のマーニー」の中で、杏奈の降り立った駅が、厚岸郡（あっけしぐん）厚岸町にある、ここJR厚岸駅です。実はルパン三世の作者モンキーパンチ氏は、おとなり浜中町の出身ということで、こちらでも大々的にルパンのPRをしています。名物「牡蠣めし」は駅弁グランプリの常連です。

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映画「思い出のマーニー」の主な風景のモデルとなったのが、ここ藻散布沼(もちりっぷとう)です。釧路から車で海沿いに1時間30分ほど、厚岸大橋を渡った先の浜中町にあります。海沿いから丘を越えたところにある小さな海跡湖です。観光地と言うよりは小さな漁村の隣接する生活の場。そこがまた魅力の穴場と言えるでしょう。冬は白鳥の越冬地となります。

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藻散布沼に咲いているヒオウギアヤメは、低山から高山帯の湿地や湿原に生息する多年草。6～8月に可憐な紫色の花を咲かせます。花言葉は「もの思い」

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海沿いに走ると見えてくるのが「窓岩」。平成7年の東方沖大地震によりできた奇岩です。マーニーには出てきませんが知らなければ見逃してしまう穴場スポット。

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海沿いの美しい生活風景。自由放牧された馬と、太平洋。のどかな風景が続きます。

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草を食べる馬、寝そべる馬、そしてタンチョウヅルが当たり前のようにたたずんでいます。

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「思い出のマーニー」に出てくる古い屋敷は、函館の旧イギリス領事館がモデルとか。この建物とはちがいます。でも雰囲気のある建物です。

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函館市にある旧イギリス領事館では、展示室で当時の面影の残る机や内装を見ることが出来ます。

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「霧多布湿原（きりたっぷしつげん）」も「藻散布沼（もちりっぷとう）」と同様に、映画の中の雰囲気づくりに大きな役割を占めています。場所は藻散布沼から車で東方向へ20分ほど。海沿いの道路沿いにあるSA琵琶瀬展望台（びわせてんぼうだい）からは霧多布湿原を一望できます。

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琵琶瀬展望台よりさらに車で30分ほど走ると、霧多布岬へたどりつきます。

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この岬を訪れた方々が同じく口にすることは「まるでイギリスみたい」ということです。イギリスを訪れたことのない方は、逆に霧多布岬からイギリスの風景を想像します。「思い出のマーニー」はまさしく釧路湿地から霧多布へといたる風景の中でしか作れない映画なのです。ここ霧多布岬から観る朝日は、荘厳のひとことに尽きます。

出典：北の風さんの投稿

霧多布湿原を彩る夏の主役はワタスゲ。風の似合う植物です。

出典：おっサルさんの投稿

果てしなくつづくかのような木道のさきは海――広大な太平洋へと続いています。

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JR茶内駅（ちゃないえき）より車で10分（送迎あり）の「ペンション ポーチ」のオーナーは元漁師さんだけあって、地元の海産物をふんだんに使った料理がおいしいと評判。旅人同士のつながりを大切にしてくれる宿です。琵琶瀬川のカヌーツアーや、かつてムツゴロウさんが住んでいたケンポッキ島への渡航ツアーなども企画しています。霧多布観光のお宿にいかがですか？

出典：岩ログさんの投稿

霧多布岬の手前にあるのが日帰り温泉施設「ゆうゆ」。こちらでひと風呂浴びてから夕陽を観るも良し。車中泊してから朝陽を観るも良し。「ペンション ポーチ」に泊まるもよし。とにもかくにもここで温泉に入れるというのは、かなりの喜びです。

出典：みちのく五郎さんの投稿

「霧多布温泉ゆうゆ」のイチオシメニューがこちら「昆布コーンソフト」です。突き刺さる昆布スティックと昆布パウダーが良いダシ効かせています。くせになる味です。