【全国】旅して美しくなる。温泉×薬膳料理が堪能できる宿5選

最近、心も体もカサカサしてませんか？そんな時は美しくなるための旅に出ましょう。旅のテーマは温泉と薬膳料理。のんびりお風呂に浸かってリフレッシュして、美容と健康にいい薬膳を食べる事が出来たら最高ですよね。全国には、そんな願いを叶えてくれる素敵な温泉宿があります。温泉と美味しい薬膳料理の相乗効果で、心も体も美しく健康になりましょう。

そもそも薬膳とは、希少な食材を使った高価な料理というイメージが持たれがちですが、実は違います。普段あなたが口にしている身近な食材を組み合わせ、季節や体調に合わせて食す。食材そのものが持つ効能を薬膳の知識に基づいて調理されたものが薬膳料理なのです。ご紹介する温泉宿では、その土地の旬の食材や様々な生薬・香辛料を使っています。体に良さそうだけどあんまり美味しくなさそう、という薬膳料理のイメージが覆るはず。温泉×薬膳料理の最高の組み合わせを是非体験してください。

「漢方薬膳料理の宿　はづ木」は自然豊かな愛知県奥三河の湯谷温泉にあります。周りには繁華街もなく、騒がしい日常から離れ、ゆっくりとした時間を過ごす事が出来る落ち着いたロケーション。宿の最寄り駅は「湯谷温泉駅」。そこから徒歩約3分です。

この宿の自慢は5つの「美」。上流、下流に5キロ以上続く渓谷を部屋にいながら眺める事が出来る「美景」が1つ目です。2つ目は「美築」。純和風建築で、部屋数は全5部屋と存分にくつろぐことが出来る宿になっています。そんな環境の中で川のせせらぎを聞きながらうとうと…「美眠」が3つ目です。

そして宿最大の魅力である4つ目は「美食」。30種類に及ぶ漢方を使い健康を増進すると共に、体を芯から美しくしてくれる料理をいただく事が出来ます。ストレスが多く不規則な生活を送る現代人にピッタリの食事である上に最高の美味しさなのですから、これは食べてみるしかありませんね♪

最後、5つ目の美は「美湯」です。宇連川(うれがわ)の渓谷を臨むヒノキ造りの露天風呂で、疲労回復や健康増進に効果のある源泉かけ流しの温泉に入る事が出来ます。また、この宿に宿泊すると姉妹館の「はづ別館」と「湯の風HAZU」にあるお風呂も利用することが出来、様々な湯船で温泉を味わう事が出来ます。友達と色んなお風呂を巡れば、会話も弾んで楽しい思い出になりますね。

雄大な赤城山の中腹にある「旅籠　忠治館」。宿の名前にもある忠治は江戸後期のダークヒーロー、国定忠治のこと。彼がこの地を根城にし愛した湯をたたえた宿です。江戸時代の古民家風の建物は落ち着きのある和の佇まいで、極上の安らぎをもたらしてくれます。宿までは最寄りの「大胡（おおご）駅」からタクシーで赤城山の山中を進み、20分ほどです。

この宿最大のウリは「忠治薬膳鍋」です。国定忠治から名を取ったこの鍋には枸杞(くこ)の実や紅なつめなど8種類の身近な生薬が時間をかけて煮込まれています。その鍋に入る具材は地元産のもち豚と旬の野菜。様々な食材から出た豊かな味をいただく事が出来ます。美容や老化防止に効果があると言われる生薬や香辛料に加え、いきいきした肌を作るビタミンEが普通の豚の7倍含まれるもち豚が使われたこの鍋、食べれば美肌になれそうですね。

この宿のお風呂は冷え性や健康増進に効果のあると言われる赤城温泉。大きな窓から赤城山の大自然を眺めながら、ゆっくりと浸かる事が出来ます。また、露天風呂からは落差20メートルの「朝日の滝」が見え、風光明媚な景色とゆっくり流れる時間の中でたっぷり癒しが得られます。時間を忘れて友達とのんびり浸かっていたい温泉です。

「奥出雲多根自然博物館」のキャッチコピーは「博物館に泊まろう！」。その通りに、博物館であるにも関わらず宿泊できるという、珍しい施設です。島根県の郊外にあり、訪れるには少し不便ですが恐竜や化石好き女子は楽しめること間違いなし。アクセスは最寄の「出雲八代駅」から徒歩20分ほどの場所にあります。

全6階建てのこの施設は1、2階が博物館、3～5階が宿泊施設、6階がキッチン、ダイニングという造りになっています。こちらは通常タイプの客室ですが、恐竜の絵が飾られている部屋や子供用の遊び心溢れる部屋など博物館ならではの楽しい演出があり、童心に返って盛り上がれそう。また、宿泊者だけが参加できるナイトミュージアムでは、大人も興奮する体験型イベント。友達と懐中電灯片手にドキドキの冒険気分を味わう事が出来ます。

ダイニングでは、奥出雲で採れた舞茸などのきのこをふんだんに使った薬膳鍋をいただく事が出来ます。たくさんのきのこと旬の野菜、島根和牛を食べる薬膳鍋。美味しい事はもちろん、女性の美容と健康に必要なたくさんの栄養を摂る事が出来ます。朝食の土鍋で炊かれた仁多米も絶品。奥出雲の大地の恵みを味わってください。

福島県会津若松市の雄大な自然の中、1300年の歴史を誇る「東山温泉」。その温泉郷の一角に、「自家源泉の宿　原瀧」はあります。四季折々に表情を変える渓谷の景色や爽やかな空気、近くの自然滝から溢れ出すマイナスイオンが大きな癒しで包み込んでくれます。宿は「会津若松駅」からタクシーだと約20分、まちなか周遊バスを使えば15分ほどで「東山温泉駅」または武家屋敷に着くので、そこから送迎バスを利用することが出来ます。

春～秋にかけて、この宿には「水辺のダイニング　川どこ」がオープンし、清流のせせらぎを聞きながら食事をいただく事が出来ます。旬の食材を使い、その日だけの会席膳がグルメ女子を楽しませます。その中でも魅力的なのが会津地鶏の薬膳鍋です。薬膳が溶け込んだスープでコラーゲンたっぷりの会津地鶏を贅沢に煮込んだこの鍋を食べれば、お肌はつるつる。翌日は友達と顔を見合わせて微笑んじゃうかも。

この宿は東山温泉の中でも珍しく自家源泉を持っています。豊かに湧き出る源泉を新鮮なうちに露天風呂へ。手を加えない源泉かけ流しの温泉を楽しめます。大自然の中でこの温泉に浸かれば、日頃の疲れは吹き飛び、お肌も生まれ変わったように美しくなれそう。

大分県日田市と熊本県阿蘇郡にまたがり、山奥にひっそりとある秘境とも言える温泉郷、杖立温泉。昭和の頃には九州の奥座敷として歓楽街が存在しました。そんな中にあり、今でも昭和の面影を残す宿が「葉隠館」です。部屋数10室という小ぢんまりとした宿。映画のロケ地になったり、昭和の名作家火野葦平が滞在し執筆活動をしたりと、名所としても人気の宿です。アクセスは最寄りの「日田駅」よりバスに乗り約40分、杖立温泉下車すぐです。

この宿では、地元農家から直接仕入れるその日採れた野菜を使った薬膳料理をいただく事が出来ます。和食をベースにしたコース料理で、滋養強壮効果も期待できるたくさんの生薬を使用しています。お料理をいただくことで健康促進できそうですね。

こちらは薬膳スープ。8種類の生薬を使ったスープで、食べることで健康の源をつくりだしてくれるといいます。また、薬膳を使用した「楊貴妃プリン」も大人気。杏仁豆腐に松の実やヒマワリの種のような生薬とドライフルーツをトッピングし、目にも美しい美容スイーツです。あなたも友達も世界三大美女の楊貴妃に近づけるかも？

杖立温泉は肌の保湿と新陳代謝を高める「メタケイ酸」と呼ばれる温泉成分が一般的な温泉の約2.2倍も含まれているそうです。その成分は美人湯としても有名。こちらの宿に宿泊すれば、源泉100％の温泉に朝6時からたっぷり入る事が出来ますよ。さらに、宿には杖立名物の蒸し湯という温熱浴法もあるので、ぜひ体験してみてくださいね。

いかがでしたか？温泉に入って美肌と癒し、美味しい薬膳料理を食べて内側から美容と健康になる宿をご紹介しました。女性にとっては一石二鳥の組み合わせですよね。気の合う友達を誘って、キレイになれる旅に出掛けてみませんか？