2019年10月04日

【2019最新】秋の京都はやっぱり美しい。心洗われる紅葉スポット7選

【2019最新】秋の京都はやっぱり美しい。心洗われる紅葉スポット7選

毎日働いていれば癒される“何か”が欲しいですよね。そんなときは、京都の紅葉に癒されませんか。紅葉の名所が多いだけあって、京都の風景はやっぱり美しくて癒されます。寺社仏閣や日本庭園とコラボした紅葉はいっそう美しくて、日々の疲れも忘れられそう。京都市内の選りすぐりの紅葉スポットをご紹介します。

紅葉ならやっぱり京都!癒しの風景をみにいこう

紅葉と着物の女性

今年の夏は猛暑で出かける気にならなかった...という人も多いはず。また、毎日働く人の中には暑さと仕事での疲れがたまっている人もいるのでは。そんなときは、紅葉に癒されに秋の京都へおでかけしませんか。

澄んだ空気の中、足を踏み入れる京都の寺社仏閣や日本庭園は、いつにも増して特別な空間。悠久の歴史と共に、錦絵のような色とりどりの紅葉を全身で感じられます。

見どころは11月中旬~12月上旬。混雑を避け、早朝がねらい目

見どころは11月中旬~12月上旬。混雑を避け、早朝がねらい目2115527

出典:zooさんさんの投稿

京都の紅葉の見ごろは例年なら11月中旬~12月上旬です。名所で紅葉を楽しむなら、開門と同時に朝早く訪れるのがおすすめです。日中は混雑するスポットでも、早朝はまだ人が少なく、心静かに紅葉を愛でられます。清々しい空気の中で美しい紅葉に囲まれれば、思わず深呼吸したくなって、日々の疲れも吹き飛んでいきそうです。

長く紅葉を楽しめる、憩いのスポット

1. 京都御苑

1. 京都御苑2115485

出典:Walkkyotoさんの投稿

江戸時代に宮家や公家の邸宅が建ち並んでいた京都御苑は、今では人々の憩いの公園として親しまれています。京都の中心部にありながら、約65ヘクタールもの敷地内には樹木や草花が多く、紅葉の時期もぜひ訪れたいスポット。苑内には神社仏閣もあり、京都らしい風景と共に紅葉を楽しめるのもポイントです。

1. 京都御苑2115481

出典:雷鳴写洛さんの投稿

京都御苑は地下鉄丸太町駅・今出川駅を出てすぐのところにあり、アクセスも至便。無料で24時間開放されているので、いつ訪れても苑内に入れますが、暗くなってからの1人歩きは注意してくださいね。

1. 京都御苑2115482

出典:雷鳴写洛さんの投稿

紅葉の見ごろ前後でも、京都御苑なら樹木の種類が多いので、何かしらの紅葉に出会える可能性大。人混みが苦手な人も、苑内は広々しているのでゆっくり散策できますよ。

苑内の京都御所や閑院宮家(かんいんのみや)、拾翠亭(しゅうすいてい)などの歴史あるスポットもぜひ見て回りたいですね。

京都御苑の詳細情報

京都御苑

住所
京都府京都市上京区京都御苑3
アクセス
地下鉄丸太町駅・今出川駅からすぐ

御苑内のレストランで京料理に舌鼓

「京都御苑 檜垣茶寮」 料理 101603019

出典:好きな食べ物はうどん!さんの投稿

歩き疲れたら、富小路休憩所や、中立売休憩所に立ち寄ってみましょう。特に中立売休憩所は2018年末にリニューアルされて、木の温もりが心地よいくつろぎのスペースになりました。

休憩所内のレストラン『檜垣茶寮(ひがきさりょう)』の「御所車御膳」で京風のお味を楽しむのもおすすめです。

京都御苑 檜垣茶寮の詳細情報

京都御苑 檜垣茶寮

今出川 / うどん、丼

住所
京都府京都市上京区京都御苑3
営業時間
[月]  09:00 - 16:30 [火]  09:00 - 16:30 [水]  09:00 - 16:30 [木]  09:00 - 16:30 [金]  09:00 - 16:30 [土]  09:00 - 16:30 [日]  09:00 - 16:30
平均予算
  • ¥1,000~¥1,999

池に映る秋、"水鏡"が美しい

2. 高台寺

2. 高台寺2115488

出典:チキチータさんの投稿

1606年、豊臣秀吉の正室である北政所ねねが、秀吉の冥福を祈り建立した『高台寺(こうだいじ)』。京都市東山区にあり、美しい庭園と共に、紅葉の名所としても外せません。見ごろの時期は入り口の台所坂から紅葉のトンネルのようになりますよ。

2. 高台寺2115533

夜、ライトアップされる紅葉も見事。臥龍池(がりょうち)の水面が鏡のように紅葉を映しこみ、その美しさにしばし時間を忘れて見入ってしまいます。

■2019年・夜間特別拝観(ライトアップ)
【日程】10月25日(金)~12月15日(日)予定
【時間】17時~22時(最終受付は21時30分)予定
【拝観料】大人600円、中高生250円

2. 高台寺2115487

出典:だいぴんさんの投稿

方丈前庭「波心庭(はしんのにわ)」では、庭の砂に映るプロジェクションマッピングを縁側から眺められるのも好評です。歴史と現代の融合ともいえる光の饗宴は、ほかでは見られない風景として心に残ります。

圓徳院の詳細情報

圓徳院

住所
京都府京都市東山区高台寺下河原町530
アクセス
JR京都駅から市バス206系統東山通北大路バスターミナル行きで15分、東山安井下車、徒歩5分

2. 高台寺2115486

出典:uramさんの投稿

高台寺のすぐ近くにある『圓徳院』は北政所ねねが晩年を過ごした場所ですが、こちらも紅葉の名所。高台寺と一緒に巡れる共通拝観券があり、それぞれ回ると合計1,100円かかるところ、900円になるのでお得ですよ♪

紅葉の頃の夜の高台寺の拝観券は、売り場での行列を避けるためにも、圓徳院のほうでこの共通券を買うか、昼間にゲットしておくと比較的スムーズに入れますよ。

また、ライトアップが始まると入場までに時間がかかる場合があるため、できれば暗くなる前から入ることをおすすめします。

高台寺の詳細情報

高台寺

住所
京都府京都市東山区高台寺下河原町526
アクセス
バス停「東山安井」から徒歩7分
営業時間
9:00〜17:30 (17:00受付終了) ライトアップ ※特別期間のみ 日没後点灯〜22:00 (21:30受付終了)

幻想的なライトアップで楽しむ美景

3. 青蓮院門跡

3. 青蓮院門跡2115492

出典:

京都市東山区にある『青蓮院門跡(しょうれんいんもんぜき)』は天台宗の三門跡寺院のひとつ。庭園の見事さで有名で、CMや雑誌でも度々紹介されてきました。

境内にはいくつかの趣の異なる庭園があり、中でも京都の美景を代表するのが、室町時代に造られた庭園「相阿弥の庭(そうあみのにわ)」。屋内から眺めるだけでなく、庭園に入るとまた違う味わいを楽しめるので、ゆっくりと散策してみましょう。

3. 青蓮院門跡2115494

出典:d17529さんの投稿

そして春と秋に行われるライトアップも素晴らしいと大好評。お寺にまつられている本尊「熾盛光如来(しょじょうこうにょらい)」は光の化身とも呼ばれているだけあり、夜、境内をあますところなく照らし出す光には、どこか静かなパワーが感じられます。

3. 青蓮院門跡2115493

出典:

ライトアップは各スペースで異なる趣。昼間は見事な苔におおわれた宸殿(しんでん)の庭では、青蓮院の名前にちなんだ青いライトアップで、宇宙に浮かんでいるような幻想的な世界が目の前に。ほかにも竹林のライトアップもあり、様々な夜の景色を楽しめます。

※2019年9月27日現在、秋のライトアップの日程はまだ公表されていないため、随時公式サイトで確認をお願いいたします。

3. 青蓮院門跡2115495

出典:ゆえっちさんの投稿

庭園だけでなく、殿舎内では現代アーティスト・木村英輝氏の手による、極楽浄土を表現した60面もの蓮(はす)の襖絵(ふすまえ)が見られます。ぜひゆっくり鑑賞してみてくださいね。

青蓮院門跡の詳細情報

青蓮院門跡

住所
京都府京都市東山区粟田口三条坊町69-1
アクセス
JR京都駅から市バスで25分
営業時間
9:00〜17:00
料金
大人 500円

京都屈指の人気スポット!錦秋の世界に包まれる

4. 北野天満宮

4. 北野天満宮2115496

出典:zxさんの投稿

地元では「天神(てんじん)さん」と呼ばれて親しまれている北野天満宮。京都市の上京区にあり、学問の神様・菅原道真公を祀る神社で、秋には美しい紅葉を楽しめることでも人気のスポットです。桃山建築が豪華な国宝・御社殿が紅葉に映える様子も、京都らしい風情があり見逃せません。

4. 北野天満宮2115501

出典:tohyさんの投稿

さらに境内の『もみじ苑』が紅葉の名所として有名で、例年10月下旬から12月上旬まで公開されます。桃山時代、豊臣秀吉が洛中洛外の境界として、水防も兼ねて築いた御土居(おどり)の一部が境内に残り、その周辺がもみじ苑と呼ばれる一角。紅葉の時期のもみじ苑は、約350本もの赤く染まるカエデが息をのむ美しさ!

北野天満宮 もみじ苑

もみじ苑の中でも、朱塗りの太鼓橋「鶯橋(うぐいすばし)」は思わず足を止めてしまう場所。赤のカエデや黄色のイチョウが寄り添い、その色彩豊かな空間に見入ってしまいそう。橋の下を流れる紙屋川の水面に映る紅葉にも心が安らぎます。

もみじ苑の公開の日程は毎年変わるので、公式サイトやfacebookで最新情報を確認してみてくださいね。

4. 北野天満宮2115498

出典:

もみじ苑はゆっくり散策して1時間程度のコース。苑内をぐるっと回って戻ってくると、最後にお茶屋さんがあります。入苑の際にもらった茶菓券を渡せば、お茶とお菓子を無料でいただけますよ。

秀吉が催した茶会にちなんだお菓子「北野大茶湯」は白みそを使った甘じょっぱい餡が美味。ほうじ茶と一緒にいただくとホッとくつろげます。

4. 北野天満宮2115532

そして北野天満宮は夜のライトアップも見事。本殿を含む境内全体がライトアップされます。期間が11月中旬~12月上旬と、もみじ苑の公開時期と多少ずれるので、こちらも公式サイトで日程を確認して訪れてみてくださいね。

北野天満宮 (天神さん)の詳細情報

北野天満宮 (天神さん)

住所
京都府京都市上京区北野馬喰町
アクセス
JR京都駅から市バスで30分
営業時間
4月〜9月:5時〜18時 10月〜3月:5時30分〜17時30分
料金
宝物殿(1月1日、12月1日、毎月25日に開館)9:00〜16:00 一般1,000円/中・高校生500円/小学生・修学旅行生250円(未就学児童無料)
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雅な京都を感じられる庭園さんぽ

5. 平安神宮

5. 平安神宮2115503

出典:

京都市左京区にある『平安神宮』は、明治28(1895)年、平安遷都1,100年を記念して建てられた神社です。大きな応天門(おうてんもん)を通って中に入ると、国の重要文化財に指定されている大極殿(だいごくでん)が圧倒的なスケールで出迎えてくれます。

白砂利が敷き詰められた広々とした空間は開放感にあふれていると同時に、厳かな雰囲気も。まずは大極殿の奥の内拝殿や本殿に二礼二拍一礼で参拝しましょう。

平安神宮

社殿を囲むように約3万平方メートルもの広大な庭園があり、国の名勝にも指定されています。東・中・西・南の4つに分かれた神苑で構成され、紅葉もそれぞれの苑で趣が異なるので、時間をかけて巡ってみてはいかがでしょうか。

5. 平安神宮2115504

出典:show-ponlowさんの投稿

庭園の入り口からの順序としては、まず南神苑があり、続いて西神苑、中神苑へ。紅葉の時期、特におすすめなのは最後の東神苑の栖鳳池(せいほういけ)の周辺。

池には鶴島と亀島が浮かび、京都御所から移築された泰平閣(たいへいかく)や尚美館(しょうびかん)を望める風情ある庭園です。紅葉の時期はこれらの日本建築が、色とりどりの紅葉と共に水面に映り、いつにも増して素晴らしい景観に。

5. 平安神宮2115506

出典:

池を横切るように建つ泰平閣の中に入ると、また異なるアングルの景色を眺められます。腰を掛けて静かに紅葉を楽しみましょう。

平安神宮の詳細情報

平安神宮

住所
京都府京都市左京区岡崎西天王町97
アクセス
1) JR京都駅から市バスで30分 2) 地下鉄東西線東山駅から徒歩で10分
営業時間
8:30〜17:30 神苑 [11月〜2月] 8:30〜16:30 神苑 8:30〜17:00 神苑、3/1〜14・10月 6:00〜18:00 本殿・境内 3/15〜9/30月 6:00〜17:30 本殿・境内 2/15〜3/14・10月 [11月〜2月] 6:00〜17:00 本殿・境内
料金
大人 600円 神苑拝観料 備考 参拝は無料

1,000年以上前からの紅葉の名所

6. 永観堂(禅林寺)

永観堂の紅葉

京都市左京区にある『永観堂』は古くから「秋はもみじの永観堂」といわれるほど、京都屈指の紅葉の名所です。約3,000本のモミジが庭園を彩り、平安時代に編纂された古今和歌集にもその美しさが読まれています。

庭園の中心には放生池(ほうじょうち)と呼ばれる池があり、紅葉に赤く染まる水面にも目を奪われます。紅葉を愛でながら、池の周囲をゆっくり散策してみてくださいね。

6. 永観堂(禅林寺)2115514

出典:suguru.bさんの投稿

寺院内には京都らしい風情の建物が並び、紅葉の時期はあらゆる場所が絵になる風景に。小高いところに建つ多宝塔は、上ってみると京都の街並みを一望できる絶景が待っています。

永観堂のご本尊は重要文化財にも指定されている通称「みかえり阿弥陀」。左後方に頭を垂れて立つ姿がとても美しいので、紅葉だけでなく、ぜひご本尊も拝観してみましょう。

「みかえり茶屋」 内観 96404201

出典:プリンセスシンデレラさんの投稿

庭園の池の手前にご本尊の名前にちなんだお茶処『みかえり茶屋』があり、甘酒やおぜんざい、みたらし団子などでひと息つくのにピッタリ。赤い蛇の目傘や緋毛氈(ひもうせん)が紅葉に映える一角です。池に映る紅葉や、多宝塔を眺めるのにも最適な場所なので、甘味もますます美味しく感じられそう。澄んだ秋の空気に包まれながら、紅葉の特等席でゆっくりくつろいでくださいね。

みかえり茶屋の詳細情報

みかえり茶屋

蹴上 / 甘味処

住所
京都府京都市左京区永観堂町48 永観堂
営業時間
[月]  09:00 - 16:30 [火]  09:00 - 16:30 [水]  09:00 - 16:30 [木]  09:00 - 16:30 [金]  09:00 - 16:30 [土]  09:00 - 16:30 [日]  09:00 - 16:30 ■ 定休日 不定休(雨天時は・お休みします。)
平均予算
  • ~¥999

6. 永観堂(禅林寺)2115512

出典:すかいさんの投稿

夜のライトアップでは、日中とは異なる幻想的な紅葉を楽しめます。午後5時に一旦閉門され、ライトアップは午後5時30分からとなるため、日中から継続しての拝観はできないので注意しましょう。

尚、ライトアップの開門直後は混みあうことが予想されます。早めに行って開門まで並ぶか、遅めの時間に行くのがおすすめです。

■2019年ライトアップ
【日程】11月6日(水) ~12月4日(水)
【時間】午後5時30分~午後8時30分(午後9時閉門)
【拝観料】中学生以上600円

永観堂 (禅林寺)の詳細情報

永観堂 (禅林寺)

住所
京都府京都市左京区永観堂町48
アクセス
JR京都駅から市バスで30分 - 地下鉄東西線蹴上駅から徒歩で15分
営業時間
9:00〜17:00 (拝観受付終了は16:00)
料金
子供 400円 (小中高生) 大人 600円 備考 寺宝展開催期間のみ1,000円

1枚の絵のように楽しむ庭園

7. 圓光寺

7. 圓光寺2115518

出典:

『圓光寺(えんこうじ)』は京都市左京区の洛北にあり、冷えこむことも多いため、鮮やかな紅葉が見られることでも有名。秋の見どころは本堂の前にある十牛之庭(じゅうぎゅうのにわ)です。

7. 圓光寺2115531

緋毛氈(ひもうせん)が敷かれた縁側に腰かけ、赤や黄色のカエデで鮮やかに彩られた庭園をゆっくりと堪能しましょう。柱を額縁に見立てて、庭園を絵画のように楽しむ額縁庭園として撮影されることも多い場所です。

7. 圓光寺2115520

出典:せりぞうさんの投稿

さらに圓光寺の紅葉は見ごろのときだけでなく、散ったあとの紅葉が苔の上にカーペットのように敷きつめられる"散りもみじ・敷きもみじ"の風情も味わい深いと評判です。

7. 圓光寺2115519

出典:

ぜひ足を止めたいのが"水琴窟(すいきんくつ)"。圓光寺ならではの盃の形をした手水鉢(ちょうずばち)が用いられ、左側に立てかけられた竹筒に耳を当てると、琴の音のように柔らかく響く水音が聴けます。じっと耳をすましていると、心が清められるような気持ちに。季節が感じられる草花も生けられ、目でも癒されます。

圓光寺の詳細情報

圓光寺

住所
京都府京都市左京区一乗寺小谷町13
アクセス
JR京都駅から市バス5系統岩倉操車場前行きで45分、一乗寺下り松町下車、徒歩10分

ほかにはない紅葉に会いに、京都へ

京都の街と着物の女性

紅葉の名所が多いだけあって混んでいる場所もありますが、一度はみたい京都の紅葉。今も昔も多くの人が魅了される理由があります。京都ならではの日本建築や庭園も観る価値は十分にありますが、紅葉が加わることで、日本の美が結集されたような風情を楽しめるのがいいところ。ほかでは見られない癒しの風景をもとめて、京都にお出かけしてみませんか?

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