京都・紅葉の名所で心洗われる。「嵐山・嵯峨野」の紅葉スポット5選

都会の無機質な建物に囲まれていると、季節の移ろいも分かりづらいもの。しかし、肌寒くなってきたら全国から紅葉のたよりが届き始めますよね。ふと、キレイな紅葉を見に行きたい、なんて思うこともあるのでは？そんなときは思い切って京都まで行ってみましょう。歴史ある寺院と美しい紅葉のコラボレーションは、まさに圧巻！思わず日本人でよかったと思えるような、光景が広がっていますよ♡

ひとえに京都といえども、紅葉スポットは数多く存在します。その中から、今回は嵐山・嵯峨野エリアに注目してみましょう！市内中心部から外れているので、自然が豊かで紅葉を楽しむのにうってつけの場所なんです♡どこに足を運んでも、感動間違いなしの光景が広がっていますよ！嵐山・嵯峨野の中でも特におすすめの紅葉スポット5選をお届けします。

嵐山にある天龍寺。その塔頭寺院である「宝厳院」は、特別拝観の時期以外、立ち入ることができません。そんな特別な場所の紅葉が感動するほど美しいと、国内外から多くの人が押し寄せます。

嵐山を借景にした「獅子吼（ししく）の庭」の緑と、真っ赤に色づいたもみじのコントラストに心を奪われます。完全に紅葉した時期はもちろん、紅葉しかけの時期も風情があってステキです。季節の移ろいを木々で感じてみてください。さらに、晴れの日の美しさは言うまでもないですが、雨の日のしっとりとした雰囲気も絵になりますよ♡

また、特別拝観の時期は夜間のライトアップも実施。燃えるような紅葉がライトアップされ、幻想的な雰囲気を作り出します。昼間とは全く別の顔を見せる宝厳院は、必ず訪れたいスポットのひとつです。

「常寂光寺」の見どころは、ズバリ散りもみじ！もちろん、紅葉した葉っぱが木についている状態も美しいのですが、散ってくると、まるで赤い絨毯を敷いたみたいな光景が広がるんです♡ところどころに見える緑の苔とのコントラストも見どころ♪

山門をくぐり、仁王門、本堂を抜ければ、多宝塔へとたどり着きます。多宝塔へと続く道の両脇には紅葉が生えているので、境内を歩いている間、紅葉のアーチをくぐっているような絶景を楽しめるのです。美しさのあまり、ため息がこぼれるかも。

また、多宝塔からの眺めにも注目！小高い丘の上にあるので、京都の街が一望できる絶景ビューポイントになっています。秋が深まる京都の街を眺めながら、和の情緒を楽しんで♡

「二尊院」の紅葉の見どころは、参道。約100mの参道の両脇にもみじと桜が植えられており、色鮮やかな紅葉のトンネルをくぐり抜けているような気分が味わえます♪

紅葉シーズン終わりかけの、散りもみじの季節もぜひ訪れたいところ。真っ赤なもみじが地面に落ちて、美しい光景が広がります。よりキレイな散りもみじを楽しむには、開門直後の早朝がおすすめです！

また、二尊院はメジャーな紅葉スポットに比べて混雑度が低いのもポイント！さすがに休日となると人が多いのですが、それでもゆっくりと紅葉をゆっくりと眺めることができるので、落ち着いて楽しみたい人はぜひ足を運んでみて♪

元は嵯峨天皇の離宮だった「大覚寺」。桜やもみじなどが600本以上も植えられているので、赤や黄色の紅葉がとても美しい場所として知られています。

かつて平安時代に貴族たちが舟遊びを楽しんだと言われる大沢池の水面に、真っ赤なもみじが映る雅な景色。平安時代から続く光景に思いをはせ、時間を忘れて美しい紅葉を眺めてみては？また、紅葉の季節には夜間のライトアップも実施。昼間とは違う、幻想的な雰囲気にうっとりしちゃいます♡

もみじがたくさん植えられている、大沢池の周りを歩くこともできます。紅葉のトンネルの中を歩けば、日常を忘れて穏やかな気持ちになれそうですね。絶景に心が洗われます。

苔の緑の印象が強い「祇王寺」ですが、実は紅葉のシーズンも美しい光景が見られる場所なんです！穴場的スポットなので、落ち着いて紅葉を眺めたい人にピッタリ♪

祇王寺の紅葉は、華やか...というよりはしっとり落ち着いた雰囲気です。建物自体も豪華絢爛ではなく、素朴な草庵。美しいけれど、どこか物悲しい雰囲気が悲恋の祇王寺にしっくりきます。

祇王寺自体はこじんまりとしていて、全体を見て回るのに5分もかかりません。しかし、緑の苔と赤いもみじのコントラストや、吉野窓から見える散りもみじを眺めていれば、いつの間にか時間が過ぎ去っているかもしれませんね。そして、気が付けば心が穏やかになっているはずです。

京都の中でも、嵐山・嵯峨野エリアに絞って紅葉スポットをお届けしました。秋の京都は特に訪れる人が多く、混雑も予想されますが、それでも訪れる価値があります！今年も残りわずかです。わずかな期間しか見られない絶景を楽しんで、毎日頑張ってお疲れ気味な心を癒しましょ♪