【京都】歴史とアートに心ほっこり♡岡崎エリアでひとり旅におすすめの観光スポット7選

京都市左京区の岡崎エリアは、観光名所の平安神宮をはじめ、美術館や図書館、音楽ホールなど様々な文化施設が集まる魅力的な地域です。自然も多く、落ち着いた雰囲気のある岡崎は、ひとり旅でゆったり観光するのにぴったり。地下鉄東西線「東山駅」か、隣の「蹴上駅」から徒歩圏内のスポットが多いので、アクセスも良好です。フォトジェニックなスポットもたっぷりご紹介するので、ぜひカメラを持ってお気に入りの場所を見つけに行きましょう！

地下鉄東西線「東山駅」から徒歩約10分のところにある「平安神宮」は、平安遷都1100年を記念して明治時代に造られました。平安京の建築が再現されており、荘厳な応天門を通って広大な境内に入ると、一気に平安時代にタイムスリップしたような気分に♪また、平安神宮の社殿を取り囲むように東西南北に配置された4つの庭からなる「平安神宮神苑」では、平安時代の文学書に出てくる四季折々の植物を見て楽しむことができます。

平安神宮の応天門よりさらに300メートルほど手前には、日本有数の大きさを誇る大鳥居があります。周りの建物よりも高く、きれいな朱色をしたこの大鳥居は、岡崎のランドマークにもなっています。京都に来た記念に、ここで記念撮影をしましょう！

縁結びや子授け、安産にご利益があるといわれている「岡崎神社」。地下鉄東西線「蹴上駅」から徒歩約17分と少し駅から遠いですが、うさぎが氏神様とされている珍しい神社で、“うさぎ神社”として注目を集めています。狛犬が鎮座している場所には狛うさぎの姿が。また、本殿の手前にある手水舎には子授けうさぎの像があり、水をかけてお腹をさすりながら祈ると子宝や安産に恵まれるといわれています。他にも境内にはたくさんうさぎの像やモチーフが隠れていますよ。

岡崎神社では、なんとおみくじもうさぎ！本殿の向かいでは、おみくじを引いた人が奉納していったうさぎたちの可愛い行列が見られます。一つ一つ微妙に表情が違うので、お気に入りのうさぎを見つけて、運試ししてみましょう。

臨済宗の大本山である「南禅寺」は、地下鉄東西線「蹴上駅」から徒歩約10分のところにあります。700年以上前に創建された格式高いお寺で、広大な敷地の中には日本三大門の一つである「天下龍門」や、美しい池泉回遊式庭園が見られる「南禅院」などがあり、見どころ満載。月に数回開かれる座禅会や写経会は、心をスッキリ落ち着かせたいときにおすすめです。

南禅院に向かう途中には、琵琶湖の湖水を京都市内に引くために造られた「水路閣」を見ることができます。ドラマのロケ地としても有名で、フォトジェニックな写真が撮れると人気な場所。レンガ造りでレトロな雰囲気があり、どこを切り取っても絵になりますよ！

地下鉄東西線「蹴上駅」から徒歩約7分で着く「琵琶湖疏水（びわこそすい）記念館」は、京都の産業遺産である琵琶湖疏水の歴史を知ることができる施設で、誰でも無料で入れます。琵琶湖疏水は明治時代、京都に琵琶湖の水を引くために造られたもので、記念館の周辺では今でも当時の建築遺産を見ることができますよ。

記念館のそばにある、琵琶湖疏水に関係する名所の一つが「蹴上インクライン」。インクラインとは、疏水を運航する船を運んでいた鉄道のことで、現在ではその廃線跡が残されています。線路の両脇には桜が植えられていて、春は多くの人が訪れる人気のお花見スポットです。混雑を避けてゆっくり観光したいときは、桜の後の新緑の季節がおすすめ。なかなか入れない線路跡、ぜひお散歩してみてください！

地下鉄東西線「蹴上駅」から徒歩約5分のところにある「京都市動物園」は、1903年、日本で2番目に創設された歴史のある動物園。ゾウやキリン、ライオン、トラなど動物園で人気の動物たちがたくさん飼育されています。アフリカのサバンナをイメージした「アフリカの草原」や、ゴリラがタッチパネルを使って勉強する様子が見られる「ゴリラのおうち」などのエリアがあり、京都で人気の高い動物園です。「おとぎの国」では、うさぎやテンジクネズミ、ミニブタなどと触れ合えますよ♪

リニューアルを重ねているので、動物園の建物は比較的新しい雰囲気。正面エントランスにある動物関連の本が置かれた図書館のスペース内には、「SLOW JET COFFEE IN THE ZOO（スロー ジェット コーヒー イン ザ ズー）」が併設されています。オリジナルブレンドの味わい深いコーヒーに加え、クレープなどの軽食やデザートが楽しめる素敵なカフェ。動物園で歩き疲れたときには、ここで一休みしましょう。

地下鉄東西線「東山駅」から徒歩約8分のところにある「京都市京セラ美術館」。現存する日本の公立美術館の中で最も古い「京都市美術館」を大規模改修し、2020年にリニューアルオープンしました。本館のコレクションルームでは、近代の京都美術の作品を多数展示。現代アートに対応する最新の設備が取り入れられた新館「東山キューブ」では、現代の様々な文化芸術が紹介されています。美術館が好きな人でも満足できるような、新しい試みがたくさんあってワクワクしますよ！

展示作品はもちろん、歴史的建築と見事に融合した美術館自体の造りにも見どころが満載です。エントランスの「ガラス・リボン」を通って中に入ると、明るく開放的な中央ホールが。その先の階段や天井には、ステンドグラスなど当初のレトロな雰囲気が残されています。また美術館の裏には広大な日本庭園があり、京都らしさも感じられます。美術館の中を歩くだけで、アートな気分にたっぷり浸れますよ。

地下鉄東西線「東山駅」から徒歩約10分のところにある「京都国立近代美術館」では、京都や関西で活躍した作家による作品を中心に様々な近代芸術作品が展示されています。美術館の壁面はポルトガル産の花崗岩と2種類のガラスで作られており、グレーでスタイリッシュな雰囲気。ベンチやテーブルなど、館内の家具にもデザイナーのこだわりが詰まっています。

館内には琵琶湖疏水に面したガラス張りのカフェ「café de 505（カフェ ド ゴマルゴ）」があります。オープンテラスもあり、疏水のせせらぎと木々の風を感じながら、食事を楽しめますよ。美術館をまわった後は、ここで優雅なひとときを過ごしてみるのもおすすめです。

岡崎エリアには、美味しいレストランやおしゃれなカフェがたくさん。こちらの情報もチェックして、さらに充実した時間を過ごしてくださいね！

訪れてみたい観光スポットが満載の岡崎エリアは、1日では回りきれないほど魅力が詰まった街。京都でどこを観光するか迷っている方、何度か訪れたことがある方、どちらでも満足できるエリアです。ひとり旅ならよりじっくりと、美術館のアートや歴史的な遺産に心動かされる時間を過ごせそうですね。ひとり気のおもむくままに、岡崎を観光してみましょう。きっと京都の新たな魅力を発見できる素敵な旅になりますよ♪