【全国】心に刺激を与える一人旅に。ユニークなリノベーションホテル6選

仕事に家事にと、それなりに頑張ってはいるけれどなんだか代わり映えのしない毎日。そんな日々に"もやもや"が溜まっているなら、思い切って旅に出てみましょう！旅先が思いつかなくても大丈夫。そこで一夜を過ごすだけで感性を刺激してくれるような、個性的にリノベーションされた宿を目的地にしてみませんか。

古民家を活用して趣きのあるお宿に、またオフィスビルをスタイリッシュなホテルへ。近頃、元の建物のよさを活かし再生された、魅力的なリノベーションホテルが増えています。この記事では、なかでも、ちょっと珍しいリノベーションを実現したホテルを集めてみました。一人から泊まれる宿を選びましたので、気ままな一人旅におすすめですよ。

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「NIPPONIA HOTEL 高野山 参詣鉄道 Operated by KIRINJI(ニッポニアホテル こうやさん さんけいてつどうオペレーテッド バイ キリンジ)」があるのは、南海鉄道高野線「高野下（こうやした）駅」から徒歩約0分！なんとこちらのホテル、大正14年に建てられた駅舎なんです！

客室へ続く扉がある駅の改札内。なんとも違和感たっぷりの光景ですね。こちらのホテルはスタッフ不在。チェックインやチェックアウトは、全てプッシュキーで操作します。人知れずひっそりと始まる非日常のホテルライフに、ワクワク感が募ります♪

客室は、44㎡のゆったりとした空間に4名まで泊まれる「高野」と、17㎡のコンパクトな空間に2名まで泊まれる「天空」の2室。ひとり旅なら「天空」がおすすめです。乗務員さんの待機所として利用されていた頃の面影がぎゅっと詰まった、レトロな空間を独り占めしちゃいましょう。

こちらは「天空」のバスルーム。水周りは近代的な設備が整えられていて安心です。

室内のいたるところに、レトロな電車のパーツが配置され、インテリアの一部となっています。電車好きさんはもちろん、電車に詳しくなくても心がきゅんとなるような、なんだか愛おしい空間に癒されますね。

路面電車の広島電鉄「八丁堀」停留場から徒歩5分ほどで到着する「KIRO 広島 by THE SHARE HOTELS（キロ ひろしま バイザ シェア ホテルズ）」。こちらは暮らすようにフラットな気持ちで旅ができる、「シェア型ホテル」。館内にはシェアキッチンやランドリー、ラウンジなど自由に使える共有スペースが。かしこまらずに自分らしいホテルステイを楽しみたい方におすすめのホテルです。

このホテルで特に目をひくのが3階にあるラウンジ＆バースペース。白い壁とガラス張りのサンルームのような空間に緑の観葉植物が鮮やかに映えます。ここ、元の建物はなんだったと思いますか？

その名も「THE POOLSIDE（ザ プールサイド）」。実はここ、屋内プールをリノベーションして造られたスペースなんです。光射す開放的な空間で、朝はコーヒーを片手にちょっとしたタスクを片付けて。夜は月明かりに照らされる幻想的な空間でお酒をいただいてまったり。思い思いに過ごせるのが素敵ですね。

客室は全49室。1名～6名まで泊まれるさまざまなタイプが用意されています。なかにはロフトベッドが入った秘密基地のような客室もありますよ。こちらは定員1～2名の「スタンダードダブル」の客室。シンプルですっきりとしたしたインテリアは、ひとりでもリラックスして過ごすことができそうです。

朝食は「THE POOLSIDE」で朝陽をたっぷり浴びながら。メインは、ハムやチーズをサンドした焼きたてのクレープ。それにスープやサラダ、グラノーラなど、ヘルシーでおしゃれな朝食に気分も上がりますね♪

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山陽本線JR「尾道駅」より徒歩約5分の「HOTEL CYCLE（ホテルサイクル）」。潮の香り漂う「尾道水道（おのみちすいどう）」沿いにある複合施設、「ONOMICHI U2（オノミチユーツー）」内にあるホテルです。この立地にこの形…。そう、「ONOMICHI U2」は海辺の倉庫をリノベーションした空間なんです。

中はクールでスタイリッシュな空間。「しまなみ海道」でのライドを楽しむサイクリスト向けに、「HOTEL CYCLE」内へも自転車をそのまま持ち込むことができるんですよ。

自転車に乗ったままチェックインができるフロントを抜けたら、客室へ。全28室の客室は、シックで落ち着いた雰囲気のツインベッドルームです。寝心地抜群のシモンズ社製ベッドで、夜はゆっくり体を休めることができますよ。

出典：satoko.36さんの投稿

「ONOMICHI U2」には、「HOTEL CYCLE」の他にも、レストランやカフェ、インテリアショップやサイクルショップなどがあり、さまざまな楽しみ方ができますよ。海沿いのデッキで、貨物船を眺めながらのんびり過ごすのも贅沢ですね。

「NIPPONIA 田原本（ニッポニア たわらもと） マルト醤油」があるのは、近鉄橿原線「田原本駅」から車で約10分の場所。駅から宿まで無料の送迎車もあるので安心ですよ。こちらはもともと、1689年創業の老舗「マルト醤油」の醤油蔵として使われていた建物。醤油の蔵元としてはいったん閉業しましたが、70年ぶりに”泊まれる醤油蔵”として復活しました。

「⼤和棟（やまとむね）」と呼ばれる奈良の伝統建築様式が楽しめる築130年超の客室。全7室あります。醤油蔵として活躍していた当時の面影を残す、見ごたえのある造りになっていますよ。

歴史の深さを感じながら、ゆっくりと読書をしたり、のどかな田園風景を眺めたり。味わい深い一夜を過ごせそうですね。

朝食には、地元「田原本」で採れた旬の食材と、復活した「マルト醤油」のコラボレーションが楽しめます。歴史ある和の建築様式のダイニングで、美しい日本庭園を眺めながら静かに味わう繊細なお料理の数々。格別の時間を演出してくれます。

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「NIPPONIA 田原本 マルト醤油」では、ここならではの、「醤油しぼり体験」ができますよ。普段の暮らしに欠かせない醤油の奥深さと、自然の恵みを感じてみてください。大人になった今だからこそ感じられる、大切な「何か」が見つかるような予感がします。

函館市電「末広町駅」から徒歩約3分の場所にある、「HakoBA 函館 by THE SHARE HOTELS（ハコバ はこだて バイザ シェア ホテルズ）」。このクラシカルで重厚感のある外観、元は何の建物だったのでしょうか？正解は「銀行」です。このホテルでどんな一日が過ごせるのか…、想像が膨らみますね。

フロントでは、どこか異国情緒を感じる洗練された空間に迎えられます。館内には、地元出身のアーティストによるグラフィックアートが至るところに飾られており、まるで美術館にいるかのように感性を刺激してくれます。

客室は全65室。1名から泊まれる個室や、お得に泊まれるドミトリータイプ、2階建てのスイートまで、旅のテイストに合わせて幅広く選ぶことができますよ。こちらは、「スタンダードダブル」の客室。どこかレトロな雰囲気と北欧テイストのインテリアがマッチしておしゃれですね。

廊下や天井などそこかしこに銀行時代の重厚な雰囲気を感じることができます。特に色濃く感じるのが、BANK棟2階にあるブックライブラリー。クラシカルな雰囲気のなか、静かに読書にふける。そんな旅も素敵ですよね。

JR中央本線「韮崎（にらさき）駅」より車で約30分。南アルプスと八ヶ岳に囲まれた里山にある「おいしい学校」は、その名の通り、実際に利用されていた校舎を再生してつくられました。敷地内には、明治から昭和の時代に建てられた校舎が並び、宿泊施設の他、美食を味わえるレストラン、パン工房、新鮮野菜の販売や農業体験ができる施設も。ここでは自然の恵みと懐かしさを満喫できますよ。

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こちらはカフェや資料館がある「明治校舎」。積み重ねられた時間を感じる木のぬくもりと、水色のドアがレトロでかわいい空間です。施設内を散策して、子どもの頃の甘酸っぱい気持ちを思い出してみましょう。

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ここに来たらぜひ体験したいのが、給食ランチ♪懐かしい木造校舎の木の机と椅子に座って、アルマイトの食器で配膳される「あの給食」を食べることができますよ。懐かしさの中に色々な思い出が浮かぶ、すてきな時間になりそうですね。

宿泊はリノベーション済の旧昭和校舎にて。こちらは1名から泊まれるベッド+畳の過ごしやすい客室です。テンピュール製の高級マットレスを使用しているので、ぐっすり寛いで眠ることができますよ。夕食には地元の食材をふんだんに使った洋食ディナーを、朝食は八ヶ岳を眺めながら、焼き立てパンを頬張る贅沢なひとときを楽しんで♪

魅力的にリノベーションされたホテルの数々、いかがでしたか？元の建物のよさを活かし、時代を超えて再生されたものだからこそ出せる味わいと、ここならではの体験。きっとあなたの心に刺激をくれるはずです。繰り返す毎日にちょっぴり食傷気味というあなた。リノベーションホテルでひとり、刺激的な一夜を過ごしてみませんか。