【瀬戸内】ひとり旅におすすめ！離島のホテル＆旅館9選+番外編

仕事や家庭にSNS…大人になると一人の時間を作ることすら一苦労ですよね。溜まったもやもやをリフレッシュするなら、気兼ねなく過ごせるひとり旅はいかがでしょうか？人が行き交う観光地もいいけれど、静かに過ごすなら「離島」がおすすめ。瀬戸内海には「小豆島」や「直島」などの魅力的な離島がたくさんあり、アクセスも便利なんです。離島へのひとり旅で、瀬戸内の穏やかな海と空に癒されましょう♩

ここからは、瀬戸内の離島のホテルや旅館をご紹介します。瀬戸内海の絶景が楽しめる宿や、全室露天風呂付き客室の宿、1日1組限定の至れり尽くせりな宿など、目的に合わせて選んでくださいね。離島のすてきな宿で、時間を気にせず温泉に入って、マイペースに美味しい食事やお酒を楽しみつつ、瀬戸内の美しい海を独り占め…。そんな贅沢な時間を過ごしてみませんか？

出典：赤と紺の流星さんの投稿

まずご紹介する離島は、オリーブの風香るおだやかな気候の「小豆島(しょうどしま)」。絶景を眺めながら贅沢な時間を過ごしたい方におすすめなのが「海音真里(うみおと まり)」。池田港より送迎車で約35分、旧草壁港からは約20分で到着します。客室に入ると、瀬戸内の水平線を望む美しい景色がお出迎え。窓を開ければ寄せては返す波の音…深呼吸すれば、ふっと心が軽くなります。

出典：赤と紺の流星さんの投稿

全6室の客室はおよそ60㎡という広々とした作り。シンプルモダンなインテリアの室内には、高さの低い家具が配され、ゆったり落ち着いた雰囲気。ソファーに座り、時間と共に移り変わる景色を眺めつつ、何もしない時間を過ごしてみるのもいいですね♩

出典：赤と紺の流星さんの投稿

客室すべてに展望風呂が付いていることも嬉しいポイント♡気兼ねなく好きな時間に、お風呂でのんびり過ごすことができますよ。波の音に耳を傾けながら、手足の先までしっかり温まって、心も体もデトックスしましょう。

出典：赤と紺の流星さんの投稿

夕食は旬の瀬戸内の地魚や、島の野菜などをふんだんに使用した「オリーブ会席」をどうぞ。新鮮な素材の味わいを引き立てるのは、もちろん小豆島産のオリーブオイル。カウンター席でライブ感たっぷりに仕上げる会席料理は、目でも舌でも楽しめますよ。

ひとり旅で感性を磨くなら、アートの島「直島」への度を計画してみてはいかがでしょうか。宮浦港から車で約10分、緑と海の中に佇む「ベネッセハウス」は、そんな自分磨きを叶えてくれる宿なんです。施設の建築はすべて、同じ直島にある「地中美術館」などを手掛ける安藤忠雄氏によるもの。施設のいたるところに国内外のアーティストの作品が配された、まさに"泊まれる美術館"なんですよ♩

こちらのホテルは「パーク」「ビーチ」「ミュージアム」「オーバル」という趣の異なる4つの宿泊棟からなります。こちらの「パーク」は、安藤建築には数少ない木造施設！そんな珍しさが、より特別感を与えてくれますね。木のぬくもり、波の音を間近に感じながら読書を楽しんだり、備え付けのBluetoothスピーカーで音楽を楽しんだりと、ちょっとだけ現実を忘れて過ごすのもいいですね。

宿での食事は、フランス料理の「テラスレストラン」と「ミュージアムレストラン 日本料理 一扇」から、好みに合わせて選べます。テラスレストランでは、ソムリエが選び抜いたワインとともに、瀬戸内近郊の食材を使ったフランス料理のコースをいただくことができますよ。目にも鮮やかかつ繊細な一皿一皿に、心も満たされること間違いなしです♡

出典：

施設内にあるベネッセミュージアムへは、滞在中は何度でも無料で入館できます。ぜひ体験してほしいのが、宿泊者だけが楽しめる、閉館後の館内。日中とはがらりと変わった雰囲気の中、マイペースに美術鑑賞を楽しめます。また無料で参加できる「ギャラリーツアー」や「アートツアー」で、スタッフの解説を聞いて知識を深めてみるのもおすすめ。滞在中もたくさんのアートに触れることで、センスや想像力をブラッシュアップしちゃいましょう♩

波の少ない穏やかな瀬戸内海に囲まれ、マリンアクティビティーが盛んな「江田島(えたじま)」。そんな風光明媚な離島に2021年にオープンしたのが「えたじま温泉 江田島荘」です。中町港から送迎車で約4分ほどでホテルに到着したら、チェックインを済ませ、ロビーの外の足湯で一息つくのもおすすめ。静かな海を眺めつつ旅の疲れを癒しましょう。

全32室の客室はすべてオーシャンビューとなっており、窓からは時間と共に色合いを変える海の様子を心行くまで楽しめますよ。またお部屋には自分で淹れるハーブティーセットやアロマポットなど、癒しグッズが用意されているのも嬉しいポイント♡ハーブティー片手にひたすらのんびり過ごせば、日ごろの疲れも吹き飛びますよ♩

こちらの宿で楽しめるのは、源泉かけ流しの放射能泉。弱アルカリ性のお湯はクレンジング効果があるとされる「美人の湯」なんですって。写真の開放的な露天風呂の他にも、内風呂やスチームサウナ、そして加水・加温をしていないぬる湯など、とってもバラエティ豊富なんです。好きな時間にマイペースに温泉を楽しめるのは、ひとり旅の特権ですね♩

文具好きさんにぜひ立ち寄ってもらいたいのが、こちらの「ミニライブラリー」。薬瓶のようにずらりと並んでいるのは、広島の呉で生産されている「セイラ―万年筆」で販売している約120⾊の万年筆用インクです！このスペースでは、ガラスペンや熊野筆を使って好みのインクで試し書きをすることができます。旅の日記や誰かへの手紙などをしたためて、旅の思い出を残してみてはいかがでしょうか？

「瀬戸田レモン」の生産地で知られる、しまなみ海道沿いの美しい離島のひとつ「生口島(いくちしま)」。JR福山駅から車で50分ほどの位置にある「Azumi Setoda(あずみ せとだ)」は、瀬戸内で栄華を極めた豪商「堀内家」の邸宅を現代的にリニューアルした宿です。世界的なホテリエのエイドリアン・ゼッカ―氏が手掛けた上質な宿で、大人のおこもりステイを楽しみましょう♩

2階建ての宿泊棟には「庭」「涼」「庭涼」「空涼」の4種類の客室があり、全てのお部屋にプライベート温泉付き。数寄屋造りのエッセンスを取り入れたという室内は、大人のための隠れ家のようです。美しいしつらいと、客室ごとにつくられた坪庭…美しいものに囲まれて、とことん贅沢な非日常を堪能できます。

かつての大広間だったダイニングエリアでいただくのは、その時期に自然に採れる食材だけを使用したこだわりのディナー。食材はできる限り半径50km以内で調達されたものを使い、瀬戸田やしまなみ海道の「風味」をまるごと感じられます。料理を彩るのは、堀内家で受け継がれてきたアンティークの器たち。旧邸宅のもてなしの心を感じながら、一品一品をじっくり味わいたくなります。

少し気分転換するなら、宿の向かいの施設「yubune(ゆぶね)」へ出かけてみるのもおすすめです。瀬戸内の景色を模したタイルアートが可愛らしい大浴場の他、サウナやラウンジなどが併設されています。湯上りには、地域ならではの魅力を集めた名産ショップでお土産探しを楽しんで。

世界遺産厳島神社が佇む、日本三景の離島「宮島」。「ホテル宮島別荘」は、宮島口桟橋よりフェリーで約10分、宮島桟橋から徒歩1分ほどのところにあるアクセス便利な宿です。宿のコンセプトは"大人のための宮島の我が家"。宮島観光に便利な立地にありながら、館内のサービスも充実しているので「観光もおこもりステイもどちらも捨てがたい…」というわがままも叶えることができますよ♩

ホテルには「町家」「海」「山」の３つのコンセプトルームが用意されています。大人のひとり旅におすすめなのが「町家スタイル クイーン」。シックでラグジュアリーなインテリアの中、優雅なおこもりステイを満喫できるお部屋です。ガラス張りの浴室の窓を開ければ、山側の景色が堪能できるビューバスに早変わり。マイナスイオンを感じながら、誰にも邪魔されない癒しのバスタイムを満喫してくださいね。

夕暮れ時には、美しい夕日を堪能できる展望大浴湯「湯Like(ユ・ライク)」に足を運んでみてはいかがでしょうか？観光で疲れた体をじんわり温めほぐしてくれますよ。温泉と景色に癒されたあとは、湯上りラウンジでいただけるソフトドリンクで、水分補給も忘れずに。

食事は「島の台所‐SHiMA CLASSiC(シマ・クラシック)」で、広島牛や牡蠣などの地元食材をたっぷり使用した洋食ビュッフェをどうぞ。ひとり旅だからこそ、誰にも気を使わず好きなものを好きなペースで味わえるビュッフェスタイルが嬉しいですよね。無料で楽しめる地酒にワイン、地ビールなどのアルコールとともに、広島の味覚を味わい尽くしましょう♩

「古代蓮」が咲き誇る、自然豊かな離島「島田島(しまだじま)」。徳島空港から車で約30分のところにある「ホテルリッジ」は自然のなかに佇むラグジュアリーホテルです。計10室の客室はすべてオーシャンビューで、広々としたテラスからは鳴門の海と空の絶景を堪能できます。ガーデンソファーに腰かけて景色を眺めれば、日常を忘れて癒されること間違いなしですよ♩

客室は「洋奏スタイル」と「和奏スタイル」の2種類。どの部屋も60㎡以上の広々としたつくりで、ゆったりくつろげます。こちらの客室はあたたかな暖色を基調にした和奏スタイルのお部屋。一歩部屋に入ると、海や山から吹く風をイメージしたインテリアフレグランスの香りが漂い、非日常気分を高めてくれますよ♩

客室の半露天風呂で景色を楽しみながら、のんびりとひとり時間を満喫。ほかにも館内にある「The Spa(ザ スパ)」では、瀬戸内海の絶景と共に、地下1,500ｍからくみ上げた100％源泉かけ流しの温泉が楽しめます。鉄分を含んだお湯は、皮膚疾患や冷え性、疲労回復などの効果があるとされ、日々忙しく働く体と心を芯から癒してくれますよ。

目が覚めたら、国登録有形文化財の「ダイニングルーム」へ向かいましょう。季節の味覚を少しずつ乗せ、器にもこだわった美しい朝食はまさに芸術品。お腹も心も満たされる贅沢な朝ごはんは、旅の朝を特別なものにしてくれます。朝の光の中、ゆっくりと食事を楽しんで、体を目覚めさせましょう♩

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しまなみ海道の「弓削島(ゆげしま)」に佇む「インランド・シー・リゾート フェスパ」。弓削港より送迎⾞で約10分のところにある、自然に囲まれたリゾートホテルです。全室オーシャンビュー＆バルコニー付きの客室には、お値打ちな料金で宿泊できるので、コスパ重視のひとり旅にもぴったりです。

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全17室のどのお部屋からも瀬戸内海の絶景が楽しめるのが、この宿の魅力のひとつ。ベッドを独り占めして心ゆくまでごろごろするのもよし、テラスへ出てぼーっと水平線を眺めるもよし、誰にも邪魔されない自分だけの時間を過ごしましょう♩

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お部屋でリラックスした後は、手足を伸ばしてリラックスできる大浴場へ足を運んでみてはいかがでしょうか？日替わりで男女入れ替え制の2つの趣の異なる大浴場では、サウナやジャグジー、露天風呂などバラエティ豊富な湯舟が楽しめます♩露天風呂に浸かり、時間とともに変わる空の景色を眺めながら、極上の癒しの時間を過ごしましょう。

出典：モリ食べログさんの投稿

夕食は「レストラン イル・マーレ」で、海を眺めながら食事をいただきましょう。瀬戸内の新鮮な魚介類をたっぷり使ったヘルシーな料理がこのホテルの自慢。季節に合わせて厳選した地元食材を使用した「旬の会席料理」といったコースや自家製豆腐がやさしい味わいが嬉しい「フェスパ特製　手作り豆腐」といった一品料理など、お好みのメニューで瀬戸内の恵みを堪能してくださいね♩

来島海峡を望む小さな離島「馬島(うましま)」。馬島港から徒歩約3分のところにある「GLAMPROOK(グランルーク) しまなみ」は、島唯一のグランピングができる宿です。冷暖房完備のグランピングテントなら、快適にアウトドア気分が楽しめますよ。包まれているような安心感のあるコクーン型テントからは、開放的な海の景色を独り占めできます。波の音を聴きながらまったり過ごしたくなりますね♩

この宿の大きな特徴は、宿泊費に食事やドリンク代、アクティビティなどのサービス料金が含まれた「オールインクルーシブスタイル」ということ。こんな豪華なコース料理にアルコールを注文しても、もちろん料金は変わりません。追加料金がかかるかも…と旅を満喫できないのはもったいないですよね。自分の気持ちの赴くまま、ひとり旅を堪能しましょう♡

南デッキでは開放的な空間で海を眺めながら、お好みのドリンクを楽しめます。潮風に吹かれながらのんびり読書を楽しんだり、ノートとペンを持ち込んで、自分と向き合う時間を作ったりするのもいいかもしれません。

出典：ファイブペンギンズさんの投稿

瀬戸内海にぽっかりと浮かぶ島「大津島(おおづしま)」。「小屋場 只々(こやば ただただ)」はそんな小さな島に建つ1日1組限定の贅沢な宿です。アクセスは徳山港から馬島港までフェリーで約35分、馬島港まではスタッフの方が出迎えてくれます。到着したらまずはウェルカムドリンクでほっと一息。これから始まる特別な宿泊体験に胸が高鳴ります。

出典：ファイブペンギンズさんの投稿

島の高台に建つ一等貸し切りの平屋は、海側の全面がガラス張りで開放感たっぷり。テラスに出れば、空に浮かんでいるような絶景が楽しめますよ♩宿泊棟には、食事をいただくダイニングルームとキッチン、ツインのベッドルーム、内湯があり、離れの茶室には露天の五右衛門風呂もあります。景色を眺めたり、備え付けのティーセットでお茶を楽しんだり、ひたすらのんびり過ごしたくなりますね。

出典：tararisさんの投稿

食事はフグをはじめとした新鮮な魚介類や山口県産の牛肉のロースト、ほろ苦さがたまらない野草の天ぷらなど、地元の素材を使った素朴で滋味深い料理の数々をいただきます。スタッフの方が帰宅する夕食後は、本当のひとり時間のスタート。幻想的な星空を眺めて頭を空っぽにしたら、ベッドルームでゆっくり休みましょう。

出典：ファイブペンギンズさんの投稿

ベッドルームにかかっている「からっぽ からっぽ なーんもせん(何もしない)」という言葉は、山口県宇部市出身の画家・松田正平氏のもの。ゆるい文字と方言の素朴さに、思わず顔がほころびます。この特別な宿で、日がな一日「なーんもせん」時間を過ごしてみてはいかがでしょうか？

出典：fukun956さんの投稿

ここからは、番外編として瀬戸内海を周遊する"クルーズ船の旅"をご紹介します♩新婚旅行や記念日など、人生の大切な節目には、心に残る特別な場所で過ごしたい。そんなスペシャルな宿泊体験を約束してくれるのが、クルーズ船「guntû(ガンツウ)」です。地上とは時の流れが変わる船上で、瀬戸内の島々のあわいを進む旅…きっとあなたにとって、一生忘れられない旅になるはずです。

出典：咖喱なる投資家さんの投稿

船が発着するのは、広島県尾道市にある「ベラビスタマリーナ」。船へ乗り込み客室に入ると、目の前には瀬戸内海の優しい風景が広がります。客室はゆとりの全19室、4種類の客室はすべてがテラス付きのスイートルームなんですよ。ベッドルームやソファとテーブルの置かれた小部屋や浴室に取られた大きな窓は海面が近くに感じられ、ぽっかり海に浮かんでいるような不思議な感覚に包まれます。

出典：lionkoalaさんの投稿

ゆっくり客室で過ごした後は、メインダイニングでお食事をどうぞ。ダイニングでは、獲れたての新鮮な食材を、一人一人の好みに合わせてオーダーメイドで提供してくれるんです。食事やドリンクなどのサービスはオールインクルーシブなので、船上で過ごす間は好きなものを好きなだけ、飽きることなく味わうことができますよ♩

出典：kurodaさんの投稿

船内にはラウンジやカフェバー、ジムなどの施設が揃っており、旅の間思い思いの過ごし方ができます。ラウンジでは、奈良の有名菓子処「樫舎」の喜多誠一郎氏監修の和菓子を目の前で仕上げでくれますよ。カウンターで出来立てをいただくもよし、船の縁側に腰かけて海を眺めながらゆっくり味わうのもおすすめ。日本茶と合わせていただけば、船上で日本文化のすばらしさに浸れますね。

出典：tararisさんの投稿

瀬戸内の離島に佇む、大人のひとり旅にぴったりな宿をご紹介してきました。誰にも気を使わない自由な旅でエネルギーをチャージしたら、きっとまた明日からも頑張れるはず。気に入った宿があれば、ぜひ訪れてみてくださいね。