寒い冬は寒い岐阜でぽかぽか温泉に♡彼と行きたい「隠庵 ひだ路」

寒い日が続くと、お出かけするのが億劫になりますよね。かといって、毎週末、彼と家でゴロゴロするだけっていうのも退屈。そんな時は、カップル旅行に出かけましょう。あえて豪雪地域の温泉宿を選んで、都会では体験できない非日常感の中で雪景色と温泉、地元グルメを楽しんで彼とホットなひと時を過ごしましょう。

北アルプスの懐に抱かれた岐阜県・奥飛騨温泉郷は、平湯温泉、福地温泉、新平湯温泉、栃尾温泉、新穂高温泉からなる温泉地。四季を忘れた都会に暮らすカップルにとって、郷愁を誘う日本の原風景と豊富な温泉、ダイナミックな自然は、2人の思い出に残る旅行となるはずです。

飛騨路の玄関口である高山駅から新穂高温泉行きの濃飛バスに揺られること約50分、標高約1000ｍ、山の静寂に包まれた奥飛騨温泉郷の秘湯・福地温泉に到着です。今回紹介するお宿は、福地温泉のバス停から徒歩約2分の場所にある、飛騨造りの湯宿「隠庵 ひだ路」。広大な敷地にたった12室の客室を贅沢に配した、小学生以下は宿泊できない大人の隠れ宿です。

客室は、10畳の和室に4.5畳の掘り炬燵、露天風呂と檜の内湯、2人の時間がゆっくりと過ごせるプライベートを重視した造りです。雪景色を眺めながら畳でゴロゴロしたり、掘り炬燵の心地よさに抜け出せなくなったり、都心の暮らしでは体験できない古式ゆかしき日本の和み時を、2人でおおいに楽しめます。

プライベートで温泉三昧ができる、本格岩露天風呂と総檜造りの内湯。平安時代に村上天皇によって開湯された伝説が残り、「天皇泉」とも呼ばれている福地温泉のお湯。そんな温泉を24時間、存分に堪能して体の芯から温まれます。湯上り後は、障子を開けて湯けむり越しに雪見酒でしっとり。12室の客室は、すべて同じ造りなので、どのお部屋にあたっても安らげますよ。

川沿いの離れには、男女別の露天風呂もあります。また、夜遅くからは貸切露天風呂となり、空いていれば予約なしで利用することができます。

露天風呂は、檜造りと岩造りの2種類があり、どちらもせせらぐ川音と遠く焼岳を望む開放的な湯船で福地温泉が楽しめます。深まる奥飛騨の夜に包まれ、大きな湯船に浸かる非日常感は、2人の仲をさらに深め、特別な思い出をつくってくれますよ。

朝晩のお食事は、趣のある囲炉裏端で、飛騨の山の幸をふんだんに使った旬のお料理が振舞われます。夕食は宿泊プラン別に、地元食材を使った素朴な田舎料理が並ぶ「ベーシックプラン」、高級ブランド牛の飛騨牛が存分に堪能できる「飛騨牛プラン」、奥飛騨温泉郷の大型の大ますを使った「飛騨サーモンプラン」が選べます。どのプランも器や盛り付けにこだわり、テーブルいっぱいに並ぶので食いしん坊のカップルも大満足！

翌朝の囲炉裏端には、温野菜をはじめ、お宿自慢の自家製朴葉味噌など、奥飛騨の滋味にあふれたヘルシーメニューが並びます。朝から栄養を体に取り入れて、気持ちよく1日が元気にをスタートさせましょう。

「福地温泉 青だる」は、例年12月下旬～3月下旬あたりに開催される冬のイベント。イベント会場は、「隠庵 ひだ路」と最寄りのバス停・福地温泉の中間あたりに設けられます。山奥でしか見ることができない、青い水の柱を「青だる」と呼ぶんですよ。幻想的な水柱を堪能してみては。

出典：寮長先生さんの投稿

特別イベント期間中には、「青だる」裏側の散歩道がライトアップされたり、郷土芸能「へんべとり(獅子舞)」の実演が行われたり、甘酒の振る舞いもあります。「青だる」の鑑賞と地元の方との交流を楽しんでみてくださいね。

出典：

雪がしんしんと積もる冬の奥飛騨は、観光スポットが封鎖されていたり、景色が思うように楽しめいことも。その点、「隠庵 ひだ路」よりタクシーで約4分の場所にある「奥飛騨クマ牧場」なら雪の中を元気いっぱいに動くたくさんのクマに出会えますよ。

園内では、こぐまと記念写真を撮ったり、エサやりをしたり、ショーを観賞したりと、心が和むデートがのんびり楽しめます。売店横のお土産ショップにはオリジナルのくまグッズもあるので、暖をとりながら2人で仲良くお土産を選んでみてください。冬場はお客さんが少ないので、穴場ですよ。

出典：atsu4さんの投稿

寒いのが苦手なカップルには、「隠庵 ひだ路」よりタクシーで約30分、洞内通年平均気温は約12℃に保たれた観光鍾乳洞「飛騨大鍾乳洞」はいかが？「飛騨大鍾乳洞」は、日本全国に約80カ所ある観光鍾乳洞の中で、日本で一番標高が高いとされる900ｍに位置しています。全長800ｍの洞には色彩が美しい鍾乳石や、ヘリクタイトと呼ばれるねじれ垂れ下がる珍しい鉱物を見ることができます。

出典：TATSUYA1112さんの投稿

1月上旬～3月上旬にかけては、敷地内では厳冬を活かした「氷の渓谷」も見ることができます。「青だる」とはまた違った雰囲気の冬の芸術作品ですね。

出典：arereさんの投稿

また、洞内環境を利用した「洞窟低温貯蔵酒蔵」では低温貯蔵した日本酒や焼酎、ワインを味わったり、お買い物ができます。貯蔵キープもできるので、お酒好きのカップルなら毎年、マイボトルを味わう旅を決行しても楽しいですね。

外に出るのが億劫な冬は、あえて雪降る奥飛騨を訪れてみては？大人の隠れ宿「隠庵 ひだ路」の秘湯と美味しい地元グルメ、奥飛騨の大自然を満喫して、ホットな2人の時間を過ごしてみてくださいね。