知床で一人旅を満喫！快適に過ごせるおすすめのホテル・旅館9選

知床（しれとこ）は北海道の中でも手つかずの大自然が残る場所。オホーツク海に飛び出たツノのような形をした半島で、一部が世界自然遺産に指定されています。原生林に囲まれた「知床五湖」をはじめ、壮大な絶景ポイントがたくさん。春から秋にかけては、気軽なハイキング、本格的な登山、クルージングなど、様々なエコツアーが開催されています。冬はあたり一面の流氷が見事。大自然の力をたっぷりと感じられますよ。

「知床国立公園」での観光やエコツアーをメインに考えている方には、国立公園の入口にあたる「ウトロ町」での宿泊がおすすめです。「知床五湖」など主要な観光スポットに行きやすく、コンビニやバスターミナルもあって便利！流氷が見える天然温泉や海鮮料理も魅力ですよ。

ウトロ町から車で40分ほど離れますが、「知床斜里駅」周辺と「羅臼（らうす）町」にもホテルがあります。根室海峡側の羅臼を中心に観光したい方や、ドライブ途中で知床エリアに立ち寄りたい方、前泊を考えている方はこちらもチェックしてみてはいかがでしょうか？

この記事では、知床半島のウトロ町と羅臼町、最寄りの知床斜里駅周辺にある、お一人様OKのホテル・旅館をご紹介します。"女性一人でも快適に過ごせる宿"をテーマに、清潔感や雰囲気にも注目しました。様々な場所、価格帯の宿を選んだので、自分にぴったりの場所が見つかるはず！ ぜひホテル選びの参考にしてみて下さいね。

「北こぶし知床 ホテル＆リゾート」はウトロ漁港のすぐ側に佇むリゾートホテル。壮大なオホーツク海が目の前で、上品な空間で景色に癒されながら過ごせます。特に展望大浴場「大海原」からの眺めは絶景！露天風呂やサウナまでオーシャンビューです。夏はきらめくオホーツクの大海原、冬は流氷を眺めながら天然温泉を楽しめて、疲れが吹き飛びますよ。

客室はリーズナブルなシングルルームから高級感のあるスイートルームまで様々なタイプがあり、一人泊でも好きなお部屋を選べます。「オホーツク倶楽部・露天風呂付DXツイン」は、温泉露天風呂付きの豪華なお部屋。周りを気にせずゆっくり温泉と景色を楽しんで、湯上りはロッキングチェアでゆっくりお酒を楽しむ…。贅沢な時間を満喫してはいかがでしょうか？

夕食は選べる2タイプ。「テラスダイニングブッフェ波音」では、約50品の和洋ビュッフェを味わえます。石釜で丁寧に焼き上げるピザや華やかなスイーツもあり、大人が楽しめる内容ですよ。落ち着いてコース料理を味わうなら、「グリル知床」へ。鹿肉をはじめ、知床半島や道東の山海の幸を創作料理で楽しめます。ワインとともに優雅にディナーを満喫してはいかがでしょうか。

足湯付きの開放的な「流氷テラス」や、気軽に飲めるおしゃれな「カフェ&バル 334」、オイルエステで癒される「しれとこ りらく」、ライブラリーラウンジなど、大人が楽しめる館内施設が充実しています。一人旅でも飽きることなく、楽しい時間を過ごせますよ。

「KIKI知床 ナチュラルリゾート」は、2018年にリニューアルした温泉リゾート。ラウンジやお部屋は知床の森を感じさせるナチュラルな雰囲気で、心がホッと落ち着きます。館内には源泉かけ流しの浴場もあり、風情ある岩露天風呂でのんびり、癒しの時間を過ごせますよ。

ウトロ港から徒歩20分ほどの高台に建っているので、海側の客室からは遠くまで見渡すような開放感のある景色を楽しめます。お部屋は和室や和洋室など畳のぬくもりを感じられるタイプが多いので、裸足でのびのびくつろぎながら、オホーツクの景色に癒されてはいかがでしょう？

夕食はオープンキッチンのあるダイニング「ツリーサイドブッフェ」でいただきます。かわいらしい内装で、森の中でピクニックをしているような気分でディナーを楽しめますよ。 メニューは、オホーツク産魚介のアンチョビやアヒージョ、鉄板焼き、燻製など、和洋中様々。とろっとろのラクレットチーズも見逃せません♩好きなものを好きなだけ味わいましょう！

館内のおすすめスポットは、約250インチの大型スクリーンがあるシアターラウンジ。知床の美しい自然の風景が、ダイナミックな映像で映し出されます。おしゃれで居心地良い空間で、ソファでリラックスしながら、実際に森の中にいるような気分を味わってはいかがでしょうか。

「ウトロ温泉 知床第一ホテル」は、大浴場やレストラン、ラウンジ、売店などの館内施設が充実している、大型のホテルです。お部屋のタイプや食事場所が選べるので、自分に合ったスタイルで滞在できますよ。場所は「ウトロ温泉バスターミナル」から徒歩約20分。無料送迎があるので楽にアクセスできます。

お部屋によってはウトロの港や、オホーツクの海の夕焼け、知床の自然などを眺めることができます。窓の外の景色が開放的だと、気分も爽やかに過ごせますよ。お部屋タイプは和室、洋室、和洋室など様々。写真の「10畳和室」は間接照明が取り入れられていて柔らかな雰囲気です。バスルームとトイレが別の独立タイプなのも嬉しい所！

ウトロ温泉を楽しめる大浴場は、オホーツク海を望む広々とした空間。床にはヒスイが使われていて、天然石の美しさにも癒されます。寝湯、うたせ湯、ジャグジー、サウナもあるので、自由気ままにくつろいでみて。女性用の脱衣所はパウダールームが広々としていて、湯上りも気持ちよく過ごせますよ。

出典：れとれとさんの投稿

夕食は巨大レストラン「マルスコイ」でのバイキングか、和モダンな「食事処 氷海」での和食会席膳が選べます。落ち着いてゆっくり味わうなら「食事処 氷海」がおすすめ。知床産の鮭の炊き込みごはん、キンキの酒蒸し、エゾ鮑など、季節ごとの道東の味を堪能できますよ。

「秘境知床の温泉宿 地の涯（はて）」は、世界自然遺産の中にある温泉旅館です。周囲は見渡す限り大自然。基本的にインターネット・Wifiは繋がりません（※）。野生動物と出会ったり、天然のプラネタリウムを見上げたり…。日常を忘れて、雄大な自然をとことん満喫できるでしょう。冬季は営業していないので、春〜秋に登山やトレッキングを楽しみたい方におすすめですよ。

知床には鹿とキツネが多いそうで、その毛並みをイメージした黄金色が、お部屋のイメージカラーになっています。鹿やキツネに触れ合うような感覚で、お部屋で過ごす時間も楽しめそうですね。和室または和洋室タイプなので、畳の上でのびのび過ごせますよ。窓の外見れば、広がっているのは世界自然遺産の森！こんな贅沢、なかなかできませんね。

原生林に囲まれた露天風呂では、新鮮なかけ流しの天然温泉を楽しめます。光の加減によって綺麗なターコイズブルーやエメラルドグリーンに見え、とっても幻想的。森林浴との相乗効果でさらに癒されそうです。露天風呂は混浴ですが、女性用の湯浴み着があるので安心。また、男女別の内風呂もあります。大自然の中で温泉浴をする、他にはない開放感を味わってみて！

夕食ではウトロ産のイクラなど、オホーツク海の海の幸を中心とした和食膳を楽しめます。知床産エゾ鹿肉、アイヌ葱と呼ばれる行者ニンニクなど、山菜やジビエも豊富。季節感と北海道らしさを感じられる内容ですよ。

「ウトロ温泉 ホテル季風クラブ知床」は、ウトロバスターミナルから徒歩約15分と街から程よく離れた場所にあるホテル。道を挟んだすぐ向こうがオホーツク海で、テラスで雄大な絶景を満喫できますよ。家族経営のアットホームな雰囲気も魅力で、旅先で心温まる時間を過ごせるでしょう。

お部屋は全てオーシャンビュー！春〜秋は燃えるような夕日を、冬は一面の流氷を、プライベート空間で満喫できますよ。お部屋タイプは和室、洋室、ログハウスの3タイプ。洋室は北欧デザインを感じるおしゃれなインテリアで、気分よく過ごせますよ。写真は「洋室ツインルーム6畳」。ユニットバスが付いていて、コンパクトですが一人旅にちょうどいいサイズ感です。

館内には源泉かけ流しの浴場があります。知床でのハイキングや登山の後の温泉は格別の気持ち良さですよ。浴場は男女別の内湯と、離れの貸切り露天風呂が2つ。夜の露天風呂はランタンの明かりが灯り、幻想的な雰囲気です。晴れた日には満天の星が見えることも。誰にも邪魔されずに感動的な景色を楽しむことができて、心が洗われそうですね。

夕食は知床の旬の食材を使った和食膳。地元漁師さんから直接仕入れた海産物や、ホテルの方が近隣の山で採った山菜などが並びます。メインの「オイルフォンデュ」は、チーズフォンデュのように自分で"揚げ"を楽しめる天ぷら。好みの加減にジュワっと揚げたら、海水を窯焚きをして作られた天然塩や、羅臼昆布でとった出汁でいただきます。シンプルで味わい深く、お酒も進みますよ♩

「しれとこ村 つくだ荘」は、ウトロバスターミナルから徒歩15分ほどの場所にあるカジュアルな民宿。2015年にロビー等をリニューアルしていて、モダンで過ごしやすい雰囲気です。お部屋はほっこり落ち着く和室。3つの棟がありますが、おすすめは2008年にリニューアルされた新館です。全室バス・シャワートイレ付で快適◎。また全館禁煙で、タバコのにおいが気にならないのも嬉しい所です。

敷地内には姉妹館の「HOSTEL hanare（ホステルハナレ）」もあります。客室は男女共用の相部屋、女性専用の相部屋、個室の3タイプ。「しれとこ村つくだ荘」の温泉浴場など一部の施設も使えます。カフェのようにおしゃれなデザインも魅力♩ 宿泊費を抑えたい方や、旅人同士の交流を楽しみたい方におすすめですよ！

館内には源泉かけ流しの温泉風呂があり、大きな浴槽で思い切りリフレッシュすることができます。2015年にリニューアルした貸切りの家族風呂もあるので、周りを気にせず入浴したい方はチェックしてみて。大きな窓の外に自然が見えて、和やかな気持ちになれるでしょう。

夕食は、ウトロ港で揚がるオホーツクの魚介をたっぷり使った、ボリューミーな和食！プチプチとした食感がたまらない「イクラ丼」や、毛ガニや高級魚のメンメが付く「知床極膳－松」などがあり、どれもコストパフォーマンスの高い内容ですよ♩

「ルートイングランティア知床」は、JR知床斜里駅から徒歩約1分の場所にあるビジネスホテル。「知床国立公園」の入り口であるウトロからは車で40分ほど離れていますが、知床半島に最も近い駅で交通の便が良い場所です。コンビニや飲食店などもある街中なので、滞在しやすいですよ。

リーズナブルなビジネスタイプのホテルですが、お部屋は清潔感があってゆったり過ごせる雰囲気。VODルームシアターの無料視聴サービスもあります。夜にやることがなくなってしまっても、映画やバラエティを見て楽しく過ごすことができますよ。

さらに、館内には源泉100%かけ流しの天然温泉「知床の湯」があるんです！ ビジネスホテルでありながら、温泉旅館のように滞在を楽しむことができますよ。湯船もキレイで和の趣があり、心がゆるっとほぐれそうです。湯上りはマッサージチェアでのんびり。観光や移動で疲れた体が癒しましょう。

夕食付きのプランはありませんが、近隣に魚介料理や居酒屋などの飲食店とコンビニが多数あるので、夜ご飯には困らないでしょう。朝食は館内のレストランでビュッフェを楽しめます。こだわりのポイントは毎朝焼きたてのパン！サクサクの「クロワッサン」や、ほろ苦い「モカロール」、 お菓子のような「バニラチョコロール」などの中から毎日2種類が用意されます。おいしいパンとコーヒーで気分よく一日をスタートさせましょう。

「知床サライ」は、知床半島の東側、羅臼（らうす）町にあるゲストハウス。おしゃれな雰囲気で、1階の海が見えるダイニングはカフェやバーとしても利用できます。居心地がよく、お酒を飲みながらボーっと過ごしたくなりますよ。最大の魅力は、鮮度抜群の魚介類を中心としたお料理！羅臼町は根室海峡に面した漁師の町で、宿のすぐ近くで海鮮を仕入れられるんです。

出典：ゆらんゆらんさんの投稿

ディナーはカルパッチョやアクアパッツァなどのイタリアンで、気軽に海鮮を楽しめます。旅先の海を眺めながら、ワインとイタリアンを楽しむ夜…なんだか素敵ですね♩ 「自家製燻製カレー」「道東ジビエの鹿肉ロースト丼」など、ランチメニューも気になるラインナップ。お手頃な値段なので、宿泊前後にぜひ利用してみてはいかがでしょうか？

客室は全10室で、ツインの洋室タイプ。一人暮らしのお部屋のようなナチュラルな雰囲気で、リラックスして過ごせそうです。無料Wi－Fiと専用のデスクがあるので、パソコンを開いたり、日記を書いたり、撮った写真を整理したり…。自由な時間が過ごせますよ。

全室にバストイレが付いています。小ぢんまりとしていますが、清潔感◎。気持ちよく汗を流せそうです。

「陶灯りの宿 らうす第一ホテル」は、小ぢんまりとした温泉ホテル。手造りの可愛らしいふくろうランプが出迎えてくれて、ほっこりと温かい気持ちになります。場所は知床半島の東側の羅臼（らうす）町。車で5分ほどで港町に出られるので、過ごしやすいロケーションですよ。世界自然遺産の「知床国立公園」の自然に囲まれて、ゆったり過ごせます。

お部屋は和室と洋室ツインの2タイプ。どちらも明るく関結感があり、自宅のように心地よく滞在できます。全室無線LAN完備で、お部屋でインターネットもOK！ 自然に包まれつつ、いつものようにスマホをチェックしたりできますよ。

館内には男女別の内湯と露天風呂があり、のんびりした雰囲気の中で天然温泉を楽しめます。お湯は源泉かけ流しで、近隣にある有名な野天風呂「熊の湯」と同じものだそう。秘湯のような雰囲気も加わって、旅情をたっぷり味わえますよ。

お料理は朝夕共にセットメニューで、北海道産の食材を中心とした内容になっています。ボリュームがありお腹も心も満たされますよ。

北海道の知床エリアにある、一人旅におすすめのホテルや旅館をご紹介しました。それぞれ魅力があり、ただ泊まるだけではなく滞在を楽しめますよ。美しい夕日や流氷を眺めながら温泉に浸かったり、海鮮たっぷりの料理を堪能したり♩ 自分に合う場所を選んで、知床の魅力を宿でも楽しんでみて下さいね。