蔵王温泉のおすすめ高級旅館・ホテル8選。自然の中で贅沢なひと時を／山形県

山形県と宮城県の県境にまたがる蔵王連峰は、豊かな自然を楽しめるマウンテンリゾート。春から秋にかけては湖沼をめぐるドライブやトレッキングを、冬は多彩なゲレンデを持つ「蔵王温泉スキー場」でウィンタースポーツを楽しむことができ、一年を通して美しい自然に癒される旅ができます。特に冬だけに見られる「樹氷」は蔵王ならでは！自然の造形美に圧倒されます。

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山形県側の「蔵王温泉スキー場」周辺では、開湯1900年余りともいわれる歴史ある名湯を楽しめます。お湯は強酸性の硫黄泉。白いにごり湯は疲れた体を癒してくれますよ。「蔵王温泉大露天風呂」などの立ち寄り湯を楽しんだり、レトロな温泉街で玉こんにゃくなどの名物グルメを食べ歩いたり。昔ながらの風情を味わえます。この記事では、そんな蔵王温泉の中でも高級感のある旅館やホテルをピックアップ。大人が贅沢な気分を味わえる宿をご紹介します。自分へのご褒美旅行や、大切な人との記念旅行の際におすすめ！ぜひ宿選びの参考にしてみて下さいね。

「深山荘高見屋」は、約300年の歴史がある老舗の高級旅館です。純和風の建物で、館内のいたるところで伝統的な建築美を見ることができます。ロビーラウンジには囲炉裏もあり、冬場はしゅんしゅんと沸く鉄瓶の音に耳を傾けて、穏やかなひと時を過ごせますよ。慌ただしい日々を忘れて心から安らぎたい時におすすめの旅館です。蔵王温泉のバスターミナルから無料送迎のサービスがありますよ。

客室は全19室。老舗旅館ですがほど良くリノベーションされていて、どれも清潔感があります。スタンダードな和室から和洋室、贅沢感のある露天風呂付き客室まで多彩なタイプが揃っています。中でも、露天風呂付き客室は、蔵王の澄んだ空気と川のせせらぎを聴きながらの湯浴みができる贅沢感のあるお部屋ですよ。

こんこんと湧く自家源泉があり、新鮮なお湯を贅沢に掛け流しで楽しむことができます。川のせせらぎを感じられる露天風呂や、山形の伝統工芸職人が手掛けた桶風呂など趣の異なる9つの浴槽があるので、ぜひ湯めぐりを楽しんでみて。一人で心おきなく楽しみたい方は、「吉備多賀湯」という貸切風呂もありますよ。

夕食は、山形の食材を使った会席料理。山の幸を中心とした滋味あふれるメニューです。蔵王の希少なブランド牛「蔵王牛」はお好みの焼き加減でじっくりと味わってくださいね。山形の地酒やワインと一緒に、心ゆくまで堪能しましょう。朝食は、ふんわりみずみずしい山形産のお米を、郷土料理などのたくさんのおかずと一緒に楽しんで。

「和歌の宿わかまつや」は、蔵王温泉のバスターミナルから徒歩約5分の場所にある老舗旅館です。「蔵王中央ロープウェイ」も徒歩圏内で、観光やウィンタースポーツを満喫できるロケーションですよ。館内は明るくモダンな雰囲気で、美しく手入れされた庭園を眺めながらくつろげます。山形県出身の歌人・斎藤茂吉にゆかりがあることから、この宿ならではの雅な体験もできますよ♩

客室は全23室。「蔵王連峰」が見える眺望が良いお部屋が多く、美しい風景を前に開放的な気分で滞在できますよ。お部屋は和室にベッドが置かれた和洋室タイプと、和室タイプがあります。ベッドはふかふかのシモンズ製で、ぐっすりと眠ることができるでしょう。

個性的なのが、全室に短冊と筆ペンがおいてあること！ 歌人ゆかりの宿らしいおもてなしですね。旅の記念に、その時の気持ちを五・七・五・七・七で詠んでみてはいかがでしょう？ また、館内の「湯小路ぎゃるりぃ」では宿を訪れた方々の短歌などを鑑賞することもできますよ。

浴場では、斎藤茂吉が"霊泉"と讃えた自家源泉を掛け流しで楽しむことができます。蔵王の目透き石をくり抜いた「大石くり抜き露天風呂」は独特の風情があり、霊峰といわれる蔵王のパワーも感じられそう。内風呂や予約なしで利用できる貸切風呂もあり、好きな湯船で温泉浴を楽しめますよ。ちなみに女性用のパウダールームが完備されているので、湯上りにゆっくりスキンケアができます♩

夕食は、山形産の旬の食材をを使用し、器や盛り付けにもこだわった会席料理。米どころ・山形のおいしい地酒とともに、季節感を楽しみながらいただきましょう。「もっと山形牛を味わいたい」という方は、一品料理で「山形牛しゃぶしゃぶ」もありますよ。朝食は、山形ならではの食材と郷土料理を楽しむ和定食です。山形県ならではの「つや姫」のお米も、じっくりと味わいながら食べてみてくださいね。

「蔵王温泉 名湯舎 創 MEITOYA SO（ソウ）」は、山形蔵王の豊かな自然に囲まれた温泉宿です。和モダンな空間が広がり、訪れる人々に心地よいひとときを提供します。蔵王温泉のバスターミナルからもアクセスが良く、観光やウィンタースポーツを楽しむ拠点としても便利。

客室は、和の趣を大切にしつつもモダンなデザインが施されており、清潔感があります。こちらは和室にローベッドを2台配したお部屋。また、コネクティングルームもあり家族やグループでの利用に最適で、隣り合った部屋を行き来できるため、プライベートな空間を保ちながらも一緒に過ごすことができます。

温泉は硫黄の香りが漂う濁り湯で、源泉かけ流し＆露天風呂も完備。トレッキングやスキーで疲れた体を癒すのに最適です。夏場は湯温が高めですが、ウォーターサーバーが設置されているので、湯上りにリフレッシュできますよ。

蔵王温泉の魅力を存分に味わえる「名湯舎 創」では、地元食材を活かした夕食の御膳が楽しめます。特にジンギスカンはボリューム満点で、満腹になること間違いなし。地酒の種類も豊富で、厳選された希少な大吟醸と共に地元の味覚を堪能してみてはいかが。

「蔵王国際ホテル」は、蔵王温泉スキー場の「横倉ゲレンデ」に隣接する高級温泉ホテル。スキーや観光を満喫できるロケーションです。木材をふんだんに使った大浴場が特徴的で、蔵王の良質な硫黄泉を、風情あふれる空間で楽しめますよ。山形駅より無料送迎バスも運行しているので便利。利用日の３日前までに予約をしてくださいね。

客室は昔ながらの和室からモダンな洋室まで様々。一人旅からカップル、ファミリーまで、旅のスタイルに合うお部屋が見つかるはずです。おしゃれなお部屋が好みなら、琉球畳を使用した和モダンなゆとりあるお部屋がおすすめ。スタイリッシュな空間で、ゆとりのあるソファスペースでくつろげますよ。専用のマッサージチェアがあるお部屋もあるので、湯上りに体をほぐしてはいかが？

ホテル自慢の大浴場「八右衛門の湯」は、木材がむき出しになっている風情あふれるデザイン。照明の柔らかい灯りも心地良く、木の温もりと硫黄泉の香りに包まれてリラックスできますよ。外には広々とした岩露天風呂もあり、冬は素晴らしい”雪見露天”も楽しめます！ 3種類の貸切風呂もあるので、プライベート空間で温泉を楽しみたい方はそちらもおすすめですよ。

お食事処、マッサージ機ルームなど様々な館内施設があり、泊まるだけでなく滞在を楽しめます。開放感のあるおしゃれなラウンジには、テラスと室内に足湯が併設されていて、景色を眺めながらホッと和む時間を過ごせますよ。

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レストランでいただくお料理には、山形県の地のものがたっぷり。夕食は「山形牛」をメインにした和食で、陶板焼き、しゃぶしゃぶ、すき焼きなど、好きなお料理でとろけるお肉を楽しめます。朝食は基本的にバイキング形式で、お粥や目玉焼きなどの定番メニューの他に、山形県ならではの山菜やお漬物も並びます。郷土の味は、旅の良い思い出になりますよ。

扇型の外観がおしゃれな「蔵王四季のホテル」は、「鴫の谷地沼」のすぐ近くに佇む温泉ホテルです。湖畔には散策路があるので、早朝にのんびりと散策を楽しむことができますよ。また、2つの浴場で湯めぐりを楽しめるのも魅力！ 絶景と温泉に癒されましょう。アクセスは山形駅より無料送迎バスが運行。利用日の3日前までに予約をしてくださいね。

2022年にリニューアルした「ジュニアスイート」は、琉球畳のリビングとフローリングのベッドルームで構成された約62㎡の贅沢な客室。石張りのビューバスは高級感たっぷりで、いつもよりちょっと優雅なバスタイムが楽しめそうです。マッサージチェアが用意されているのも普段忙しい2人には嬉しいポイント。凝り固まった身体を存分にほぐしてあげましょう♪

「蔵王四季のホテル」では、2つの湯処で温泉を満喫することができます。女性は色浴衣を無料でレンタルできるので、着替えて湯めぐり気分を満喫してはいかが？ ホテルから約108歩進んだ森の中には「離れの湯 百八歩」があり、足湯や乳白色の硫黄泉を満喫できます。特に露天風呂からの眺めは絶景！疲れが吹き飛びますよ。

館内にも「白樺の湯」という大浴場があります。「離れの湯 百八歩」とはお湯も趣も違うので、ぜひ両方とも楽しんでみて！ お湯は肌に優しい弱アルカリミネラル泉。内湯と露天風呂の他にサウナもあり、じっくり汗を流せますよ。

お食事は風景を楽しめるレストラン「山の詩」、またはモダンなダイニング「さくら」でいただきます。夕食のメインはうま味たっぷりの山形牛。山形県産のお米も魅力で、甘みが特徴の「つや姫」を味わえます。

「蔵王温泉 たかみや瑠璃倶楽リゾート」は、蔵王温泉のバスターミナルから徒歩約10分の場所に位置するリゾートホテルです。蔵王の豊かな自然に囲まれたこのホテルは、世界的な建築家、故・丹下健三氏が設計したデザイナーズリゾートホテルで、特徴的な外観とアーチ状のレストランがリゾート感を演出。蔵王温泉スキー場にも近く、冬のスキーシーズンには特に便利なロケーションですよ。

全室ベッドを完備した客室からは朝日連峰の美しい景色を望むことができ、リラックスしたひとときを過ごせます。温泉ではありませんが、半露天風呂付きの客室もありますよ。アロマオイルを使いアロマバスが楽しめます。

「SPA由瑠璃（ゆらり）」の源泉かけ流し温泉は、強酸性の硫黄泉で“美肌の湯”とも呼ばれています。温泉には湯の花がチラチラ浮かび、硫黄の香りが漂う、まさに「ザ・温泉」といった雰囲気！トレッキングやスキーで疲れた体を癒すのにぴったりです。

夕食は地元食材を活かした和食中心の「旬彩創作ディナー」で、心も体も満たされるひとときを。蔵王牛や山形の地酒などを楽しむことができ、訪れるたびに新たな発見があります。朝食は、眺めのいいレストランにて朝の爽やかな景色に包まれながら和洋バイキングを♪樹氷観光やスキーの後に、「たかみや瑠璃倶楽リゾート」で贅沢なリゾート時間を過ごしてみてはいかが？

「岩清水料理の宿 季の里」は、全22室の小さな旅館。源泉かけ流しの温泉浴場と、山形県産の食材を使った手間暇かけたお料理が自慢です。プライベート感のある旅をしたい方にもおすすめ。落ち着いた雰囲気の中で静かにくつろげるでしょう。蔵王温泉のバスターミナルからは送迎サービスもありますよ。

宿に到着すると、蔵王を一望できるロビーでウェルカムドリンクならぬ「自家製のおしるこ」でのおもてなしがあります。ユニークなサービスで癒されますね。また、館内には季節感のある和小物が飾られていて、あたたかい雰囲気にホッとします。

客室は和室と和洋室があり、お好みのお部屋を選べます。各部屋の名前は山野草からとったもので、床の間には印象的なボタニカルアートが飾られています。蔵王の自然を感じられる粋なおもてなしですね。おすすめは眺望の良いスーペリア和室で、蔵王の山並みを一望しながら、開放的な気分で過ごせますよ。

離れの半露天風呂では、山の爽やかな風を感じながら、源泉かけ流しの蔵王温泉を楽しめます。白いにごり湯は温泉の風情たっぷり。疲れた体がほぐれるでしょう。内湯は温泉ではありませんが、蔵王の地下天然水を沸かしたお肌に優しいお湯になっています。気分を変えて、2つの湯船を楽しんではいかがでしょうか。

宿の自慢のお料理は、山形の地のものを使った会席料理。上質な蔵王牛や新鮮な魚介を使用したお料理がずらりと並びます。地場の野菜や果物など、季節の味覚も味わってくださいね。

「蔵王温泉 タカミヤヴィレッジ ホテル樹林」は、山形蔵王の豊かな自然に囲まれたリゾートホテルです。ホテルを出たらすぐにゲレンデが！スキーやトレッキングなどのアクティビティを楽しむのに最適な立地です。蔵王温泉バスターミナル間の送迎サービスもあり、アクセスの良さも魅力的。2022年にリニューアルされ出来た薪火ラウンジでは、時間帯によってコーヒーやクラフトビールが販売されていますよ。火のゆらぎを眺めながら、ひと息つくのにぴったりです。

客室は、和室や和洋室など多彩なタイプが揃っており、どれも清潔感があり快適に過ごせます。リビングスペースや書斎のあるスイートルームやワークテーブルやロフトのある秘密基地のようなコンセプトルーム、プロジェクターが付いたスーペリアなど、自分たちに合った空間で家族や友人と一緒にリラックス。蔵王の澄んだ空気と美しい景色を堪能しながら、心からリフレッシュできるでしょう。

館内には「かもしか遊びの湯」という開放感あふれる温泉があり、自然と一体化したかのような癒しの時間を過ごせます。蔵王温泉らしい硫黄泉は、ピリッとした感触が特徴。体の芯から温まります。広々とした露天風呂や内湯で、自然の風景を楽しみながらゆっくりバスタイムを。

夕食には蔵王牛の薪火グリルディナーとハーフビュッフェが提供され、山形の地元食材をふんだんに使った料理を堪能できます。メインは薪火で調理した蔵王牛。ハーフビュッフェには、庄内浜からの新鮮シーフードやサラダ、地元野菜を使ったグラタンに山形芋煮、特製カレーなど約10種の料理が並びます。自然と共に過ごす至福の時間を満喫。

今回は、蔵王温泉で贅沢な滞在ができる、高級ホテルや旅館をご紹介しました。硫黄の香りがする白いにごり湯にゆっくり浸かり、山形のおいしいお肉とお米を味わって、身も心も癒されるひと時を過ごしてはいかがでしょうか。