2泊3日の旅行で満喫！【角館・乳頭温泉・盛岡】など名所を巡るモデルプラン／秋田・岩手

秋田県、岩手県といえば何を思い浮かべますか？秋田県と岩手県には自然の絶景スポット「田沢湖」「抱返り渓谷」から、秘湯の癒しスポット「乳頭温泉郷」、世界遺産の歴史スポット「中尊寺」まで一度は行っておきたいスポットが目白押しです。そんな魅力がつまっている秋田＆岩手、「訪れてみたいけど、何もわからないしどう回ったらいいんだろう…」ってお思いの人も多いのでは？

そんな人に朗報です。今回は秋田県＆岩手県に行くならぜひ訪れたい王道スポット込みの、2泊3日のモデルプランをご紹介します。大自然の中だから見られる絶景を楽しんだり、歴史ある街並みをお散歩したり、名物グルメに舌鼓を打ったりと旅行で押さえておきたいポイントをぎゅっと詰め込みました。自然、温泉、街歩きと旅の中での緩急も忘れていません。なかなか行くチャンスがない東北、この機会にめいっぱい楽しみましょう♪

秋田県仙北市に位置する、水深423.4mの日本で一番深い湖「田沢湖」は、秋田観光ではぜひ行っておきたい観光スポットのひとつです。湖は日本百景にも選ばれているほど神秘的な美しさで、ゴールドに輝く「たつこ像」も印象的。表情豊かな田沢湖はいつ行っても楽しめる場所です。湖は一周30分ほどで巡れるので、ドライブがてら立ち寄るのもいいですよ。

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遊覧船に乗りながら観光することもできるんです。40分ほどの船旅はたつこ像などの有名観光スポットを回ってくれて、なかには船だからこそ見ることのできる光景も！船内のアナウンスでは「たつこ姫伝説」も話してくれるので、田沢湖をより深く知ることができますよ。デッキに出て心地よい風とキレイな景色を思いっきり堪能したり、風景が徐々に変わっていくのを見ていると、あっという間に時間が経っちゃいます。

「御座石神社(ござのいしじんじゃ)」は、真っ赤な鳥居とコバルトブルーに光った田沢湖のコントラストを楽しめる、田沢湖でも屈指の絶景スポット。この神社は美のパワースポットでも知られているので、女性ならぜひお参りしておきたいですね♩樹齢450年の御神木や、不思議な伝説がある「七色木(なないろぎ)」など見どころもたくさんあります。

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田沢湖からバスで25分ほど。秋田県が誇る秘湯「乳頭温泉郷」が見えてきます。山深いところにも関わらず、全国各地からファンが押し寄せるこの温泉は10種類以上の源泉があり、それらを7つの異なった施設で楽しむことができるんです。それぞれ雰囲気が違う温泉はどこも素敵で、コンプリートしたくなっちゃうほど。身も心もどっぷりと温泉に浸かってリフレッシュしましょ。

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7つの施設の中でここだけは押さえておきたいのが、「鶴の湯」。乳頭温泉郷の中でも最古の歴史を有し、江戸時代に建てられた茅葺き屋根の「本陣」はまるでタイムスリップしたかのよう。乳白色の「混浴露天風呂」や「黒湯」など全部で4つの異なる温泉が楽しめるんです。どれも風情たっぷりでついつい長風呂したくなっちゃいますよ。春には桜が、秋には紅葉など自然景観を楽しみながら入る温泉はまた格別の気持ちよさ！

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ほかにも滝を見ながら入ることができる露天風呂の「妙乃湯」や、廃校舎をリノベーションしたノスタルジックな「大釜温泉」など個性豊かなところばかり。豊富な湯量を誇る「黒湯温泉」では、いたるところから湯けむりが立ち上るとっても幻想的な温泉を楽しめますよ。自然豊かな秋田県だからこそ楽しめる自然と温泉のコラボレーションを心ゆくまで味わって、心身ともにリフレッシュしましょ。

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湯巡りを楽しんだら、今日のお宿の「休暇村乳頭温泉郷」にチェックインしましょう。乳頭温泉郷に入って一番手前に位置しているのでアクセスも抜群です。周りを豊かなブナ林に囲まれ、春は新緑、秋は紅葉など四季折々の景色を楽しむことができますよ。秋田の自然の魅力を感じながら、時間を忘れまったりとするにはもってこいのシチュエーションです。

全38室と乳頭温泉の中ではとりわけ大きいホテルなので、和室・洋室など好みで選べるのもうれしいところ。お部屋からは大パノラマで景色を堪能することができますよ。窓を開けると、心地よい風と自然が創り出す音が入ってきて、全身がすーっと軽くなっていくよう…。時計を外しスマホもしまって、何もしない時間を楽しんでみませんか。

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チェックインして一息ついたら、ホテル自慢の温泉で一汗流しましょう。休暇村乳頭温泉郷では2つの源泉が楽しめるんです。「田沢湖高原の湯」は、白濁で温泉らしい硫黄の香りがただよう、美肌効果が期待できるお湯。もうひとつの「乳頭の湯」は、褐色にほんのりと色づきツルツルとした肌触りで、全国的にも珍しい石油のような香りが楽しめるのだそう。もちろん露天風呂も完備されているので、ホテルの中でも湯巡りを満喫できますよ♩

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待ちに待った夕食は会席も選べますが、おすすめは約40種類の中から好きなものを好きなだけ選べるビュッフェスタイルのほう。秋田の四季を感じられる食材がたっぷり使われたお料理の数々は、どれを食べようか悩んじゃいます。秋田名物きりたんぽやいぶりがっこ、秋田由利牛、秋田セリなどあまり食べる機会がない食材を食べられるのもうれしいですよね。たくさん食べて、明日も元気いっぱいで観光しましょう♩

出典：ＫＩＺさんの投稿

田沢湖や角館を流れている玉川の中ほどに位置する、約10kmの「抱返り渓谷」は、新緑と紅葉が美しい景観地です。ブルーに透き通った渓流と楓や桜の木々が創り出す光景は、「東北の耶馬渓」と称されるほど。片道30分ほどの散策コースもあるので、気軽に自然を楽しみたい人も安心です。思いっきり深呼吸して新鮮な空気を取り込めば、身体がふっと軽くなるのがわかるはず。

出典：jaokissaさんの投稿

毎年10月上旬から1ヶ月程度は原生林が赤や黄色に色づき、最高のフォトスポットに。散策コースを歩いていると、橋や滝など絵になる光景とたくさん遭遇できます。橋の上から眺めれば、キレイな川と紅葉のコントラストに心躍るはず♩どこを切り取っても自然の偉大さを感じる抱返り渓谷で、たっぷりとマイナスイオンを取り込みエネルギーチャージしましょ。

出典：そらのぶさんの投稿

自然の美しさを楽しんだあとは、歴史情緒あふれる街を散策しましょう。「角館」は秋田県仙北市にあり、別名「みちのくの京都」と呼ばれる歴史ある街並みが有名な観光地。半径2kmほどの歩いて回れる範囲に、武家屋敷をはじめ古くに建てられた建造物が並んでいて、歩いているだけでもわくわくするような場所なんです。ぜひカメラ片手にお散歩を楽しみましょう♩

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武家屋敷の中には、実際に入って見学できるおうちも多数あるんです。現存する武家屋敷の中で最も古い「石黒家」ではお座敷に上がって昔の生活を垣間見ることも。畳に座って眺める、丁寧に手入れがなされた庭園は四季折々の美しさを存分に楽しませてくれ、見応え抜群。貴重な資料が見られる場所もあるので、何軒かハシゴして当時に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

角館といえば桜。春になると街のいたるところに桜が咲き誇り、まるでピンクの噴水のよう。武家屋敷を彩るのは、樹齢300年以上のシダレザクラです。約450本のシダレザクラが満開となり、並んでいる姿は圧巻の一言。また10分ほど歩いた先には、川沿い2kmに渡りソメイヨシノのトンネルが続いている箇所もあります。一瞬の儚さだからこそ美しさ際立つ桜の風景は、日本の宝ですよね。ゆっくり見て歩いて、脳裏に焼き付けましょう。

出典：コーヒーノキさんの投稿

武家屋敷観光の合間には、秋田県名物でおなかを満たしましょう。「お食事処 桜の里」は武家屋敷通りの一角に位置し、秋田の郷土料理や地元の食材をいただけるレストラン。一押しは店前にも書かれている、比内地鶏をふんだんに使った「究極の比内地鶏親子丼」です！稲庭うどんもありますよ。いっぱいお散歩して、おなかを空かせて挑みましょう♩

出典：ｓａ-кцяаさんの投稿

「比内地鶏の親子丼も、日本三大うどんの稲庭うどんも両方食べたい！」…そんな欲張りな人にも安心のメニューが、「比内地鶏親子丼と稲庭うどんセット」です！比内地鶏の卵をたっぷり使った親子丼はトロトロで、お肉は噛めば噛むほど味が出てくるジューシーさ♡稲庭うどんはツルツルでなめらかな舌触りです。両方ともミニサイズなので、女性でもぺろっと食べられちゃいますよ♩

今日のホテルは盛岡駅から歩いて3分ほどと、駅近に位置する「ホテル​メトロポリタン盛岡ニューウイング」で。盛岡市の中心にあるので、観光スポットへのアクセス良好なのもうれしいポイントですよね。ヨーロピアンテイストな館内は歴史ある街にぴったりの重厚な雰囲気がただよっています。一歩足を踏み入れた瞬間から贅沢でゆったりとした時間が送れますよ。

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客室は全8タイプ。おすすめは69㎡と開放的で、エレガントな調度品が印象的な一室「ウイングスイート」です。室内はリビングとベッドルームで構成され、ベッドはシモンズ社製の幅240cm。秋田からの移動の疲れも、上質な空間と最高級の寝具で吹き飛ぶはずです。

出典：サプレマシーさんの投稿

夕飯は予約必須の「うなぎ 善」で、豪華にうなぎをいただきましょう♪盛岡市でうなぎといえばここ！と言うほど有名な鰻専門店です。注文してから数十分待つ間も、気分は最高朝に高まります。到着してうな重の蓋を開いたら、香ばしい香りと美しい見た目にもうノックダウン寸前。うなぎは肉厚でふわふわ、タレも上品でご飯とよく合い、すべてのバランスが完璧です。一口一口ゆっくりと味わっていただきたいですね。

平安時代後期、約100年もの間栄え、発展を続けた岩手県平泉地方。その時代に建築された庭園やお寺は世界遺産に登録されるほど、世界的にも重要な場所なんです。旅の最終日はそんな平安時代の歴史が色濃く残る平泉で、「中尊寺」を巡ってみましょう。中尊寺へは駅からバスで10分ほど。荘厳な空気が流れる表参道「月見坂」を上った先に位置しています。樹齢400年の杉の木は、中尊寺の長い歴史を実感することができますね。

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中尊寺は850年に建てられ、その後藤原清衡が造営したとされています。敷地内には比叡山延暦寺から分けられた「不滅の法灯」がある「本堂」、義経と弁慶になぞらえて造られた「弁慶堂」、縁結びのご利益がある「阿弥陀堂」などいろんなお堂が点在しています。まったりと散策を楽しんだら、貴重な文化財が多数保管されている「讃衡蔵」で当時の技術や芸術に触れましょう。

出典：LUPIN-3さんの投稿

中尊寺と言ったら外せないのが、平泉100年の繁栄を象徴する「金色堂」です。中尊寺が建てられた当時の姿を見ることができる唯一の建造物で、国宝建造物第一号に指定されています。金色堂は中も外も金箔が貼られていて、装飾もとっても細かく豪華に作られており、まさに贅沢の極み。松尾芭蕉が有名な句を読んだことでも有名な金色堂は、圧倒的な華やかさを今でも垣間見ることができるんです。眩しいくらいの輝きを、歴史の重みとともに感じてみてください♪

出典：グルメ大家さんさんの投稿

盛岡でぜひ食べておきたいのが「盛岡わんこそば」「盛岡じゃじゃ麺」「盛岡冷麺」の盛岡三大麺。そのうちのひとつ、盛岡冷麺の名店「盛楼閣(せいろうかく)」は、多い日には一日1,000食出ることもあるという冷麺が有名なお店です。焼肉屋さんですが冷麺だけを食べに行く人も多いそう。盛岡駅から徒歩3分ほどという好立地なので移動も楽ちん！

出典：heureuxさんの投稿

盛岡冷麺の特徴は、小麦粉と馬鈴薯でんぷんを使った強いコシの麺と、牛骨のダシを使った酸味とコクがあるスープです。キムチとの相性も抜群で多彩な美味しさが口の中いっぱいに広がりますよ。辛いのがダメな人も辛さが調節できるので、最後まで美味しく食べられちゃいます。楽しかった思い出を話しながら盛岡冷麺をすすって、最後まで旅行を楽しみましょう。

出典：Yutaka-Sさんの投稿

盛岡市内は古くから城下町として栄え、明治大正時代の建物も多く残っています。そのためレトロな建物を楽しむ散策もお手のもの♩代表的な「岩手銀行赤レンガ館」は要チェックです。目を引く煉瓦造りの建物は明治に造られ、国の文化財に指定されています。立派な外見はもちろん、装飾にこだわった煌びやかな内装は、明治時代とは思えないほどセンス抜群！中に入って見学することもできるので、たくさん写真を撮って思い出を増やしましょう。

盛岡にゆかりのある宮沢賢治は、日本を代表する作家の一人です。市内には「もりおか啄木・賢治青春館」など、宮沢賢治の歴史を辿れる施設が点在しています。なかでもぜひ訪れたいのが、有名な作品「注文の多い料理店」を出版した「光原社(こうげんしゃ)」。施設内にはカフェや雑貨屋さんがあり、一息ついたりお土産を買ったりするにはぴったりの場所です。ところどころで宮沢賢治の世界観が感じられ、まるで童話の世界に入ったかのような気分になれますよ。

出典：Panjaniaさんの投稿

盛岡市のパワースポットといえば「盛岡八幡宮」。300年の歴史を持つ盛岡八幡宮は12の社があり、テーマパークのような場所としても話題です。縁結びや金運、芸事上達、さらには料理の神様までご利益は本当にさまざま。自分がもつ悩みにぴったりの神様にきっとお会いできるはずです。敷地も広々としているので、境内にいるだけでパワーをもらえるような気分になれますよ。

自然に温泉、街並み、グルメなど数え切れないほどの魅力をもつ秋田県と岩手県。全然知らない場所だからこそ感じられるドキドキわくわくは、初めての旅行の醍醐味です。さあ、さっそく秋田県＆岩手県への旅行計画を立てて、あなたの「好き」を増やしましょう♩