パワースポットの宝庫！宮崎旅行で行くべきおすすめ観光スポット11選

どこまでも広がる青い海と空が南国気分を満喫させてくれる「宮崎県」。一年を通して温暖な気候で、快晴の日が多いため、快適な旅が叶う土地です。そんな宮崎は、日本神話にまつわる場所が多いパワースポットの宝庫。例えば、天照大神がお隠れになった天岩戸を御神体として祀っている「天岩戸神社」、八百万の神が集まった神議したとされる「天安河原」など、神様の息吹を感じながら旅ができるスポットがいっぱいです。

宮崎には、自然が創り出す神秘的なエネルギーに満ちた場所も点在しています。竜宮伝説のもととなった豊玉姫の産殿だった「鵜戸神宮」、火山活動により創り出された「えびの高原」などもそのひとつ。そんなパワースポットの宝庫・宮崎で心も体もリセットして、神聖なパワーをチャージしましょ。訪れる前と後では、違う自分自身に会えるかもしれませんよ。

熊本県と大分県との県境付近にある「高千穂峡」は、大昔の阿蘇火山活動によりできた峡谷です。1.7km続くこの美しい峡谷を含む一帯は、神話に登場する「天孫降臨」の舞台と言われ、神々にまつわる神秘的なパワースポットがたくさん。国の名勝・天然記念物にも指定され、「真名井の滝」は、「日本の滝100選」にも選ばれています。いつ訪れてもキレイな場所ですが、おすすめの時間帯は日の光が差し込む午前中。心を奪われるほどの神々しさを全身で感じられますよ。

出典：ともたかサーフさんの投稿

高千穂峡を楽しむ方法は2つ。ひとつが、峡谷に沿って整備された1kmに渡る手すりのある遊歩道を歩くこと。神秘的な美しさを放つ峡谷の魅力を、余すところなく楽しむことができます。特に真名井の滝を望む展望台からの眺めは素晴らしく、撮影スポットとしても大人気。そしてもうひとつが貸しボート。柱状の岩が垂直に切り立った崖や真名井の滝を見上げながら、圧倒的な迫力を肌で感じることができます。

「高千穂神社」は約1900年前に創建された長い歴史を持つ神社で、高千穂郷八十八社の総社。神社本殿は国の重要文化財に指定されています。農産業、 厄払いの神様として信仰を集めていますが、特に有名なのが、縁結びなんです。

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根本がつながった2本の杉の木「夫婦杉」。この杉の木の周りを恋人と手をつないで3回回ると、幸せになれると伝えられています。1900年以上の歴史ある神社での縁結び祈願は、特別ご利益がありそうですね。祈願のあとは、お守りもいただいて恋のパワースポットであるこの神社の「気」といっしょに持ち帰りましょ。

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境内の神楽殿では、毎晩「高千穂神楽」が上演されます。演目は、高千穂地方に伝承されている「夜神楽三十三番」の中の代表的な4つの舞。「天照大神(あまてらすおおみかみ)」が「天岩戸(あまのいわと)」にお隠れになった際、岩戸の前で踊って岩戸を開くきっかけを作った「天鈿女命(あめのうずめのみこと)」の舞や、その岩戸を力をこめて取り払った「天手力男命(あまのたぢからおのみこと)」の力強い舞などが楽しめます。

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「天岩戸神社」は、天照大神がお隠れになった洞窟・天岩戸を御神体として祀っている神社。西本宮と東本宮があり、西本宮では拝殿から参拝することになりますが、残念ながら通常の参拝では御神体の天岩戸は見られません。ですが社務所で申し込めば、神職の方の案内で遥拝殿から対岸の中腹にある天岩戸を見ることができるんです。撮影禁止区域のため、行った人しか体感できない神秘の世界が味わえますよ。

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東本宮は、天照大神が天岩戸からお出ましになったあと、最初に住んだ場所が祀られている神社。静かで厳かな雰囲気が全体を包み込んでいます。そんな東本宮でおすすめなのが、社殿の裏の大きな杉の木の根元で湧く御神水。自由に持ち帰ることができるので、容器を準備していくといいですよ。その御神水の場所よりさらに奥へ進むと、根がつながった七本杉があります。東本宮は、知る人ぞ知るパワースポットでおすすめですよ。

天岩戸神社西本宮から徒歩約10分の場所にある「天安河原(あまのやすがわら)」。天照大神が岩戸に隠れて天地暗黒となった際、八百万の神が集まって神議なさったと言われる河原です。その一角、間口40ｍ・奥行き30ｍもある大洞窟「仰慕ヶ窟(ぎょうぼがいわや)」は、神々しい雰囲気に包まれています。

出典：hidecyさんの投稿

願いを込めて石を積み上げると願い事が叶うという言い伝えのある天安河原では、訪れる人たちが積み上げた石がいっぱい。一つひとつの石に願いを込めて、バランスよく積み上げて願いを叶えましょ。

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天岩戸神社から天安河原までの遊歩道に架かる太鼓橋は、最もパワーが強いと言われているスポット。青々とした木々の香りと川のせせらぎ、さわやかな風が清々しい気持ちにさせてくれます。清らかなパワーを心にまでチャージできますよ。

風光明媚な日南海岸に面したパワースポット「鵜戸(うど)神宮」は、国の名勝にも指定されています。美しい朱塗りの御本殿が洞窟の中に配置された、全国でも珍しい神社です。洞窟の中には、撫でると開運や病気平癒にご利益がある「撫でうさぎ」や、「豊玉姫命(とよたまひめのみこと)」が育児のために乳房を付けていったという「お乳岩」などもあります。

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豊玉姫命が御子(みこ)であり、この神社の主祭神でもある「日子波瀲武鸕鶿草葺不合尊(ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと)」を生むために建てた産殿のあった場所として伝わる、美しい朱塗りの御本殿。主祭神のほかに五柱の大神様が祀られています。そのため、縁結び・安産・育児・海上安全とさまざまなご利益があるとされ、お守りの種類も豊富なんですよ。

この神宮に参拝したら迷わず挑戦したいのが「運玉投げ」。本殿前の広場から海岸線を見下ろしたところにある「亀石」めがけて、女性は右手、男性は左手に運玉という石を持ち、それを願いを込めて投げ入れるという鵜戸神宮の名物です。広場から亀石までの距離は約12m。頭から尻尾まで約8mの亀石の背中にある、約60cm角の桝形のくぼみに運玉が入ると願いが叶うと言われています。亀石の背中に命中するだけでもOKなので、ぜひチャレンジしてみましょ。

出典：shickyさんの投稿

太平洋に面した奇岩「鬼の洗濯板」に囲まれ、島全体が神社の境内という「青島神社」。日本神話「海幸彦と山幸彦」の舞台であり、山幸彦と豊玉姫が結ばれた地でもあるこの青島神社は、縁結びのご利益をいただけるとされています。また北半球最北のヤシ科植物の群生地で、霊木・ビロウ樹に囲まれた南国ムードいっぱいのフォトジェニックなパワースポットでもありますよ。

恋のパワースポットだから、気になるのはやっぱり恋の行方。山幸彦と豊玉姫が結ばれたこの地だから、きっと当たるはずですよね。いい結果が出ますように♪でも、もしも不本意な結果でも大丈夫。最強の縁結びスポットならでは、元宮での神頼みチャンスが残っていますよ。

絵馬が吊り下げられた「祈りの古道」を抜けると、トロピカルな霊木・ビロウ樹に囲まれた元宮があります。ここは弥生式土器や獣の骨などが出土する、古代から祭祀が行われていたと言われる場所。そこで参拝したあとに、元宮の隣にある「夫婦ビロウ」に願いを込めて「産霊紙縒(むすびこより)」を結べば、願いはきっと叶うはず。色はもちろん良縁のピンクです。そして、仕上げはお守りですね。恋のパワーを余すところなくいただいちゃいましょ。

「日豊海岸国定公園」の南端に位置する「日向岬」は、柱状節理（＝柱状に割れ目ができた岩が切り立っている様子）の崖を形成しているリアス式海岸です。国の天然記念物に指定されている景勝地で、「馬ヶ背遊歩道」の先端まで行くと、どこまでも広がる太平洋を見渡すことができます。ちなみに「馬ヶ背」の由来は、海から見ると岩肌が盛り上がった馬の背のように見えたからだそう。馬ヶ背遊歩道では、散策しながら1500万年前に形成された絶景を楽しめますよ。

「日向岬馬ヶ背展望台」から見る垂直に伸びる断崖絶壁は、70mにも及び、日本一の高さを誇ります。さらに、2022年4月のリニューアルにより、展望台の床がスケルトンに！足元の強化ガラス越しに崖が透けて見え、しかも海側にせり出しているので臨場感たっぷり！迫力満点の絶景が体感できますよ。

「都井岬」は、日南海岸国定公園の最南端に位置する自然豊かなスポット。日本の在来馬のひとつで国の天然記念物に指定されている「御崎馬(みさきうま)」が草を食んだり、道を歩いたりしていてのどかな雰囲気満載です。ちなみにこの御崎馬は、江戸時代の侍の馬が野生化したもの。御崎馬について説明してもらえる野生馬ガイドツアーへの参加もおすすめですよ。

都井岬の太平洋に突き出た先端には、美しくそびえ立つ「都井岬灯台」の姿も。白亜の灯台は海と空の青によく映えます。九州で唯一の観覧可能な灯台で、資料展示室ではパソコンクイズや映像、写真などで日本の航路標識が解説されていますよ。絶景も体験できるおすすめのスポットです。

出典：こーせー。さんの投稿

宮崎県と鹿児島県の県境に位置する「えびの高原」は、霧島連山の標高1,200m地点にある四季折々の花や緑が広がる高原です。火山活動の影響で独自の生態系が繰り広げられ、霧島ならではのミヤマキリシマやススキの草原が広がっています。

出典：tome3さんの投稿

えびの高原は、世界中で霧島山にしかないバラ科の植物・ノカイドウの自生地として、国の天然記念物に指定されています。しかも、霧島山の中でもほとんどの株が、えびの高原の渓流沿いにあるんです。桃色がかった可憐な白い花が見られるのは5月上旬頃。その時期に訪れると、世界にひとつだけの花に巡り会えますよ。

えびの高原には、火山によりできたカルデラ湖がいくつもあります。コバルトブルーに輝く「不動池」、紅葉や新緑など季節ごとに鮮やかなコントラストが楽しめる「大浪池」、国による「御池野鳥の森」であり、バードウォッチングやキャンプが楽しめる「御池」など、湖ごとにさまざまな楽しみ方がてきますよ。火山活動により生まれた自然の偉大なエネルギーを全身で感じてみて。

「サンメッセ日南」は、世界で初めてイースター島の長老会から正式な許可を受けて、完全復刻された7体の巨大なモアイ像「モアイ アフ・アキビ」が置かれたテーマパークです。日本のモアイ修復チームが、1992年から3年かけて、倒れていた15体のモアイを立ち上げたことからこの建立が実現。日南海岸がモアイ建立に相応しい景観だったのも、実現できた理由のひとつでした。海をバックにそびえ立つ姿がまるでイースター島みたいで、この景色と見事にマッチしていますね。

「恋人の丘」には、「最愛(モアイ)」と名付けられた2体のモアイ像がありますよ。ご利益はカップルの仲直り。上手くいっているカップルには、最愛が訪れるかも？その近くには、海に吸い込まれそうな感覚が体感できるブランコや、フランス語で「見る人」を意味するカラフルな「ヴォワイアン像」が配置されています。日本にいるとは思えない景色の中で非日常感が満喫できますよ。

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景色の素晴らしいサンメッセ日南の中でもおすすめの場所が、「太陽の階段」の上から見る景色です。正面から見たらモダンな「センタープラザ」の「天空の塔」が、太陽の階段からはまるで冒険ファンタジー映画に出てくる古代遺跡のように見えるんです。その天空の塔からも絶景が楽しめますよ。このように、いたるところに見どころのあるテーマパークです。

「生駒高原」は、霧島連山を背景に四季折々の自然の美しさに触れられる、標高540m地点に広がる高原です。特に、秋のコスモスは有名。見渡す限りの草原を埋め尽くすのは、なんと驚きの100万本ものコスモスです。色とりどりのコスモスと、霧島連山を背景に素敵な写真が撮れますよ。

出典：三千世界さんの投稿

春の生駒高原を彩るのは、15万本のカリフォルニアポピーとアイスランドポピー。薄く儚げな花びらが風に揺られてヒラヒラと踊る姿は、ずっと見ていたくなるほどの可憐さです。この光景は、写真で撮るよりも動画での撮影が断然おすすめ。旅の思い出を振り返るたびに癒されますよ。春は菜の花、夏はサルビアと、コスモスやポピー以外も見られるお花はたくさん。四季を通して花と緑が楽しめる、心から満たされる高原です。

宮崎県には、火山活動が創り出した生態系や大地、波の浸食による奇岩などのダイナミックな自然、神話の薫りただよう神々しいパワースポットなど見どころがたくさん。仕事でもプライベートでも心の詰まりを感じたら、宮崎へ足を延ばしてみませんか。荒々しくエネルギーを感じさせるスポットも、やさしく包み込んでくれるようなスポットも、宮崎ならいろんなパワーをチャージしてくれて、何にもとらわれない素の自分に還ることができるはずです。