佐賀・有田「竜門峡」は緑と名水の神秘的な癒しスポット！

2016年は有田焼創業400年。焼き物の里、有田ではさまざまな記念イベントが催されます。有田には焼き物以外にも、おすすめのスポットがたくさん！　黒髪山（くろかみやま）県立自然公園の「竜門峡（りゅうもんきょう）」は、神秘的な渓谷美と名水で人気の癒しのスポット。有田を訪れたら足を伸ばしてみませんか？　竜門峡の魅力と名水仕込みのグルメをご紹介します。

九州の北西部に位置する佐賀県。「竜門峡」のある有田町は、佐賀の西部エリアにあたり、磁器の産地の長崎県波佐見町と隣りあっています。古くから霊場として崇められた黒髪山の懐にある「竜門峡」は、竜門ダムの上流にあり、遊歩道が黒髪山まで続いています。奇岩で有名な黒髪山（516m）は国の天然記念物のカネコシダの自生地です。

竜門峡はJR有田駅から車で15分の距離。竜門ダムの一方通行の周回道路を走っていくと、竜門ダムの駐車場に到着します。

ここは竜門峡の入口でもあり、黒髪山の登山口。キャンプ場もあり、遊歩道が黒髪山まで続いています。

帰りはまた、一方通行の周回道路を走って帰りましょう。

竜門峡は伝説の場所。神秘的な竜門峡の谷底には、今も大蛇が眠ってるのかも。

「昔、肥前の国有田郷白川の池にすむ大蛇が大暴れしていました。朝廷から大蛇退治の命を受けた鎮西八郎為朝らは、大蛇退治に出かけ、弓で射抜かれた大蛇は竜門峡の谷底で果てたそうです」

黒髪山大蛇退治（くろかみやまおろち）の伝説は、伝統文化の交流プラザ「有田館」で世界初の磁器製のからくり人形劇となって上映されています。

竜門峡や竜門ダムの周回道路は、桜や紅葉の名所として知られています。春は桜のトンネル、秋には艶やかに色づいた紅葉が堪能できます。散策を楽しんで、身も心もリフレッシュしましょう。

竜門ダムの駐車場の側にある竜門キャンプ場にはバンガローもあり、手軽にアウトドアな休日を過ごすことがでます。竜門峡まで遊歩道を散策するもよし、洞窟体験や黒髪山まで登山もできるので、家族や友人との思いでづくりにおすすめ！　人気のキャンプ場なので、必ず事前予約をして利用しましょう。

竜門峡の清水は「名水百選」に選ばれた清らかな軟水。その名水で仕込まれた有田の宗政酒造（むねまさしゅぞう）の酒は、まろかでやさしい味わいの名酒に。湧水を求めて水汲み場には、多くの人が訪れます。

竜門峡の自然を望みながら、こだわりの自家焙煎コーヒーや自然酵母の焼き立てパンが味わえるカフェ「木もれ陽（こもれび）」。地元で人気の癒しのカフェです。

創作川魚料理の料亭「龍泉荘（りゅうせんそう）」は、地元で有名な鯉料理の人気店。竜門峡の水域で育った鯉は臭みもなく身が引き締まり、食感と上品な味わいが鯛に似ていると評判です。鯉が苦手という方も舌鼓を打つ驚きの味。

JR有田駅からも近く、車で15分の距離です。有田を訪れたら、ぜひ竜門峡にも足をのばして、自然とグルメを堪能してみませんか？