2016年12月16日
どのお顔が好み?東京みやげの代表格「人形焼」の名店を比べてみた
カステラ風の生地の中に、あずき餡をつめこんで、人型を模した鋳物の型で焼き上げる伝統のお菓子「人形焼」。東京土産の定番として、高い人気を誇っていますよね。でも東京には人形焼の老舗が多く、どこのお店のものを買えばよいのか迷ってしまうこともしばしば…。今回は、そんな迷えるアナタのために、各店の人形焼の特徴をガイドしていきたいと思います!
人形焼の発祥の地は、日本橋人形町。江戸時代、人形町界隈には「中村座」や「市村座」といった歌舞伎小屋があり、歓楽街として栄えていました。
しかし、歌舞伎はおもに上流階級のための娯楽。
では庶民にとっての娯楽は何だったのかというと、芝居小屋でおこなわれる「薩摩浄瑠璃」や「人形芝居」などが大人気だったのだそうです。
このため、界隈には人形職人が多く移り住むようになり、いつしか「人形町通り」と呼ばれるようになりました。
明治中頃になると、日本橋一帯は道路が舗装され、物資の動きが活発になります。そんななか、庶民の食材として手に入りやすくなってきた小麦粉と卵を使って、新たに人形町の名物として誕生したのが、「人形焼」なんです。
その後、明治から大正にかけて、東京の娯楽の中心地が人形町から浅草に移り、多くの演芸場や劇場で賑わうようになると、人形町の菓子職人たちもこぞって浅草に移り住むようになります。
そんな彼らが作ったのは、雷門や五重塔などの浅草名所を鋳型に落とし込んだ「名所焼」という名の人形焼。
これが浅草土産として大人気となり、現在でも人形焼と言えば、浅草が真っ先に思い浮かぶようになったんですね!
セブン「開けるぞ」
— ゾフィーの休日 (@zoffy52) 2016年8月7日
ベリアル「浅草と言ったら人形焼か?雷おこしか!?」
ゾフィー「ふふ、なんだろうね?」 pic.twitter.com/5vzrnkay4Y
それでは、都内にある各店舗の人形焼を見ていきたいと思います。まずは、人形焼発祥の地・人形町の老舗御三家から。
東京メトロ・人形町駅から徒歩2分、甘酒横丁を明治座方面に歩くと、その中ほどにあるのが「人形町亀井堂」です。
人形町亀井堂は、明治6年創業の神戸元町「亀井堂総本店」からのれん分けを受けた、昭和4年創業の瓦煎餅の老舗。ですが、人形町の御三家に数え上げられるほど、人形焼でも有名なお店なんです。
このお店の人形焼の特徴は、なんといっても、牛乳やバターを使わない「和カステラ製法」にあります。乳製品を使っていないぶん、他の店の人形焼よりも卵の味が強く感じられるんですよ。
生地の中身は、お店で毎日練り上げるという、甘さ控えめのこしあん。
このお店は、江戸時代に町奉行を務めた佐々木信濃守顯發の子孫がのれんを守っていらっしゃるだけあって、その人形焼も深い品格のある実直な味に仕上がっています。
フワッ、写真だけtweetされちゃったスイマセン。
— エコリフォーム (@ecoreform) 2016年12月3日
今日のおやつ、人形焼は亀井堂さんのです。柔らかすぎない生地としっかりめの餡子がうまいです! pic.twitter.com/nlkgQpWf0m
人形町亀井堂
閉業や休業等の理由により食べログに店舗情報が存在しないか、一時的な障害で店舗情報が取得できませんでした。
亀井堂は甘酒横丁の途中にありましたが、この「人形焼本舗 板倉屋」は、甘酒横丁のまさに入口にあります。人形町駅からはA1出口を出てすぐのところです。
実はこの板倉屋が、人形焼の発祥の店と言われています。
明治40年の創業後、板倉屋初代の藤井貞三氏が、菓子職人の吉本民生氏といっしょに、人形町ならではの銘菓を作ろうと思い立ち、先に述べたような経緯で誕生したのが人形焼というわけ。
そんな板倉屋の人形焼の特徴は、この「七福神スマイル」。人形町には七福神を祀っている神社があり、七福神巡りをするひとも多く訪れていたことから、この形を選んだのだそうです。
人形焼の生地には卵黄に砂糖・蜂蜜などを加え、一晩寝かした後にメレンゲと小麦粉を加えています。そうすることで、生地がふわっふわに仕上がるんですよ。
こしあんは、十勝産の小豆と上川産の「しゅまり小豆」をブレンドしたもので、色やコク、香りも良いのが特徴です。
機械で作られる人形焼がほとんどを占める昨今、板倉屋の人形焼は創業110年以上変わらぬ手焼きで作っています。伝統を守りつつも、手焼きによって一つ一つの人形焼もきれいに仕上げることができます。みなさんもぜひ手焼きのおいしさを実感してみてくださいね(^o⌒*)/ pic.twitter.com/8TzhbQJLIr
— 人形焼本舗 板倉屋 (@itakuraya) 2016年12月1日
人形焼本舗板倉屋の詳細情報
人形焼本舗板倉屋
人形町、水天宮前、浜町 / 和菓子
- 住所
- 東京都中央区日本橋人形町2-4-2
- 営業時間
- [月] 10:00 - 17:30 [火] 10:00 - 17:30 [水] 10:00 - 17:30 [木] 10:00 - 17:30 [金] 10:00 - 17:30 [土] 10:00 - 17:30 [日] 定休日 [祝日] 定休日
- 定休日
- 日曜日、祝日
- 平均予算
- ~¥999
半蔵門線・水天宮前駅の7番出口をのぼるとすぐ目の前にあるのが、毎日3000個、多い日には1日に1万個もの人形焼を売るという「重盛永信堂」です。
大正6年に創業した重盛永信堂は、砂糖と卵をふんだんに利用した「ゼイタク煎餅」でも有名なお店。塩加減が絶妙で、ビールのおつまみにも合うんですよね〜。
そんな重盛永信堂の人形焼は、板倉屋と同じ七福神モチーフ。福禄寿だけがいない6種類なのもおんなじです。
七福神の見た目は、板倉屋のヘレニズム風なくっきりした目鼻立ちに比べると、重盛永信堂のものは、柔和でオリエンタルな仏像の顔立ち。これは好みが分かれるところかもしれませんね。
こちらの人形焼は、とにかく皮が薄く、甘めに味付けされた十勝産小豆のこしあんがたっぷり入っている点が大きな特徴。
カステラ生地よりあんこを!という人には一番オススメの人形焼です。
日本橋人形町
— michi (@sMzR0USkQKyqonE) 2016年11月29日
重盛永信堂🏚
壺焼 ✨
中に粒あんが入っています
人形焼の壺バージョンだね〜
店の前で
人だかりが出来ていて 👪
買わずには 居られない
雰囲気が漂っていたから👀
釣られて
買っちゃった😅
今日の夕飯だぁ…😐
いただきます…😰 pic.twitter.com/YKxgLMbVpw
重盛永信堂の詳細情報
重盛永信堂
水天宮前、人形町、浜町 / 和菓子、甘味処
- 住所
- 東京都中央区日本橋人形町2-1-1 重盛永信堂ビル 1F
- 営業時間
- [月] 09:00 - 19:00 [火] 09:00 - 19:00 [水] 09:00 - 19:00 [木] 09:00 - 19:00 [金] 09:00 - 19:00 [土] 09:00 - 18:00 [日] 定休日 [祝日] 定休日 ■ 定休日 日曜日、祝日(日曜日営業している場合もあり。HPを確認した方が良いです)
- 定休日
- 日曜日、祝日
- 平均予算
- ~¥999
- ~¥999
さてさて、ここで一息入れましょう。東京には、伝統的なモチーフ以外のユニークな人形焼を売っているお店もいくつかあるので、番外編としてご紹介したいと思います。
一風変わった東京土産にいかがですか?
JR秋葉原駅の高架下にある、アニメ「機動戦士ガンダム」のコンセプトレストラン「ガンダムカフェ」。となれば、人形焼のかたちも想像つきますよね?
販売されているのは、こしあんの「連邦」と抹茶あんの「ジオン」。それぞれ10個入りで、かわいらしくデフォルメされた6種類のモビルスーツの形をしているんです!
このガンダム人形焼は、実物大ガンダム像があるお台場の、ダイバーシティ東京プラザ店でも購入可能ですよ。
東京で買ってきたガンダム人形焼開けた pic.twitter.com/gfU4bQdLAl
— カズゴン (@kazugonn7957) 2016年10月1日
ガンダムカフェ 秋葉原店
閉業や休業等の理由により食べログに店舗情報が存在しないか、一時的な障害で店舗情報が取得できませんでした。
人形町から多くの菓子職人が移り住んだ浅草。いまや仲見世通り周辺には人形焼を売る店がたくさんあり、外国人観光客にも人気のスイーツとなっています。そんな浅草の人気店を5軒、ご紹介します。
雷門から浅草寺のほうに向かって仲見世通りを歩いて行くと、なかほどにある人形焼店が「亀屋」です。
亀屋では機械を使わず、人間の手作業で人形焼を焼いています。職人さんが人形焼をつくる様子は、お店のガラス越しに見ることができますが、まさに熟練の技!
人形焼の発祥についてのところでもご説明しましたが、浅草の人形焼は浅草の観光名所などがモチーフになっています。
ここ亀屋の人形焼は、「提灯」「釣鐘」「五重塔」「仁王」「鳩」「亀」の6種類。
人形焼の発祥についてのところでもご説明しましたが、浅草の人形焼は浅草の観光名所などがモチーフになっています。ここ亀屋の人形焼は、「提灯」「釣鐘」「五重塔」「仁王」「鳩」「亀」の6種類。どれも薄皮・たっぷりあんこのタイプの人形焼なのですが、機会があれば、ぜひ焼きたてのものを食べてほしいです。
焼きたての人形焼は、皮がサクサクとした食感でまるで別のお菓子のよう!
もちろん、冷めても皮とあんがしっとりなじんで、一段とおいしくなりますよ。そちらのほうが好きだというひとも、たくさんいらっしゃいます。
亀屋@浅草の人形焼。焼きたてを一個食べて人形焼に対するイメージが変わりました!皮がパリッとしてて極薄で、ほぼ餡子!あっつあつで火傷しそうなこしあんが絶品でした(≧∇≦) #人形焼 #亀屋 #和菓子 pic.twitter.com/iUlBx1nsTl
— 佐藤愛@育児中スイーツ・パンブロガー (@ai_sato1119) 2015年8月31日
亀屋の詳細情報
雷門から見て、仲見世通りの一番奥の右手。角にあってわかりやすいのが、「木村家本店」です。
このお店も店頭で人形焼を手焼きしている様子を見ることができます。木村家本店は明治元年創業の老舗で、浅草仲見世で最初に人形焼を販売した店だと言われています。
人形焼の形は、「提灯」「五重塔」「鳩」「雷様」の4種類。どれも初代が浅草にちなんで考案した4種類なのだとか。お菓子になった雷様はかなりキュートです。
厳選された小麦粉と卵を使用した木村家本店の人形焼は、カステラ生地のふわふわした食感というよりも、しっとりもちもち系の食感。あんも上品な甘さで、甘いものがちょっと苦手という方にもオススメできますよ。
東京・浅草観音様のお膝元・仲見世にあります木村家本店のご存知・人形焼をいただきました。まだ温かさの残る出来たての人形焼は江戸浅草らしくさっぱりした甘さです。観音様の鳩、五重塔など浅草らしい形もうれしいですね!ごちそうさまでした。 pic.twitter.com/oTq2lRbFbz
— 望月太左衛 (@tazae2) 2014年11月1日
木村家本店の詳細情報
木村家本店
浅草(東武・都営・メトロ)、浅草(つくばEXP)、田原町 / 和菓子
- 住所
- 東京都台東区浅草2-3-1
- 営業時間
- [月] 10:00 - 18:00 [火] 10:00 - 18:00 [水] 10:00 - 18:00 [木] 10:00 - 18:00 [金] 10:00 - 18:00 [土] 10:00 - 18:00 [日] 10:00 - 18:00
- 平均予算
- ~¥999
- ~¥999
仲見世通りにはふたつの「木村家」があります。木村屋本店が一番浅草寺寄りにあるのに対し、それよりも手前にあるのが「元祖 木村家人形焼本舗」です。
この2店、混同しているひとが非常に多いのですが、木村家人形焼本舗は「ハトのマーク」のほうですから、お間違えなく。
こちらの店の人形焼も、かたちは「提灯」「五重塔」「鳩」「雷様」の4種類。
でもよく見ると、提灯のなかの文字が木村家本店のものと違います。
全体的にみても、こちらの人形焼のほうがややぽっちゃり系でしょうか。
いつも出来たてを食べてほしいという思いから、百貨店や売店などでは販売せず、仲見世通りの店舗でしか購入することができない「元祖 木村家人形焼本舗」の人形焼。
そのこだわりの味は、ぜひ店頭で味わってみてくださいね。
今日の浅草土産(*´∀`*)♪
— かにゃ♪ (@kana3do) 2015年5月17日
浅草寺と浅草神社の御朱印☆
木村家人形焼本舗の人形焼♡
やっぱり浅草寺幼稚園の前のが美味しい!!こしあんで最高ですな(^q^) pic.twitter.com/HHKj3akl9E
元祖木村家人形焼本舗の詳細情報
元祖木村家人形焼本舗
浅草(東武・都営・メトロ)、浅草(つくばEXP)、田原町 / 和菓子
- 住所
- 東京都台東区浅草2-3-1
- 営業時間
- [月] 09:30 - 18:00 [火] 09:30 - 18:00 [水] 09:30 - 18:00 [木] 09:30 - 18:00 [金] 09:30 - 18:00 [土] 09:30 - 18:00 [日] 09:30 - 18:00
- 平均予算
- ~¥999
- ~¥999
仲見世通りを浅草寺方面に歩いて行くと、伝法院通りの手前左手にあるのが「三鳩堂(みはとどう)」です。
三鳩堂の人形焼の最大の特徴は、価格がリーズナブルなこと。
店頭でいただく焼きたてのものは、1個100円(2016年12月現在)とそれほどでもないのですが、箱に詰められた10個入りのものは、なんと一気に半額の500円!
さらに、タイミング良くタイムセール時に訪れることができると、焼きたてのものが2個で100円、10個入りのものは400円で購入することもできちゃいます。
箱入りのものはきちんと個別包装されているので、得意先周りや帰省の際の手土産にもぴったりです。
ちなみに価格との兼ね合いか、人形焼の形は「提灯」「五重塔」「鳩」の3種類とちょっと寂しい感じ。
でも三鳩堂という店名だけあって、この店の鳩がいちばんかわいらしい気がします。
浅草仲見世で人形焼を買うとき、つい三鳩堂にしてしまう。手焼きじゃなくて機械焼きだけど、美味しいし、1つから焼きたてをバラ買いできるし、店員さんが感じいいし。 pic.twitter.com/aqpbv7lvSq
— nekoboke (@nekoboke) 2016年12月6日
三鳩堂の詳細情報
三鳩堂
浅草(東武・都営・メトロ)、浅草(つくばEXP)、田原町 / たい焼き・大判焼き
- 住所
- 東京都台東区浅草1-37-1
- 営業時間
- ■ 営業時間 AM8:30〜PM9:00(観光行事日はPM11:00まで)
- 平均予算
- ~¥999
- ~¥999
以上が仲見世通りにある人形焼のお店でしたが、この「常盤堂 雷おこし本舗」は雷門をくぐる手前にあります。雷門に向かって左手の側です。
常盤堂は約250年前の江戸時代末期の創業で、現在の会社組織になったのは昭和25年。以来、伝統的な「雷おこし」のみならず、人形焼や「蒸しきんつば」なども取り扱っています。
このお店の特徴は、提灯や釣鐘といった伝統的なモチーフのみならず、企業などとコラボレートしたさまざまな人形焼を販売しているという点。
たとえば、この「笑点人形焼」は、笑点の大喜利メンバー8人の顔がモチーフになっていて、お土産にすれば家庭であれ職場であれ、誰をとるかでケンカになること請け合い。
さらに東京の最新の観光名所・スカイツリーを模した「東京スカイツリー人形焼」なんてものもあって、全高634メートルもあるスカイツリーがとってもコンパクトになっちゃいました。
人形焼が東京スカイツリーの形になりました。なんともかわいいこの風貌。下町の伝統の味と東京の新しいシンボル東京スカイツリーとの合作です。
— 遠江 (@_1oe3) 2016年5月7日
詳細はこちら→ pic.twitter.com/TKScAwc3Fk
常盤堂雷おこし本舗 雷門本店の詳細情報
常盤堂雷おこし本舗 雷門本店
浅草(東武・都営・メトロ)、浅草(つくばEXP)、田原町 / 甘味処、和菓子、肉まん
- 住所
- 東京都台東区浅草1-3-2
- 営業時間
- [月] 10:00 - 18:30 [火] 10:00 - 18:30 [水] 10:00 - 18:30 [木] 10:00 - 18:30 [金] 10:00 - 18:30 [土] 10:00 - 18:30 [日] 10:00 - 18:30
- 平均予算
- ~¥999
さてさて、笑点キャラも楽しいですが、東京にはまだまだキャラクターものの人形焼を販売しているお店があります。ここで番外編その2、いってみましょう!
ご紹介するお店はいままでと打って変わって、秋葉原にあるメイドカフェ「キュアメイドカフェ」。
このお店では、持ち帰り商品として「キャラ焼き」というアニメキャラがモチーフとなった人形焼を購入することができます。
現在購入できるのは、「ONE PIECE」「初音ミク」「銀魂」のキャラ焼き。丹波産の卵や信州の牛乳など厳選された素材を使用していて、見た目のかわいさとは裏腹に意外と本格派なんですよ。
初音ミクのキャラ焼き〜 pic.twitter.com/BF95qvWtD2
— さきっぽ (@kurohijiki53) 2016年12月2日
よくよく考えると、伝統的な人形焼というのも、日本のキャラクター文化の先駆けかもしれないですね。
キュア メイドカフェ
閉業や休業等の理由により食べログに店舗情報が存在しないか、一時的な障害で店舗情報が取得できませんでした。
最後に、人形町と浅草以外の都内の人形焼の名店をご紹介いたしましょう!
「上野亀井堂」は、地下鉄・上野広小路駅を出てすぐのところ、鈴本演芸場の中央通りを挟んで向かい側にあります。もちろんJR上野駅からも徒歩でなんなく行ける距離です。
明治23年創業の亀井堂は、瓦煎餅や人形焼、手作りラスクが有名なお店。
このお店の人形焼も人間の顔を模しているのですが、七福神ではなく、文楽(人形浄瑠璃)に登場する代表的な8種類の首(かしら)がモチーフになっているんです。
そういえば、人形焼はもともと浄瑠璃や人形芝居の客を当て込んで作られたんでしたね。人形がモチーフというのはある意味「本当の」人形焼と言えるかもしれませんね♪
上野、亀井堂の文楽人形焼。店にカフェが併設されていて、中で食べられるのは高齢者を連れているとありがたい。亡くなった祖父は、ここの瓦煎餅が好きだった。 pic.twitter.com/M4YyUSwPdT
— 桂木裕【ポケモンムーン】 (@mayakima) 2013年6月2日
上野亀井堂 上野広小路本店の詳細情報
上野亀井堂 上野広小路本店
上野御徒町、上野広小路、御徒町 / 和菓子、ケーキ、喫茶店
- 住所
- 東京都台東区上野4-5-6
- 営業時間
- [月] 定休日 [火] 11:00 - 19:00 [水] 11:00 - 19:00 [木] 11:00 - 19:00 [金] 11:00 - 19:00 [土] 11:00 - 19:00 [日] 11:00 - 19:00 ■ 定休日 月曜日(繁忙期、及び祭日の場合は営業)
- 定休日
- 月曜日
- 平均予算
- ~¥999
- ~¥999
人形焼の名店は、下町・錦糸町にもあります。JR錦糸町駅から徒歩2分ほどのところにある「山田家 本店」も、必ず話題となる人気店です。
昭和26年創業の山田家の人形焼の特徴は、なんといっても、このかわいらしい姿にあります。ちょっととぼけた感じの「狸」がいい味だしてるんですよ!
なぜ狸なのかというと、江戸時代の伝承「本所七不思議」のひとつに、錦糸町が舞台となっている「置いてけ堀」という話があり、その怪異の正体が狸だったということから。
ちゃんと土地柄に密着したモチーフになっているんですね。
もともとが鶏卵問屋だったこともあり、山田家の人形焼にはぜいたくにも「卵かけご飯専用」とも呼ばれる奥久慈卵が使用されています。
あんにも相当こだわっていて、大吟醸酒を作るときの酒米のように、北海道産の小豆を極限まで削り込んで使用しています。
こんな人形焼なら、堀から「置いてけ」の声がしても、絶対に持って帰っちゃいますよね!
山田家の人形焼
— 『フリーバーズ』リカ中山 (@RIKA_FREEBIRDS) 2016年11月24日
タヌキがお気に入り😍
味は全部同じだけど。 pic.twitter.com/KrcebPsedr
人形焼 山田家 本店の詳細情報
人形焼 山田家 本店
錦糸町、住吉、菊川 / 和菓子
- 住所
- 東京都墨田区江東橋3-8-11
- 営業時間
- [月] 10:00 - 18:00 [火] 10:00 - 18:00 [水] 定休日 [木] 10:00 - 18:00 [金] 10:00 - 18:00 [土] 10:00 - 18:00 [日] 10:00 - 18:00 【定休日】 水曜日、1/1
- 定休日
- 水曜日
- 平均予算
- ~¥999
- ~¥999
いかがでしたか? ひとくちに東京の人形焼といっても、形や味のバリエーションは非常にさまざま。1種類食べただけでこんなものかと決めつけてしまうのは非常にもったいないですから、都内をめぐっていろいろなお店のものを食べてみて、ぜひあなた好みの人形焼を見つけてくださいね!