2016年04月26日
東京のうまいどら焼き8選。その場で食べてもお土産にしてもおいし~♪
もっとも身近な和菓子のひとつ「どら焼き」は、ふっくらとした皮に優しい甘みの餡がほどよくマッチする味わい深いスイーツです。手土産として老若男女に喜ばれるどら焼きの歴史は、さかのぼると実は平安時代にまで行きつくとか。今回はそんな伝統がある「どら焼き」の東京名店8選をご紹介します。
「どら焼き」という名前は「打楽器の銅鑼(どら)に似ているから」と言う説がありますが、かの「牛若丸」で有名な武蔵坊弁慶(むさしぼうべんけい)がケガの手当のお礼に「熱した銅鑼の上に、水で溶いた小麦粉を乗せ、丸く焼いた生地であんこを包んだ」というのが起源だと言う説もあります。このように起源については諸説ありますが、歴史が古いお菓子であることは間違いありません。ちなみに、今、私たちが食べているどら焼きの原型は江戸時代に形成されたものだと言われています。
江戸期のどら焼きは、皮を一枚だけ使って折りたたんだ四角い形をしていて、今とは違って片面の中央から餡が見えていました。今でいう「きんつば」に似たお菓子として文献にも残っています。現在のように、2枚のカステラ生地でサンドされた形は当時盛んだった西洋料理の中からホットケーキにインスピレーションを受け、大正3年(1914年)創業の和菓子屋「うさぎや」が発案し全国に広めたそうです。実は昭和20年代頃まで、どら焼きとホットケーキが混同されることも多々あったとか!
「どら焼き」のベースは大きく分けて「生地」と「餡」といったシンプルなもの。ですが、生地も餡も一筋縄では行きません。甘さを出す砂糖の代わりに、ハチミツや黒糖を加えたり、小麦粉の代わりにそば粉を加えたり、餡の炊き方から寝かせ方まで、お店により全く異なる方法で作られているんです。その味は同じお菓子とは思えないほど。食べ比べてお店ごとの違いを楽しんでみましょう。
日本のどら焼きの歴史はここから。100年の時を経て変わらぬ味わいの「うさぎや」のどら焼きはどら焼き好きの方も、そうではない方にも1度は試して頂きたいお店です。ここでの楽しみ方のコツは「お持ち帰り用」と「その場で食べる用」の2つを注文すること。まだ温かい生地の間からトロりと流れる餡の美味しさと、時間が経って餡の旨味が染み込んだしっとりしたカステラ生地の違いにきっと驚きます♪
うさぎやの詳細情報
うさぎや
上野広小路、湯島、上野御徒町 / 和菓子、どら焼き
- 住所
- 東京都台東区上野1-10-10
- 営業時間
- [月] 09:00 - 18:00 [火] 09:00 - 18:00 [水] 定休日 [木] 09:00 - 18:00 [金] 09:00 - 18:00 [土] 09:00 - 18:00 [日] 09:00 - 18:00
- 定休日
- 水曜日
- 平均予算
- ~¥999
- ~¥999
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とにかくふわふわの生地が好き!と言う方にオススメなのが亀十のどら焼きです。浅草雷門で約90年の歴史ある名店です。駅からすぐの場所にあるので浅草の雷門に行ったことのある人ならほとんどが通りがかったことがあるお店ではないでしょうか。一瞬「裏返し?」と思ってしまうような見た目の皮は他のお店では味わえないようなふわふわの舌触り。持ち運びの際は優しく持ってあげて下さいね。
亀十の詳細情報
亀十
浅草(東武・都営・メトロ)、浅草(つくばEXP)、田原町 / 和菓子、どら焼き、大福
- 住所
- 東京都台東区雷門2-18-11
- 営業時間
- [月] 10:00 - 19:00 [火] 10:00 - 19:00 [水] 10:00 - 19:00 [木] 10:00 - 19:00 [金] 10:00 - 19:00 [土] 10:00 - 19:00 [日] 10:00 - 19:00 ■ 定休日 不定休 ■土日祝日は予約受付不可
- 平均予算
- ~¥999
- ~¥999
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手土産にするならイチオシがすずめや。甘さは控えめで素材の味がバランスよく引き立っています。是非注目してほしいのが皮の厚み。空気をしっかりと含んだ生地は時間がたってもその食感は変わりません。しっかりと餡が詰まっているので見た目は真ん中が盛り上がり、銅鑼(どら)と言うよりレンズの様です。池袋と言う場所もあり平日も早めに売り切れてしまうので要注意。
すずめやの詳細情報
すずめや
池袋、都電雑司ケ谷、東池袋 / 和菓子、どら焼き
- 住所
- 東京都豊島区南池袋2-18-5
- 営業時間
- [月] 定休日 [火] 定休日 [水] 定休日 [木] 11:00 - 18:00 [金] 11:00 - 18:00 [土] 11:00 - 18:00 [日] 定休日 ■ 営業時間 売り切れ次第終了
- 定休日
- 月曜日、火曜日、水曜日、日曜日
- 平均予算
- ~¥999
- ~¥999
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焼き立てを食べてほしいのがこのむさしやの「半熟どら焼き」。少し半生っぽさのある生地はたまごの味わいそのまま。カステラを彷彿とさせるしっとり&ふわふわの贅沢な味わいの生地に、優しい舌触りのつぶあんがたっぷり入っています。お店の方との会話も楽しみのひとつでファンが絶えない下町情緒あふれるお店です。
御菓子司むさしやの詳細情報
江戸時代は幕末から続く老舗の名店のどら焼きです。創業は文久元年(1861年)現在7代目のご主人が全て手作業で仕込む和菓子は江戸の人々の舌を大いに楽しませてきた味を今に伝えています。小豆も圧力鍋を使わず、とろ火で4-5時間煮込む香り豊かに深い旨味が生きています。「大判」「小判」と名付けられた2種のどら焼きは縁起の良い「大福帳箱」に入れて手土産に是非!
清寿軒の詳細情報
清寿軒
小伝馬町、人形町、新日本橋 / 和菓子、どら焼き
- 住所
- 東京都中央区日本橋堀留町1-4-16 ピーコス日本橋ビル1F
- 営業時間
- [月] 09:00 - 17:00 [火] 09:00 - 17:00 [水] 09:00 - 17:00 [木] 09:00 - 17:00 [金] 09:00 - 17:00 [土] 定休日 [日] 定休日 [祝日] 定休日
- 定休日
- 土曜日、日曜日、祝日
- 平均予算
- ~¥999
- ~¥999
和菓子のイメージを覆す、新たな時代のどら焼きと言えばKITAYA六人衆の「六人衆焼き」です。軽くてふわふわなのにもっちりとした、不思議な食感のひみつは、寒天に含まれる成分を生地に混ぜ、気泡がつぶれないように丁寧に焼き上げているからだそうです。計算されつくされた餡と皮の黄金比は、他の追随を許さない旨さです。
キタヤ 六人衆 青山本店の詳細情報
キタヤ 六人衆 青山本店
外苑前、青山一丁目、表参道 / 和菓子、どら焼き
- 住所
- 東京都港区北青山2-7-18 第一真砂ビル 1F
- 営業時間
- [月] 10:00 - 19:00 [火] 10:00 - 19:00 [水] 10:00 - 19:00 [木] 10:00 - 19:00 [金] 10:00 - 19:00 [土] 10:00 - 19:00 [日] 10:00 - 19:00
- 平均予算
- ~¥999
- ~¥999
「東京三大どら焼き」の1つでもある草月のどら焼きは、黒糖とはちみつたっぷりの深みのある味わいが特徴の逸品です。他のどら焼きよりもやや日持ちすることから、オトナの手土産としても重宝されていて、香ばしく焼き上げられた豹柄はオフィスやご挨拶の時に目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。他のお店と同じく行列必死のお店ですので、贈答品等の用途にされる場合は予約がオススメです。
黒松本舗 草月の詳細情報
黒松本舗 草月
東十条、王子神谷、十条 / 和菓子、どら焼き
- 住所
- 東京都北区東十条2-15-16
- 営業時間
- [月] 10:00 - 18:00 [火] 定休日 [水] 10:00 - 18:00 [木] 10:00 - 18:00 [金] 10:00 - 18:00 [土] 10:00 - 18:00 [日] 10:00 - 18:00
- 定休日
- 火曜日
- 平均予算
- ~¥999
- ~¥999
こちらは少々変わったそば粉生地のどら焼きが食べられるお店です。グレーがかったそば粉の色味の素朴な見た目からは想像もできないような、深いコクと香り、そして舌触りが楽しめます。ひとくち齧ると中からもちもちの求肥が出て来て、食感にも二重三重の仕掛けがある、食べていて思わず笑顔になるどら焼きです。普通のどら焼きに飽きを感じたら是非トライして頂きたい一品です。
【西麻布】麻生昇月堂 麻生どらやき蕎麦220円
— どら焼きマニア♡ (@dorayaki_mania) 2015年4月28日
生地にそば粉を使用。中にはなんと求肥が♡粒がしっかり残されたあんこは上品な甘さ。全体的にさっぱりとしたどら焼き。冷やして美味しい! pic.twitter.com/RYVNBgd4oW
真ん中にはもっちり感たっぷりの求肥入り。皮と餡と求肥の贅沢な三重奏が味わえます。
麻布 昇月堂の詳細情報
麻布 昇月堂
広尾、表参道 / 和菓子
- 住所
- 東京都港区西麻布4-22-12
- 営業時間
- [月] 10:00 - 17:00 [火] 10:00 - 17:00 [水] 10:00 - 17:00 [木] 10:00 - 17:00 [金] 10:00 - 17:00 [土] 10:00 - 17:00 [日] 定休日
- 定休日
- 日曜日
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999
- ¥1,000~¥1,999
いかがでしたか?東京発祥の和菓子である「どら焼き」はお店によって味も見た目も異なります。ぜひじっくり食べ比べてみてくださいね!