2016年12月31日
埼玉県民なら知っている!うまい、うますぎる「十万石饅頭」って?
埼玉県民に「うまい、うますぎる」と問いかけてみてください。そうすると、多くの人たちから「十万石まんじゅう!」という答えが返ってくることでしょう。「十万石まんじゅう」は埼玉県民にとってはとても馴染み深いものなのです。今回はそんな「十万石まんじゅう」について紹介します。
皆さんは「十万石まんじゅう」をご存知ですか?埼玉県民なら誰でも知っている埼玉銘菓です。埼玉県の行田に「十万石まんじゅう」が登場したのは、太平洋戦争の終戦後まもなくのこと。白くて米粒のような形をしたまんじゅうは、行田がかつて忍藩と呼ばていたころ十万石の地であったことから「十万石まんじゅう」という名前になりました。
埼玉の人に・・・
— 犬柴 ੯ੁૂ‧̀͡b\ ☃️ (@inushiba_b) 2016年12月12日
『うまい!うますぎる!』
と問い掛けると・・・
『十万石饅頭』
という答えが・・・
返ってくるらしい。。。
[CM]十万石饅頭 - YouTube
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このお菓子が、埼玉で一躍有名になったのは「風が語りかけます、うまいうますぎる、十万石まんじゅう」というフレーズのCMが放送されたから。現在は回数が少なくなったものの、今でもローカルテレビ局・テレ玉で放送されています。
昨日の月曜から夜ふかしに十万石饅頭の話題が出てて笑ったw
— カウフマン (@kaufmann_bach) 2016年12月13日
うまいうますぎる=十万石饅頭、は埼玉県民の常識
SNSで「十万石まんじゅう」を検索してみると、今でも毎日のように誰かが「うまいうますぎる」と書き込みをしており、埼玉の有名なお菓子といえば「十万石まんじゅう」と言われるほどの知名度を獲得しました(ただし埼玉県民限定かも…)。
うまい、うますぎる 十万石饅頭… は幼少期の私の脳内にしっかりと刻み込まれています
— あしま@MIXING!ありがとう☆ (@asimasuy_) 2016年12月13日
「うまい うますぎる 十万石まんじゅう」十万石ふくさやホームページ
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「うまいうますぎる」と断言されてしまうと、やはり疑り深くなってしまうもの。なぜ「十万石まんじゅう」がうまいのか、その秘密を探ってみましょう。
中を見てみるとこし餡が出てきます。実はこの餡にこだわりが隠されており、北海道十勝産限定のエリート小豆を使用しています。「エリート小豆」とは、大粒の小豆のことであり、小粒の小豆が混ざっていると均等に火が通らないので、きちんと選別されています。餡には特製の大粒ザラメも使われていますよ。
「十万石まんじゅう」を食べてみると、皮がモッチリとしていることに気が付きます。この理由は皮に「つくね芋」が練り込まれているから。厳選した国産のものを使用しており、皮にコシが生まれるのです。
皮は小麦粉だけでなく、上新粉と呼ばれる米の粉が加わります。新潟県産のコシヒカリを製粉したものなのですが、少しずつ取り寄せることで挽きたて新鮮な粉となります。
テレビCMにも登場しパッケージデザインになっている絵と文字、これは有名な板画家の棟方志功先生によるもの。忍城のお姫様が描かれています。まだ有名ではなかった棟方志功先生に「十万石まんじゅう」を持っていったところ、次々と食べて「うまい(行田名物にしておくには)うますぎる」と語りました。そこから、あの有名なフレーズが誕生したのです。
まんじゅうの「まん」の漢字部分をよく見てください。本来は「饅」と書くところを「幔」になっています。「幔」は周囲へ張り巡らす幕(幔幕)といった意味があり、棟方志功先生は意図的に十万石まんじゅうが全国へ広まることを願って書いたのだそうです。
店頭では1個から販売してもらえますが、10・15・20・25・30個入りの詰め合わせがあり、贈答品として重宝されています。もらったことがある人が多いかもしれませんね。
十万石まんじゅうのCMはめっちゃ有名だけど、何故か食べたことがない。
— 超絶大人気シリーズ!@埼玉県あるある (@saitama416) 2016年12月19日
#埼玉あるある
それでも埼玉県民ながら、まだ食べたことがないという人がいることも事実。よく「あるあるシリーズ」のネタにされています。それなら埼玉県内にある37のお店へ行ってみましょう。県外では唯一、群馬県の太田市に1店舗だけ設けられています。
小学校もしくは中学校の歴史の授業で、国宝である「金錯銘鉄剣」を学んだ覚えはありませんか?あの有名な鉄剣が出土したのは、埼玉県のさきたま古墳公園にある稲荷山古墳なのです。このように、行田市は古墳の街として知られています。
本店を構えている行田市は、かつて埴輪の生産地だったことから「はにわさぶれ」を発売しました。ユーモアのある顔をした踊る埴輪です。アーモンド風味でサクサクと食べられる一枚ですよ。
埼玉県は平成4年から「彩の国」としてアピールを続けています。彩の国のマークになっているのが、手足を広げた3人の姿。薄焼きせんべいの中にはチーズ・ミルク・抹茶のクリームが入っており、軽い口当たりのお菓子です。
白餡には白いんげんを用いることが多いのですが、あわせ最中の「福久俵」には収穫高の少ない希少な白小豆を用いています。丹波大納言の餡と合わせて2種類あり、それぞれパッケージには金・銀色の帯が付いて高級感のある逸品です。
大粒の栗が丸ごと丹波大納言に包まれた「雅撰 真実」。梅を丸ごとゼリーで包んだ「梅真実」もあります。
「十万石」の公式サイトでは和菓子の分類になっていますが、「彩の国ぽてと」という生クリームとサツマイモを使用したスイーツも販売中。ラム酒が入っており、ちょっぴり大人味。
十万石まんじゅうのストラップも販売されています。これをカバンに付けていれば、きっと埼玉愛・十万石まんじゅう愛を周囲にアピールでき、会話のネタになることでしょう。ちなみに「はにわさぶれ」のストラップもあります。
埼玉の魅力がいっぱい詰まった菓子屋の「十万石」。その中でも、最も有名な「十万石まんじゅう」はぜひ食べてもらいたいです。CMのキャッチコピーである「うまい、うますぎる」というフレーズに、きっとあなたも納得するはず!
十万石 行田本店の詳細情報
十万石 行田本店
行田市、東行田 / 和菓子、ケーキ
- 住所
- 埼玉県行田市行田20-15
- 営業時間
- [月] 09:00 - 18:00 [火] 09:00 - 18:00 [水] 09:00 - 18:00 [木] 09:00 - 18:00 [金] 09:00 - 18:00 [土] 09:00 - 18:00 [日] 09:00 - 18:00
- 平均予算
- ~¥999