ケーブルカーで谷を下って行く温泉!?「祖谷温泉」の秘湯感がスゴイ！

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徳島県三好市に位置する「祖谷（いや）温泉」とは、北海道のニセコ薬師温泉、青森県の谷地温泉とともに日本三大秘湯の一つとして名高い温泉です。秘湯というだけあって、行くのはそう簡単ではありません。しかし、そこにはわざわざ行く価値のある、唯一無二のすごい温泉宿があるんです。

深く切り込んだ山々の奥にあるのが「秘境祖谷渓」。その切り立った山の上に建つ一軒のお宿こそ、今回ご紹介する「ホテル祖谷温泉」です。その魅力に迫ってみましょう。

出典：あんちゃん44さんの投稿

祖谷温泉は、最寄りの「大歩危（おおぼけ）駅」から車で30分ほどの場所にあります。「ホテル祖谷温泉」の宿泊客であれば、予約しておけば無料送迎もありますよ。駅からはひたすら山道を登ります。途中でホテルや住宅の広がる地域に出ますが、目的地はまだまだ先となります。

出典：コイケヤプレミアムさんの投稿

徐々に人気がなくなり、緑の鬱蒼と茂る渓谷をうねうねと行くと…

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あっ、あった！ 崖のギリギリに建てられた建物こそ「ホテル祖谷温泉」です。〝日本のチベット〟とも呼ばれるこの切り立った山並み、既に秘境感がスゴイです。

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こちらが祖谷温泉の絶景お宿「ホテル 祖谷温泉」の入り口です。見渡す限り大自然のパノラマの絶景が楽しめるお宿です。

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「日本秘湯を守る会」の会員宿でもあります。ここまで来るだけでも、ちょっとした冒険気分ですよね。まずはお部屋やエントランスでちょこっと休憩を。

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お待ちかねの露天風呂、実は館内にはないんです。お宿の背中、約170メートルもの谷底に、なんとケーブルカーを使って入りに行きます。

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山肌に沿った形のケーブルカーは、傾斜42度！大きな窓から眺める大迫力ビューが、ワクワク感を盛り上げてくれます。

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紅葉の季節には、こんなステキな眺めも♪

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下から見ると、本当に谷底といった感じですね。外界から切り離されたような、不思議な感覚に包まれます。

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祖谷渓のなかへせり出すようにつくられた、贅沢な見晴らしの露天風呂。鳥や虫の声、川のせせらぎが耳を癒し、渓谷を吹き渡る風が火照った肌に優しく触れます。

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祖谷温泉は、四国では珍しい源泉かけ流しなんです。湯の花の舞う濃度の高い硫黄泉は、かつて平家が湯治に使ったと云われています。

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シャンパンのようなキメ細かい泡がお肌について、やわらかいお湯にうっとり…。少しぬるめなので、じっくり浸かるのにも適していますよ。そして、お湯から出たあとはお肌ツルツル、 身体もポカポカに♡

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日帰り入浴もでき、その場合は18時まで。宿泊なら21時（冬期は19時）まで露天風呂を楽しむことができます。揺れる木々の影や星空を眺めながら、ゆったりとお湯を楽しみましょう。

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入浴後は、祖谷渓のほとりでリラックスタイム♪

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館内には露天風呂付きの客室もあるので、身体の不自由な方や、ゆったりとした時間を過ごしたい人でも安心です。眺めはもちろんお墨付き！また、本館にある大浴場もゆったり浸かれていいですよ。

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お部屋からはこの絶景！秋には美しい紅葉を独り占めです。

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客室はいずれも、和モダンな雰囲気漂う落ち着いた佇まい。季節によって、自然の表情がそれぞれ楽しめます♪

出典：デラホーヤさんの投稿

極上のお湯と自然に癒されたら、今度はお腹を癒す番ですね。祖谷温泉では、豊穣な山里で穫れる地産野菜や山菜が自慢！阿波ならではの食材が贅沢に使われた会席は、目にも身体にも優しい素朴な美味しさがぎゅっと詰まっています。

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祖谷川で獲れる新鮮な川魚は、じっくり丁寧に焼かれて甘みがあります。写真はあめごの塩焼き。ランチは季節の天ぷらや、鮎の塩焼きなどから選べます。

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徳島特産の阿波牛もぜひ食べたい一品！

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獲れたてだから味わえる、滋味深いジビエ料理。

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名物「祖谷そば」もいかがでしょうか? つなぎを使わない、贅沢なお味にホッとします。

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お食事処の窓からは、人工物が一切ない景色が広がります。あるのは山、川、空…。癒しの時間が過ごせます。

出典：teruyukiさんの投稿

こちらが有名な「祖谷のかずら橋」。昼間に訪れるのももちろんおすすめですが、夜のライトアップは幻想的で素敵です。

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さらに季節によっては、ホタルウォッチングや早朝の雲海ツアーなども楽しむことができます。普段決して見ることのできない絶景は、旅の思い出に最高ですね。

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アクセスは少し大変ですが、だからこそ訪れる価値は多分にあります。極上の温泉にじっくりと浸かり、雄大な自然と一体になる感覚は、日本人なら誰もが憧れる〝極楽〟ですね。観光地ではない、ひっそりとした秘湯だからこそ味わえる最高の贅沢を、足を伸ばして体験してみてください。崖の上から小便小僧も待ってます♪