2017年03月04日
京都「北野天満宮」はこんなに楽しめる!見所と年中行事と周辺グルメ♪
京都にある「北野天満宮」は、日本全国の天満宮の総本社。たくさんの寺社がある京都の中でも、上位の参拝者数を誇る場所なんです。牛と梅、紅葉などで有名なスポットですが、四季折々に美しい景色を楽しませてくれます。まだ行ったことがないとしたらもったいない!見所がたっぷりある北野天満宮を、年中行事と周辺グルメスポットと一緒にご紹介します。
日本人なら誰でも馴染みがある「天神さん」。日本全国、数多くある神社の中でも人気が高く、信仰を集めている天神さんこと天満宮は、全国でも1万2000社ほども存在するといわれています。
中でも京都の「北野天満宮」はその天満宮の総本社で、京都有数の寺社の中でも上位の参拝者数を誇ります。
今回はそんな北野天満宮のご利益と、見どころをご紹介いたします。
「天神さん」と親しまれる「天満宮」のご祭神は菅原道真公。平安時代の学者で貴族、そして当時の右大臣でもありました。
そんな道真公は、幼い頃から文学に優れた天才で帝の寵を受けます。しかし、周囲の策略に陥り、無実の罪を着せられ九州の地へ追いやられてしまいます。
都に戻ることができないまま亡くなった道真公ですが、その年京都で災いが相次ぎ、道真公の無念が引き起こしたのだと噂されました。都の貴族は北野の地に天満宮を作り、道真公を祀り、怒りを鎮めるよう祈ったといいます。
江戸時代になると道真公の優秀ぶりにあやかり、学問成就を祈願する人が相次ぎました。こうして、道真公は学問の神様として親しまれるようになったのです。
約500坪の広大な敷地の中に、本殿、摂社をはじめ梅園や宝物庫など、見どころが多い北野天満宮。毎月複数の年中行事が執り行われ、季節を問わず参拝客、観光客で賑わっています。
今出川通りに面した一の鳥居から楼門までの参道は、見渡しが良くゆったり散歩するのにもうってつけのエリアです。
参道の合間には、神牛がお出迎えしてくれる場所もあり、その体をなでたり拝んだりしている人の姿が多く見られます。
この参道は、元旦や毎月25日の天神さんの日(縁日)などには所狭しと露店が建ち並び、一段とにぎわいを増します。
楼門をくぐると、大きな赤目の神牛がお出迎えしてくれます。
その昔、天満宮が建立される前、この地には地主神社がありました。天満宮は後から建立されたこともあり、少し左にそれた場所に本殿を構えることになったといわれています。
摂社 地主社
当宮の創建以前からある、境内で最も古い社です。天地すべての神々「天神地祇」をおまつりしています。
楼門から左に折れ少し進むと、天満宮の本殿に続く三光門が見えてきます。
建物の造りに詳しくなくても、実際に見てみると見惚れてしまうほどの巧みさと、面白みが感じられますよ。
また、この社殿は国宝に、三光門は重要文化財にもなっています。
本殿の裏側へぐるりと回ると、御簾がかかった拝殿が目に入ります。ここには道真公のご先祖様、おじいさま、お父様の御后三柱が祀られており、「裏の社」と呼ばれています。
天満宮の参拝は、本殿と御后三柱を礼拝することが常とされていました。ぜひ、裏の社もご参拝くださいね。
北野天満宮の境内を散策していると、たくさんの摂社、末社が目に入ります。
摂社とは、ご祭神に深い縁のある神社、末社とはその他の縁がある神社といわれています。
本殿の裏側には、天皇を祀られているお社が多いようですが、摂社、末社の意味を考えながら回ってみると、興味深く感じるものがありますね。
天満宮といえば狛犬ではなく、牛の像があるイメージがありますね。神牛、なで牛さんなどと親しまれているこの牛の像。天満宮に訪れると、大人も子どももその体をなでている姿を見かけます。
なで牛さんは、自分の体の悪い部分と、牛の像の同じ部分を交互になでることによって、回復するという信仰があるもの。優しげな牛の像は、子どもにも抵抗がなく親しまれています。
中でも有名なのは境内の一番奥、北西にある「牛舎」の「一願成就のお牛さん」ではないでしょうか。こちらの牛の像は、なでると一つだけ願いがかなうといわれています。
年中行事が多く、毎月足を運びたくなる北野天満宮。特におすすめしたい行事をまとめてみました。
また、1月25日の初天神、12月25日の終い天神は1000件以上の露店がたち、ほかの月に比べひときわ盛り上がります。
1月1日といえば元旦、初詣ですが、北野天満宮では1月1日に皇室の繁栄と、国民の隆盛、世界平和を祈願するという歳旦祭が執り行われます。
境内には露店も並び、初詣の参拝客で賑わいます。
梅も道真公を愛しており、邸宅を飛び立ち太宰府の主のもとへ飛んだという「飛梅伝説」など耳にしたことはないでしょうか。
そんな由来から、どこの天満宮でも社紋に梅の花、境内には梅の木、梅林が見られます。
ここ北野天満宮でも、境内には梅の木がたくさんあり、大規模な梅園が存在します。2月初旬から3月下旬には梅園が公開され、2月25日には梅花祭と梅花祭野点大茶湯が執り行われます。
■大福梅も見逃さないで♪
ありがたい梅なので、ぜひ手にしてくださいね。
京都の代表的な秋祭りで知られるずいき祭。天神さんを載せた神輿は1日から4日にかけて、御旅所を巡り、献茶会などを執り行った後、天満宮へ戻ってきます。
苑内には樹齢400年を越える「三叉の紅葉」、樹齢600年の大欅「東風」があり、名を知らずとも注目してしまうほどの貫禄があります。
おけら参りに来ています(o^^o)#北野天満宮 #おけら参り #火縄授与 #良いお年を #京都 #おたべちゃんがご紹介します #大晦日 #屋台も出て楽しい #夜中 #来年もよろしくお願いします pic.twitter.com/p03tC4YMQA
— Kotabe (@kotabe_otabe) 2016年12月31日
北野天満宮おけら詣りに来ました。 pic.twitter.com/fVRW6JwIYs
— ヲトーサン (@sygyq729) 2013年12月31日
とようけ茶屋の詳細情報
とようけ茶屋
北野白梅町 / 豆腐料理、丼
- 住所
- 京都府京都市上京区今出川通御前西入ル紙屋川町822
- 営業時間
- [月] 11:00 - 15:00 [火] 11:00 - 15:00 [水] 11:00 - 15:00 [木] 定休日 [金] 11:00 - 15:00 [土] 11:00 - 15:00 [日] 11:00 - 15:00 ■ 営業時間 <飲食> 11:00~15:00 <物販> 9:00~18:00 ■ 定休日 月2回水曜不定休
- 定休日
- 木曜日
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999
たわらやの詳細情報
たわらや
北野白梅町 / うどん、丼
- 住所
- 京都府京都市上京区御前通今小路下ル馬喰町918
- 営業時間
- [月] 11:00 - 16:00(L.O. 15:30) [火] 11:00 - 16:00(L.O. 15:30) [水] 11:00 - 16:00(L.O. 15:30) [木] 11:00 - 16:00(L.O. 15:30) [金] 11:00 - 16:00(L.O. 15:30) [土] 11:00 - 16:00(L.O. 15:30) [日] 11:00 - 16:00(L.O. 15:30) ■ 営業時間 「名物たわらやうどん」は、13時過ぎには売り切れとなることが多いようです(電話にて事前確保可能) ■ 定休日 不定休
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999
長五郎餅 北野天満宮 境内茶店の詳細情報
長五郎餅 北野天満宮 境内茶店
北野白梅町 / 和菓子、甘味処
- 住所
- 京都府京都市上京区馬喰町 北野天満宮
- 営業時間
- [月] 09:00 - 17:00 [火] 09:00 - 17:00 [水] 09:00 - 17:00 [木] 09:00 - 17:00 [金] 09:00 - 17:00 [土] 09:00 - 17:00 [日] 09:00 - 17:00 ■ 営業時間 ※毎月25日・その他、北野天満宮での行事のある日 ■ 定休日 毎月25日・その他、北野天満宮での行事のある日以外
- 平均予算
- ~¥999
粟餅所・澤屋の詳細情報
粟餅所・澤屋
北野白梅町 / 和菓子、甘味処
- 住所
- 京都府京都市上京区北野天満宮前西入紙屋川町838-7
- 営業時間
- [月] 09:00 - 17:00 [火] 09:00 - 17:00 [水] 定休日 [木] 定休日 [金] 09:00 - 17:00 [土] 09:00 - 17:00 [日] 09:00 - 17:00 定休日 木曜日・26日
- 定休日
- 水曜日、木曜日
- 平均予算
- ~¥999
- ~¥999
いかがでしたか? 京都にある大きな神社としても風格ある北野天満宮ですが、とても親しみやすく、見どころも多い神社です。
ぜひ北野天満宮に訪れて、天神さんの魅力を感じてくださいね。
北野天満宮の詳細情報