2017年04月30日
【山梨】子どもとおでかけ!大満足な笑顔が見られる森林公園 ・金川の森へ行こう
「金川の森」は、地元民ばかりではなく県外の人々にも愛されている山梨県営の森林公園です。金川をまたいだ広大な敷地には大きな森林が広がり、木漏れ陽がキラキラと輝きます。公園内にはお店があるわけでもなく、アトラクションがあるわけでもありません。なのに、大人も子どもも帰る頃には、なぜか最高の笑顔に。どんな魅力が潜んでいるのでしょう!?
山梨市や甲府市内からも訪れやすい、笛吹市にある「金川の森」。市内を流れる「金川(かねがわ)」を挟んで縦長に広がった県営の森林公園です。その広さはなんと36ha。静岡の御殿場プレミアムアウトレットと同じくらい、そして東京ドーム8個分に相当するとか!とても大きいことがわかります。その豊かな森の中には、300種類以上の草花や64種類もの野鳥が生息しているそう。まさに、手付かずの自然がそのまま生かされた場所なのです!
公園内は6つの森に分かれていて、それぞれのエリアで豊かな自然を満喫できます。ひとつの森だけでも充分楽しめますが、自転車などに乗って川沿いの道を気持ちのよい風を受けて走りながら、全体を散策するのも良いでしょう。
今回は、子どもと遊ぶにもぴったりな代表的な3つの森をご紹介します。
金川の森といえば「どんぐりの森」と思っている人も多いほど、メインエリアです。園内には水遊びができる場所、芝生の広場や古墳などがあり、たくさんの小学生や園児が遠足に訪れるスポットでも。
どんぐりの森を一周するには20~30分かかります。森林浴をしながら気持ちのよい散歩ができるところも大きな魅力です。
ところどころに開けた場所があるので、シートを敷き、お弁当を広げてたり、大の字に寝転がって青空を仰いだり、緑の中で好きな時間を過ごすことができます。
春や秋などの気持ちのよい季節には、フリーマーケットなどのイベントが行われることも。目の届く場所で思いきり子どもを遊ばせられるのも魅力のひとつ。親子で一緒に、お祭りや自然を満喫できますよ。
どんぐりの森には、水遊びができるちょっとしたスペースがあるので、夏場はぜひ大人も子どもも足を浸してみましょう。タオルと着替え、それにサンダルなど用意しておくと気兼ねなく遊ぶことができます。
森の中には泉が湧いていて、ところどころ小川が流れています。見た目にも涼しげで、眺めているだけで爽やかな気持ちにさせられます。
川の深さは、せいぜい10~20㎝程度。小さな子供でが無邪気に遊べるロケーションですので、嬉しいですね!
小径を歩いていくと、緑の奥に現れる「森の中のアスレチック」は、子どもたちに大人気!
ピクニックシーズンには、遊具で遊ぶ子どもたちの歓声が森中に響き渡ります。
特に注目は、長~い滑り台。全長30m以上はあり、滑りごたえ充分☆ローラーになっていますので、どんどん進み、すごい勢いで振動がお尻に伝わります。見た目以上にスリル満点!子どもだけではなく、大人も思わず笑顔になってしまう滑り台ですので、ぜひ一度挑戦してみてください。
超穴場の“お花見スポット”として覚えておいて欲しいのが「さくらの森」です。
広々とした芝生を囲むようにソメイヨシノやしだれ桜、八重桜など、さまざまな種類の桜の木が植えられていて、春先には、夢のような光景が広がります。
青空を見上げると、美しい花々の間から太陽の光がキラキラと差し込みます。いつまでも見上げていたくなる光景ですね。
さくらの森はどんぐりの森ほど知られていないため、人が少ないところも大きな魅力。まるで公園を独り占めしたような気分で、のんびりと花々に囲まれたひとときを過ごしてみてはいかがでしょう?
さくらの森は、散策をするにもとても素敵なロケーションです。散歩はもちろんのこと、ジョギングや犬の散歩にも最適。木漏れ日がさざめく緑の中で、森林浴を楽しめます。
美しい木々と花々に囲まれた至福のひととき…さくらの森ではそんな時間が待っています。
まるで自動車教習所のように、道路と信号が整然と並んだスペースがスポーツの森の中にある「自転車公園」です。ここでは、子どもたちがカートに乗って教習所さながらに運転気分を楽しむことができます。
カートは、一人乗りと三人乗りとが選べます。公営施設なので、こちらも一時間たったの100円(2017年4月現在)。小学生の高学年まで夢中で遊べるスポットです。
金川の森は、ひとつの公園を一周するだけでも、大人の足で20~30分かかります。どんぐりの森やさくら公園は絶好のウォーキングコースで、人が少ない平日でも、必ず散歩を楽しんでいる人に出会えるでしょう。森の清々しい空気を吸い込みながら、遠く南アルプスや足元の草花を眺めながら体を動かすひとときは“豊かな時間”そのもの。自分をリセットして、また明日から元気に過ごすエネルギーをもらいます。
36haの広大な敷地のもうひとつの楽しみ方が、サイクリングです。金川の森には「サイクルステーション」が2箇所あり(どんぐりの森とスポーツの森)、自転車の貸し出しを行っています。貸出料は、1時間で100円(2017年4月現在)。ぜひ家族や友人と6つの森をひとまわりしてみましょう!爽やかないい汗をかいて、身も心もすっかりリフレッシュ。
金川の森には、お弁当を持った家族連れがよく訪れます。春先から秋口まで、ここはピクニックに最適の場所なのです。シートに手作りお弁当を広げて木陰でのんびりくつろぐ人々の姿は、週末のお馴染みの光景。敷地が広く、人が少ないので「人混み」に疲れることなく、伸び伸びと過ごすことができます。山でキャンプをしなくても、高原の避暑地に足を運ばなくても、こんなに身近に「緑の中で過ごすぜいたくなひととき」を楽しめる場所があるなんて、幸せなことだと思いませんか?
金川の森は、国道20号線沿いにあります。中央高速から来るのであれば、「一宮インター」を降りたらすぐの場所ですので、非常にわかりやすく便利なアクセスです。各森に広々とした駐車場も完備されています。
金川の森にあるのは「何もしない贅沢」です。どこへ行くか、何をするかにとらわれることなく、ただただ自然の中でのんびりと、家族や友人、または独りの時間を満喫することができます。それは、心を空っぽにして無邪気に自然と戯れることができる、宝物のような時間。金川の森が多くの人たちに愛される理由は、そんなところにあるのかもしれません。