軽井沢レトロ建築を散策しましょう～近代建築７選

出典：kon_tさんの投稿

日々の喧騒から離れて高原リゾート・軽井沢へ。軽井沢の歴史は古く、明治から昭和初期にかけて造られた建物が数多く残っています。木立の中に佇むレトロ建築は、まるでタイムスリップしたかのような感覚にさせてくれてロマンティック。さぁ軽井沢のレトロ建築を散策しましょう。

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JR軽井沢駅からタクシーで5分、旧軽井沢の賑わいから離れた閑静なエリアにある「万平ホテル」。創業1894年（明治29年）の老舗ホテルで、現在もホテルとして営業をしています。木の温もりを感じられるクラシックで優雅な造りのホテルです。ジョン・レノンの常宿としても知られています。

出典：jettaさんの投稿

館内は赤いカーペットが敷き詰められ、荘厳な雰囲気。まるで映画やドラマの世界に迷い込んだかのような不思議な感覚になります。各所に美しいステンドグラスがあり、階段上には亀のステンドグラスが。万平ホテルの前身である“亀屋ホテル”の名残を感じることができます。

出典：montclimさんの投稿

気軽に立ち寄れるカフェテラスもおすすめです。クラシックな雰囲気はそのままに、オープンエアの開放的な雰囲気。軽井沢の風を感じながらゆったりまったり過ごせます。ジョン・レノンはここのアップルパイお気に入りだったそうですよ。

出典：Leotaさんの投稿

JR軽井沢駅からタクシーで10分、木立ちの中に建つ白い窓枠が印象的な洋館「旧三笠ホテル」。1905年に建てられた純西洋式木造ホテルです。西洋建築様式の建物を、全て日本人だけで設計・施工という当時の建築技術高さがうかがい知れます。1960年にはホテルとしての営業を終了、現在は館内を一般公開。国の重要文化財に指定された貴重な建物なんです。

出典：キサトさんの投稿

かつては「軽井沢の鹿鳴館」とも呼ばれ、政界・文人たちの明治の社交場として輝かしい時代のあった豪華なホテルです。

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1922年（大正11年）に当時の三越の社長だった朝吹常吉ら有志によって建てられた「軽井沢集会堂」。旧軽井沢通りから路地に入ったところにある軽井沢テニスコート脇に建っています。かつては講演会、音楽会、映画会、展覧会などが催されていたそうです。その後1994年に改築され、現在は軽井沢テニスクラブ所有になっています。

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アメリカ人建築家ヴォーリズの設計による和洋混合の造りです。内部を見学することはできませんが、森の中に佇む赤い屋根に白い扉と白い窓枠が印象的で、フォトスポットとしておすすめです。シンメトリーな造りにアーチがかった玄関の屋根はクラシックでかわいらしさを感じますね。

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旧軽井沢通りのチャーチストリートの奥にある、傾斜の強い三角屋根が印象的な「聖パウロカトリック教会」。1935年（昭和10年）に英国人のワード神父によって設立、アントニン・レイモンド氏の設計によるものです。

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挙式や礼拝時間以外であれば内部見学も可能です。木材をふんだんに使った温もり溢れる造りで、一歩足を踏み入れると穏やかな気持ちになれます。木製のパイプオルガンが、この教会に雰囲気によく似合います。

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軽井沢駅からタクシーで10分、軽井沢文庫の傍らにあるのが文豪・有島武郎の別荘「浄月庵」。もともとは三笠ホテル付近にあったものを、現在の場所に移転。記念館とカフェが併設されたスポットになっています。記念館では著書や原稿や資料などをみることができます。

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木造2階建て、和洋折衷造り。外壁は杉皮貼りの趣のある造りになっています。屋根つきのテラスが広く設けられていて、軽井沢の別荘らしい雰囲気です。展示ケースは軽井沢彫りで美しく装飾されていて一見の価値があります。

出典：やさぐれパンダの背中さんの投稿

1階には著書にちなんだ「一房の葡萄」というライブラリーカフェが併設されています。木造の落ち着いた雰囲気で、テラス席で高原の風に吹かれながら優雅なひとときはいかがでしょうか。店内では軽井沢に関する小説家の本を中心に置かれていて、自由に読むことができます。カフェを利用すると記念館が無料で入館できるんです。

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軽井沢駅からタクシーで10分、塩沢湖畔のタリアセン内にある「睡鳩荘」。旧軽井沢にあった実業家・朝吹常吉氏の別荘を移築したものです。アメリカ人建築家ヴォーリズの設計による木造2階建て、昭和6年に建てられました。

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1階は広いリビングになっていて、暖炉や照明など豪華な造りです。椅子やテーブルなどの家具には軽井沢彫りが施されているのも見逃せませんよ。

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湖を見渡すことのできる、白い柵のバルコニーが瀟洒な雰囲気。2階はギャラリーになっています。湖畔に建つ幻想的な雰囲気を写真におさめるには、対岸から撮るのがおススメです。

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軽井沢駅からタクシーで10分、塩沢湖畔のタリアセン内にある「旧軽井沢郵便局」。1911年に建てられた旧郵便局舎、平成6年に旧軽井沢銀座から移築されました。当時のまま保存されている淡い緑色の外壁に重厚な瓦屋根。引き上げ式の窓や軒下の装飾が印象的です。木造2階建ての西洋建築で国の有形文化財に登録されています。

出典：FUNKYDOGさんの投稿

庭園を眺めながらゆったりと食事やお茶が楽しめる1階のレストラン「ソネット」。窓から差し込む柔らかい光が心地よい空間が広がります。