【2020年】初めてでも安心♪倉敷観光のポイントと王道観光スポットをご紹介！

岡山県南部に位置する倉敷市。古くから水運が盛んな港町として栄えてきました。江戸時代には徳川幕府の直轄地（天領）としてますます発展しました。自治が認められ裕福になった商人たちは、倉敷川のほとりに贅沢な蔵屋敷を立てます。それが、フォトジェニックなスポット「倉敷美観地区」。白壁となまこ壁、しだれ柳に掘割りの水面が織りなすしっとりした風情は倉敷ならではですよ♪

初めての倉敷旅行だと、一体どのくらい日数が必要でどのようにして観光するかなどわからないですよね。ここからは、初心者の方に役立つ観光ポイントをご紹介します！

倉敷の代表的観光地「美観地区」の広さは約500m四方。半径約300m内に観光スポットが集中しているので２～3時間あれば倉敷の町の雰囲気を楽しむことが可能です。美観地区から少し足を伸ばして倉敷市内の観光スポットをまわっても1泊2日あれば十分満喫することできます。

倉敷を観光するなら柳が芽吹く3～4月頃から初夏がおすすめ。美観地区を流れる倉敷川沿いには柳の木がずらっと並んでいます。新緑の柳並木が、川面に移る姿はため息のでる美しさ。

乗車駅から駅レンタカーのある駅まで101km以上などの条件が揃っていれば、同乗者全員のJR運賃が2割引、新幹線「のぞみ」を除く特急料金が1割引きになります。現地でのドライブ観光を楽しみたい方におすすめです♪

美観地区は、月曜休みの施設やショップが多いです。旅程を立てるときには、気になるお店や施設は事前に確認しておきましょうね。また、18時に閉店するお店も多いので注意が必要です。

「倉敷館」は、1917年に倉敷町役場として建てられた洋風木造建築。国の登録文化財にも登録されている貴重な建物です。現在は、観光案内所として機能しています。地図やパンフレットの配布など旅に役立つ情報を手に入れられますよ！情報収集がてら、素敵な建物を見学してみては？

夕陽が西の空に沈む頃、美観地区ではライトアップが行われ町全体がやさしい光に包まれます。ライトアップされた倉敷格子や白壁の建物が川面に映る姿は幻想的で妖艶。おすすめのスポットは、「倉敷館」付近、「大原美術館」、中橋たもとの「金毘羅常夜灯」付近です♪

情緒豊かな町並みの「倉敷美観地区」、世界的名画を愛でることのできる「大原美術館」、夕日百選に選ばれるほど夕景が美しい「鷲羽山（わしゅうざん）」など倉敷に見どころがいっぱい。定番中の定番の「倉敷美観地区」を中心に、倉敷観光でぜひ訪れて欲しい王道の観光スポットをご紹介します。

しだれ柳の並木と白壁の美しい町をたっぷり堪能しよう

倉敷の代表的観光スポット「倉敷美観地区」には、倉敷川沿いと本町通りの2つのメインストリートがあります。白壁の土蔵や立派なお屋敷、川のほとりのしだれ柳が並んでいて情緒豊かな風景が広がる倉敷川沿いは、着物をレンタルして散策しましょう。レトロな雰囲気にどっぷり浸ることができますよ。本町通りには、町屋や蔵を改装したおしゃれなカフェやショップが集まっているので、疲れたらカフェで休憩をしましょう。また、倉敷川を6人乗りの小舟で20分ほどかけて川下りしながら景色を楽しめる「くらしき川舟流し」もおすすめ。白壁の町並みを低い位置から眺め、橋の下をくぐり抜けるという楽しみ方は舟ならでは♪

あっちもこっちもジーンズ一色！お気に入りの一着を探そう♪

国産ジーンズ発祥の地といえば「児島（こじま）」。400mほどのストリートに約30もの地元オリジナルブランドのジーンズショップが立ち並ぶ「児島ジーンズストリート」は、ジーンズ好きに人気の場所です。自分好みの一着を是非見つけてみましょう♪ストリートを歩く際には、足元も要チェック！道路のアスファルトをよくみるとデニム色な事に気づくはず。メインストリートにあるジーンズアートで記念撮影して帰るのはお決まりのコースなので、クールな写真を撮ってSNSにアップしよう！

雰囲気のある赤レンガとアイビーが素敵！

明治時代の紡績工場を改修して、ホテル・博物館・記念館といった文化施設、備前焼の体験ができる工房やレストランなどを集めた総合施設が「倉敷アイビースクエア」。重厚な赤いレンガの建物と建物を覆う緑の蔦のコントラストがとても印象的な場所です。イギリス貴族のお庭のような雰囲気の「倉敷アイビースクエア」を歩いて優雅な気分に浸りましょう♪施設内にあるホテルは、ヨーロッパ調のレトロな内装でどこも画になる素晴らしさ。倉敷観光の拠点に宿泊すれば、美観地区やアイビースクエアの幻想的な夜の風景に出会うこともできますよ。

教科書にも載っていた世界的な名画がズラリ！間近で鑑賞しよう

世界の名画を鑑賞できる美観地区のマストスポット「大原美術館」。昭和初期の倉敷の実業家・大原孫三郎が設立した私立西洋美術館です。ピカソ、モネなど教科書にも載っている国内外の名だたる巨匠たちの名画がたくさん！日本にあることが奇跡といわれているエル・グレゴの『受胎告知』、7枚で約11mの長さになるというレオン・フレデリックの『万有は死に帰すされど神の愛は万有を蘇らしめん』は必見の作品！名画といわれる数々を間近で鑑賞しましょう。

愛と元気を与えてくれる美術館で王宮のプリンセスに変身♡

昭和の伝説的少女漫画『キャンディ・キャンディ』の作者・いがらしゆみこさんの美術館。貴重なオリジナル原画や原稿約50点のほか、連載当時に販売されていたグッズ等が展示されています。1階にはドレスや袴、着物レンタルできるコーナーがあるので、お姫様ドレスを着て記念撮影を楽しみましょう♪併設の秘蔵ライブラリーでは、絶版になった作品も読めるので『キャンディ・キャンディ』ファンはぜひ立ち寄ってみて。

気取らないかつての日本の生活を民芸品から垣間見る

江戸時代末期の米蔵を改装して造られた「倉敷民藝館（くらしきみんげいかん）」は、東京の日本民藝館に次ぐ全国で2番目に開館した歴史ある民芸館です。白壁と黒の貼り瓦の組合せは、芸術品のような美しさと評判。倉敷の伝統的建物保存の先駆けとなった歴史を感じさせる素晴らしい建物なので、是非写真に収めましょう。館内には、焼物やガラス細工、昔から倉敷の人々の暮らしを支えてきた民芸品が展示されていて、昔の人々の暮らしを妄想しながら見学ができますよ。2階の窓からの景色も美しいのでぜひ上がってみて♪

全てがハイセンスで食欲と物欲を抑えるのが大変！

美観地区には、昔ながらの建物を改装して作られた、雑貨屋やカフェなどが集まる複合ショップが近年急増中。数ある複合ショップの中でも「林源十郎商店（はやしげんじゅうろうしょうてん）」は大人気。カフェや雑貨屋など衣・食・住を提案するお店が入っています。お店のひとつ「ミュージアムカフェ」で、季節のパフェやジェラートを注文してみましょう。これぞ果物の国“岡山”、名産の桃やマスカットがふんだんに使われていることに驚くはず！「生活デザインミュージアム倉敷」では、デザイン性に富んだキッチン用品などの雑貨や食品が並んでいます。ハイセンスな雑貨と美味しい食べ物に出会う、食欲と物欲を抑えるのが大変な素敵スポットです♪

町屋をリノベーションした空間はちょっとした隠れ家

昔ながらの町屋姿の木造2階一部平屋の「クラシキ庭苑」は、カフェやショットバー、ギャラリーなどが設置されている複合ショップ。間口がせまく奥行の長い“うなぎの寝床”が特徴で、表通りに面した土間から建物に奥へ入っていくときはちょっとワクワクした気分になります♪ショップ内にあるカフェでは、岡山のソウルフード「梶谷食品」のシガーフライと特製バナナクリームを味わってみましょう。なぜか懐かしくなってしまいますよ。気に入ったらシガーフライもバナナクリームも購入できるので、お土産に買っていきましょう。

瀬戸内海と瀬戸大橋のダイナミックな景色を眺めましょ

鷲が羽を広げた姿に似ていることから名付けられた「鷲羽山」。鷲羽山にある展望台からは瀬戸内海と瀬戸内海に点在する50余りの島々を見ることができます。夕暮れ時、茜色に染まる瀬戸内海と瀬戸大橋のシルエットはとてもロマンティック。「夕日百景」にも選ばれた素晴らしい夕景をバックに写真を撮りましょう。第一展望台と第二展望台がありますが、瀬戸大橋を入れてダイナミックな写真を撮るなら第一展望台が断然おすすめ！

幻想的な工場夜景に非日常感が高まります

”岡山一”と言われる「水島コンビナート」の夜景。湾岸沿いにたくさんの工場が立ち並び、明かりが灯る様子はなんとも幻想的です。水島コンビナートの夜景は「鷲羽山スカイライン」の「水島展望台」や、コンビナート近くの「水島港」で見ることができますよ。もっと近くで迫力ある夜景を鑑賞したいなら、クルージングもおすすめです♪

倉敷の夏の大イベント「倉敷天領（くらしきてんりょう）夏祭り」。暮れなずむ会場に響き渡る倉敷太鼓は力強く勇壮。一気に祭り気分を高めてくれますよ。お祭りには、「素隠居（すいんきょ）」という翁と媼（おうな）が現れるそう。素隠居のうちわで叩かれるとご利益が与えられるということなので、ぜひ叩いてもらいましょう！お祭りでは、地元の名産物を扱った屋台や飲食系、遊戯系などバラエティー豊富な屋台も多数出店します。倉敷の夏の大イベントを地元の人たちと一緒に楽しみましょう♪

倉敷川の本町通、ひやさい（＝路地裏）など、美観地区一帯を行燈や和傘などを用いた和のあかりで町を彩るイベント。町屋の障子などに投影される「影絵あかり」を楽しむことができます。あかりにまつわるワークショップなども開催されるので、見て・体験してあかりを楽しんでみましょう♪

倉敷の「カモ井加工紙」のデザイン性に優れたマスキングテープは、女性を中心に人気です。そんな「カモ井加工紙」が年に10日間ほど開催する“mtファクトリーツアー”という工業見学ツアーが話題を呼んでいます。事前予約で、しかも抽選制なのでとてもレアなイベント。普段は見ることのできないマステの工場を見学したり、ワークショップでマステを使ってうちわや時計をおしゃれにデコったりできるのはとても楽しいですよ。マステの量り売りもあるので、お気に入りのマステを大人買いしちゃいましょう♪

速さ重視なら飛行機の利用がおすすめ。羽田空港から日本航空、全日本空輸の2社が1日各5便を岡山空港へ向けて運行しています。空港から倉敷駅へとは連絡バスが運行されていて、約35分で倉敷に到着します。航空便に接続運行だからはじめてでも迷うことなく倉敷に行くことができますよ！

倉敷へのアクセスの定番は、やはり便利な新幹線ではないでしょうか。東京駅から岡山駅までは東海道・山陽新幹線の利用が中心となります。岡山駅には全ての新幹線が停車するからとても使いやすいですよ。倉敷へは、岡山駅から山陽線に乗り換えて約17分で到着。ほぼ5～20分ごとに運行しているので乗り遅れの心配はなし♪

日本全国で夜行列車が廃止されているなか、東京から倉敷へは寝台特急サンライズ出雲が運行しています。寝台特急の中にある個室は、ちょっとしたビジネスホテルのような仕様になっているからノビノビと過ごすことができます♪東京駅を22：00に出発して倉敷駅には6：46に到着。いつもとはちょっと変わった旅を楽しみたいという方にはおすすめのアクセス方法です。

交通費を安く済ませるなら高速バスがおすすめ！11時間弱と時間はかかりますが、乗り換えなしで、お値段も安いので魅力的なアクセス方法です。東京駅、バスタ新宿など都内のいくつかの場所から倉敷駅へと夜行バスが運行されています。バスによっては、トイレが付いているのはもちろん、座席が独立している車両もあるので、女性でも安心して利用することができます。

今回は、倉敷観光のポイントと王道観光スポットをご紹介しました！モダンと伝統がほどよく調和している倉敷は、どこへ行ってもセンスの良い素敵な時間を過ごすことのできる町です。是非大人女子旅の参考にしてくださいね♪