2024年06月24日
文人ゆかりの宿へ。島根・松江の老舗旅館「皆美館」の極上のおもてなし。
島根の城下町“松江”にある有名な旅館「皆美館」。創業は明治の老舗旅館で、島崎藤村や与謝野晶子など、多くの著名人に愛されてきた宿としても知られています。お部屋やお料理、そして温泉などの魅力はもちろんですが、深いおもてなしも魅力の1つ。老舗の素晴らしさを体感できる、「皆美館」をご紹介します。
観光の宿泊先を選択するときに、価格や料理、温泉など人それぞれ決めるポイントがありますよね。今回ご紹介する「皆美館」は、明治に創業して以降、多くの著名人が宿泊した旅館。島崎藤村や与謝野晶子なども宿泊してきた場所なので、“文人に愛されてきた旅館に泊まる”というのも選択肢の一つにいかがでしょうか?
もちろん魅力はそれだけではありません。ステキな景色、抜群の雰囲気、美味しい食事に、上質なおもてなし。松江に行ったら泊まってみたい旅館、階美館をご紹介します。
昭和2年には島崎藤村も宿泊。本来3泊だけの予定が、山陰土産に松江の美しさと皆美館の居心地の良さを書くために5泊していったという逸話があり、床の間に飾られている掛け軸は、藤村が「芭蕉の言葉」として揮毫したもの。現在も大切に保管されていて、文化的にも価値の高い旅館です。
皆美館の客室は階層ごとに趣が異なっています。どれも素晴らしいお部屋ですが、好きな雰囲気のお部屋に宿泊したいもの。階層ごとのお部屋の雰囲気を見て、お部屋選びの参考にしてください。
4階は全室宍道湖を一望できる展望温泉風呂が付いていて、完全禁煙。景色の素晴らしさももちろんですが、上質でモダンな空間は旅の疲れをそっと癒してくれそうです。昼も夜も絶景を独り占めしているかのよう!
3階は展望風呂の付いたお部屋、モダンなタイプやレトロなお部屋など、それぞれ内装が異なります。お部屋の向きも宍道湖側、街側と異なっているので、お好きな方を選択しましょう。
1階の客室は全部で3室あり、全てが特別仕様な客室となっています。写真はそのうちの1つの「庭園離れ」。お部屋の中は京数寄屋造りとなっていて、お部屋からは宍道湖と白砂青松の庭園を望むことができます。
こちらは、湖と庭の別邸「美文」と呼ばれる特別室の和風タイプのお部屋で、もう1つメゾネットタイプのお部屋があり、和風タイプのお部屋からは宍道湖を、メゾネットタイプのお部屋からは庭園を楽しむ事ができます。
どちらも景観が素晴らしい展望温泉風呂が付いているので、優雅なひとときを過ごせるお部屋です。
皆美館には、展望温泉風呂の付いたお部屋が多くあります。こちらは別邸「水の音」のお風呂です。こんな立派なお風呂が付いているというだけでも驚きですが、景色の素晴らしさにも目を見張るものがあります。
別邸「水の彩」のお風呂。お部屋の位置によって景観が異なりますが、こちらも風情が感じられて気持ちよく入浴できそうですね。このようにお部屋ごとにお風呂の趣が異なるので、今回はこのお風呂、次は違うお風呂に入りたいから別のお部屋といった楽しみ方も良いと思います。
お米や水、素材に至る、料理に関わるもの全てにこだわりがある皆美館の料理。きちんとした会席料理もいただけます。
特におすすめなのが、朝食で提供される「鯛めし」!炊き立てのご飯の上に鯛のそぼろ、卵の黄身と白身、大根おろし、ネギ、海苔、ワサビの7種類が盛り付けられ、秘伝の出汁をかけて食べるお茶漬け風の逸品です。お腹いっぱいでもさらっと食べれてしまう魅力たっぷりの料理で、ランチでもいただけるので、ぜひ食べてみてください。
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