2020年01月29日
【2020年】初心者必見!三重観光のポイントとエリアの特徴を紹介
三重県は景色がキレイで気候も温暖、旅慣れない人にもおすすめの観光地です。山も海もあって食べるものもおいしいので、グルメ旅にもぴったり。今回は観光スポット盛りだくさんの三重旅のコツを、エリアごとにまとめてご紹介します。観光地として長い歴史をほこる三重県を遊びつくしましょう!
目次
風光明媚で気候が温暖な三重県は、農業も漁業もさかんですが、なによりも観光が主要産業です。県内には世界遺産の熊野古道、伊勢神宮や志摩・賢島などのほか、鈴鹿サーキットやナガシマスパーランドなど観光スポットが盛りだくさん。海でも山でも街中でも、観光が楽しめるパーフェクトな観光地なんです。
三重県の観光スポットは数あれど、一度は行きたいのが伊勢神宮。庶民のお伊勢参りは室町時代時代から始まり、当時は参詣者が集まって”伊勢講”というチームで旅費を積み立ててから参拝しました。江戸時代になって街道が整備されてからは、参拝者も激増。年間に数百万人が、江戸から伊勢まで片道15日かけて歩いてきたほどです。昔から、お金と時間をかけてでも一度は見たいのが、伊勢=三重県なのです。
三重旅のコツは、旅の目的から決めること。次に目的に従って、行きたいエリアを選びましょう。観光スポットの多い三重県は、最初のエリア選択とルート探しが重要なカギです。
三重県は南北に長いため、移動時間には要注意です。たとえば名古屋→鈴鹿サーキットは電車で約1時間ですが、鈴鹿→熊野は約3時間かかります。行きたいエリアを絞り、効率よく観光ルートを作るのがコツです。
おすすめの移動手段は電車か車です。三重県はほとんどの観光スポットへ電車+タクシーで行けます。ただし、県内を広く回りたい場合は車がベストチョイス。名古屋からは高速道路も充実して、とても便利です。
紀勢自動車道・熊野尾鷲道路が全線開通したので、伊勢神宮・外宮から尾鷲まで最短で約1時間です。効率よく回れば、伊勢+熊野は1泊2日で行ける範囲になりました。
三重県には山海の恵みを食べに行くべし!イセエビやカキ(伊勢志摩)、松阪牛(中南勢)、伊賀牛(伊賀上野)、新鮮魚介(東紀州)など極上の食材があります。それぞれの旬を調べて行きましょう!
三重県はざっくりと5つのエリアに分かれます。①北勢(桑名・四日市・鈴鹿)、②伊賀上野、③中南勢(松阪・津)、④伊勢志摩、⑤東紀州(熊野・尾鷲)です。それぞれの特徴とおすすめシーズン、旅に必要な日数をご紹介します♪
テーマパークの宝庫!家族や友達とワイワイ遊ぼう
北勢は、ナガシマスパーランド・なばなの里(桑名)、鈴鹿サーキット(鈴鹿)といった巨大テーマパークがあるエリアです。親子やカップル、グループでも楽しめるところで、名古屋からは日帰りでも行けます。ただし、ナガシマスパーランドを遊びつくして他のスポットも観光したいなら、1泊2日あると余裕がもてます。おすすめシーズンは通年ですが、イルミネーション見学なら冬。なばなの里では、日本最大級のイルミネーションが輝きます。
忍者と名水の地、滝ハイキングで自然を満喫しよう
伊賀といえば忍者!伊賀流忍者博物館では、忍者屋敷の見学や忍者コスプレ、忍者ショーが楽しめます。また、名張は名水の里。赤目四十八滝では、滝めぐりハイキングコースが整備されています。青蓮寺湖というダム湖もあり、湖畔ではブドウ狩り・イチゴ狩りが楽しめますよ。おすすめシーズンは春から晩秋ごろ。名古屋からは日帰りもできますが、他のエリアと一緒に1泊2日コースにするとのんびり観光できます。
グルメと温泉、斎宮(さいぐう)ゆかりの優雅なスポットをまわろう
松阪と津は三重県有数のグルメスポット。松阪牛はもちろん、津のウナギも名物です。津はウナギ消費量が日本トップクラスだった過去を持ち、ウナギ屋さんが多いんです。お腹いっぱい食べたら榊原(さかきばら)温泉に入って、温泉付き1泊2日コースにするのがおすすめ。旅の2日目は、斎宮(伊勢神宮に仕えた未婚の女性皇族)ゆかりのスポットをまわりましょう。徒歩移動が多いので、ベストシーズンは天候が安定している3~5月です。
三重観光の中心地!お伊勢参りと鳥羽・志摩グルメを満喫しよう
伊勢志摩は鳥羽も含めて、江戸時代からの有名観光地。観光スポットがたくさんありますが、初めての三重旅なら、伊勢神宮と鳥羽は絶対に見ておきましょう。スケジュールとして、伊勢・志摩・鳥羽のうち2ヶ所をまわるなら1泊2日、3エリアとも回るなら2泊3日が必要です。おすすめシーズンは5月と1月。徒歩の観光が気持ちいい初夏と、カキやイセエビなど魚介グルメ楽しめる1月が良いでしょう。
世界遺産・熊野古道を歩く…雄大な景色を眺めよう
熊野は、世界遺産に登録された巡礼道「熊野古道」を有する観光地。このほか、鬼ヶ城・七里御浜・丸山千枚田など、三重の雄大な自然を満喫できるエリアです。高速の整備のおかげで車移動の時間が短縮され、名古屋からは1泊2日で楽しめるようになりました。ベストシーズンは、お天気が安定している3月下旬~5月と10月~11月下旬。穴場は梅雨に入る6月~7月初旬。雨で歩きにくいのですが、霧のかかる幻想的な熊野古道をみられます。
江戸時代から続く有名観光地の三重県。知っておくとちょっと楽しいお役立ち情報を4つピックアップしました。現地に行って「なるほど!」と納得してみましょう。
伊勢神宮には外宮と内宮があり、時間がないときは内宮だけ参拝してもいいのですが、できれば外宮→内宮の順番で双方お参りしましょう。外宮ー内宮間は約5キロ、タクシーやバス(約15分)の利用がおすすめです。
伊勢神宮は外宮と内宮だけではありません!伊勢神宮とは、周辺にある125社の総称なんです。含まれる神社は鳥羽市、松阪市など4市2郡に散らばっています。
三重県は、海女さんの数が日本一、天然・養殖真珠装身具の出荷が日本一、ホンシメジ生産量が日本一(H24)、イセエビ漁獲量が日本一(H24)など、日本一がいっぱいあり観光だけの県ではないんです。いろいろな日本一を発見してくださいね。
天然・養殖真珠装身具(購入真珠によるもの)全国シェア 56.6%
ホンシメジ生産量(H24) 全国シェア 99.3%
三重県は日本酒天国♪注目の作(ざく)や半蔵(はんぞう)、寒紅梅(かんこうばい)、而今(じこん)などが勢ぞろいです。三重の海鮮やお肉と銘酒のペアリングを楽しみましょう!
北勢、中南勢、伊勢志摩方面へは、近鉄もしくはJRが便利です。伊賀上野へは途中で伊賀鉄道に乗り換えます。熊野のある東紀州へは、JRのワイドビュー南紀が走っています。
車の場合は、東名阪または伊勢自動車道の勢和多気JCTをめざします。ここから鳥羽方面へは伊勢自動車道のまま、熊野方面へは紀勢自動車道を進みましょう。熊野へは尾鷲北インターチェンジ (IC)→国道42号→熊野尾鷲道路・尾鷲南IC→大泊町の熊野大泊ICへ向かいます。ここまでくれば、熊野古道・観音堂登り口までもうすぐです。
三重県は自然・グルメ・レジャー・温泉と、何でもある無敵の観光地です。さらに昔から観光を主要産業としてきたので、おもてなしの心がゆき渡っています。日ごろの疲れを取るには格好の場所ですから、思い切り羽を伸ばして遊びましょう。