お伊勢参りは外宮から!1泊2日で訪れるなら、ここだけは知っておきたい伊勢神宮参拝方法

お伊勢参りは外宮から!1泊2日で訪れるなら、ここだけは知っておきたい伊勢神宮参拝方法

一生に一度はお参りしたい“お伊勢さん”。伊勢神宮の外宮・内宮だけでなく、別宮も含めるとその見どころはたくさん。とても一日では参拝できません。今回は1泊2日で伊勢神宮にお参りする場合、ここだけは外せないスポットを中心にご紹介します。

2017年08月17日

お伊勢参りは「外宮」から!

伊勢神宮の参拝は、外宮から内宮の順で参拝するのが慣わしだそうです。「外宮先祭」といい、各種行事も外宮から内宮の順で行われています。
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出典:k-tomoさんの投稿

外宮は、豊受大神宮(とようけだいじんぐう)といい、豊受大御神(とようけのおおみかみ)をお祀りしています。豊受大御神は、内宮にお祀りされている天照大御神(あまてらすおおみかみ)のお食事を司る神様で、衣食住の守り神様として広く信仰されている女神様です。元は丹波(兵庫県)にいた神様なのですが、天照大御神が「一人じゃ食事が楽しくないのでと豊受大御神を呼びなさい!」と、わざわざ丹波からお引越しされたというお話があります。

外宮の所要時間

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出典:Satominn1986さんの投稿

正宮の参拝だけならば20分程度ですが、別宮を参拝したり御朱印をいただいたり、資料館であるせんぐう館をじっくり観覧したりする場合は、2時間ほどみておいてください。

衛士見張所

外宮に着いたら、火除橋を渡る前に「衛士見張所」に立ち寄りイラストマップを手に入れましょう。マップには各神殿の簡単な説明と撮影禁止場所など役立つ情報が載っています。公式ホームページからダウンロードもできるので、事前に入手しておくのもおすすめ。

表参道火除橋

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出典:

準備ができたら火除橋を渡り参拝に向かいましょう。外宮の参道は左側通行です。真ん中は神様が通る道ですので歩かないように気をつけましょう。鳥居の前では立ち止まり一礼してから進みましょう。

手水舎

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出典:

火除橋を渡ると手水舎がありますので、ここで手と口を清めましょう。まず右手でひしゃくを取り水をすくいます。左手を清めたらひしゃくを持ち替え右手を清めます。右手にひしゃくを持ち替え左手に水をすくい、口をすすいだ後、左手を清めます。最後に垂直に持ち、余った水でひしゃくの柄を清めます。

正宮 豊受大神宮

参拝は正宮からします。心静かに参道を歩いて正宮に向かいましょう。拝礼作法は「二拝二拍手一拝」です。正宮は日ごろの感謝を神様にお伝えする場所ですので、個人的なお願い事は次の別宮でしましょう。正宮の板垣の内側は心静かにお参りをする場所のため、写真撮影が禁止されています。写真を撮る場合は板垣の外側から撮影してください。
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出典:キング・ドリチソさんの投稿

豊受大御神は、伊耶那美(いざなみ)が亡くなったときに生まれた稚産霊(わくむすび)という穀物の神様の娘にあたり、古事記では豊宇気毘売神(とようけびめ)と呼ばれています。神話の中で食物を司る女神様は、三貴神(天照・月読・須佐之男)に関わるとろくな目にあっていないことが多いのですが、豊受大御神は天照大御神と上手くやっていたみたいですね。

別宮 多賀宮

正宮の参拝が終わったら、別宮の参拝に向かいましょう。外宮に所属する別宮は四つあります。多賀宮は正宮に祀られている豊受大御神の「荒御霊」をお祀りしている社であり、四つの別宮のうち第一位とされています。個人的なお願い事がある場合はこちらでお願いしましょう。
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出典:Bycoさんの投稿

神様には、荒御霊と和御霊と呼ばれる2つの異なる御霊があるそうです。荒御霊は名前のごとく荒ぶる魂で時に災いをもたらす御霊で、和御霊はやさしさと慈愛に満ちた御霊です。荒御霊はとにかく活動的で大きな力を持っているため、荒御霊にお願いすると叶いやすいといわれています。なかなか恐れ多いですね。

別宮 土宮

古くからこの地域を守護してきた土地神様である大土乃御祖神(おおつちのみおやのかみ)をお祀りしています。もともとは末社でしたが川の氾濫などの天災を防いでくれる守護神として別宮に昇格したという経緯があるそう。土宮だけが東向きなのは、末社時代以前から東向きであったことを考慮してのことといわれています。
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出典:Bycoさんの投稿

大土乃御祖神は、天孫降臨の際に道案内をした猿田彦命(さるたひこのかみ)の別名ともいわれていたりします。

別宮 風宮

雨風を司る級長津彦命(しなつひこのみこと)級長戸辺命(しなとべのみこと)をお祀りしています。雨風は農作物の成長に大きく関わるため古くより大切にされています。神風をふかす神様としても信仰されているようです。「シナ」とは「息が長い」という意味であり、風は風の神様の息吹だそうです。
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出典:Bycoさんの投稿

古事記では志那都比古神(しなつひこのかみ)と呼ばれ一柱の神なのですが、日本書紀では級長津彦命と級長戸辺命と男女一対の神とされたり、級長戸辺命は級長津彦命の別名とされたり謎の多い神様です。伊耶那岐(いざなぎ)と伊耶那美(いざなみ)が産んだ11番目の神様とも、伊耶那美が朝霧を吹き払ったときに生まれた神様ともいわれています。

神楽殿

参拝を終えたら、神楽殿に寄ってみましょう。お札やお守りの授与の他、ご祈祷の受付などがあります。参拝記念の御朱印もここでいただけますので、御朱印帳をお持ちの方は忘れず立ち寄ってくださいね。

せんぐう館

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出典:Bycoさんの投稿

せんぐう館は伊勢神宮と式年遷宮についての知識を深めることができる博物館です。ここでは外宮正殿の原寸大模型を間近で見ることができます。毎日10:20と14:20の2回、ガイドツアーが開催されています。ほかにも、10時から15時まで1時間間隔で外観や原寸大模型の展示ガイドがあります。

別宮 月夜見宮

外宮に所属する最後の一つ月夜見宮には、月夜見尊(つくよみのみこと)がお祀りされています。月夜見尊は天照大御神の弟神で素戔男尊(すさのうのみこと)の兄神にあたる神様で、夜の世界を司っている月の神様です。
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出典:Bycoさんの投稿

月夜見尊は、伊耶那岐が黄泉の国から逃げ帰って禊をしたときに右目から生まれました。同じ時に左目から生まれたのが姉の天照大御神で鼻から生まれたのが弟の素戔男尊でした。この禊で生まれた三柱の神様を、伊耶那岐自信が最も貴いとしたことから三貴神と呼ばれるようになったそう。月夜見尊は、そんな三貴神の人柱なのですが、古事記では誕生以降出番はなく、日本書紀でささやかにあるエピソードも弟の素戔男尊とあまり良くない意味でかぶるという不遇さです。控えめで謎に包まれたところが、静かな夜を司る月の神様らしいともいえるかもしれません。
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出典:

月夜見宮は、外宮の北御門から真っ直ぐ伸びる神路通りの先にあります。少し離れていますが、歩いて行けない距離ではありません。木々に囲まれた神域が静かに癒してくれますのでぜひ足を運んでみてください。月夜見宮では御朱印がいただけます。御朱印帳をお持ちの方は宿衛屋に忘れず立ち寄りましょう。

さあ、次は「内宮」へ向かいましょう

内宮はそれぞれのお社が離れてあることもあり、外宮より参拝所要時間がかかります。正宮の参拝だけでも40分程度かかります。御朱印をいただいたり、別宮参拝をしたり、五十鈴川のせせらぎを聞きながらリフレッシュしたりと、ゆっくりする場合は2時間程度は必要になるかと思います。
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出典:熊野のガマさんの投稿

内宮は皇大神宮といい、太陽の女神様である天照大御神をお祀りしています。天照大御神の孫の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が地上にやってきて現在の皇室の始祖となったということで、皇室と深く関係していいます。また、天照大御神は日本国民の総氏神のように全国各地で崇められています。

季節の見どころ

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出典:雅ちゃんさんの投稿

11月下旬から1月下旬まで、内宮の宇治川橋の大鳥居から昇る日の出を見ることができます。この時期に訪れたなら、頑張って早起きしてみましょう。

参宮案内所

ぜひ、内宮の地図も手に入れてください。宇治橋を渡る前に参宮案内所で入手できます。または事前に公式ホームページからダウンロードもできます。

宇治橋

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出典:cotaroさんの投稿

大鳥居の前で一礼したら、宇治橋を渡り参拝に向かいます。外宮は左側を通りましたが、内宮は右側を通ります。中央は神様の通る道なので、通らないように気をつけましょう。

手水舎・五十鈴川の御手洗場

宇治橋を渡り、参道を右手に進むと次の鳥居の前に手水舎がありますが、鳥居を抜けた先にある五十鈴川の御手洗場でも清めることができますので、ぜひこちらで。五十鈴川は倭姫命(やまとひめのみこと)が御裳のすそを濯いだことから別名御裳濯川(みもすがわ)とも呼ばれるそう。
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出典:メガネ屋のモアイさんの投稿

倭姫命は第11代垂仁天皇の皇女で天照大御神をお祀りする土地を探して、天照大御神の御神体とともに各地を巡りった方で、初代の斎宮だそう。

瀧祭神(たきまつりのかみ)

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出典:Bycoさんの投稿

五十鈴川の御手洗場の近くにある所官社です。古くから、五十鈴川の守り神として祀られています。内宮に参拝に訪れた場合、まずこちらでお参りをしてください。なぜなら、瀧祭神は「取り次ぎさん」「とっつきさん」と呼ばれており、名前と住所、参拝した旨を伝えると、天照大御神へ取り次いでくださるのだそう。

正宮 皇大神宮

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出典:TX88A+α03さんの投稿

皇大神宮には、皇室の御先祖で、日本国民の総氏神の天照大御神がお祀りされています。御神体は三種の神器の一つである八咫鏡(やたのかがみ)。外宮と同じく、正宮では日ごろの感謝をお伝えしてください。個人的なお願いは次の別宮・荒祭宮まで取っておきましょう。なお、正宮には撮影禁止区域があります。写真を撮るときは、石段の下から撮影してください。

別宮 荒祭宮

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出典:Bycoさんの投稿

荒祭宮は、内宮に所属する十の別宮の第一位の別宮です。お祀りされているのは天照大御神の“荒御魂”。お祭りも正宮とほぼ同じくらい特別丁重に行われているそう。個人的なお願い事はお忘れなくこちらでお伝えしてくださいね。

別宮 風日祈宮

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出典:Bycoさんの投稿

外宮の風宮と同じ雨風を司る級長津彦命と級長戸辺命がお祀りされています。内宮と外宮の両方にお社があることから、昔から農作物に大きな影響を与える雨風の神様が、どれだけ畏れ敬われてしかるべき存在を感じてください。

神楽殿

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出典:

参拝が終わったら、神楽殿に寄りましょう。外宮と同じくお札やお守りの授与の他、ご祈祷の受付などがあります。御朱印もここでいただけますので、御朱印帳をお持ちの方は忘れず立ち寄ってくださいね。

別宮めぐり

内宮には、先に紹介した別宮のほか、あと八つあるのですが、距離が離れている上、市内外に点在しており徒歩での移動には残念ながら無理があります。
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出典:お靜さんの投稿

伊勢市内にある月読宮(同じ敷地内に月讀荒御魂宮・伊佐奈岐宮・伊佐奈弥宮)と倭姫宮は、五十鈴川駅から徒歩10分程度の位置にありますので、ぜひ参拝してください。

まとめ

伊勢神宮の参拝方法を、ここだけは外してほしくないスポットを中心にご紹介しました。とくに、内宮の「瀧祭神」はつい見逃しがちになる場所です。五十鈴川の御手洗場から、参道に戻る右手側に道があるのでぜひ訪れてください。そして、内宮の参拝後には、ぜひ「おはらい町」と「おかげ横丁」で伊勢グルメの食べ歩きや、人気のおかげ犬グッズを手に入れてくださいね!

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