【2020年】はじめての伊勢志摩♪旅のポイントと王道観光スポットをご紹介

伊勢志摩は三重県南東部にある日本有数のリゾートエリアです。お伊勢参りで有名な伊勢神宮やおかげ横丁だけでなく、海沿いのリアス式海岸の絶景など自然の美しさも見逃せないところ。地中海の雰囲気を味わえるテーマパークや宿泊施設もあり、女子旅にもファミリーにもおすすめの観光エリアです。

伊勢志摩の観光スポットは、エリア別にみると伊勢市・鳥羽市・志摩市の3か所があります。観光スポットが多いだけに、効率よくまわれるよう事前に旅プランを作っておくのがコツですよ♪

1泊2日で旅行を考える場合は、伊勢・志摩・鳥羽から2か所をえらびましょう。広い範囲に観光地が点在しているので、移動に少し時間がかかります。例えば、女性に人気の石神さんへは鳥羽水族館から車で約30～40分。伊勢・志摩・鳥羽ぜんぶを回るなら、2泊3日はほしいところです。

お伊勢参りや夫婦岩がメインなら、爽やかな初夏の5月がおすすめ。夫婦岩からの日の出は、毎年5月～7月の間にしかみられない風物詩です。

グルメ旅行なら真冬がベストシーズン。伊勢エビやカキ、フグが旬を迎え、またカキ食べ放題のお店（カキ小屋）で焼ガキをいっぱい食べられるのもこの時期です。魚介グルメを狙うなら1月あたりに訪れてみて！

広いエリアを自由に移動するなら車が便利です。自宅から車で行くのはもちろん、電車＋レンタカー利用もおすすめ。レンタカーは近鉄の宇治山田駅前や近鉄・JR東海の鳥羽駅前などで借りられます。

伊勢神宮は内宮が有名ですが、外宮もあるのをご存知ですか？お伊勢参りは外宮→内宮の順にまわるのが正式な参拝方法だと言われています。ちなみに、外宮からお参りする場合は、近鉄・JRの伊勢市駅が最寄り駅です。伊勢市駅から外宮までは徒歩約10分。40分ほど参拝をしてから内宮へバスで移動します（移動時間は約20分）。内宮の参拝は1時間半ほど。バスの待ち時間を含めて、外宮＋内宮参拝には3～4時間を見ておきましょう。

もちろん、時間がなければ内宮を参拝するだけでもOK。どちらも2拝2拍手1拝（神前で2回深くおじぎをしてから2回拍手をし、最後にもう1度おじぎをする）が基本のお作法です。

それでは、伊勢志摩の観光スポットを伊勢・鳥羽・志摩エリアに分けてご紹介していきましょう。

日本の総氏神さまの神域で心を清める

三重といえばはずせないお伊勢参り。伊勢神宮の内宮には、五十鈴川の川上にご鎮座された日本人の総氏神ともいうベき存在「天照大御神（あまてらすおおみかみ）」がお祀りされています。内宮には約2000年の歴史があり、一度は訪れてみたい神域です。

内宮と一緒に参拝しよう

内宮から見て外にあるお宮＝外宮と呼ばれる神社です。外宮も約1500年の歴史があります。内宮の天照大御神（あまてらすおおみかみ）様のお食事をつかさどる神社で、産業の守り神である豊受大御神（とようけのおおみかみ）をお祀りしています。

昔話のような景色の中で食べ歩きパラダイス♪

内宮前にあるおはらい町は、宇治橋から五十鈴川に沿って続く石畳の道に、たくさんのみやげもの屋や飲食店が建ち並ぶショッピングや食べ歩きが楽しい場所。切妻・入母屋・妻入り様式の建物が集まっていて、まるでタイムスリップしたみたいな雰囲気です。店舗にまじって神宮道場や祭主職舎などの歴史的建造物などもあるので、参拝後に時間を取ってぶらぶら楽しむのがおすすめ！

お祭のような高揚感の中、三重名物に舌鼓

おはらい町の一角にあるおかげ横丁には、江戸～明治期の伊勢路の代表的な建物が移築・再現されています。伊勢うどんやてこね寿司などの伊勢志摩グルメやお土産屋さんがならんでいて、毎日が縁日のようです。

お茶目な海獣たちにキュンッ♡

海獣との距離が近くて、触れることができる水族館として有名な「伊勢夫婦岩ふれあい水族館 伊勢シーパラダイス」。投げキッスをするセイウチやアシカのパフォーマンス、アザラシタッチなど海の生き物とのふれあいを満喫できます。ファミリーには絶対におすすめの水族館です。

日本有数の水族館で、日本唯一のジュゴンとご対面

約1200種もの生きものを飼育・展示している国内有数の規模の水族館です。人魚伝説で有名なジュゴンに日本で唯一出会うことができるほか、魚だけでなく、ラッコやスナドリネコなど水辺で生きる動物もたくさん展示されています。アシカやセイウチのショーも毎日楽しめます。また、トドやアシカの仲間を展示している「海獣の王国」は2018年にリニューアルされたスポット。大きなプールには歩行用チューブが設置されており、内部から海獣たちを観察できます。餌やりの時間に訪れれば、巨大なトドがダイビングする姿を見られますよ！

真珠の美しさと海女さんの華麗な漁に感激！

ミキモト真珠島は、世界で初めて養殖真珠が誕生した場所です。真珠についての展示見学やショッピングができるほか、昔ながらの白い磯着をきた海女さんによる実演が見られます。カップルや恋愛運がほしい人は、御木本幸吉の銅像近くにある「らぶらぶの石」も要チェック！ソテツの植え込みの縁石に、ハート型の石があるので、パワーをもらっちゃいましょう。

女子の願いを叶えてもらおう！

鳥羽水族館から車で約40分。相差町（おおさつちょう）にある神明神社には、全国の女性に話題の「石神さん」があります。女性の願いごとをひとつだけ必ずかなえてくれるという言い伝えがあり、観光客も多数お参りしている人気スポットです。

つい石神さまを先に参拝してしまいそうですが、最初に神明神社からお参りするのが参拝ルール。この順番は意外と大事ですよ。

SNS映えするテーマパークでスペインへ小旅行

スペインの雰囲気をたっぷり楽しめるテーマパークがこちら。最高時速100キロの絶叫系ジェットコースターやラテンの陽気なショーやパレードなど、大人も子供も1日めいっぱい楽しめます。建物、街並み、ショップ、レストランすべてが現地さながらで、異国情緒溢れる園内はSNS映えするポイントもたくさん！ファミリーはもちろん、女子旅にもおすすめです♪天然温泉ひまわりの湯も併設しています。海を見下ろして入る露天風呂は最高の癒しタイム。 テーマパーク「パルケエスパーニャ」利用の方は優待料金で利用できるので、温泉でリフレッシュしてから帰路につくのもいいですね。

英虞湾の複雑な地形を目で確認してみよう

2018年8月にリニューアルされた横山展望台は、標高203メートルから英虞湾（あごわん）を見下ろせる絶景ポイント。尾根に沿って第一から第三展望台までがあり、複雑に入り組んだリアス式海岸と小島の織りなす風景が一望できます。志摩エリア随一の絶景が楽しめる全方向展望台です。リニューアルに際して新たにオープンした「横山天空カフェテラス」では、景色を眺めながらご当地食材を使ったグルメを楽しめるほか、無料休憩スペースでのんびりくつろげますよ♪

まるで異国にいるようなリゾート気分を味わおう

伊勢志摩半島に造られた、地中海の雰囲気そのままの宿泊リゾート施設です。約1万坪の敷地に、宿泊棟やカフェ、レストラン、クルージングやフィッシング、クラフト工房などが用意されています。白壁・オレンジ色の屋根がまばゆい建物がならび、青い空と英虞湾の豊かな自然に囲まれた優雅な滞在が楽しめます。華やいだアンダルシア地方のようなゾーン、アルハンブラ宮殿のようなゾーンなど、場所によって個性さまざま。気ままに散策しているだけで、海外に迷い込んだような不思議な気持ちになれそう。

英虞湾をのぞむ立地なので、どこからでも絶景が眺められます。本当に日本ではないみたい！

マンボウが優雅に泳ぐ姿に釘付け！

マンボウの泳ぐ水族館として有名な志摩マリンランド。巨大な回遊水槽ではサメ、ブリなど約50種類の魚がゆうゆうと泳ぎ、マンボウは別館のマンボウ館でのんびり泳ぐ姿を見学できます。

東京からの場合、旅の拠点を伊勢に置くと移動がスムーズです。まずは伊勢を目指しましょう！

東京から伊勢へいくには名古屋経由がスピーディ。新幹線のぞみに乗れば、名古屋まで約1時間40分。名古屋駅から近鉄特急またはJR快速みえで伊勢市駅までは約1時間半です。電車の場合、最短で3時間15分あれば東京から伊勢に到着できます。東京駅を早朝6時に出発するのぞみ1号にのれば、なんと9時30分には伊勢市駅に着く予定です。東京ー伊勢間を日帰り旅行する人もいるほど実は手軽な観光地です。

東京から車でいくなら、東名高速→伊勢湾岸自動車道→東名阪→伊勢自動車道を経由して、伊勢インターチェンジまで約6時間。伊勢から鳥羽までは伊勢二見鳥羽ラインまたは伊勢志摩スカイラインを経由して約20分です。

飛行機を使う場合は、中部国際空港セントレアから高速船を使うのがおすすめ。空港から高速船に乗って、津なぎさまちへ約45分です。ここから三重交通バス特急で伊勢まで約70分なので、セントレアから約2時間で到着。飛行機→船→バスと乗り物好きにもたまらないルートです。

日本の国技・大相撲を天照大御神（あまてらすおおみかみ）に奉納する「春のお伊勢場所」とも呼ばれている「神宮奉納大相撲」。稽古相撲や相撲甚句、幕内力士のトーナメント戦があり、横綱三役による内宮神苑での土俵入りは見逃せません！

伊勢神宮内宮近くにある五十鈴川（いすずがわ）沿いにはソメイヨシノが植えられており、春には満開の桜並木が楽しめます。夜にはライトアップされて幻想的。また、桜の開花に合わせて魅力的な企画が開催されることも。中でも、団子・お酒・花見料理などでお腹を満たせる「花見屋台」は要チェックです。

伊勢神宮に花火を奉納するこの花火大会は、国内でも貴重な競技花火大会。音楽に合わせて次々に打ち上げられるスターマインや、創作花火など、高レベルな花火が夜空を彩ります。

神嘗祭（かんなめさい）は、その年に収穫されたお米を最初に天照大御神にささげて、感謝する伊勢神宮のお祭りです。たくさんの神事がおこなわれ、とても荘厳な雰囲気。参拝時間内の祭典は参道などからみることができます。

夫婦岩（めおといわ）には、長さ35メートル・重さ約40キロの大しめ縄5本が張られ、5月、9月、12月に取り換えられます。氏子が取り替えますが、参拝者も参道からしめ縄を手送りすることで神事に参加できます。

美味しい海の幸とリアス式海岸の絶景、そして多彩な観光スポットを持つ伊勢志摩。さらに、日本有数の観光地でありながら、どこかホンワカした雰囲気で観光客をやさしく癒してくれるのどかさも魅力です。東京から1泊2日、リフレッシュするにはぴったりの伊勢志摩で、有意義な休日を過ごしてくださいね。