2017年10月27日
素朴な味わいが魅力!福島県会津地方の名物郷土料理11選
旅行の楽しみというと、観光はもちろんですが、その土地ならではの郷土料理も外せませんよね。福島県会津地方には、他の地方にはないちょっと変わった郷土料理があるんですよ。会津地方の郷土料理は、山に囲まれた会津ならではのものばかり!今回は、そんな会津地方の郷土料理と郷土料理が食べられるお店をご紹介しましょう。
旅行に行ったら、その土地ならではの料理を堪能したいですよね。福島県の会津地方には、おいしい郷土料理がいっぱいあります。今でも名物のご当地グルメとして観光客や地元の人に愛されています。ここでは、おすすめの会津の郷土料理と食べられる店舗を紹介していきます。
こづゆ
— ネタ帳bot2 (@SashBot2) 2017年9月6日
会津地方の郷土料理。
具だくさんの山の幸を貝柱のだし汁で煮込んだ吸い物。会津藩の武家料理や庶民のごちそうとして広まり、現在でも正月や冠婚葬祭などハレの席で、必ず振る舞われる郷土料理である。 pic.twitter.com/YUXtzEu7LR
会津地⽅には基本的に「お雑煮」という⾷べ物が無いんです。その代わり、お正⽉や婚礼などのおめでたい席では「こづゆ」という汁ものを⾷べます。
「こづゆ」は、⼲し⾙柱のだしがベースの薄味の汁ものがベース。⼲し⾙柱のほかにも、⼲しシイタケ・きくらげ・⽷こんにゃく・にんじん・⾥芋・⾖麩(お菓⼦のボーロのような形の麩)などが⼊っています。各家庭で入っている具が少し異なるのも、魅力的です。
会津若松市内中心部にある居酒屋「籠太(かごた)」。ここで、「こづゆ」が食べられます。
こちらの「こづゆ」は、お酒に合う具沢山のタイプ。つまみにピッタリです!
日本酒の品ぞろえも豊富なので、会津の地酒と一緒にいかがですか?
籠太の詳細情報
籠太
七日町、会津若松、西若松 / 郷土料理、居酒屋、海鮮
- 住所
- 福島県会津若松市栄町8-49
- 営業時間
- [月] 17:00 - 23:00 [火] 17:00 - 23:00 [水] 17:00 - 23:00 [木] 17:00 - 23:00 [金] 17:00 - 23:00 [土] 17:00 - 23:00 [日] 17:00 - 23:00 ■ 定休日 日曜日のみ不定休
- 平均予算
- ¥8,000~¥9,999
JR会津若松駅よりすぐ、会津の料理がそろう「一會庵」です。ここでも、「こづゆ」が味わえますよ。
こちらの「こづゆ」も、具だくさん!野菜たっぷりです。優しい味で、ほっとできますよ。
十割手打ち蕎麦が有名なこのお店。シャープで力強い麺線です。食べながら、そばの香りを存分に堪能できますよ。「こづゆ」と合わせてどうぞ。
一會庵
閉業や休業等の理由により食べログに店舗情報が存在しないか、一時的な障害で店舗情報が取得できませんでした。
会津若松市役所第二庁舎近くにある「田季野(たきの)」。曲げわっぱに入れて蒸しあげた「わっぱめし」が有名なお店です。
「田季野」では、追加料金を払うと「わっぱめし」に付いてくる味噌汁を「こづゆ」に変更できます。
とても上品な味わいの「こづゆ」ですよ。こちらも具だくさんですね。薄味なので、どんどん食べられます。
田季野の詳細情報
田季野
七日町、会津若松、西若松 / 郷土料理、日本料理
- 住所
- 福島県会津若松市栄町5-31
- 営業時間
- [月] 11:00 - 20:00(L.O. 19:00) [火] 11:00 - 20:00(L.O. 19:00) [水] 11:00 - 20:00(L.O. 19:00) [木] 11:00 - 20:00(L.O. 19:00) [金] 11:00 - 20:00(L.O. 19:00) [土] 11:00 - 20:00(L.O. 19:00) [日] 11:00 - 19:00(L.O. 18:00)
- 平均予算
- ¥2,000~¥2,999
- ¥2,000~¥2,999
いつも、ばあちゃん家で正月に食べてるけど案外皆知らないらしいね
— Hayato (@en_sss02) 2017年1月1日
会津の郷土料理のざくざく pic.twitter.com/acI3ViyngY
ちなみに会津地方の中には「こづゆ」ではなく、「ざくざく」という汁ものを作るところもあります。「ざくざく」は煮干しだしがベース。材料を「ザクザク」と刻むことから、「ざくざく」という名前が付いたとする説のほか、「お金がザクザク貯まりますように」「お米がザクザク獲れますように」という願いを込めて、「ざくざく」としたという説もあります。
「ざくざく」は、商売をしていたお家や農家さんのお家で作られることが多いんですよ。
道の駅「安達」
— 天ぷらロック (@tennpuramaitake) 2017年6月10日
山菜そばと、ざくざく汁
ざくざく汁は文字通り人参やコンニャク、鶏肉がザクザク刻んである
美味い!
福島民め、こんな美味いものを隠し持ってたのか...#道の駅 pic.twitter.com/NXEjKjPSIE
道ナカ食堂の詳細情報
道ナカ食堂
松川 / 食堂、麺類、丼
- 住所
- 福島県二本市米沢字下川原田
- 営業時間
- [月] 07:00 - 19:00 [火] 07:00 - 19:00 [水] 07:00 - 19:00 [木] 07:00 - 19:00 [金] 07:00 - 19:00 [土] 07:00 - 19:00 [日] 07:00 - 19:00
- 平均予算
- ~¥999
会津に来たら一度は食べていただきたいのが「まんじゅうの天ぷら」。サクサクの天ぷら衣の下には、適度に油を吸ったまんじゅうが!!カロリーは高いですが、クセになるおやつ天ぷらです。
「まんじゅうの天ぷら」を食べるなら、鶴ヶ城近くの「本丸茶屋」がおすすめ。
あんこがぎっしり入った、揚げたての「まんじゅうの天ぷら」。食べながら、付近を散策してみましょう!
本丸茶屋の詳細情報
本丸茶屋
西若松、七日町 / 日本料理、麺類、郷土料理
- 住所
- 福島県会津若松市追手町4-1
- 営業時間
- [月] 09:00 - 17:00 [火] 09:00 - 17:00 [水] 09:00 - 17:00 [木] 09:00 - 17:00 [金] 09:00 - 17:00 [土] 09:00 - 17:00 [日] 09:00 - 17:00 ■ 営業時間 宴会・イベント時は22:00まで ■定休日 無休
- 平均予算
- ~¥999
ニシンといえば、甘露煮や塩焼きにして食べることが多いですよね。
スルメはおつまみとして、そのまま食べることが多いかと思います。
そういや今日強清水(猪苗代湖あたり)で蕎麦屋行ったんだけどこのへんすごい。にしん天ぷらやいか天ぷらがあるけどこれは干したものを揚げた天ぷら。当時ナマモノはこのあたりで貴重だったことがよく分かる。(写真はいか天=するめ天をハサミで切る様子。天ぷら提供と同時にはさみを渡される…!) pic.twitter.com/q1vZluo7zF
— 🏯ぁおぬ🏯 (@aonu_sta) 2017年4月23日
でも、会津ではニシンやスルメを天ぷらにしても食べるんです。なぜかというと、雪国の会津は鮮魚が入手困難。干物の形で入ってくることが多かったのです。なのでニシンとスルメを湧水で戻し、天ぷらにして食べる料理法が定着していったんです。
会津若松市中心部から車で30分ほどのところにある「強清水元祖清水屋」。「ニシン・スルメ・まんじゅうの天ぷら」をいただくことができます。
今日は会津方面にツーリング。会津 強清水でざるそばと天ぷら盛り合わせ pic.twitter.com/1YTEwv3bXV
— とっしバイクとっし (@tossi_t3) 2017年7月8日
会津ならではの天ぷらが一度に味わえる「天ぷら盛り合わせ」。人気のメニューです。ニシンの天ぷらは、ふんわり!身のやわらかさを、味わってくださいね。
強清水元祖清水屋の詳細情報
強清水元祖清水屋
磐梯町 / そば、うどん、天ぷら
- 住所
- 福島県会津若松市河東町強清水406-1
- 営業時間
- [月] 10:00 - 17:00 [火] 定休日 [水] 10:00 - 17:00 [木] 10:00 - 17:00 [金] 10:00 - 17:00 [土] 10:00 - 17:00 [日] 10:00 - 17:00 ■ 営業時間 [冬期(12月~2月)] 10:00~16:30 【会津三大名物茶屋 強清水】
- 定休日
- 火曜日
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999
高麗人参のゆるキャラ「おたねくん」
会津藩では、昔から「オタネ人参(高麗人参)」の栽培を奨励していました。そのこともあり、現在でも全国有数の産地なんですよ。今では、なんと高麗人参のゆるキャラまでいます。
高麗人参は、一般的に薬膳料理や焼酎漬けに用いられますが、会津ではこれを天ぷらにしても食べるんです。
「高麗人参の天ぷら」は、市内中心部の蕎麦屋「飯豊権現蕎麦 桐屋 権現亭」で食べることができます。
「飯豊権現蕎麦 桐屋 権現亭」の「高麗ニンジンの天ぷら」は、ゴボウのような味わいです。思ったよりも食べやすいと好評なんですよ。
飯豊権現蕎麦 桐屋 権現亭の詳細情報
飯豊権現蕎麦 桐屋 権現亭
会津若松、七日町、西若松 / そば
- 住所
- 福島県会津若松市上町2-34
- 営業時間
- [月] 11:00 - 15:00 [火] 11:00 - 15:00 [水] 定休日 [木] 11:00 - 15:00 [金] 11:00 - 15:00 [土] 11:00 - 16:00 [日] 11:00 - 16:00 [祝日] 11:00 - 16:00
- 定休日
- 水曜日
- 平均予算
- ¥2,000~¥2,999
- ¥1,000~¥1,999
山に囲まれた会津地方は、新鮮な海産物が手に入りにくいとお伝えしましたね。そのため、乾物を使った料理が発展したと言われています。「棒鱈の甘露煮」と「ニシンの山椒漬け」もそんな乾物料理です。
「二丸屋武蔵亭」の「棒鱈の甘露煮」は、棒のように硬い棒鱈を、じっくり手間暇をかけて煮込んだ逸品。箸を入れるとホロッと崩れ、噛めば噛むほど旨みが出てきます。
「ニシンの山椒漬け」は、身欠きニシンを醤油・酢・山椒ベースのタレに漬け込んだものです。「二丸屋武蔵亭」の「ニシンの山椒漬け」は脂が乗っていて柔らかく、とても食べやすいんですよ。
二丸屋武蔵亭の詳細情報
二丸屋武蔵亭
西若松 / そば、郷土料理、丼
- 住所
- 福島県会津若松市材木町2-8-18
- 営業時間
- [月] 11:00 - 14:30 17:00 - 20:30(L.O. 20:00) [火] 11:00 - 15:00(L.O. 14:30) [水] 定休日 [木] 11:00 - 14:30 17:00 - 20:30(L.O. 20:00) [金] 11:00 - 14:30 17:00 - 20:30(L.O. 20:00) [土] 11:00 - 20:30(L.O. 20:00) [日] 11:00 - 20:30(L.O. 20:00) [祝日] 11:00 - 20:30(L.O. 20:00)
- 定休日
- 水曜日
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999
- ¥1,000~¥1,999
会津地方南部にある下郷町(しもごうまち)で食べられている、一風変わった焼きおにぎりが「しんごろう」です。
おにぎりに「じゅうねん(エゴマ)味噌」を塗って、じっくり炭火で焼いた「しんごろう」はどこか懐かしい味わい。
「しんごろう」は七日町にある「満田屋」で食べることができます。
おこげが香ばしい!意外と食べやすいので、ぱくぱくいけちゃいます。
満田屋の詳細情報
満田屋
七日町 / 郷土料理、豆腐料理
- 住所
- 福島県会津若松市大町1-1-25
- 営業時間
- ■ 営業時間 10:00~17:00 [田楽部] 10:00~ ■ 定休日 第1・3水曜日(8・12月は無休)
- 平均予算
- ¥2,000~¥2,999
- ¥2,000~¥2,999
会津は、「西の熊本、東の会津」と言われることもあるほど「馬刺し」がポピュラーな食べ物です。
熊本と違うのは、主に赤身が好まれるところ。にんにく辛子味噌を溶いた醤油でいただきます。
会津若松市役所近くにある「さくら鍋 鶴我」では、極厚の馬ヒレ肉を刺身でいただくことができるので一度足を運んでみてくださいね。
厚みがあるのに柔らかく、濃厚な肉の旨みを堪能することができます。
さくら鍋 鶴我
閉業や休業等の理由により食べログに店舗情報が存在しないか、一時的な障害で店舗情報が取得できませんでした。
会津若松市湊地区に伝わるおもてなし料理が「豆腐もち」です。つきたての餅に豆腐を絡めた料理で、素朴な味わいが好まれています。
七日町にある「なぬか町茶房「結」」では、いつでもこの「豆腐もち」が味わえるんですよ。
「なぬか町茶房「結」」の「豆腐もち」は、湊地区のお母さんも太鼓判を押す美味しさです。
なぬか町茶房「結」の詳細情報
なぬか町茶房「結」
七日町 / 喫茶店
- 住所
- 福島県会津若松市七日町1-28
- 営業時間
- [月] 11:00 - 17:00(L.O. 16:00) [火] 定休日 [水] 11:00 - 17:00(L.O. 16:00) [木] 11:00 - 17:00(L.O. 16:00) [金] 11:00 - 17:00(L.O. 16:00) [土] 11:00 - 17:00(L.O. 16:00) [日] 11:00 - 17:00(L.O. 16:00) ■ 営業時間 不定休あり
- 定休日
- 火曜日
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999
会津の郷土料理は、山国ならではの素材を生かしたものがたくさんあります。ぜひ、その素朴な味わいを堪能しに会津に足を運んでみてくださいね。