東山温泉で日帰り入浴♪温泉街グルメもご一緒にどうぞ！

東山温泉が開湯したのは、八世紀ごろと言われています。三足烏（三本足の烏）によって導かれた行基が発見したと伝えられており、開湯依頼「会津の奥座敷」として多くの人に親しまれてきました。

温泉の泉質はカルシウムとナトリウムを含んだ硫酸塩泉。リウマチや皮膚病に効果があると言われています。

過去には新選組副長・土方歳三が戦の傷を癒したり、大正ロマンを代表する画家である竹久夢二が逗留して作品を残したりしています。そんな歴史ある東山温泉の、おすすめの日帰り温泉施設をご紹介していきます。

東山温泉の玄関口にあるのが「御宿東鳳（おんやどとうほう）」です。

「御宿東鳳」の一番の魅力は、「宙（そら）の湯」と「棚雲の湯」。この2つの絶景露天風呂までは専用の「宙の道」を通って向かいます。

日帰り入浴ができる時間は13:30～20:00。平日は大人一人1,000円、休前日は大人一人1,500円で入浴できます。日帰り入浴のみは予約は不要です

わずか7室だけの小さなお宿だからこそできる、極上のおもてなし……いろりを囲んで郷土料理に舌鼓を打ち、源泉かけ流しの温泉にじっくり浸かって疲れを癒す。そんな贅沢な時間を過ごすことができるのが「いろりの宿　芦名」です。

内湯と露天があるので、お好きな方で心と体の疲れを癒してください。日帰り入浴が楽しめる時間は18:00~20:50。料金は大人一人1,000円です。日帰りのみなら予約不要です。

「朝寝　朝酒　朝湯が大好きで、それで身上潰した♪」のお囃子で有名な小原庄助さんゆかりの宿が「庄助の宿　瀧の湯（しょうすけのやど　たきのゆ）」です。

数ある浴槽の中でもぜひ楽しんでいただきたいのが「庄助酒風呂」。花春酒造の酒の麹釜を利用した浴槽で、お湯に浸かりながら絶景を楽しむことができます。

日帰り入浴の時間はお宿に要問合せ。料金は大人1,200円　小人600円（いずれもタオル付き）です。日帰り入浴のみは予約不要。

大正ロマンの趣がある建物が印象的な「くつろぎ宿新滝（しんたき）」は、竹久夢二や与謝野晶子ゆかりのお宿です。別館の「不動滝（ふどうたき）」にある「猿の湯」はあの土方歳三が湯治の際に浸かった湯としても知られています。

「くつろぎ宿新滝」の温泉は、完全源泉かけ流しです。14:00〜20:00（最終受付19:00）の間日帰り入浴を楽しむことができます。女性に嬉しい浴衣のレンタルもありますよ！（レンタル料金／500円）帰り入浴のみは予約不要です。

なお、車で向かう際は、東山温泉観光協会駐車場か共同駐車場を利用しましょう。

東山温泉の元湯である「有馬屋（ありまや）」では、囲炉裏を囲んだ食事と源泉かけ流しの温泉を楽しむことができます。日帰り入浴は15:00~20:00の間のみ可能です。料金は大人700円、小人490円となっています。帰り入浴のみなら予約不要です。

こじんまりとしたお宿は、あちらこちらに「おもてなし」の気配りが行き届いており、ずっと滞在したくなってしまうほどです。

東山温泉の奥にある「松本家（まつもとや）」の名物は、なんといっても水ようかんです。温泉に浸かって温まった後は、冷たい水ようかんでリフレッシュしてみてはいかがですか？

さらりとした餡は甘さが控えめで優しい味。原料は小豆・砂糖・寒天のみと、昔ながらのシンプルさ。甘いものが苦手な方でも、「これなら食べられる！」という人が少なくありません。

一口サイズの「あい姫ようかん」もオススメです。中でも練乳味は後を引くおいしさ。お茶だけでなくコーヒーとも相性が良い逸品です。

東山温泉でお腹が空いたら、「卯之家 （うのや）」を訪れてみてはいかがでしょうか。地元でもファンの多い老舗の食事処です。

「卯之家 」の名物はソースカツ丼。定番のロースやヒレだけでなく、チキンやエビもあるので、お好みにあわせてどうぞ。昔ながらのオムライスも人気のメニューです。

湯川に面した場所にある「よしのや食堂」は、古き良き昭和の雰囲気が残る食堂です。

「美味しい・安い・多い」と三拍子揃っており、東山温泉で働く人々のお腹を満たしてきました。旅館の板前さんにもファンが多い、確かな味のお店です。

ラーメンからソースカツ丼、オムライス、カレーまでバラエティに富んだラインナップなのも嬉しいですね。

いかがでしたか？　忙しい毎日から離れて、静かな温泉街で心と体をリフレッシュすれば、また明日から頑張れそうな気がしますよね。

東山温泉は、会津若松駅から車で15分程度の距離にありながら、街の喧騒とは無縁の静かな温泉街です。「会津の奥座敷」と呼ばれた東山温泉で、明日の元気をチャージしてみてはいかがでしょうか？