2017年12月24日

秀吉ゆかりの寺院。高台寺の「圓徳院」で美しい庭園を愛でる

秀吉ゆかりの寺院。高台寺の「圓徳院」で美しい庭園を愛でる

たくさんの観光スポットがある京都は、歴史めぐりが好きな方や神社仏閣を参拝したい方に欠かせないスポットです。美しい庭園が見られる場所も多くありますが、その中でも美しいことで知られ、年間を通して多くの方が訪れる「圓徳院」の魅力をご紹介します。豊臣秀吉と北政所のゆかりの地でもあるので、戦国時代の歴史に興味がある方にもおすすめです。

素晴らしい庭園がある高台寺の「圓徳院」

素晴らしい庭園がある高台寺の「圓徳院」1458250

出典:MHS3さんの投稿

京都には歴史を今に伝える観光スポットが数多くあります。今回ご紹介する高台寺の塔頭の1つである「圓徳院」も欠かせません。ここは豊臣秀吉の正室・北政所(ねね)が、秀吉の没後に最期を迎えた地としても有名で、特に庭園が素晴らしいことで知られています。

豊臣秀吉の正室・北政所(ねね)が晩年を過ごした場所

ねねの秀吉への想いが色濃く残る

ねねの秀吉への想いが色濃く残る1458226

出典:

京都市東山区にある圓徳院は、豊臣秀吉の正室・北政所(ねね)の終焉の地として知られています。晩年を過ごし、秀吉の菩提を弔うために建立した高台寺へ、ここから通っていたと言われています。ねねが通っていた高台寺と圓徳院を繋ぐ道は“ねねの道”と呼ばれているんですよ。

ねねの秀吉への想いが色濃く残る1458231

出典:

圓徳院の由緒書きです。ねねが77歳までの19年間をこの地で過ごしたことや、ねねの没後に木下家の菩提寺として開かれたことなどが書かれています。

ゆっくり見たい美しい庭園

庭園への入口「唐門」

庭園への入口「唐門」1458292

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この唐門をくぐって中に入っていきましょう。中には秀吉好みの手水鉢もあります。

伏見城から移築された「北庭(ほくてい)」

伏見城から移築された「北庭(ほくてい)」1458276

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ねねは秀吉との思い出が詰まった“伏見城”の前庭と化粧御殿を圓徳院に移築しました。この庭園は国の名勝に指定されています。かつては池泉回遊式でしたが、現在は池がなくなり枯山水庭園となっています。四季を通じてさまざまな表情が楽しめる庭園です。

南庭(なんてい)

南庭(なんてい)1458273

出典:

白砂の線引きが印象的な“南庭”。年間を通して花や紅葉を愛でることができるように工夫されています。北庭に負けず劣らずいい雰囲気で、あまりの素晴らしさに安堵のため息が漏れちゃいますね。石庭がとても綺麗です。

四季により魅力が変化。北書院からの風景

見応えが感じられるのが北書院から見る庭園。おすすめなのは紅葉が見られる秋ですが、他の季節も魅力があります。各季節の風景をご紹介しますので、お好きな風景・季節を探してみてください。

新しい季節の訪れを告げる春

新しい季節の訪れを告げる春1458280

出典:

同じ庭でも外から眺めるのと建物の中から眺めるのとでは全くの別物!建物から眺めると、改めてこの庭の美しさを思い知らされます。こちらは春の写真で、寒い冬が終わり、木々が装いを新たにしている風景がステキですね。

グッと深まる緑が美しい夏

グッと深まる緑が美しい夏1458243

出典:akira.08さんの投稿

春から夏にかけてより色が濃くなる夏の風景。白い敷石とのコントラストが抜群にいいですね。

まるで絵画のような風景の秋

まるで絵画のような風景の秋1458130

出典:uramさんの投稿

圓徳院は紅葉の名所でもありますが、この写真をご覧いただけばその理由が分かるはず。庭というより、写真をはめ込んだような非現実的な空間が広がっています。こんなに美しい庭園はなかなかお目にかかれませんよ。

雪化粧も美しい冬

雪化粧も美しい冬1458242

出典:Dhamatakaさんの投稿

葉が散り寂しくなった木々に雪化粧をする冬も捨てがたいですね。寒い冬は外に出るのも億劫ですが、この風景は一見の価値があります。

秀吉の出世を支えた“三面大黒天”

秀吉の出世を支えた“三面大黒天”1459670

出典:

三面大黒天とは、大黒天、毘沙門天、弁財天が三位一体となった神様。何をやってもうまくいかなかった少年時代に秀吉が偶然に出会い、これを手に入れてから頭角を現し始めました。農民から天下人への出世や、現在でも良妻と伝えられるねねとの出会いは三面大黒天を信仰したからとも言われていますが、三位一体の神様を一回で拝むといった合理性を持っていたからとも。圓徳院にはこの三面大黒天を祀るお堂があるので、お参りしていきましょう。

方丈の中にある絢爛豪華な襖絵

方丈の中にある絢爛豪華な襖絵1458229

出典:

方丈の中には、長谷川等伯や現代日本画家が描いた襖絵が納められています。その襖絵は、言葉を失ってしまうほどの美しさ。絵画などの芸術に興味がない方でも、あっと驚かれるでしょう。

方丈の中にある絢爛豪華な襖絵1458230

出典:

同じ部屋の写真ですが、別角度から見ても美しいですね。

もう1つの顔“京都特別観光ラウンジ”

もう1つの顔“京都特別観光ラウンジ”1458298

出典:

圓徳院のもう1つの顔「京都特別観光ラウンジ」。施設を利用するためには、アメリカン・エキスプレスが発行しているクレジットカード(アメリカン・エキスプレス・ゴールドカードなど)を提示する必要があり、普通には利用できません。もし、カードをお持ちの方は利用していきましょう。

もう1つの顔“京都特別観光ラウンジ”1458241

出典:

京都観光ラウンジの中は和の空間が広がっています。ここでお茶の接待などが受けられるので、ゆっくり休憩していきましょう。

もう1つの顔“京都特別観光ラウンジ”1458296

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庭を眺めながらほっと一息♪ここでゆったりした時間を過ごしていけます。座布団の上に正座が苦手という方には、このお部屋以外にも椅子のお部屋があるので、そちらを利用しましょう。

もう1つの顔“京都特別観光ラウンジ”1458275

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提供されるお茶は、宇治茶や昆布茶など日替わり。夏季期間中は冷たいお茶が提供されます。

もう1つの顔“京都特別観光ラウンジ”1458289

出典:

アメックスのカードを持っていると、圓徳院の拝観料が無料になったり、特別観光ラウンジが利用できたりといいことだらけです。お持ちの方は利用しない手はありませんよ。

まとめ

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出典:

高台寺の塔頭寺院「圓徳院」をご紹介しましたが、いかがでしたか?農民から天下人へと出世を果たした秀吉を支えた“ねね”が晩年を過ごした地に建つ「圓徳院」は、今も多くの人で賑わうスポットです。ゆったりした時間を過ごしたい方や、歴史に触れたい人は「圓徳院」を訪れてみてはいかがですか?

圓徳院の詳細情報

圓徳院

住所
京都府京都市東山区高台寺下河原町530
アクセス
JR京都駅から市バス206系統東山通北大路バスターミナル行きで15分、東山安井下車、徒歩5分

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