雪国ならではの情緒を感じる♡冬に行きたい東北の絶景スポット6選

11月になると雪の便りが聞こえてくる東北の冬は、長く厳しいものです。

本格的な積雪シーズンになれば、雪に閉ざされてしまう場所も少なくありません。

でも、そんな冬の東北でしか見られない絶景もあるんですよ！

今回は、東北6県それぞれに特にオススメの絶景スポットをご紹介します！

青森県の「弘前公園」は、桜の名所としても名高い場所です。しかし、桜のシーズンを迎える前の雪の季節もまた見事なんですよ！

毎年2月には、みちのく五大雪まつりの一つにも数えられる「弘前城雪燈籠まつり」が開催！大雪像や雪像に映されるプロジェクションマッピング、200基のかまくら、雪の滑り台などなど。見どころや遊べるスポットが盛りだくさん！大人も子どもも楽しめるイベントです。

弘前城のある弘前公園内に、武者絵を仕込んだ雪灯籠が並びます。幻想的な光景ですよ。昼間と夜とで表情を変える弘前城を、楽しんでみてくださいね。

岩手県でオススメの絶景スポットは「中尊寺」です。世界遺産登録され、春から秋にかけて素晴らしい風景をもつ「中尊寺」。雪の中で見る「中尊寺金色堂」の美しさは、また違う魅力があります。

しんしんと降る雪の中、厳かな空気が流れています。雪道は滑りやすいので、参道入口に置かれている藁紐を靴に巻きつけて歩きましょう！

平泉に訪れた際は、併せて「毛越寺(もうつうじ)」にも参拝を。奥州藤原氏によって作られた庭園は、極楽浄土をイメージしています。雪に覆われ、しんと静まり返った毛越寺庭園は、この世とは思えない幻想的な雰囲気です。

なお、「毛越寺」では写経や座禅を体験することができます。この機会に、ぜひトライしてみましょう。

沼から一斉に飛び立つガンや白鳥。そんなダイナミックな光景が見られるのが、宮城県の「伊豆沼」です。冬は、ガンや白鳥が集まってくるんです。

沼のほとりには「宮城県伊豆沼・内沼サンクチュアリセンター」があり、2階ではライブカメラやフィールドスコープを使って鳥類や植物を観察できるんですよ。

「伊豆沼」で絶景を見るなら、日が昇るタイミングか日が沈むタイミングがベスト！朝日や夕日に照らされて一斉に飛び立つ鳥の群は、一生に一度は見たい絶景です。

秋田県のオススメ絶景スポットは「横手のかまくら」です。毎年2月15日・16日に行われている、小正月の伝統行事です。450年もの歴史があるんですよ。

かまくらの中には水神様が祀られており、人々は中に入ってお賽銭を上げ、商売繁盛や家内安全、五穀豊穣などを祈ります。

また、かまくらでは子どもたちからのおもてなしも受けることができるんですよ。「はいってたんせ（かまくらに入ってください）」「おがんでたんせ（神様を拝んでください）」と声を掛けられたら、ぜひかまくらに入ってお賽銭をあげ、甘酒やお餅をごちそうになりましょう。

古き良き温泉街の風情が残る場所が、山形県の「銀山温泉」です。NHKドラマ「おしん」の舞台としても有名な、温泉街ですよ。

特にガス灯の柔らかい明りが照らし出す夜景は、とてもフォトジェニック！夜に訪れたい場所ですね。

温泉街の散策で体が冷えたら、「和楽足湯(わらしゆ)」で足を温めましょう。無料の足湯で、お湯の中には湯の花が揺れています。

もちろん、温泉街なので共同浴場もありますよ！特に「しろがね湯」はおすすめ。1階と2階に内湯がある、2階建ての浴場。ふらっと行ってお風呂に入れるので、旅の途中にどうぞ。

福島県でも有名な観光地「大内宿(おおうちじゅく)」。江戸時代の宿場町がそのまま今に残る場所です。山の中にあるため、冬になるとたくさんの雪で覆われてしいます。ですが、冬の「大内宿」も風情があると人気なんですよ。

どーんと冬空に浮かぶ花火。毎年2月の第2土曜日には、「雪まつり」が開催。多くの人で賑わいます。

灯篭に照らされる昔ながらの宿場町は、どこか懐かしい風景……。美しい風景を撮ろうと、みんなカメラ片手に歩き回ります。

峠道を越えなければならないので、車で行かれる方は十分注意してください。なお、雪道の運転に慣れていない人は湯野上温泉駅からバスを利用するのが安心です。

深い雪に閉ざされる長く厳しい東北の冬。しかし、そんな冬の間にしか見られない絶景があります。コタツの中でぬくぬく過ごすのも良いですが、たまには絶景を見に外に出かけてみませんか？