2024年09月26日
【岐阜】古都・飛騨古川で手仕事にふれる、のんびり女子旅。おすすめ旅館5選
仕事や時間に追われていると、ストレスはたまるばかり…。たまには風情のある街並みを、仲のいい女友達とのんびり散策したいと思いませんか。岐阜県の飛騨市古川町は、のどかな古民家が並ぶ通りや和の工房などがコンパクトに詰まった女子二人旅におすすめの観光地。高山の奥座敷と言われる飛騨古川で、手仕事に触れられるスポットと、女子におすすめのお宿を5つご紹介します。
目次
毎日毎日、お家と会社との往復。ふと気づいたら、心身ともにヘトヘトになっていませんか?そんなお疲れ女子には、おだやかな風景の中で丁寧な手仕事をじっくり眺める旅がおすすめです。自然素材を使って人の手が作り出すものには、優しい風合いやあたたかさがあり、心がほっと癒されます。できれば同じような趣味を持つ女子同士で旅をすれば、癒し度はさらに上がりますよ。
岐阜県飛騨市にある古川町(ふるかわちょう)は、JR高山本線の高山駅より2駅先にあり、「高山の奥座敷」とも呼ばれます。古い町家や白壁の土蔵が並ぶ山あいの町で、水流と町並みがゆかしい城下町です。また、飛騨は古くから「匠の里」として栄え、建築はもちろんのこと、家具や一刀彫、陶芸、飛騨春慶塗りなど、随所にて匠の優れた技に触れることができます。
実はここ岐阜県飛騨市は、2016年に公開された新海誠監督の大ヒットアニメ映画「君の名は。」のモデルとなった町。映画に登場する場所を訪ねる“聖地巡礼”をするファンの姿が絶えません。実在する駅や図書館、神社、バス停など、作品中に登場するスポットも是非チェックしてみてくださいね。
飛騨古川では、毎年4月に行われる古川祭(ふるかわまつり)が有名です。古川祭は起こし太鼓(おこしだいこ)と豪華な屋台行列で、国の重要無形民俗文化財・ユネスコの無形文化遺産にも登録されているお祭りです。この古川祭は、映画「君の名は。」に登場したと言われる「気多若宮神社(けたわかみやじんじゃ)」のお祭りなんですよ。
気多若宮神社(けたわかみやじんじゃ)は、飛騨古川駅から約500メートルの所にあります。観光の途中に立ち寄ってみてはいかがでしょう。
古川町は、飛騨古川駅(ひだふるかわえき)の駅からの徒歩圏内に、見どころ満載の観光スポットがコンパクトに集まっています。電車&徒歩で観光したい女子二人旅に、おすすめの旅先。ここでは古川町のおすすめ手仕事スポットを2か所ご紹介します。どちらも駅から歩いて行けますよ♪
三嶋和ろうそく店(みしまわろうそくてん)は、手作りの「和ろうそく」を作る貴重なお店です。全国に10軒程度しかない和ろうそく店の中でも、すべて手作りなのは三嶋和ろうそく店だけと言われています。和ろうそくとは日本独自のろうそくで、100%純植物性の材料でできています。手仕事の丁寧さと、同じように見えて同じものはひとつもないと言うオリジナリティの高さが、手仕事好きな女子から高い評価をうけています。
三島和ろうそく店では、和ろうそく作りのなかでも、とくに「生掛け(きがけ)」という手法を使い、昔ながらの和ろうそくを守り続けています。「生掛け」とは、混じりけのないものを何度も何度も塗って重ねる、という意味。火をつけると暖かな光がつき、見ているだけで体がほどけていくリラックスタイムのベストパートナー。おつかれモードのおみやげにおすすめです。
三嶋和ろうそく店の詳細情報
ガラス美術館 駒(がらすびじゅつかん こま)は、幕末から昭和初期に作られたガラス製品を展示した小さな美術館です。豆ランプやかき氷用の食器、ガラス時計など、レトロかわいい作品が約800点ほど展示されています。
手仕事の良さを色濃く残した昔のガラス製品は、日用品としての機能を持ちながら、どこかシックで可愛らしいデザインです。今見ても欲しい!と思わせるような展示品が、ずらりと並んでいます。手仕事好きなお友達と、じっくり感想を言い合ってみてはいかがでしょうか。
ガラス美術館 駒の詳細情報
古川町はそれほど広いところではないので、1泊2日の行程を組めば行きたいところはほぼ回れるでしょう。夜は女子二人で、おもむきのある宿に泊まって、昼も夜も充実の旅を楽しみましょう♪
料亭旅館 八ツ三館(やつさんかん)は、江戸時代に創業した約160年の歴史がある料亭旅館です。古川町を流れる清流・荒城川(あらきがわ)に面していて、飛騨の伝統的な建物や食材を味わえます。
宿全体が明治・大正・昭和の雰囲気を残しており、建物のうち三棟は国の登録有形文化財に登録されています。21室ある客室は、部屋ごとに囲炉裏(いろり)があったり、総ヒノキ造りだったりと、趣向がこらしてあります。飛騨建築の豪快さと繊細な手仕事を味わえる宿です。
お料理には春の山菜や夏のアユなど地元の食材をつかい、見た目も鮮やか。飛騨牛のステーキやすき焼きなど、地元の恵みが凝縮された懐石料理がいただけます。川魚などがいただけるのも、川沿いにある宿ならでは。
こちらの宿には、流葉温泉の運び湯を使った露天風呂付き大浴場があります。冷え性に効果があるといわれる温泉で、女性用の大浴場ではバラ風呂も用意されています。女子二人でおしゃべりしながら、バラと温泉を楽しみましょう。
公式詳細情報
料亭旅館 八ツ三館
岐阜県 / 飛騨 / 旅館
- 住所
- アクセス
- 高山本線 高山駅より3駅目 飛騨古川駅より徒歩6分(送迎あり)/東海北陸道清見ICより車で25分
- 宿泊時間
- 15:00(IN)〜 10:00(OUT)など
料理旅館 蕪水亭(ぶすいてい)は、明治3年に創業した料亭です。今は全3室の小さな宿になっており、ゲストの要望にきめ細かく対応する隠れ宿になっています。かつてグルメとして有名な作家・池波正太郎がこの宿にほれ込み、「私は、この宿の家庭的なもてなしと朴葉味噌がすっかり気に入ってしまった」と絶賛したほどなんです。
3つある和室はそれぞれ雰囲気のまったく違う一等貸し切りの客室です。たとえば、客室の「羽衣(はごろも)」は、江戸時代に建てられた総ヒノキ造りの板蔵を移築したもの。ほかにも囲炉裏付きの離れ座敷などがあります。女子二人で過ごすには贅沢な広さをたっぷりと味わいましょう。
こちらの宿は薬草料理で有名です。薬草と聞くと、身体にはいいが味はどうか?と思うでしょうが、地場食材と組み合わせた薬草には、苦みもえぐみもありません。山菜やタンポポ、ノビルなど飛騨市内に生息している約250種類以上の薬草を時期ごとに使い分けています。女性に人気のある、おいしくて体にやさしいお料理を体験してみませんか。
詳細情報
飛騨ともえホテルは、創業して65年になる老舗です。古川に来たことを宿でも体感してもらおうと、飛騨地方の伝統的なお料理である「在郷料理(ざいごうりょうり)」や、飛騨の食器などをそろえています。なによりもJR飛騨古川駅から徒歩すぐという絶好のロケーションで、荷物が増えがちな女子二人旅の拠点にぴったりです。
「在郷料理(ざいごうりょうり)」とは、この地方の人が日常的に食べているものや、お祭りなどの特別な日に食べているものなど、地域の食文化をモチーフに新しいスタイルでおもてなしする料理のこと。女子にうれしいやさしい味付けで、旬のものをたくさん食べられるようにしてあります。その他に、飛騨牛をたっぷりと味わえる料理コースもありますよ。
板に枯れ朴葉を敷き、その上に十数種のお料理を盛りつけ「朴葉盛込み(ほおばもりこみ)」は人気の逸品。たくさんの食材を一度に食べられる在郷料理は、女性にとってはうれしいもの。二人で分け合いながらいただくのもおすすめです。
客室は、天然木の床や和紙を使った照明など、おだやかな印象です。畳敷きにベッドを入れた客室もあるので、くつろぎやすいタイプをチョイスしましょう。
こちらのお風呂は2種類あり、「一の湯」は活性石によるミネラルたっぷりの弱アルカリ泉。「二の湯」は飛騨山脈の薬草成分を使った、薬草の湯です。「一の湯」の弱アルカリ泉は天然の温泉と同じ効果があると言われ、「二の湯」は美肌・肩こりに効果があるそうです。お疲れ女子二人なら、ぜひとも試したいお風呂です。
公式詳細情報
ホテル季古里(きこり)は、古川の市街地から車で約10分ほど離れた山里の宿です。ひろい果樹園の一角には中部建築賞作品である建物があり、周辺は散策に最適な環境。古川の中心地で女子同士手仕事を楽しんだ後は、季節の野草を見て、自然の中でくつろぐのもリラックスできそうです。
古民家をイメージした建物は、中庭を囲むように建てられています。女子二人旅におすすめなのは、お庭と飛騨古川の里山を見ることが出来る3室しかない和室。中庭へは窓から出ることが出来るので、夜でも朝でも自然を気軽に楽しめます。満天の星空や、雪景色といった四季折々の表情を楽しんでくださいね。
お料理は、飛騨牛や高冷地野菜、山菜、果実などの飛騨の食材に、時期によっては飛騨で養殖した「飛騨とらふぐ」を合わせたメニューがいただけることも。飛騨の山中で養殖したとらふぐは、甘味があってふぐ独特の引き締まった弾力のコリコリとした食感が美味。これをA5ランクの最高級飛騨牛と一緒にいただける豪華メニューは、おいしい物好きの女子には見逃せない楽しみです。
こちらの宿には、飛騨古川桃源郷温泉の弱アルカリ単純泉があります。無色透明、無臭の天然温泉は、お肌にやさしい美肌の湯。木のぬくもりを感じられる大浴場・露天風呂でとろりとしたお湯を体験しませんか。
公式詳細情報
「IORI STAY HIDA(イオリ ステイ ヒダ)」は、飛騨古川に点在する町家を、それぞれ1日1組限定で貸し切りにできる新しいスタイルのお宿。地元の職人によって再生された全6棟ある町家はそれぞれに趣が異なり、お部屋を選ぶ時からワクワクしますよ。人や地域とのつながりを感じながら暮らすようにステイができます。
こちらは「IORI KAWANAKA(イロリ カワナカ)」。築80年の町家の蔵を再生したモダンなお部屋は、ほっと一息つける空間になっています。リビングからは瀬戸川が眺められ、鯉の餌やりもできますよ。露天風呂も備わっており、風情を感じながら特別な時間が過ごせそう♪
本光寺横の通りにある「IORI ICHINOMACHI(イロリ イチノマチ)」はシックで洗練された空間にリノベーションされた築80年の町家です。こちらも露天風呂が付きなので、のんびり湯浴みを楽しみながら旅の疲れを癒してくださいね。夜はシモンズ製のベッドまたは特製布団でぐっすり眠れにつけば、心地よい目覚めを迎えられそう。
バタバタしがちな朝ですが、朝食はお部屋まで届けてくれるのですっぴんのままでOK。地元レストランのパートナーシェフによる、IORI STAYオリジナルメニューが味わえます。美味しい朝ご飯で、しっかりパワーチャージしましょう!
公式詳細情報
趣味のあう女子友との旅はほんわり癒されて、日ごろの疲れも旅が終わったころにはスーッと消えてなくなりそうです。手仕事の好きな女子同士と、和の工房や小さな美術館をまわって、楽しくストレスを解消しましょう♪
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