2016年05月04日
「押すなよ!絶対押すなよ!」日本の歩道吊り橋おすすめ15選
日本は国土の7割が山地であることから谷も多く、実は昔から大変多くの吊り橋がかけられてきた国。高所恐怖症の方でも大丈夫な難易度低めの吊り橋からコアな吊り橋ファンも納得の超絶叫系吊り橋までたくさんあるんです。そんな日本におけるおすすめの吊り橋を厳選してご紹介!さてあなたはいくつ渡りきれるでしょうか?
吊り橋効果って、あれだろ、「押すなよ、絶対押すなよ!」ってやつ
— けい (@Frgl_kei) 2012年9月14日
足を踏み出せばグラグラ、ギュッと橋げたにつかまればユラユラ、下を見ればゾクゾク…山間の吊り橋はちょっと渡るのに勇気がいりますよね。現代では長い距離も安全に渡れる吊り橋が建設できるようになっているにも関わらず、私たちを魅了する細く頼りない自然の吊り橋や深い谷に架かる長い吊り橋。冒険レジャーが流行している今だからこそ、あなたも吊り橋巡りをしてみませんか?吊り橋からの景色も絶景ですよ!
東北一と称される「やまびこ吊り橋」は延長120mにも及ぶ大きな吊り橋。橋の高さは20mと高く山間にある橋なので、造りはしっかりしていますが、吊り橋特有のドキドキ感もしっかり味わえます。新緑の季節、青緑の季節、そして紅葉の季節……と山の景色を堪能できるスポットでもあります。橋の中央から見える不忘山の姿はまさに絶景!
茨城県常陸太田市にある竜神大吊橋は、歩行者専用の吊り橋として本州一、375mもの長さを誇ります。しかも高さは100m!自然素材の橋ではないので初心者でも安心して渡ることができますが、高さと長さについクラクラしてしまいそうです。距離が長いので歩く時間も長くなりますから、気になる人と一緒に渡れば「吊り橋効果」で恋に落ちることができるかも?!
もみじ谷大吊橋は塩原渓谷の雄大な景色に溶け込む大変景観の美しい吊り橋です。無補鋼桁吊橋という種類の橋としては本州最大級の全長320mを誇り、季節ごとに変わる景色が訪れる人の嘆息を誘っています。
遊覧船乗り場の桟橋をまたぐ形で架かっている水の郷大つり橋は、橋の長さ315mの歩行者専用の吊り橋です。宮ケ瀬湖の上に架かっているので、まるで湖面を散歩するような気分を味わえる贅沢な吊り橋となっています。
木製の補鋼トラスをもつ吊り橋として日本有数の長さ・大きさとなる桃介橋は、大正11年(1922年)に完成した吊り橋です。名前の桃介というのは木曽川による水力発電に注力した大同電力の福沢桃介社長に由来します。そもそもは大同電力が読書発電所建設の資材運搬路として使っていた橋で、その後は村道として利用され、今では近代化遺産として残されている歴史の古い橋でもあるのです。
上高地の中心にあり、今ではシンボル的存在になっているとも言えるのが、ここでご紹介する河童橋。上高地バスターミナルから徒歩5分と言う好立地なので、いつも観光客でにぎわっている橋でもあります。橋の上から望める穂高連峰や焼岳の景色は常に訪れる人の心をつかんできました。かつては芥川龍之介も小説『河童』に河童橋を登場させてましたね。今昔を通じて愛されてきた河童橋に、ぜひ1度足を運んでみてください。
歩行者専用の吊り橋としては日本最長となる全長400mにも及ぶ大きな吊り橋。高さもなんと70.6mと他の吊り橋とは一線を画し、名実ともに「日本一」の吊り橋として多くの観光客が訪れています。富士山と駿河湾の絶景を一望できるのも箱根西麓・三島大吊橋の見どころの1つ。愛称のスカイウォークの通り、本当に空中散歩をしているような気分が味わえる気持ち良い吊り橋です。
南アルプスの麓、大間ダムによって堰き止められた人造湖の上に架けられている夢の吊り橋は、長さ90m、高さ8mの吊り橋です。これだけだと景色の良い吊り橋というだけになりそうですが、この夢の吊り橋は行楽シーズンには行列ができるほどの人気があります。その理由は恋の願掛けにご利益があるから!吊り橋の真ん中で女性が恋のお祈りをすると願いが叶うと言われているんですよ!
福井県池田町は一般的に奥越前と呼ばれるエリアで、知る人ぞ知る好スポットがたくさんある場所です。ここでご紹介する池田かずら橋も、志津原リゾートエリアにある自然の吊り橋で、一般に有名な吊り橋ではありませんが、旅好き・吊り橋好きなら一度は足を運んでみたいエリアになっています。吊り橋の全長は44mで、高さ12mのかずら橋は決して長い吊り橋ではありませんが、スリル満点の吊り橋です。
日本一広い村である十津川村にある谷瀬の吊り橋は、日本一長い鉄線の吊り橋でもあります。その長さは297.7m。かつては上野地から対岸の谷瀬とを結ぶ生活用の橋でしたが、今は周囲の景観の美しさや眺望の素晴らしさ、そして高さがあるので渡る時に結構なスリルを味わえるということで十津川村の観光スポットになっています。
日本には本当にたくさんの吊り橋があるのですが、渡る際にドキドキのスリルが味わえる吊り橋の特長と言えば「自然のかずら橋」であることや「橋床が板」ということが挙げられるでしょう。星のブランコとも呼ばれる交野吊橋は、そんな木の床板をもつ歩道の吊り橋としては国内最大級の吊り橋です。200mを超える長い距離、ずっと板の橋を渡るのは相当の覚悟が必要です。
八田原ダム(芦田湖)に架かる夢吊橋は、PC吊床板橋として世界一の支間長をもつギネス認定の吊り橋。湖と山々の深緑に赤い欄干が大変見栄えのする美しい橋です。147.6mに及ぶ延長を渡る際にはちょっとした橋の楽しみ方があります。
面面河ダム公園内にある面河ダム湖に架けられている四国で1番長い吊床版橋である四季彩橋は、景観を維持するためにこの構造で作られた吊り橋です。支間長実測は120mにも及ぶ長さで、面河ダムの景観と共にゆっくり揺れる吊り橋のドキドキ感も味わえます。
長さ45mと決して長い吊り橋ではありませんが、今も残る昔ながらのかずら橋であることと、平家一族の哀話を秘める伝説があること、そして何より秘境祖谷にあるということで吊り橋ファンには大変有名なのが祖谷のかずら橋。今もシチクカズラで作られるこの吊り橋は3年ごとに新しいものへと架け替えが行われており、今は国指定重要有形民俗文化財に登録されいる貴重な歴史的遺構でもあります。
大型の歩道専用吊り橋としては珍しく近年完成した九重“夢”大吊橋は、長さ390m、幅1.5mとこれだけでもかなりの大きさなのですが、特筆すべきはその高さ。なんと九重“夢”大吊橋の高さは173m!歩道専用としては日本一の高さを誇っている大吊橋です。橋の目前には日本の滝百選にも選ばれた雄滝や雌滝を望むことができ、大パノラマを堪能することができます。
進むもドキドキ、戻るもヒヤヒヤな厳選15選の吊り橋たち。あなたはここまで全てチェックすることはできたでしょうか?様々な場所、様々な歴史をもつ日本各地の吊り橋たちは今日も地元の人の役に立ったり、観光客を楽しませたりしっかりと吊り橋の役目を果たしていることでしょう。あなたも気になる吊り橋に足を運んでぜひ1歩目を踏み出してみてくださいね。