京都・福井・石川を巡ろう。好奇心が満たせる「一泊二日・デートプラン」

彼との付き合いが長くなってくると、東京近郊の観光地は大体行き尽くしてしまいませんか？中には「最近お泊りデートと言えばいつも●●ばかり。ちょっと飽きてきたかも…」なんて不満を抱えている方もいるかもしれませんね。お気に入りの場所を旅するのは楽だし落ち着きますが、たまには行ったことのない場所に出向いて、新鮮な気分を味わいませんか？

今回ご紹介するのは、日本海に面する京都・福井・石川を電車で巡る旅。このエリアには、日本三景の一つである「天橋立」や江戸風情が残る「金沢」など魅力的な観光地が点在しています♪さらに、敦賀や加賀温泉などの穴場的スポットやおいしいご当地グルメも充実しているので、思いっきり好奇心を満たせますよ。ゴトゴト電車に揺られて、見たことのない景色に出会う旅に出ませんか？

旅のスタート地点は、東京駅・八重洲南口から徒歩6分ほどの高速バス乗り場「鍛冶橋駐車場」です。ここから京都北部エリアに乗り換えナシで行ける夜行バスが出ているので、まずは「天橋立駅」まで移動してしまいましょう。夜行バスなら、金曜日の仕事帰りにそのまま出発～なんていうこともできますね。車内は設備が充実しているので、乗り込んだ後は寝てしまえばOK。出発から約11時間後には天橋立駅に到着です。

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ちなみに、21時台の夜行バスで出発した場合、天橋立駅に到着するのは8時台。この時間帯は周辺の食事処は空いていないところがほとんどなので、事前に東京駅周辺でおいしいパンでも買っておけば、後々役に立ってくれますよ。

到着したら、日本三景「天橋立」を端から端まで渡ってみませんか？松の緑、海の青、そして白い砂浜が織りなす景色は、まさに絶景！一生に一度は見ておきたいですよね。

徒歩の場合、所要時間は片道50分ほど。早朝は人通りが少なく静かです。他愛ないおしゃべりでもしながら、木陰をゆったり進んで行きましょう♡松林の間からちらちら見える海もとってもキレイなんですよ。浜辺に出て海をボーッと眺めるのもアリ。

天橋立を端まで渡り切ったら、そこからさらに10分ほど歩いて、「天橋立ケーブルカー・リフト」の乗り場へ向かいましょう。ここからケーブルカーまたはリフトに乗れば、絶景スポットの「傘松公園」にサクッと到着。行く途中の眺めも素敵ですよ。

傘松公園にある「AmaTerrace（アマテラス）」には、天橋立の絶景をバックに写真が撮れるスポットがたくさんあります。こちらは、2階展望ドームにある「願いの鐘」。二人でそっとやさしく鳴らしてみましょう。絶景とハートをバックに記念写真も撮りたいですね。

さらにここでは「願いの鍵」をかけることもできます。「ずっと一緒にいられますように♡」と二人の思いを込めちゃいましょう。

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絶景を満喫した後は、船で「天橋立駅」側へ渡りませんか？大きな遊覧船でゆったり渡るもよし。小型ボートでビューンと渡るもよし。好きな方を選んでください。

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たくさん歩くと小腹が空いてきますよね。そこでおすすめしたいのが「吉野茶屋」のお餅。このお餅を食べれば、文殊の知恵を授かり賢くなると伝えられています。これは素通りできませんね。お店の近くにあるパワースポット「智恩寺」にも立ち寄れば、さらにご利益があるかも？

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「知恵の餅」は甘さ控えめで上品な味わい。1個から店内でいただくことができるので、気軽に試せますよ♪

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天橋立駅そばの「龍燈の松」もおすすめの休憩スポット。お土産に人気の「橋立オイルサーディン」を使った「宮津バーガー」はぜひ食べておきたい逸品です。そのほか、サンドイッチやソフトクリームもラインアップしています。

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天橋立周辺の散策を終えたら、のんびりと小浜線に揺られて敦賀へ向かいましょう。この路線は若狭湾の沿岸も通ります。車窓から見えるのどかな景色は、まるで映画のワンシーンのよう。景色に見とれながら、ゆったり電車デートを楽しんで♡

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「ソースカツ丼」は、福井のご当地メニューの一つ。JR敦賀駅から徒歩5分ほどの「敦賀ヨーロッパ軒 駅前店」は、観光客はもちろん地元民にも人気のお店です。ドイツで修業を積んだ、創業者・高畠氏が産み出した元祖「ソースカツ丼」は一食の価値があります。

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「ソースカツ丼」はボリューム満点で食べ応えがあります。上質なロース・モモ肉をカラリと揚げたカツに、甘めの“秘伝のタレ”がしみこんでいて最高。グルメなカップルもきっと満足できるはず。

夏に福井に行くなら、北陸のハワイと呼ばれる「水島」もプランに入れませんか？こちらはエメラルドグリーンの海に浮かぶ小さな白い島で、7月中旬から8月末までの約2ヵ月間だけ渡ることができるんです。島へは小舟がピストン輸送をしてくれます。渡し船が出る「色ヶ浜」までは、JR敦賀駅からバスで30分ほどです。

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海水の透明度がとても高いので、簡単な水中メガネでお魚やヒトデなどを観察できるのも魅力。童心にかえって二人ではしゃいじゃいましょう！

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磯で水遊びをたっぷりと楽しんだ後は、地元のおいしいお魚と地酒を楽しみませんか？鮮魚問屋直営の居酒屋「地魚料理 まるさん屋」は、JR敦賀駅から歩いて2分ほどのところにあります。

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活きの良いお魚だからこその風味を楽しみたいですね。冬場に味わえる写真の「冬御膳」は、なんとカニ、ふぐも、牡蠣を一度に味わえる贅沢なメニュー。思いっきり贅沢したいカップルにおすすめです。

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夕食後はホテルで羽を休めましょう。「敦賀マンテンホテル駅前」はJR敦賀駅からすぐの立地。アクセスがいいので、翌日の朝もあわてずに行動できます。

2階には、大浴場（ラジウム人工泉）があります。足を伸ばしてお風呂につかれば、旅の疲れが一気に癒されそう。男性浴場には“高温サウナ”もあるので、サウナ好きな彼ならきっと喜んでくれるはず。ちなみに、女性浴場の入口は暗証番号方式で安心です。

ホテル自慢の朝食は、「おふくろの味・北陸の味」和洋バイキングです。コシヒカリのホカホカごはんと、赤だし八丁味噌の味噌汁で体をしっかりと目覚めさせましょう。

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肉じゃがやポテトサラダをはじめとした素朴な家庭料理に加え、名産の“へしこ”や甘海老の塩辛などの小鉢も楽しめますよ。営業は6時半～9時半までと長いので、早起き派も遅起き派も安心です。

出典：Yukari Sさんの投稿

おいしい朝食でパワーチャージした後は、敦賀駅から北陸本線でJR加賀温泉駅に向かいましょう。加賀市には名湯がたくさんあり、中でも「山中温泉」は有名。「こおろぎ橋」や「あやとり橋」など、彼と渡りたい美しい橋もたくさんありますよ♡アクセスは加賀温泉駅からバスで30分ほど。

ゆげ街道は、山中温泉のメインストリートです。山中塗や九谷焼のギャラリーがあるので、彼とおそろいの器を購入しませんか？そのほかにも、おしゃれカフェや地酒の試飲スポットなどが立ち並び、デートスポットに事欠きません。

散策の後は温泉で疲れを癒しましょう。山中温泉総湯「菊の湯」は、山中温泉の湯元なんですよ。歌人・松尾芭蕉が「山中や菊は手折らじ湯の匂い（この湯につかるだけで長生きできる）」と詠んだ名湯につかって、凝り固まった心身をほぐしましょう。

出典：TR3 PG@さんの投稿

女性浴場ロビーの天井や柱は、山中塗で装飾された豪華な造りになっています。細部までおもてなしの心を感じますね。時間に余裕があるなら、入浴ついでに“温泉たまご”作り体験もいかが？

出典：coco cocoさんの投稿

ランチはちょっと風流に。北陸随一の渓谷美と称される「鶴仙渓」は、マイナスイオンたっぷりの癒しの空間です。4～11月の時期には「鶴仙渓川床」で渓谷を見ながらランチを楽しめますよ。二人の思い出に残る写真もたくさん撮れそう♡

川床へは、あらかじめ飲食店でお弁当を購入して向かうのがおすすめ（要予約）。和洋いろんなお弁当があるので、どれを食べるか事前に話し合っておきましょう。

山中温泉を散策した後は、茶屋街で有名な「金沢」へ向かいましょう。日本三名園の一つである「兼六園」に「金沢21世紀美術館」、「近江町市場」など名所がたくさんありますが、ここでは三つの茶屋街とユニークなお寺をご紹介します。

「ひがし茶屋街」はフォトスポットとして有名。二人で散策していると、江戸時代にタイムトリップしたような気分にひたれます。おしゃれな雑貨屋さんも多く、乙女心がくすぐられますよ。和の街並みが好きなカップルは、ここだけでなく「主計町（かずえまち）茶屋街」や「にし茶屋街」にも立ち寄っておきたいところ。金沢レンタサイクル「まちのり」を利用すれば、各スポットを気軽に巡れちゃいます。

出典：juns7さんの投稿

「にし茶屋街」の周辺には、目にも美しい落雁（らくがん）や生菓子を味わえる「落雁 諸江屋（もろえや）」や、甘納豆で有名な「かわむら 茶房」などスイーツの名店がたくさん♪時間が許す限りスイーツ巡りを楽しんでもいいかも？

浅野川沿いの「主計町茶屋街」も風情たっぷり。川沿いを二人仲良くお散策して、ちょっぴり疲れたら町家カフェで一息つきましょう。

好奇心旺盛なカップルは、忍者寺と言われる「妙立寺」も観光しませんか？撮影禁止のため写真はないのですが、隠し部屋、隠し階段、落とし穴、何かあった時の“逃げ道”など、「あっ」と驚く仕掛けが施されています。

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楽しい時間はあっという間。帰りの電車の時間が近づいてきたら、お土産選びを忘れずに。金沢駅構内の「金沢百番街」は、おいしいモノも素敵な工芸品もそろうお土産スポットです。

出典：kiki19087さんの投稿

金沢名産のスイーツは和菓子も洋菓子も魅力的。特に、和菓子は古都の雅を感じる逸品がたくさん！自分の家族はもちろん、彼の家族にも贈りませんか？写真は「石川屋本舗」の“かいちん”というお菓子。アート作品のような美しさです。

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敷居の高いイメージのある伝統工芸品「九谷焼」ですが、普段使いできるリーズナブルな商品もありますよ♡旅の記念に一ついかが？

出典：DJKumaKumaさんの投稿

帰りは北陸新幹線でスピーディに。とはいえ、まだまだ旅は終わりません。移動時間を充実させるために、金沢駅構内でお弁当を買ってから乗りましょう。

出典：かぁみあんさんさんの投稿

笹の葉でくるんだこちらのお寿司は金沢名物。昆布の香りが口に広がる上品な逸品です。特に人気のお店は、種類豊富なお弁当がそろう「芝寿し」。ちょっとだけ日本酒も欲しくなりそう♡

いかがでしたか？日本海に面する京都北部・福井・石川には、定番の観光スポットに加え、穴場スポットも点在しています。東京近郊の観光地は行き尽くした！という時は、ちょっと遠出して好奇心を満たす旅に出ませんか？