【全国】大地のエネルギーを感じる一人旅。樹木のあるパワースポット7選

出典：さるすべりさんの投稿

青森県西津軽郡深浦町にある「北金ヶ沢の大銀杏」は、樹齢1000年以上ともいわれているイチョウの老木です。ご神木として昔から大切にされてきた木で、木根を触ると母乳の出が良くなるという言い伝えから、別名“垂乳根の公孫樹（たらちねのいちょう）”とも呼ばれています。紅葉のシーズンになると木から落ちた黄葉がじゅうたんのように敷き詰められ、その様子は圧巻！フォトジェニックな場所なので、色々な角度からの写真撮影を楽しんでみてください。

出典：tcomamiさんの投稿

高さは約31ｍ。環境省が発表した資料によれば、日本にあるイチョウの木の中で一番高いと言われています。イチョウの葉が色づく11月上旬から下旬にかけては、“ビッグイエロー”という夜間のライトアップがおこなわれ、幻想的な演出に思わずため息が出るほど。イチョウの葉は12月にかけて黄色からだんだんとオレンジに変わってゆくので、色々な葉の色合いを鑑賞できるのも魅力です。

山梨県北杜市の実相寺境内にある「神代桜」は、国の天然記念物第1号にも指定されているエドヒガンザクラの老木です。樹齢は2000年、高さは約10ｍで、日本最古で最大級！日本武尊が東夷征定の際に植えたと言われており、「山高神代桜の桜」や「妙法桜」とも呼ばれています。神代桜まつりが行わるのが、毎年桜の見ごろの時期。満開の時を狙いたいなら、このお祭りの時に出かけてみてくださいね♪普通の桜よりも花が高い場所にあるので、桜に包まれるような感覚でお花見ができますよ。

出典：LHさんの投稿

桜の時期には、そのすぐ隣に植えられた8万本のラッパ水仙も咲き誇り、美しい風景を作り出します。境内を散歩しながら写真撮影をして、桜の桃色と水仙の黄色のコントラストを楽しみましょう！境内には他にも宇宙から帰還した「神代桜の宇宙桜」も公開されているので、歴史と宇宙のロマンに思いを馳せながら過ごすのも良いですね。

出典：Hiroki@photoさんの投稿

静岡県熱海市「來宮神社」の境内にある大楠は、日本屈指のパワースポットとしても有名な巨木です。樹齢は2000年以上、高さ26ｍで日本最大級。“木の周りを1周すると、寿命が1年延びる”、“心の中で願いごとを思いながら1周すると叶う”というジンクスも有名です。背筋が伸びるような緊張感を感じられると評判なので、肌で神聖な空気を感じながら、ぐるっと周ってみてくださいね。

出典：こくぼっち＠待受画像集さんの投稿

草木に宿る精霊を光で表現したライトアップも行われ、約140個の光が境内を優しく照らします。毎日17時～23時の間行われているので、静かに参拝をしたいなら夜もおすすめ。近くに流れる川のせせらぎを聞きながら大楠を見上げれば、まるで精霊がいるような不思議なパワーが感じられるかも！？

出典：楓子さんの投稿

愛媛県今治市、大山祇神社の奥の院にある「生樹の御門」は、樹齢約3000年といわれる楠の大木です。根回りは32ｍもあり、根元の洞部分が参道となっていることからこの名前が付けられました。空洞部分は幅2ｍ、高さ3ｍなので、大人でも楽々通り抜けられます。下から見上げる楠は迫力満点ですよ！枝の広がりから生命力が感じられ、実際に木に触れることで、不老長寿のご利益があるとも言われています。

出典：クリッパさんの投稿

神社一帯には楠が沢山自生しており、「大山祇神社のクスノキ群」として国の天然記念物に指定されています。大山祇神社のご神木にもなっている「乎知命御手植の楠」も有名なので、生樹の御門を見に言ったら是非一緒に鑑賞してみてください。樹齢2600年の老木ですが、新しい枝も次々出てきているので、生き生きとした力強さを見ることができますよ。幹の周りには囲いがしてありますが、外まで枝が張り出してきているので、そっと触って木が持つパワーを感じてみましょう！

佐賀県武雄市にある「川古の大楠」は、高さ25ｍ、幹周21ｍで樹齢3000年以上といわれる国指定の天然記念物です。本幹の中は空洞化していて、稲荷の石碑が祀られた神々しい雰囲気があります。奈良時代には名僧行基が木の一部に頭部に六臂観音をはめ込んだ観音立像を刻んだとの言い伝えがあり、今はその観音像が殿堂に祀られています。

川古の大楠の周りは公園として整備されていて、菜の花やコスモスなどの季節の草花が咲き誇る、美しい自然が魅力です。里山の雰囲気が感じられる場所なので、木を眺めながらゆっくり過ごすのがおすすめ。園内には、この地に伝わる伝説をからくり人形で表現した「為朝館」や、6時間かけて「水車米」を作る水車小屋などがあるので、一人旅でも飽きることなく散策できますよ。

出典：hirophtotoさんの投稿

鹿児島県熊毛郡屋久島町にある「縄文杉」は、国内だけでなく世界中から観光客が見に訪れる、屋久杉を代表する巨木です。樹齢は2000年～7000年と言われています。高さ30m、幹周は16ｍ。この縄文杉を見る為には、約8～10時間の登山（トレッキング）は必要ですが、一見の価値があると言われているパワースポットなので、森林浴をしながら見に行ってみましょう！苦労してたどり着いたときには、心の中にあったモヤモヤも消えているかもしれませんよ♪縄文杉を保護するために、鑑賞は展望デッキからしかできませんが、離れていても生命力あふれる木の力に圧倒されます。

出典：猫の恩返しさんの投稿

屋久島の縄文杉トレッキングの途中には、「ウィルソン株」があります。切り株の中に入って見上げるように写真を撮るとハート型に見える癒しポイントで、知る人ぞ知るフォトジェニックスポット！株の中には水が湧き出しており祠もあるので、神聖な雰囲気も感じられます。

鹿児島県姶良市蒲生町、蒲生八幡神社の境内にある「蒲生のクス」は、樹齢約1500年の日本最大の幹周りがある楠です。幹周は24.22mもあり、まるで岩のような重厚感ある佇まいが魅力。この地に流罪となった和気清麻呂（わけのきよまろ）が持っていた木が根付いたという言い伝えがあり、蒲生八幡神社の前身である正八幡若宮を創建した際には既にご神木として祀られていました。国指定の特別天然記念物にもなっていますが、実際に触れることもできるので、太古の昔に思いを馳せながら力を感じてみてくださいね。

出典：nekocyanさんの投稿

「蒲生八幡神社」は、商売繁盛、学問・芸術、自立自興、安産にご利益があるといわれている神社。境内にいるだけでも神聖な空気を感じられます。毎年11月の第三日曜日には秋まつりが行われ、大勢の人が集まるので、賑やかな雰囲気が好きな人はその時期を狙って行くのがおすすめ。社務所兼カフェからは木を眺めながらティータイムを楽しむことができるので、ゆっくりと木の魅力を堪能してみてくださいね。