2021年04月01日
【東日本】藤の花の優美な優しさに包まれる絶景スポット8選
春が訪れ、夏が来る前の短い期間に美しく咲く「藤の花」。日本古来の藤の花は垂れ下がった紫色の可憐な花々が美しく、藤棚が作る魅惑の景観は見る人を虜にします。花の色彩と香りは日常の喧騒を忘れさせてくれますよ。そんな美しい藤の花の絶景が見られるスポットを東日本から厳選してご紹介していきます。季節の花が魅せる癒しの絶景に包まれてみませんか。
目次
生命が一気に芽吹く春は、オフィス街にいても頬にそよぐ風や優しい日差し、花や新緑の香りなどから季節を感じられてウキウキしますよね。行楽日和の休日ともなれば、季節を感じられる場所にお出かけしたくてうずうずなんて女子も多いのでは。それなら、春の行楽シーズンである4月下旬から5月上旬にかけて花を咲かせる藤を見に行く女子旅を計画してはいかが?
日本古来の花でもある藤は、紫色の花々が垂れ下がる姿が振り袖姿の女性に例えられ、枕草子や源氏物語などの書物、和歌や俳句にも詠まれてきた、晩春・初夏の花。全国には藤の名所がたくさんあり、つるが右巻きで花房が長い「ノダフジ(野田藤)」や、つるが左巻きで花房が短い「 ヤマフジ(山藤) 」、花が白い「シロバナフジ(白花藤)」、葡萄の実のように花を咲かす「ヤエフジ(八重藤)」など、さまざまな形や色の藤の花を見ることができます。今回は、季節をアクティブに楽しみたい女子も花に癒されたい女子も楽しめる、東日本の藤の花の名所をご紹介します。
※各地の「藤まつり」最新開催情報については、公式ホームページや各自治体の観光サイトにてご確認ください。
亀戸天神社の詳細情報
国領神社の詳細情報
「藤花園」の藤は2mまで延びる花房もあり、花時の眺めは世界一と称されています。風にたおやかに揺れる様や凛と佇む姿を見ると、藤の花が日本女性に例えられるのも納得ですね。
牛島の藤 (藤花園)の詳細情報
藤の花の見ごろは例年5月上旬ですが、藤の花だけではなく、国の重要文化財に指定されている御本殿に文化13年に再建された東門も見ごたえがありますよ。参拝と藤を愛でた後は、女子旅らしく、仲見世通りで笠間名物のいなり寿司や胡桃饅頭などをいただいて、春の散策を満喫しましょう。
笠間稲荷神社の詳細情報
見ごろは4月下旬~5月中旬、開花時期には「藤岡ふじまつり」が開催されます。シャンデリアのような藤棚を下から見上げて写真を撮ったり、藤岡物産市や藤の即売会を覗いたり、芝生に座って野外コンサートを楽しんだりと、心地よい風を感じながらアウトドアな1日が過ごせます。
日没後はライトアップやイルミネーションが点灯し、夜景とマッチした幻想的な雰囲気に。闇夜に浮かぶ妖艶な藤棚の回路を辿ったり、藤の光のシャワーに包まれたり、夜の公園を散策して冒険気分を楽しんだりと、非日常感を楽しんでみませんか。
ふじふれあい館の詳細情報
樹齢150年を超える2本の大藤棚や、シャンデリアのように花房が垂れ下がるの600畳敷の大長藤棚、世界でも珍しい八重の藤棚、古木が絡み合う全長80mの白藤のトンネルなど、天然記念物に指定された藤はどれも圧倒的な存在感。そして、藤のような花を咲かせるマメ科の植物・きばな藤が鮮やかな黄色いトンネルをつくると、1か月ほど楽しんだ藤の季節も終わりを迎えます。名残惜しいけれど、ビタミンカラーの黄色いトンネルから元気をもらって夏を迎えましょう。
あしかがフラワーパークの詳細情報
「豊田熊野記念公園」は、JR豊田町駅からタクシーで約10分、熊野御前ゆかりの古刹「行興寺(ぎょうこうじ)」に隣接する公園です。この公園とお寺では、推定樹齢800年以上を数える国指定の天然記念物・熊野の長藤の開花時期にあたる4月下旬〜5月上旬に「熊野の長藤まつり」が開催されます。ベンチも多いので、ゆっくりと藤鑑賞ができますよ。
熊野御前は、謡曲「熊野(ゆや)」や「平家物語」で知られる、平宗盛の寵愛を受けた女性。そして、熊野の長藤は熊野御前が植えたとされる藤で、今も尚、行興寺の境内で立派な花を咲かせています。熊野の長藤以外にも行興寺の境内では県の天然記念物に指定された5本の藤と数十本の藤、公園では総面積1,042㎡の壮大な藤棚があり、花々のシャワーが降り注ぐ桃源郷のようです。
豊田熊野記念公園の詳細情報
藤島のフジの詳細情報
藤の品種も規模もさまざまな東日本の藤の名所は、仲良しの友人や職場の同僚、ひとり旅など、シチュエーションに合わせた女子旅ができるので、記事を参考にお出かけを計画してみては。優美にみなぎる生命力を併せ持つ藤の花は、すべての女性に癒しとパワーを与えてくれますよ。