王道も穴場も知って佐賀をもっと楽しもう♩おすすめ観光スポット20選

出典：ハルマニアさんの投稿

福岡県と長崎県に挟まれた「佐賀県」は、山と海に恵まれた自然豊かな場所。世界的に人気のある三大焼き物、「虹の松原」や「浜野浦の棚田」などの美しい景色、佐賀牛や玄界灘の魚介などの豊富な食まで、魅力がいっぱいあるんです。おなかを満たすもの、感性を揺さぶるもの、知性を深めるもの…佐賀はあなたの心と身体の栄養補給が叶う場所です。

観光スポットって人が多くて混雑しているイメージですが、佐賀県は魅力的なスポットが多いのに観光客が少なくて、どこも比較的落ち着いているんです。そのためマイペースにゆっくり楽しむことができ、濃い時間を過ごせます。だから、肩の力を抜いたのんびり旅をしたい人にはぴったりな場所。今回は王道スポットと併せて、通な穴場スポットもいっしょにご紹介します◎

「吉野ヶ里歴史公園」は、吉野ヶ里遺跡の保存のため設置された国営公園です。吉野ヶ里遺跡は国の特別史跡にも指定されており、物見やぐらや高床倉庫など弥生時代の集落を復元しています。竪穴住居の中に入れたり、勾玉づくりや火おこし体験もできたりと、当時の生活を肌身で感じられますよ。

出典：MaBlueさんの投稿

はるか昔、弥生人もきっとこんな夕陽を眺めながら美しさに酔いしれていたのかな、なんて想いを馳せてみたり。教科書で見たことはあるけど、実際に訪れるからこそ感じられる歴史の奥深さ。吉野ヶ里遺跡で歴史ロマンを感じてみませんか？

出典：koichifunさんの投稿

「九年庵」はモミジの名所として有名なスポット。もともとは明治時代の実業家の別邸・庭園で、1995年に国の名勝に指定されました。毎年、春（5月上旬のGＷ中）と秋（11月15～23日）の時期にだけ一般公開される貴重な場所です。秋の美しい紅葉が見られるのは短期間なので、この数日間めがけてぜひ見に行きましょう！

出典：Cougarさんの投稿

6,800㎡もの広大な敷地には数寄屋建築の邸宅を囲んで、130本以上のモミジ類が植えられています。秋は庭園が深紅に染まる紅葉で彩られます。紅葉の赤と、地面を覆う苔の緑の鮮やかなコントラストも必見です。ゆっくり歩きながら絶景に溶け込んでみましょ。

出典：mm701さんの投稿

対して、春ならではの鮮やかな新緑はさわやかで、どこを見ても癒されます。数寄屋造りの建物には風情があり、新緑との共演は心がほっとするような光景です。どこを撮っても美しいので、素敵な旅の一枚を撮影できそうですね。

佐賀城跡に建てられている「佐賀県立佐賀城本丸歴史館」。日本で初めて本丸御殿を復元しており、木造復元建物としては2,500㎡という広大な規模です。館内では「幕末維新期の佐賀」をテーマに佐賀城の復元や、佐賀が輩出した偉人について分かりやすく紹介されています。幕末・維新期の日本で最も輝いていた佐賀藩の歴史に触れてみませんか？

出典：norikanさんの投稿

館内には45mも続く長い廊下や、320畳の大広間があり圧巻の空間です。歴史が確かにここで動いていたんだな、と想いを馳せながらゆっくり歩いてみてください。本丸御殿を3D画面で探検できる「バーチャル佐賀城」や、大砲の弾を持ち上げることができるコーナーなどの魅力的なコンテンツもあるので、楽しく歴史を学べますよ。

歴史館の近くには「佐賀城跡」があります。このお城は慶長16（1611）年に完成してから、何度も焼失・再建が繰り返されてきました。現在は天守閣はありませんが、歴史館として本丸御殿や石垣などが復元されています。当時の姿は見えないけれど、佐賀藩の歴史に触れることで輝いていた頃の情景を頭に思い浮かべることができるかもしれませんね。

県内一の高さを誇る佐賀県庁の最上階にある「展望ホール」は、360度の眺望が開けた展望施設です。また展望ホールにはレストランもあり、県内有数のビュースポットからの景色を楽しみながら食事ができますよ。旅先で県庁に行くことってなかなかないけれど、こうやって観光スポットとして訪れてみると、その土地の文化をより近くに感じられていいですよね♩

展望ホールでは天気がいい日には、北は佐賀市街、南は佐賀平野と有明海、また雲仙普賢岳までをも見渡すことができます。夜になるとプロジェクションマッピングの上映も行われているんですよ。プログラムは季節ごとに変わるので、いつ訪れても楽しめます◎

出典：悠希さんの投稿

筑後川に架かる「筑後川昇開橋」。全長507mの昇降式可動鉄橋で、現存する可動橋のうち日本最古のものとして国の重要文化財に指定されています。また夕陽の絶景スポットとしても有名で、夕陽に照らされた橋は無機質な見た目からは想像できないほど哀愁がただよいます。

出典：kamettaさんの投稿

現在は1日8回橋が架かり、佐賀市（佐賀県）と大川市（福岡県）を結ぶ歩道橋として活躍しています。夜のライトアップも幻想的なので、恋人との旅行ならぜひ訪れてみてはいかがでしょう。歴史的な建造物でもあり、今も現役で地元の人々の生活を支えている橋。未来に絶やさず、これからも大切に守っていきたいですよね。

出典：むろさんさんの投稿

小城市にある「清水の滝」は、名水百選に選ばれるほどキレイな清水川の上流にある滝です。高さ75m、幅13mの清流が垂直に流れ落ちます。滝壺の近くは落ちてくる水による空気の風圧で水しぶきが凄く、迫力があり自然の偉大さを感じられますよ。マイナスイオンもたっぷりで心も身体もさわやかに♩

出典：☆だぃ☆さんの投稿

毎年11月中旬から下旬にかけて開催される、滝と紅葉をライトアップした「清水竹灯り」。遊歩道には1万本もの竹灯篭が灯り、幻想的な世界が広がります。水の音がやさしく響き、五感を揺さぶる空間に足を踏み入れてみませんか？

出典：はますんさんの投稿

唐津のシンボル「唐津城」。唐津藩の初代藩主・寺沢志摩守広高が慶長7（1602）年から7年もの歳月をかけて築城しました。天守を中心として、左右に広がる松原が鶴が翼を広げているようにも見えることから、別名「舞鶴城」とも呼ばれています。天守閣からは、「虹の松原」や玄界灘の絶景が堪能できますよ。360度の大パノラマは圧巻で、特に夕暮れ時のオレンジ色に染まる玄界灘は必見です。

唐津城は桜や藤の花の名所としても有名です。桜の見頃は3月下旬～4月上旬、藤の花は4月中旬～5月上旬。白いお城に淡い紫の藤が美しく映えて、圧巻の光景です。藤棚の下をくぐってみれば、降り注ぐ藤の花に心が洗われるよう。

出典：koichifunさんの投稿

唐津湾の海浜に続く「虹の松原」。日本三大松原のひとつに数えられる景勝地で、国内の松原で唯一の特別名勝にも指定されています。唐津藩の初代藩主の寺沢志摩守広高が防風・防潮のため植林したことが始まりです。遠くから眺めると虹のようにゆるやかな弧を描いているのが分かります。

出典：むら智さんの投稿

松林は、全長約4.5km、幅約500mにわたり約100万本のクロマツが群生することで成っています。木々の間は車道が通っているので、木漏れ日のシャワーを浴びながらドライブすることができますよ。窓を開ければなんとも言えない爽快感でいっぱいに！

出典：代々木乃助ククルさんの投稿

虹の松原内の駐車場に構える「からつバーガー」は、虹の松原名物として人気のバーガーショップです。一番人気のメニューは、佐賀県産のビーフパテが使われた「スペシャルバーガー」。ベンチもあるので森林浴しながらかぶりつきましょう！

「鏡山展望台」は、虹の松原の裏にそびえる山の山頂にあります。標高284mの展望台からは大パノラマが広がり、虹の松原を最も美しく眺めることができるんです。山頂付近までは道路が開通しているので、虹の松原といっしょにレンタカーで巡ってみるのもいいですね♩山岳道路では春には桜を愛でることもでき、車窓の景色もお楽しみです。

出典：ゆきおさんの投稿

雄大に広がる唐津湾と虹の松原。それは、一枚の写真には収まりきらないほどの圧巻の景色です。夕焼けのタイミングに訪れてみれば、オレンジ色に照らされた唐津湾と松原のコントラストが幻想的。遠くだからこそ分かる松原の魅力を自分の目で感じてみてください。

東松浦半島に突き出た小さな岬「波戸岬」。周辺はハイキングコースや海水浴場、キャンプ場などがあるリゾートエリアになってるので、1日中楽しめます。海中から突き出た白い塔は海中展望塔で、水深7mの海中展望室の窓からは漁の群れや海草など海中観察ができるんですよ。

出典：kamettaさんの投稿

夕陽の絶景スポットとしても有名で、オレンジ色に染まった海と黒い島影が見事なコントラストを見せてくれます。浜辺をのんびりおさんぽしながら夕焼けに包まれましょ。

出典：コイチ050306さんの投稿

波戸岬の駐車場にある「波戸岬サザエのつぼ焼き売店」では、名物のサザエのつぼ焼きがいただけます。獲れたてのサザエをおばちゃんたちが美味しく焼いてくれますよ。炭火で焼いた新鮮なサザエと甘い醤油タレの香ばしい匂いが食欲をそそります♩波戸岬に来たなら必ず食べたい一品です。

出典：写楽道 遊心さんの投稿

唐津の玄海町にある「浜野浦の棚田」。棚田百選にも選ばれており、一年を通してさまざまな景観を楽しむことができます。絶景スポットとして有名で、おすすめは4月中旬～5月上旬の水が張られる田植えの時期。夕陽に照らされた海と、幾重にも重なった棚田のコントラストは息を飲む美しさです。

出典：koichifunさんの投稿

水を張っていない夏にしか見られない、空と海の青さと緑のコントラストもおすすめ。どこからかカントリーミュージックが聴こえてきそうなおだやかな景色です。時間を忘れてぼーっとしたいですね。

出典：西風さんの投稿

実は佐賀県内には各地にさまざまな棚田があります。「浜野浦の棚田」と併せて有名なのが、唐津市肥前町にある「大浦の棚田」です。こちらは日本棚田百選に選ばれており、幻想的な光景が広がっています。棚田に惚れ込んだら、次回は棚田巡りなんていいですね♩

日本三大朝市のひとつ「呼子朝市」。江戸時代、漁師と農家が魚介と農産物を物々交換していたのがもとになって始まった文化なのだそうです。元日を除き毎日朝早くからお昼頃まで開催されており、全長200mほどの通りには獲れたての海の幸が並びます。

活気があってどこか懐かしい朝市通りは、歩くだけでも自然と元気が湧いてきます。おばあちゃんが声をかけてくれて、運がよければ試食でウニなどの新鮮魚介がいただけるかも♩イカもウニも味が濃くて、一度食べたら忘れられないお味です。お土産もここで買っちゃいましょ。

高速で回転させてイカの一夜干しを作る光景も呼子名物のひとつです。イカの町だけあって「イカの一夜干し」を出しているお店が多いので、ぜひ食べてみてくださいね◎

玄界灘の荒波に浸食されてできた「七ツ釜」。国の天然記念物にも指定されており、その名の通り7つの洞窟が並んでいます。洞窟は最大で間口が約3ｍ、奥行きが約110ｍもあり、これが人工ではなく自然の力によって誕生したと考えると、とても神秘的です。自然の驚異をも感じる圧巻の景色を見て、地球のパワーを感じてみてください。

出典：yairiさんの投稿

七ツ釜は遊覧船で洞窟探検できますよ。所要時間は40分ほど。洞窟の中は遊覧船で入ることができますが、波の状態次第で入れない場合もあります。七ツ釜の上は草原になっていて展望台や遊歩道があるので、遊覧船に乗ったあとものんびり過ごせますよ。

有田町にある「有田ポーセリンパーク」は、400年以上の歴史を誇る有田焼のすべてが詰まったテーマパークです。ドイツ・ドレスデンのツヴィンガー宮殿を再現した建築は、気軽に海外旅行気分を味わえますよ♩また花々が彩る「バロック庭園」はおさんぽにもぴったりです。

どこを歩いていても非現実的な光景が広がり、不思議な感覚に…。日本にはなかなかない圧倒的なバロック建築を隅から隅まで堪能しましょう。工房では絵付けやろくろなどの焼き物体験ができるので、ぜひ日本が誇る有田焼の素晴らしさに触れてみてくださいね。

出典：koichifunさんの投稿

1300年の歴史を持つ「武雄温泉」。その入口に建つ「武雄温泉楼門」は東京駅を設計した辰野金吾による木造建築で、国の重要文化財に指定されています。楼門天井の四隅には4つの干支が施されているんですが、実はこれ、同じ辰野金吾が設計した東京駅丸の内駅舎ドームに施された8つの干支と合わせると、十二支が揃うようになっているんです。次の旅行は東京で決まりですね♩

出典：ハセリキさんの投稿

竜宮城を思わせる門をくぐると「武雄温泉新館」があります。新館2階から見る楼門は趣があってレトロな一枚が撮影できそうです。建物を楽しんだあとは温泉に浸かって身体を癒しましょ。透明でやわらかな湯ざわりが特徴の武雄温泉は、保温性に優れ、肌に馴染んでしっとりすることから、美人の湯と呼ばれているんだそう。女性には有難い効能ですね◎

出典：traverikoさんの投稿

御船山の山腹にある「武雄神社」。武内宿禰を主祭神とし、国指定重要文化財である古文書が残っているほど由緒ある神社です。県内屈指のパワースポットとして有名で、境内を歩いているだけで心身ともに正されていくような感覚に。清々しさと澄んだ空気を身体いっぱいに感じて、パワーをたくさんいただいてくださいね。

出典：kengoさんの投稿

武雄神社の御神木として奉られている「武雄の大楠」。大楠は御船山のさらに奥深い御神域に静かにたたずんでいます。近づけば近づくほど空気が張りつめていくような、その神々しさと荘厳さにはただただ圧倒されますよ。推定樹齢は3000年以上なんだそう。御朱印には大楠の印が入っているので、御朱印集めをしている人はぜひいただいてくださいね♩

出典：S.Bobbyさんの投稿

寄り添って立つ2本の御神木「夫婦檜」は、大楠と併せてチェックしたい見どころのひとつ。御祭神、仲哀天皇と神功皇后ご夫婦のパワーで2本の檜が根元で結び付き、さらに上の枝がつなぎ合ったといわれています。夫婦円満や縁結びのスポットとして有名なので、良縁を願ってじっくり眺めましょう。

出典：220さんの投稿

四季折々の景観が楽しめる「御船山楽園」。春は桜や藤の花が園内を彩り、初夏は紫陽花、秋は紅葉と四季折々の自然を愛でることができます。御船山の麓を埋め尽くす5万本のツツジは、ピンクや赤、白など可愛らしい色彩の共演が圧巻です。ツツジの見頃は4月中旬～5月上旬。庭園を散策しながら絶景に酔いしれましょう。

出典：omiiiさんの投稿

紅葉のライトアップは日本最大級で、全国から多くの観光客が集まります。見頃は11月中旬～12月上旬。池に映り込む「逆さ紅葉」は風情があって、大人になったからこそ分かる儚い美しさを教えてくれます。

出典：Kenji’s さんの投稿

夏から秋にかけては「かみさまがすまう森」と題して、最新のテクノロジーを駆使したアーティスト集団「チームラボ」が手がけた光のアートが園内をアート会場に変身させます。池の水面にプロジェクションマッピングを行い、小舟と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイングなど、自然と光の幻想的な共演。「自然が自然のままアートになる」をキーワードに、豊かな自然を活かしたアートを体感してみてください。

「武雄市図書館」は、「本好きが長く過ごしたくなる図書館」をテーマに造られました。「スターバックス コーヒー」と「蔦屋書店」が併設されているので、たくさんの本とコーヒーを楽しみながら1日中過ごせます。近くのホテルに泊まれば、朝ここで本を読みながらモーニングして観光へ、夜はまたここで読書しながら1日を締める、なんて素敵な旅ができますよ。本好きさんはここをメインに旅してみては？

館内は吹き抜けになっていて開放感たっぷり。太陽の光もほどよく差し込み、気持ちのいい読書ができそうです。旅先で図書館に行くってなかなかないからこそ、忘れらない思い出になりそうですね♩

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「慧洲園」は約3,000坪の池泉回遊式庭園で、島根県にある「足立美術館」の作庭でも有名な中根金作によって造られました。石組みのダイナミックさと、おだやかな茶畑の調和が美しく、そこにいるだけで心が和んでいくはずです。

出典：

春には枝垂れ桜と色とりどりのツツジ、夏には緑と流れる水の音のさわやかさ、秋には紅葉、そして冬の雪景色と四季折々の風情を感じながら散策できます。庭園の中には「陽光美術館」が併設されており、日本磁器発祥の地である佐賀につながる中国陶磁器などが展示されていますよ。

有明海に浮かぶ海中鳥居が有名な「大魚神社」。300年以上前に豊漁と海の安全を祈願して建立されました。神社のある太良町は「月の引力が見える町」と言われ、満干時の潮位の差が最大6mという日本最大級の干満差が見られる場所です。朱色の海中鳥居は3基並んでおり、干潮時は鳥居の下を通ることができますよ。

出典：むら智さんの投稿

海の中に建てられた鳥居は、潮の満ち引きや時間によっても表情を変え、とても神秘的な光景が広がります。夕暮れ時のブルーと赤が混ざり合うアンニュイな色合いと鳥居の共演は、ぼーっとするのにぴったり。眺めているだけで心にあるつっかかりがほどけていきそうです。

出典：kazu...さんの投稿

魅力的なスポットがたくさんある佐賀県。急ぎ足で全部回るのもいいけど、長期休暇をとってのんびりマイペースに過ごしたい場所です。食、景色、人すべてはあたたかくて、やさしくて、どこか懐かしい。都会の人の多さに辟易してしまった人にぴったりな、最高の旅先へ出かけませんか？