冬の味覚「松葉ガニ」を食べに鳥取へ！おいしいカニ料理が食べられる旅館9選

東京からなら飛行機や新幹線のほか、寝台特急や高速バスでもアクセスできる鳥取。代表的な観光地「鳥取砂丘」では、砂と風、空と海が織りなす風景が圧巻です。また鶴が飛んでいるようにも見える「東郷池」、境港の「水木しげるロード」など人気の観光スポットがいっぱい。「皆生温泉」や「三朝温泉」などの温泉地も多く、日頃の疲れを癒やすにはぴったりですよ。

鳥取の旅のお目当ては「松葉ガニ」。山陰地方の「ズワイガニ」のうち、成長した雄だけが「松葉ガニ」と呼ばれ、例年11月から3月まで松葉ガニ漁が解禁されます。ぎっしりと詰まった身と、上品な甘みは絶品。鳥取県で水揚げされた松葉ガニは、「とっとり松葉がに」のブランド名が入った白いタグが目印です。今回は鳥取で松葉ガニが食べられる、料理自慢の旅館をご紹介。温泉三昧、カニ三昧の休日を楽しんでくださいね。

「やど紫苑亭（しおんてい）」は鳥取県西部、日本海に面した「皆生温泉」に位置する全10室の料理宿。伝統美と新しい感性が融合する建物、日本を代表する庭師の手による庭園、人間国宝の作品を展示するギャラリー、心落ち着く茶室など、創造と芸術の世界に身を委ねることができ、大人のための静かなお宿です。アクセスはJR「米子駅」から車で約15分。駅からの無料送迎（要予約）もあります。

境港で水揚げされる松葉ガニは、1日約1〜3万杯。その中で、「やど紫苑亭」の基準を満たすカニは、わずか10杯にも満たないほどだそうです。厳選されたカニは専用のイケスに入れて鮮度を保ち、カニ刺しや炭火焼き、カニしゃぶなど様々に調理。身はぎっしり、甘く上品な味わいです。また、野菜は契約農家の有機野菜。こだわりのカニといっしょに、野菜本来の味も楽しんでくださいね。

客室は全10室。約150㎡の貴賓室（写真）と、約100㎡のプレミアムスイートの2種類があり、極上の休日を過ごすことができます。庭園を眺めながら、ゆっくりと流れる時間を楽しみ、夜はシモンズのベッドでぐっすり。毎日がんばるオトナ女子が、羽を休めるのにぴったりのお宿です。

貴賓室は温泉露天風呂と内風呂があり、プレミアムスイートのテラスには半露天風呂があります。こちらは貴賓室の露天風呂。お庭を眺めながら、プライベートな時間を過ごすことができます。また、1日1組限定の露天風呂付き貸切温泉（有料）もあり、15時から24時まで自由に使用OK！ 有料オプションでシャンパンとフルーツセットも用意してもらえるので、彼との記念日にもおすすめです。

JR「米子駅」からはタクシーで約15分。「皆生游月（かいけゆうげつ）」は、ホテルでもなく、古くからの旅館でもない、新しい「RYOKAN（リョカン）」スタイルを追求するお宿です。日本海を一望するインフィニティ天空露天風呂は、空と海と一体になったような浮遊感が味わえる温泉。内湯やサウナもありますよ。絶景を堪能して、カニを食べて、お部屋でゆっくり。至福の休日が待っています。

出典：黄色のたぬきさんの投稿

夕食は、山陰の山海の幸を使った創作和食会席。ソムリエと唎酒師の資格を持つ料理人が提案する、お酒とともにいただきます。松葉ガニのお料理は11月から3月までの期間限定。境港漁港直送のタグ付きのカニを使った「特選かにディナー」では、洗い造りや茹でガニ、カニすき、カニ雑炊など、贅沢なフルコースが楽しめます。4名以下なら部屋食のプランもありますよ。

「皆生游月」の客室は、全室テラスに温泉露天風呂を備えており、しかも、全室日本海を望むオーシャンビュー。もうそれだけで非日常の贅沢ですよね。どのお部屋にもツインルームと和室があるのも特徴です。こちらは132㎡という広さのコーナースイートルーム。テラスにはハンモック、お部屋にはハンギングチェアもあり、リゾート気分にひたれますよ。

客室の温泉露天風呂は、お部屋によってデザインが異なります。湯船につかりながら海を見渡せるので、心身ともにリラックスできますよ。見通しのいいテラス柵ですが、実は外からは見えづらいガラス加工がされているので安心。備え付けのロールカーテンで目隠しをすることも可能です。

昭和30年創業の「湯喜望 白扇（ゆきぼう はくせん）」は、全館靴を脱いで寛げる畳敷き。純和風旅館の佇まいを残しながらも、ホテルのような機能性を兼ね備えたお宿として人気です。客室はシングルルームを除いて全室ジャグジー付きでオーシャンビュー。さらに露天風呂が付いたお部屋もあります。こちらは露天風呂付き和室の露天風呂。お風呂につかりながら大山や日本海を一望できますよ。最寄り駅はJR「米子駅」で、タクシーで約15分。

出典：土佐民さんの投稿

身がぎっしり詰まったタグ付き松葉ガニを堪能できるプランは、11月から2月までの冬季限定です。スタンダード会席に松葉ガニがセットされたプランは、1人まるまる1杯！また、松葉ガニのフルコースが満喫できる「蟹づくし会席」も見逃せません。

夕食にはさまざまな会席料理があります。「おいしいものを少しずつ食べたい」という少食女子には、「美味少量会席」はいかが？ お刺身やのどぐろの煮付けなど、季節の旬の味が楽しめる、量より質を重視したプランです。「鳥取和牛オレイン55ステーキ付会席」「高級魚のどぐろ煮付け付会席」などもあり、そこにカニの一品料理をプラスするのもおすすめ♪

おいしいものでお腹を満たしたら、海水から湧き出すミネラル豊富な温泉でリラックス。内風呂のほかに岩風呂など3つの露天風呂があり、女性露天風呂にはアロマスチームサウナもあるんですよ。保湿効果のある温泉とアロマの香りで、女子力もグンとアップ！

「旅館 大橋」は鳥取県の中央、世界屈指の放射能泉で知られる「三朝温泉」に位置する老舗宿。今では入手困難な銘木が使われた建物は昭和7年に建てられたもので、今なお色褪せない風格を誇っています。現在はこちらの太鼓橋をはじめ、本館、離れ、西離れ、大広間が国の登録有形文化財に指定。滞在中は、長く受け継がれてきた柱やガラスなど、建物のすみずみまで楽しんでくださいね。アクセスはJR「倉吉駅」からバスかタクシーで約20分。

ひと部屋ひと部屋に思いを込めてつくられた客室は、すべて異なる造りになっています。庭園露天風呂が付いたお部屋や、源泉露天風呂が付いたお部屋もありますよ。すぐ前を流れる三徳川を眺められるお部屋もあるので、優雅なひとときを過ごしてくださいね。

四季おりおりの山陰の食材を使い、目にも美しい会席料理に仕上げます。松葉ガニのシーズンは11月から3月。お刺身や焼きガニ、しゃぶしゃぶなどが味わえる「松葉蟹極み会席」プランなど、カニ好きにはたまらないプランがありますよ。有料で部屋食もOK♪

お風呂は世界一のラジウム含有量とも言われる三朝温泉のお湯。自家源泉5ヵ所のうち、3ヵ所が自噴泉です。「巌窟の湯」は足もとから源泉が湧き出している天然岩風呂。こちらではラジウム泉と、三朝温泉唯一のトリウム泉に入ることができます。また、男女入れ替え制の露天風呂「せせらぎの湯」もあり、川のせせらぎを聞きながら湯浴みが楽しめます。

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山陰の味覚を味わえるお料理と、三朝ラジウム温泉、心づくしのおもてなしが自慢の「依山楼（いざんろう）岩崎」。客室はゆったりした間取りで、三朝川の清流や河原風呂、庭園などを眺めることができます。源泉掛け流しの半露天風呂付きのコーナールームもあるので、ちょっと贅沢に過ごしたい方におすすめ。

カニ料理は11月から3月の冬季限定。鳥取で水揚げされた「本松葉蟹を愉しむプラン」は、産地証明のタグ付き本松葉ガニを使用したお料理の数々が味わえます。活松葉ガニのかまど蒸しや酒香焼きなど、ここでしか食べられないお料理が続々。お宿自慢ののど黒も味わえるのがうれしい♪ 鳥取の地酒やご当地ワインといっしょに、ゆっくりと召し上がれ。

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世界有数のラジウム温泉「三朝温泉」を満喫できる、回遊式大庭園露天風呂「山の湯」。昭和レトロな「右の湯（写真）」や野趣あふれる「左の湯」があり、それぞれに大浴場や露天風呂が配されています。お湯には「ホルミシス効果」と呼ばれる効能があり、新陳代謝の向上や免疫力、自然治癒力がアップするとか。 「右の湯」と「左の湯」は男女入れ替え制なので、時間を変えればどちらのお風呂も楽しめますよ。湯めぐりを楽しんだ後は、湯上がりお休み処「合歓（ねむ）」でクールダウン。

JR「倉吉駅」からタクシーで約15分。「木造りの宿 橋津屋」は江戸時代創業の老舗で、四季おりおりの自然を感じることができる三朝川のほとりに佇むお宿です。ロビーから廊下、客室まですべて畳敷き。館内ではずっと素足で過ごすことができるので、わが家のようにリラックスできます。

「橋津屋」で提供される松葉ガニは、日本海産の「活け蟹」のみ。秋から冬にかけての期間限定で、一番のおすすめはこちら「タグ付き活け松葉蟹づくし」です。カニ刺しや茹でガニ、天ぷらなど、様々な調理法で冬の味覚の王者を満喫！ アワビ、鳥取牛などを使った一品料理も追加すれば、さらに豪華なディナーになりますよ。

客室は本館が10室。少し離れたところには1日1組限定の離れ「別邸」もあります。こちらの本館和室は木の香りが漂うお部屋で、10室それぞれに趣が異なる造りになっているんですよ。お部屋によって2名から最大8名まで利用できるので、カップルはもちろん、グループの女子旅にもぴったり♪

本館には自然の岩を配した自家源泉掛け流しの大浴場「湯殿 岩の音」があるほか、お宿から少し歩いたところには露天風呂・大浴場「雨情」、貸切露天風呂「槙の湯」「檜の湯（写真）」があります（有料）。女性限定で色浴衣を借りることができるので、浴衣姿に下駄を鳴らしての湯めぐりも楽しいですね。

JR「倉吉駅」からタクシーまたは送迎バス（要予約）で約10分。創業120年以上になる老舗旅館「千年亭」は、山陰八景のひとつ「東郷湖」の西岸にある温泉地「はわい温泉」に位置します。夕暮れどきはロマンチックな湖を、早朝には朝霞に包まれた幻想的な湖を眺めることができるので、お部屋から、お風呂から、ここにしかない絶景を楽しんでくださいね。

お目当ての松葉ガニは、11月中旬から3月の期間限定。「カニづくし会席」なら、1人2.5枚相当のカニを、プリプリのお刺身をはじめ、豪快に食べたい茹でガニ、香ばしい焼きガニなど、様々なカニ料理で楽しめます。「東伯和牛」や旬の魚のお刺身も食べたい！という人は別注料理を追加してさらに豪華に♪

客室はこちら、大きな窓が付いた源泉掛け流しの内風呂がある「備前」や、趣の異なる和モダンや純和風のお部屋から選べます。窓からは東郷湖の大パノラマ。「奥大山の水」が飲めるウォーターサーバーがあるお部屋や、マッサージチェアがあるお部屋など魅力満載です。

源泉掛け流し風呂付き客室のお風呂は、露天風呂や内風呂、シャワーブース付きの内風呂など様々なタイプがあります。こちら、ウッドデッキにある露天風呂は抜群の眺望。湖に浮かんでいるような浮遊感が味わえます。また、大浴場は絶景を望む湖上露天風呂や展望大浴場、内風呂などがあり、源泉掛け流しのお湯を存分に堪能！ 有料の貸切露天風呂もあるので、カップルで利用してみては？

昭和6年創業の老舗旅館「望湖楼（ぼうころう）」。JR「倉吉駅」から車で約15分のところにあり、送迎バスも運行しています。お宿一番の自慢は、赤い橋を渡って行く日本唯一の湖上露天風呂。また、人気コミック・アニメの「名探偵コナン」の舞台や、韓国ドラマ「アテナ・戦争の女神」のロケ地になったことでも知られています。

11月のカニ漁解禁とともに、松葉ガニを使った宿泊プランや別注料理がスタート！ 地元「かねまさ浜下商店」から仕入れた「タグ付活松葉ガニ」は、鮮度満点で品質も間違いなしです。かに刺しや焼きガニはもちろん、カニ味噌も絶品。一度食べたら、きっと来年の冬も食べたくなりますよ。

お部屋は和室と和洋室があり、広さもタイプも様々。こちらは琉球畳がおしゃれなデザイナーズモダン和室、「エグゼクティブルームサンライズ」のお部屋です。窓際にはフローリングスペースがあり、のんびり景色を眺めたり、お風呂上がりに夕涼みをしたり。忙しい毎日を忘れて、ゆったりした時間が過ごせますよ。カップルなら、100%源泉掛け流し露天風呂付客室もおすすめです。

日本で唯一の湖上露天風呂。東郷湖のパノラマを眺めながらの湯浴みは、湖につかっているような気分になれますよ。時間によっては、バラ風呂に入れることも♪ また、館内には鳥取地区最大級の室内浴場「天女の湯」や半露天風呂も備えた「神話の湯」もあります。お湯は東郷湖の湖底から湧き出る温泉の掛け流し。滞在中は何度でも温泉を楽しんでくださいね。

創業130年になる老舗旅館「岩井屋」は、鳥取県の最東北端、山陰最古の温泉といわれる岩井温泉にあるお宿。昔ながらの木造３階建てで、古き良き温泉情緒が感じられます。ロビーや廊下、木漏れ日が注ぐティーラウンジも畳敷き。あちこちに飾られた民芸品や女将が活けた花が、心地いい空間をつくりあげています。JR「岩美駅」からタクシーで約7分。鳥取砂丘までは車で約20分です。

11月から3月は松葉ガニの季節！「特選蟹づくし会席」では本物の松葉ガニを贅沢に使用。中でも一番の自慢は「炭火焼き蟹」です。食べる直前に炭火で焼き上げられ、最高の状態でテーブルへ。炭火ならではの香りと凝縮された甘みに、思わず笑顔がこぼれますよ。さらにぷりぷりのカニ刺しやカニすきなど、多彩な味わいがテーブルいっぱいに広がります。飲み物の値段も料金に含まれた「オールインクルーシブ」なので、お好きなドリンクも一緒にどうぞ。

昔ながらの湯治場の雰囲気を残した、心やすらぐ客室。忙しい日常を忘れて、ゆっくりゆっくり流れる時間に身を委ねましょう。お部屋には花の名前が付けられていて、こちら「こぶし」のお部屋は広々とした二間続きでカップル旅にも、5名までの女子旅にも利用できます。

「岩井屋」自慢のお風呂は「源泉長寿の湯」。立ったまま胸までつかる深い浴槽があり、湯底に敷いた松板の下から湧き出る温泉をそのまま利用しています。さらに野趣あふれる露天風呂や、カップルで利用したい木造りの貸切風呂もあり、岩井温泉のお湯を存分に楽しめます。

冬はどうしても出不精になってしまいますが、鮮度満点の「松葉ガニ」と癒やしの温泉が待っていると思えば寒さも気になりません。鳥取で「松葉ガニ」が食べられて、温泉も楽しめるお宿を予約したら、楽しい旅のはじまり♪どうぞ暖かくしておでかけくださいね。