徳島ラーメンのおすすめ13店をスープ別で紹介！あなたは何色系？

徳島ラーメンの特徴はいずれもスープの味は濃く、やや強めの甘味が特徴です。そしてなんと言っても、徳島ラーメンは基本的に『ご飯のおかず』として食べるものなんです！魔の炭水化物×炭水化物の公式ですが、そのため通常のラーメンに比べて量がやや少なめになっています。ラーメンを注文すると無料でライスがつくお店も多いんですよ。

チャーシューも通常のラーメンとは異なりやや甘めで濃口な味付。スープの味によって、生卵を入れることもあるので、徳島ラーメン＝生卵のイメージも根付いています。食べたことのない方にはなんとなくイメージが付きにくいかも知れませんが、実はこの味「すき焼き」に似た風味だと言われています。文明開化のその時代から日本人に愛される味わいが、万人に好かれるラーメンの形で…！これは美味しくないハズがありません！

徳島ラーメンのスープは「茶」「黄」「白」の3つに分かれています。それぞれダシのベースが異なるため風味も大きく異なり、豚骨スープに濃口醤油やたまり醤油で味付けし中細麺の「茶系（黒系）」、鶏がらや野菜などを使い薄口醤油を加えた薄い色のスープを用いる「黄系」、豚骨スープに薄口醤油や白醤油などで味付けしたいわゆるとんこつの「白系」の3パターンです。

徳島ラーメンブームの先駆けにもなった「いのたに」がこちらです。濃いめの豚骨醤油で見た目は茶濁スープですが意外とすっきりしています。そのまま頂いても十分美味しいですが、生卵と一緒に食べるとマイルドさがアップします！

地元の人に評判の店がこちら。地元産の特製醤油を使用し、徳島醤油の甘みを存分に感じられるラーメンです。スープのベースは鶏と豚骨、昆布のためあとから旨みが押し寄せます。卵との相性がたまらない甘辛ラーメンを食べたいならこちらへどうぞ！

こちらも支那そば1本で勝負するお店。インパクトのある濃い茶系（黒系）の代表格。豚骨醤油で、濃厚ながら後味さっぱりなのが不思議です。甘辛肉がたっぷり入った肉玉入りを注文するのがおすすめ！

豚骨主体の濃いめのスープ。スープに使用している醤油は自家製のオリジナル醤油を使用しています。食べるとそこまでの濃さはなく、食べやすい適度な濃厚さです。麺は細めストレートで自家製麺を使用。玉子、ご飯はおかわりが無料サービスとなっているのでお腹いっぱい茶系ラーメンが味わえます！

徳島ラーメンに新時代をもたらすと言われているのがここ「支那そば 王王軒」の徳島ラーメンです。これまでの徳島ラーメンに比べてとんこつのマイルドさが増していて、よりクリーミーな仕上がりになっています。醤油の香りが非常にバランスが良く、もう一度食べたいと思わせる味。お昼時は11時半でも超満員なので、スケジュールには余裕をもって行ってみましょう！

典型的な徳島ラーメンのお店ですが、こちらで是非試して頂きたいのがチャーシューです。トロトロに煮込んだ豚バラ肉は箸で切る必要はありません。持ち上げるだけでするっと切れる柔らかさ。口の中でほろっととろけるお味はまさに絶品。ぜひトッピングにおすすめです。他のお店と違って小ざっぱりとした店内は音楽までオシャレに統一され、店員さんも女性が多い様子です。当たりのラーメン鉢だと、ジェラートが貰えるなど、女性目線でも嬉しいサービスのお店。スープの底の「当たりマーク」を見逃さないように最後の一滴まで飲み干しましょう！

先に紹介した「春陽軒」で修行された店主の店。吉野川の近くに位置しており、蔵本駅から歩くと20分ほどかかる少し不便な場所ながら、いつもたくさんの人で賑わう繁盛店です。定番の豚骨醤油ですが、豚骨の臭みがなく甘さ控えめ。醤油が際立つ味わいですがスッキリとしていて、さらに卵をまぜると絶妙なバランスにまとまります。通し営業なので、遅めのランチにも便利です。

こちらは茶系でもオーソドックスな茶系とは一線を画す店。2005年オープンと比較的新しい店ながら、たちまち人気店となりました。とろみのあるスープは塩分が抑えられていてゴクゴクと最後まで飲みほせると評判です。お店は懐かしさを感じる食堂スタイル。徳島駅から吉野川を越えた場所で、自転車で15～20分ほどの距離にあります。

徳島駅からすぐの場所ですが、人通りの少ない場所にひっそりとたたずむ知る人ぞ知るお店。外観は町中華を思わせる雰囲気で、店内もなんともノスタルジー。ご主人が一人で切り盛りされていて、チェーン店より個人経営のお店が好みな方にぜひおすすめしたい一店です。

徳島でとても有名な『阿波一（あわいち）』の出汁の味を受け継いだ、どことなく懐かしい雰囲気のするお店です。じっくり焼き上げた味のしみたチャーシューとやさしい味わいのスープは滋味あふれる味わいです。濃いめの茶系徳島ラーメンの御口直しに立ち寄ってみるのも良いかもしれません。抑え目の豚骨に鶏ガラや野菜のスープが絶妙なバランスで、非常にマイルドな仕上がりのスープが楽しめます。

豚骨がしっかり効いた、黄系徳島ラーメンのお店です。麺は細麺ストレートでモチモチとした食感がスープと絡んで最後まで箸が止まらない美味しさです。チャーシューはしっかり厚めで脂身がトロトロのベストバランスです。お肉好きの方にはチャーシュー追加をオススメします。

白系スープの特徴はどろりとしてコクのあるスープ。ただし「支那そば　三八 斉田店」は、豚骨醤油ベースではなく豚骨鶏ガラを使用した透明に澄んだスープです。透明でも、油濃度、味は濃いめ。これがコシのあるストレート細麺と良く絡んでラーメン好きには最上の幸福感を与えてくれます。学生時代から通っている方が子供を連れて訪れるほど地元に密着した味になっています。

行列ができることが珍しい地元で、並んででも食べるお店として有名なのがこちらの「岡本中華」です。コクのあるスープは甘さとスパイスの辛さのバランスが程よく取れた癖になる味です。麺は歯切れの良いストレート麺でスープの塩加減と絶妙なコラボレーションを楽しめます。コクのあるお味ですが豚骨の臭みは全くないので、気が付くとスープを全部飲んでしまった……なんてこともあるかも知れません。

あなたは何系が好みでしたか？ぜひこの記事を参考にして、好みのスープの人気店へ足を運んでくださいね。