"うま”くてヘルシー！地元民厳選会津で馬刺しが美味しい10店

会津地方では、幕末の頃から馬肉を食べる習慣があります。

戊辰戦争以前はあまり肉を食べることはなかったのですが、戊辰戦争の際に医者の松本良順（まつもと・りょうじゅん）が、戦で傷ついて運ばれてきた人や病気になってしまった人の体力回復を目的として与えたのが始まりです。

もちろん、当時は汁ものなどにして食べられていましたが、昭和30年ごろになると馬肉を生で食べる習慣が根付きます。意外にも会津で「馬刺し」が食べられるようになったのは最近なんです。

これは、会津に巡業に来た人気プロレスラー・力道山（りきどうざん）が広めた食べ方だと言われています。力道山は肉屋に行って馬肉を買うと、持参したタレをつけてその場で生のまま食べてしまったんだとか……。

それからというもの、会津では馬刺しがとてもポピュラーな食べ物になりました。市内には美味しい馬刺しが食べられるお店がたくさんあります。新鮮な桜肉を食べにぜひ一度足を運んでみてくださいね！

「さくら鍋　鶴我（つるが）」は、馬肉料理の専門店です。会津若松市役所からほど近い場所にあります。

「さくら鍋　鶴我」に行ったら食べたいのが、自慢の「最高級赤身刺し」！分厚いのにとろけるような柔らかさで、赤身肉の旨味を存分に味わうことができます。

名物のさくら鍋も忘れずにどうぞ。すき焼き風のタレに馬肉をさっと潜らせていただきます。

鍋の〆は、ふわふわの玉子丼。野菜と肉の旨味がたっぷりしみ出したタレを卵でとじてごはんに乗せた、しみじみと美味しい逸品です。

日本酒の品ぞろえも豊富なので、日本酒を飲みながら馬刺しをどうぞ。馬刺しの盛り合わせでは、滅多に食べられない希少な部位も食べることができますよ。

会津若松市役所の隣にあるのが「桜鍋　吉し多（よした）」です。

「桜さしみ」も美味しいですが、一度「桜寿司」もお試しあれ。お肉の寿司もなかなかイケるんです！たっぷり入ったわさびの辛さを桜肉の脂が中和して他では食べられないマリアージュが楽しめます。

馬肉をカツにした「桜ソーツカツ定食」もあります。ソースカツ丼でありながら、さっぱりといただくことができる女性にオススメの逸品です。

リーズナブルな価格で、上質な馬肉料理を味わうことができます。

「焼肉　丸忠」は住宅街の中にある焼肉屋さんです。とにかく人気のお店なので、出掛ける際は必ず予約をしてから出かけましょう！

「焼肉　丸忠」の名物は、馬肉のカルビ！「桜とろカルビ」はここでしか食べられない贅沢な逸品です。馬肉は焼きすぎると硬くなってしまうので、サッと炙る程度に火を通してどうぞ。

甘めのタレが柔らかい馬カルビに絡んで、いくらでもごはんが食べられそうな美味しさです。カルビでありながらあっさりしているので、胃がもたれないのもGood！

「桜とろカルビ」だけでなく、他のお肉や馬刺しのクオリティもピカイチの名店です。

市役所近くで美味しいお酒を飲みながら馬刺しを食べたいのなら「ばんげや」がおすすめです。会津の郷土料理や美味しい蕎麦、地酒が豊富にそろっています。

日によって入荷が無い時もありますが、「馬レバ刺し」があったらラッキー！ぜひ注文してくださいね。

新鮮な馬のレバーは、レバーなのに驚くほど癖がなく食べやすいんです。辛子にんにく味噌を溶いた醤油を付けて食べても、塩とごま油で食べても美味しいですよ。

牛や豚のレバーとは全く違う馬のレバーをお試しあれ。

ソースカツ丼の名店としても有名な「いとう食堂」は、いつも大勢の人が行列を作っている人気店です。

いとう食堂の名物はソースカツ丼だけではありません。新鮮な「さくらさしみ」も名物なんですよ！

ご主人は元々精肉店を営んでいたので、肉の目利きは確かです。当然、そんなご主人が選ぶ馬肉だから、味は一級品！

もっちりと弾力のある、きめ細かい肉質の「さくらさしみ」はぜひ食べていただきたい逸品です。

「刺身も焼肉も肉寿司も食べたい！」という欲張りさんにおすすめなのが、「蔵の店」です。

「蔵の店」では、刺身も焼肉も肉寿司も味わうことができますよ！馬肉の焼肉は、カルビだけでなくハツやホルモン、ハラミなども揃っています。馬肉のユッケもあるので、お好きな人はこちらも忘れずに。

お寿司のほうはネタもシャリもボリューム充分！しっかり満足できるお店です。

猪苗代にある「大久保商店（おおくぼしょうてん）」は、老舗の精肉店が営む馬肉料理の専門店です。

「馬刺し」はもちろん、馬肉を使ったソーセージを豪快にサンドした「BAKU DOG」、ローストビーフならぬローストホースを使った丼、馬肉メンチや馬肉コロッケなど、様々な馬肉料理を食べることができます。

お洒落な店内で、気軽に馬肉料理を味わってみてくださいね。

馬肉といえば、馬刺し……と思いがちですが、それだけではないんです！七日町にある「馬力本願（ばりきほんがん）」では、なんと！馬肉を使ったラーメンが食べられるんですよ！

もちろん、馬刺しや馬肉のユッケなどもあるので、併せてどうぞ。

馬肉を使ったラーメンに辛子味噌は必須です。スープはあっさりとしていて、臭みは全くないので食べやすいのではないでしょうか。

「家でも馬刺しが食べたい！」という人におすすめしたいのが、若松市内の精肉店です。馬刺しを取り扱っているところも多いので、お土産にどうぞ。

七日町にある「馬さしの鈴静（ばさしのすずせい）」では、赤身の馬刺しはもちろん、馬のモツ刺しなども購入することができます。

赤身の刺身を購入する時は、「たてがみ」も一緒に購入するのがおすすめ！一緒に食べると、「たてがみ」の脂とコラーゲンがプラスされ、とてもリッチな味わいになります。

「丸光精肉店（まるこうせいにくてん）」は馬刺し専門の精肉店です。滅多に手に入らない希少な部位が売られていることもあります。

「丸光精肉店」で馬刺しを買うなら、事前に電話をして伺うのがベター。売り切れてしまうことも珍しくないので、事前に欲しい部位や量を予約しておきましょう！

「馬ハツ」は刺身で食べても、炒めて食べてもGood。女将さんも気さくな方なので、おすすめの食べ方などを聞いてみてくださいね。

いかがでしたか？会津にはこのほかにもたくさん「馬刺し」や「馬肉料理」が食べられるお店があります。ぜひ一度足を運んでみてくださいね。