2017年01月04日
5月の京都観光は新緑と共にお祭りを満喫!そして夏の風物詩の始まり
春から夏に向かう京都は新緑も青々として、桜の季節とは違った魅力に溢れています。GWにはたくさんの人で賑わいますが、それ以外は比較的穏やかに観光できる絶好のチャンス!この時期には各所でもイベントが多いので、この機会にじっくりと京都観光を楽しんでみましょう。
新緑がまぶしい爽やかな季節。朝早くの京都観光も、この季節には存分に楽しむ事ができます。下鴨神社の糺の森は、葵祭をひかえて神聖な空気がより強く感じられます。5月は、まばゆいばかりの新葉がキラキラした木漏れ日に輝き朝早くの訪れることで体の中からパワーがみなぎること間違いなし。そんな素晴らしい京都存分に感じてください。
古来は今のように空気清浄機や消毒剤などがありませんでしたから、春が終わり梅雨が近づくと疫病が流行り初めていました。上賀茂神社でも、桜が散ったあとには疫病を鎮める為に祭が行われていたのです。
疫神はいたずら好きで、花の精に煽られて疫を撒くと考えられていたので、花笠を使い舞う事で疫神をおびき寄せることで疫病を払っていたのです。葵祭と同じ5月15日に行われていますが、昔は今宮神社と同じ4月の第2日曜日に行われていたんですよ。
やすらい祭は無形民族文化財となっていて、花笠を持って踊る美しいその踊りに疫神だけでなく多くの人が魅了されます。人間の知恵は、疫神を払いながら民衆に不安を与えないような工夫もされていたことがこの踊りからも感じることができますね。
やすらい祭の詳細情報
鞍馬山は、古くから山岳霊場として知られていた場所です。平安京の真北に位置する鞍馬寺は、平安時代には都の北方守護の寺として信仰を集めていました。牛若丸こと源義経が、鞍馬の天狗に剣術を習っていたことでも有名で、多くのファンが集まるスポットでもあります。
ウエサク祭(五月満月祭)はインドから仏教がアジア全土に広まった頃から、各地の伝統に合わせていろいろなスタイルで行われているお祭りなんです。日本だけでなくさまざまな土地で行われているのも、なんだか不思議な気持ちになりますね。
インターナショナルなお祭りなので、参加する日とも多国籍なのも魅力の1つ。五月満月祭(ウエサク祭)は三部に分かれていて、第一部 午後7時 地鏡浄業(きよめ)、第二部 午後10時 月華精進(はげみ)、第三部 暁天明覚(めざめ)が行われていましたが年々参加者が増えている為に、時間を限って行われる事もあるようです。満月の日に月からのパワーを一度頂きに参加してみませんか。
年中行事 | 総本山 鞍馬寺
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葵祭は4月に斎王代を決め、5月のはじめには上賀茂神社の賀茂競馬足汰式(かもくらべうまあしぞろえしき)の前儀である賀茂競馬の馬の順番を決めるなど細かな打ち合わせが行われています。
5月3日には流鏑馬神事が行われ、4日に斎王代やその他の女性が禊を行います。15日の葵祭までに様々な細かい神事が行われているのは知っていても、こんなに時間をかけているとはびっくりですね。
見どころの行列は路頭の儀と呼ばれていますが、勅使をはじめ検非違使、内蔵使、山城使、牛車、風流傘、斎王代など、平安貴族の衣装を身に着け京都御所を出発。優雅な行列が市内を練り歩く姿は壮観としか言えません。
葵祭の巡行は約1時間ほどで京都御苑は昼には行列も終わります。京都御苑は新緑の美しさと静寂だけが残りますので散策してから昼食を食べに移動する人が多いですね。
癒しの杜・京都の世界遺産「下鴨神社(賀茂御祖神社)」で神秘的なパワーを!
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葵祭りの詳細情報
葵祭り
- 住所
- 京都府京都市上京区京都御苑 京都御所〜下鴨神社〜上賀茂神社
- アクセス
- ▽京都御所までのアクセス 地下鉄烏丸線今出川駅から徒歩で5分 ▽下鴨神社までのアクセス 地下鉄烏丸線北大路駅から市バスで25分⇒下鴨神社前バス停から徒歩で3分 ▽上賀茂神社までのアクセス 地下鉄烏丸線北山駅から徒歩で15分
- 営業時間
- 5月15日(毎年同日)
通常のみたらし団子とは少し違う変わった形をしています。一串に団子が5つなのは普通のみたらし団子と変わりません。人間の五体を表しているのがみたらし団子なので、頭の1つが離れているんだとか。
昔は団子を厄除け人形として神前に供えていたそうで、御祈祷を受けてから自宅で食べていたんだそうです。香ばしい焼き目と砂糖醤油の餡がまたたまりません。みたらし団子のルーツでもある下鴨神社で立ち寄ったらこれは食べずに帰れませんね。
加茂みたらし茶屋の詳細情報
加茂みたらし茶屋
出町柳 / 甘味処、かき氷、和菓子
- 住所
- 京都府京都市左京区下鴨松ノ木町53
- 営業時間
- [月] 09:30 - 19:00(L.O. 18:00) [火] 09:30 - 19:00(L.O. 18:00) [水] 定休日 [木] 09:30 - 19:00(L.O. 18:00) [金] 09:30 - 19:00(L.O. 18:00) [土] 09:30 - 19:00(L.O. 18:00) [日] 09:30 - 19:00(L.O. 18:00) ■ 定休日 水曜日(祝日営業)
- 定休日
- 水曜日
- 平均予算
- ~¥999
- ~¥999
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縁結びもパワースポットも♪世界遺産・京都「下鴨神社」の魅力
豊臣秀吉の天下統一の後には、鴨川の河原もキレイに整備され見世物や物売りが多くなりました。庶民はここで一服したり、今でいうデートを楽しんでいたんですね。同時に商人や問屋などの、富裕な人達はゆっくり楽しめるようにと見物席や茶店を作ったのが始まりだそうです。
江戸時代になると約400軒の茶屋がここに床を並べるようになり「河原の涼み」と呼ばれるようになります。三条大橋の下には、床がせり出したようになっていたようですが、現在は景観や安全を考えた納涼床が出来上がっています。
川のせせらぎで涼を得るとは、先人の知恵に脱帽するしかありません。有名な「鴨川」のほか、川床の「貴船」や、もみじの景勝地「高雄」、そして「鷹ヶ峯」の溪涼床(けいりょうゆか)など、地形を生かして自然と一体になれる優雅なイメージがありますが、最近は若者にも気軽に楽しんで貰えるカジュアルなものもあります。
老舗料亭や旅館以外に、イタリアンやフレンチが楽しめる納涼床もたくさんありますので、5月の京都で納涼床はじめとしやれこんでみましょう。何時もとは違う雰囲気に戸惑うかもしれませんが、一度体験すると病みつきになること間違いありません!
鴨川納涼床の詳細情報
5月にもなると、ジャケットを脱いでシャツにカーディガンで京都を散策できる気候になってきます。この季節は、自然だけでなく伝統を感じることができる祭も多いので、いつもとは違う京都の魅力を感じる事ができるようになるはず。ガイドブックにはない、自分だけが感じるとこができる京都を発見してみましょう。