2017年03月03日
京都駅周辺のお寺も見逃せない!行っておきたい寺院5選
たくさんの神社や仏閣がある京都で、どこに参拝しようか迷ってしまいませんか?京都駅からたくさんの場所に行くのも良いですが、実は京都駅周辺にもいろいろあるんですよ。新幹線前のちょっとした時間を使ったり、気軽に参拝に行きやすいだけでなく、見所のあるお寺が揃っています。今回は京都駅を中心にした近場のエリアにあるお寺をご紹介します。
突然心が癒やされたくなったとき、ほっこり寺院を回りたくなったとき…、新幹線の待ち時間の間に少しだけ観光がしたくなったときなど、気軽に立ち寄れる京都駅周辺のこんな寺院はいかがでしょうか?
心のサプリ、お寺でゆっくりすれば自然と元気がわいてきますよ♪
今回は下調べ不要、突然訪れてもハズレがない!京都駅周辺のおすすめ寺院を、厳選してご紹介いたします。
京都駅からまっすぐ、京都タワーを左手に進むと「おひがしさん」で親しまれる「東本願寺」にやって来ます。正式名称は「真宗本廟」といい、真宗大谷派の本山です。
とても駅から近く、境内の拝観は自由。拝観料も不要です。新幹線の待ち時間などの隙間時間に見て回るのにもってこいのスポットです。
高さ28mからなる東本願寺の重層造りの門、「御影堂門」は左右に山廊がついた重厚感漂う門です。また、京都の寺院の三大門の一つにも数えられます。
この門は何度も火災に遭い、再建が繰り返されました。幕末にも「蛤門の変」などで被害に遭い、現在見ている門は明治44年に再建、完成したものです。
楼上部には釈迦如来、弥勒菩薩、阿難尊者が安置されていますが、通常は非公開となっています。
格式を感じる御影堂門をくぐると、2つのお堂が見えてきます。
東本願寺の境内に足を踏み入れると、目に入るものがもう一つあります。この貫禄ある手水舎の龍は、子どももビックリしてしまうほどです。
法宝物など、貴重な品々の展示もありますよ。
本山東本願寺の詳細情報
東本願寺に対し西本願寺は「おにしさん」と呼ばれ、京都の人々に親しまれています。正式名称は「龍谷山 本願寺」で、浄土真宗の本山です。世界遺産にもなり、内外問わず多くの観光客で賑わいます。
京都駅から少し歩くことになりますが、非常に楽しめるお寺で1日いても飽きることがありません。ぜひ、訪れて欲しいおすすめの寺院です。
西本願寺 境内 - YouTube
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親鸞聖人の木像と、歴代門主の御影を安置されているこのお堂は、本願寺の重要な行事が執り行われる中心的な場所です。ぜひ、中まで参拝してみてくださいね。
阿弥陀堂、御影堂ともにとても大きな建物で、圧巻されます。そして、その造りの一つ一つにぬくもりと美しさが感じられます。また、阿弥陀堂、御影堂にはちょっとお茶目な職人技が隠されています。
縁側や廊下にはちょっと変わった埋め木が施されていることも。とっくりや軍配など、ユニークな埋め木を見つけることができるでしょうか?
境内の西側には国宝の唐門があります。桃山時代の特色が色濃く現われた、檜皮葺屋根に豪華な装飾の門は、その見事さに日が暮れるのを忘れて見とれてしまうことから「日暮れの門」とも呼ばれています。
唐獅子や麒麟が今にも跳ね回りそうな、いきいきとした彫刻に目を奪われます。
朝夕と太陽の光の当たり方によっても表情を変えるので、どの時間に訪れても楽しめます。
このような見事な状態になるには、植栽時から丁寧な管理がなされていなくてはなりません。西本願寺の見どころの一つで、京都市の天然記念物路して指定されています。
本願寺(西本願寺)−親鸞聖人を宗祖とする浄土真宗本願寺派の本山
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広い境内の中には、茶所、書店などが存在しますが、時折変わった催しが行われることも。
こちらは2017年5月31日まで開催される、8年連続ミシュラン星獲得レストラン「リュミエール」のシェフがプロデュースする「おてらかふぇ」。
本願寺 おてらかふぇ & まるしぇ AKARI
閉業や休業等の理由により食べログに店舗情報が存在しないか、一時的な障害で店舗情報が取得できませんでした。
京都のシンボル五重塔で有名な世界遺産、東寺。また、東寺真言宗の総本山で、「教王護国寺」ともいいます。
毎月21日には弘法市があり、境内にはところせましと露店が立ち並びます。観光客や、露店目当ての人で大変にぎわいます。
東寺は、平安遷都の際に建立された官寺の一つです。広い境内では、東寺の匠たちが知恵を駆使した建造物や、国宝、庭園を楽しむことができます。また、北西には都七福神の一人、毘沙門天が祀られている毘沙門堂もあります。
観光スポットとしてはメジャーなイメージがあるので、観光客があふれ混雑していると敬遠してしまうかもしれません。通常は境内は近くの保育園児が外遊びに来たり、熱心な信者さんが足を運んだりしている様子がうかがえる、のどかな雰囲気の場所です。京都の大きな寺院を訪れて、これほどホッとする場所は少ないでしょう。
京都駅から線路沿いにやってくると、先に見えるのは駐車場の入り口と不開門の東大門ですが、南側に正門「南大門」があります。
大門から正面に映る金堂。門から金堂まではかなりの距離があり、門の前に立っただけで圧倒されます。
門をくぐると視界が開け、一瞬めまいがしてしまうほどの雄大さ。金堂を正面に、右手には五重塔と八島社殿、左手には弘法大師像と東寺鎮守八幡宮があります。
新幹線の窓からもうかがえる五重塔は、約55mの高さで、木造建築物としては日本一の高さを誇ります。九条通りからも見上げることができますが、境内に入って眺めるその姿はまた格別です。
五重塔は通常非公開ですが年間数回の特別拝観時期があり、内部を拝観することができます。中に入ると極彩色の密教空間が広がり、塔の各層を貫いている心柱は大日如来、そして周囲を四尊の如来、八尊の菩薩が守っています。これを見ると人生観が変わってしまうかもしれませんよ。
門から左手には弘法大師の大きな像があります。手を合わすと、ありがたい気持ちになりますよ。
東寺の境内の大部分は自由に散策できますが、金堂、講堂は有料区域となります。期間によっては五重塔との特別拝観とかぶり、料金が変動することがります。
東寺の境内は広く、金堂、講堂とも外観だけでも建物自体が素晴らしいので楽しめますが、堂内では三尊像や立体曼荼羅などの国宝があり、東寺に訪れたなら「これを見ずに帰るは損」といわれるほど。
■金堂
東寺の本堂でもある金堂。南大門からまっすぐに見えるこの建造物は、壮大なスケールで圧倒されます。この建物を見ているだけでも時を忘れてしまうほど。
現在見られる建物は文明18年(1486年)に焼失ため、関ヶ原の戦い以後に落慶されたものです。桃山時代の代表的な建造物として知られています。
堂内には本尊である薬師如来と日光菩薩、月光菩薩が祀られています。薬師如来とは、あらゆる病から人々を守ってくれるありがたい仏様です。
■講堂
講堂も文明18年(1486年)に焼失してしまいましたが、焼失より5年後には再建がなされました。人々がどれだけ厚く信仰し、大切に思っていたかがよくわかりますね。
■庭園
東寺北西部、御影堂の前にあるのは毘沙門堂です。
「尊勝陀羅尼」の石碑の隣には「天降石」があります。こちらも石をなで、患部をさすれば回復するという言い伝えがあります。
東寺 - 世界遺産 真言宗総本山 教王護国寺
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京都駅から東に進むと三十三間堂にたどり着きます。正式名は「蓮華王院」といい、天台宗妙法院の境外仏堂です。堂内では本尊の千手観音と、1,000体の等身大千手観音立像が安置されています。10段に並ぶ観音像はまさに圧巻です。
「三十三間堂」の通称は、お堂の柱間が33あるということからですが、この33も観音菩薩にゆかりのある数字なのです。
蓮華王院 三十三間堂
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幼くしてなくなった豊臣秀吉第一子の菩提寺で、真言宗智山派の総本山でもあります。境内には千利休も好んだといわれる名勝庭園と、国宝の壁画を多く収める収蔵庫などがあります。
智積院の詳細情報
智積院
- 住所
- 京都府京都市東山区東大路通七条下ル東瓦町964
- アクセス
- JR京都駅から市バスで10分
- 営業時間
- 9:00〜16:00
- 定休日
- 12月29日、30日、31日
- 料金
- 大人 500円 、高校生 300円、 中学生 300円、 小学生 200円
いかがでしたか? 京都駅から歩いて近くの素晴らしいお寺を厳選してご紹介いたしました。1カ所1カ所、1日掛けてじっくり参拝しても飽きが来ない寺院ばかりです。また、駆け足にはなりますが、1日ですべて回ることもできます。
建造物や仏像の美しさ、奥深さに眺めていると心が穏やかになる寺院参拝。ぜひ、京都駅周辺でも楽しんでくださいね♪