2017年03月15日
札幌観光・レトロな「建築」をめぐるノスタルジックな旅のおすすめ
札幌市内で多く見かける「赤星マーク」は、北極星をモチーフに五稜星にデザインされた開拓史のシンボル。1872年に記章として赤い星がデザインされ、それ以降に開拓使が建てた建築物や開拓使直営工場の製品に赤い星のマークが付けられたそう。そんなノスタルジックな雰囲気の建物を巡るスポットをご紹介します。
北極星をモチーフにデザインされた「赤星マーク」は北海道開拓の象徴とされ、1872年以降の建築物や工場の製品につけられています。そんな歴史的建築物などが点在している札幌市。ノスタルジックな雰囲気漂う建築各所の見どころ、近郊のグルメスポットをご紹介します!
国の重要文化財に指定されており、正式名称を「旧札幌農学校演武場」といいます。明治11年に建設された建物は風船構造と呼ばれる木造建築様式で造られ、赤い屋根がレトロな雰囲気を漂わせています。アメリカの「ハワード時計会社」製の時計は国内最古の塔時計と言われており、製造から130年経った今も現役。定刻には鐘の音を響き渡らせ、札幌の街を行き交う人々に時刻を知らせてくれています。
正面から見ると破風中央に赤星マークが2つ確認できます。こちらは時計台の正面ですが建物裏側の屋根にも赤星マークがつけられており、時計台には外観・内観合わせて全部で17個の赤星マークがあります。
2階には時計台に使われている物と同じ、ハワード社製造の時計機会が展示されています。
1階では札幌農学校の歴史などを展示。2階にある講堂では音楽会や講演会などが定期的に行われるなど、札幌の住民に親しまれる場所となっています。講堂の中央には当時の卒業式などで使用されていた赤星マークのついたアーチが再現されています。
札幌市時計台:HOME
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明治9年に設立された札幌農学校を前身とする大学で、広大な敷地にはクラーク像・古賀記念講堂など歴史を感じさせる建築物などが沢山あります。美しいポプラ並木は観光客ばかりでなく、地元民にも愛される散策スポットとなっています。
北大の広大な敷地で一際目立つ白い壁と緑の屋根が美しい洋館。明治42年に古賀財閥の寄付金によって建てられ、建設された8棟のうち、古河記念講堂だけが現存する唯一の建物です。現在は研究室として使用されていて外観観覧のみ可能。
敷地の東南端に位置した木造平屋の建物が「旧札幌農学校昆虫及養蚕学教室」です。明治35年に当時としては珍しいアメリカ式校舎配置で作られ現在も残る貴重な建造物です。
「旧札幌農学校昆虫及養蚕学教室」と同じく昭和35年に建てられ、昭和40年までは中央図書館として、その後は農学部の図書館として使用されていました。
北海道大学
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北大敷地内にあるショップ「エルムの森」。北大土産が買えるショップとカフェスペースがあります。敷地内の散策でつかれたらこちらのカフェで一休みできます。
緑あふれる美しい景色を眺めながら食事が楽しめるかフェスペース。店内は開放感に溢れており街中という事を忘れて、ゆっくりとくつろぐ事ができます。
北大にまつわる雑貨・食品など、ここでしか購入できないさまざまな北大土産が揃っています。
北大交流プラザ『エルムの森』
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明治23年築の札幌製糖会社の工場を利用した国内唯一のビール博物館。赤レンガ造りの建物は北海道遺産にも指定されています。レトロな赤レンガの外壁と窓・屋根に取り付けられた「赤星マーク」が印象的です。サッポロビールの歩んできた140年の歴史をパネルなどで紹介し、1階のオリジナルグッズ売り場では北海道工場直送のビールや開拓使麦酒などが購入できます。
外壁・煙突に付けられたサッポロビール園のシンボルでもある「赤星マーク」。
併設するサッポロビール園では工場直送のビールが味わえます。吹き抜け天井になったホールには大正時代に作られた仕込み釜があります。
スープカレーやお菓子など札幌にちなんだお土産や、ビールに関する商品などがずらりと並ぶ店内。博物館限定のお土産もあるので、工場見学のついでにぜひ立ち寄ってみてください!
サッポロビール博物館 | 工場見学とミュージアム | サッポロビール
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国の重要文化財に指定されている旧本庁舎。明治21年に建てられたアメリカ風ネオ・バロック様式の建物は「赤れんが」の愛称で道民に親しまれている。シンボルとなる八角塔や250万個のれんがで造られる鮮やかな外壁が特徴的で、屋根や窓の上など各所に「赤星マーク」がつけられている。
正面から良く見ると破風板の下に「赤星マーク」が確認でできます。
レトロ感漂うアメリカ風ネオ・バロック様式の館内は三連アーチの階段が印象的。階段の側面にはロゼッタと呼ばれる細やかな装飾が施されています。
2階には当時実際に使われていた執務室があります。壁にズラリとかけられた歴代長官・知事の写真におごそかな気持ちになります。
ギャラリーでは北海道の歴史がパネルなどで展示されています。「北海道」の名付け親、松浦武四郎が作り上げた26分割の北海道地図など見どころがたくさん!
北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎) | ようこそさっぽろ 北海道札幌市観光案内
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JR札幌駅北口から徒歩3分の場所にある一軒家「札幌モダンレストラン えりも亭」。木造建ての建物は古い旅館を英国人デザイナーが改装し、新たなデザインで再生されたもの。旧建物の梁をそのまま利用した2階の天井、黒を基調としたインテリアなど店内はレトロモダンな雰囲気が漂います。
スタイリッシュな外観。地下1階~3階まであり、ラウンジスペースやテラス席などニーズに合わせて様々な空間が作られている。旅館時代の趣を残した店内は建築物としての見ごたえもあります。
食材は北海道えりもで獲れた魚介・道産の野菜を中心にこだわりの料理を提供しています。「SOBAランチ」は、お蕎麦にプラス一品「かき揚げ」「つぶ飯」「サラダ」の中から選べるお得なランチセット。コシのある蕎麦は絶品です!
札幌モダンレストラン えりも亭の詳細情報
札幌モダンレストラン えりも亭
札幌(JR)、さっぽろ(札幌市営)、北12条 / フレンチ、スープ、洋食
- 住所
- 北海道札幌市北区北七条西5-11 1F
- 営業時間
- [月] 定休日 [火] 定休日 [水] 17:00 - 21:30(L.O. 21:00) [木] 17:00 - 21:30(L.O. 21:00) [金] 17:00 - 21:30(L.O. 21:00) [土] 11:30 - 15:00(L.O. 14:30) 17:00 - 21:30(L.O. 21:00) [日] 11:30 - 15:00(L.O. 14:30) 17:00 - 21:30(L.O. 21:00) [祝日] 11:30 - 15:00(L.O. 14:30) 17:00 - 21:30(L.O. 21:00) ■ 定休日 月曜・火曜 その他不定休あり
- 定休日
- 月曜日、火曜日
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999
- ¥5,000~¥5,999
明治13年に開拓使の貴賓接待所として建てられ、翌14年には明治天皇が北海道行幸の際休憩所として利用されたのが「清華亭」です。当時珍しかった和洋折衷の建物で、現在は洋室には資料が展示され、十五畳の和室は明治時代の趣がそのまま残されている。
派風中央に型どられた2つの「赤星マーク」が。日に照らされ浮き上がった星形も美しい。
ノスタルジックな雰囲気が漂う出窓や、歴史を感じるレトロなシャンデリアが飾られた洋間。
床の間に開放感感じる畳など昔ながらの和の空間が広がる和室。縁側から眺める庭園に安らぎを感じます。
清華亭 | ようこそさっぽろ 北海道札幌市観光案内
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地下鉄東西線11丁目駅の近くにある石造りの建物。大正15年札幌控訴院として建設され、現在は資料館として使用されています。有形文化財にも指定されており彫刻が施された重厚な外壁が特徴的です。
館内では当時の刑事法廷の再現した部屋が見学でき、法廷の厳粛な雰囲気を体験することができます!
玄関の上部、細やかな装飾が美しいので、忘れずにチェックしてくださいね!
札幌市資料館
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昭和11年に三井合各社の別邸として建設され、昭和28年からは知事公館として使用されている建物。昭和63年には「さっぽろ・ふるさと文化百選」に選ばれ、平成11年には登録有形文化財に登録されています。緑溢れる庭園を散策でき館内も見学可能。
館内では実際に知事も使用する応接室や、昭和天皇が拝謁の際に使用した椅子とテーブルが見学できます。
北海道知事公館のご案内
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藻岩山ロープウェイ入口にある「ろいず珈琲館旧小熊亭」。昭和2年に建てられた北海道帝国大学農学部博士、小熊捍の自宅です。設計はアメリカの建築士フランク・ロイド・ライトの弟子である田上義也が手がけました。青い屋根にレトロな煙突が可愛らしい建物です。カフェ利用の方のみ館内見学可能。
まるでタイムスリップしたように、ノスタルジックな雰囲気を漂わせる店内。壁掛け時計が歴史を感じさせます。
美しい木々を眺めながら飲む入れたての珈琲は格別。建物を見学しながら食事も楽しめるおすすめのスポットです!そして、もいわ山ロープウェイ乗り場に近いので、まったりコーヒータイムを満喫したら、藻岩山から眺めを楽しむのも◎。
ろいず珈琲館 旧小熊邸
閉業や休業等の理由により食べログに店舗情報が存在しないか、一時的な障害で店舗情報が取得できませんでした。
有名飲食店や最新スポットが建ち並ぶ札幌には、以外にも歴史を感じる貴重な建築物がたくさんあるんです。鉄板の観光スポットから、意外と知られていない穴場スポットまで紹介しました。札幌旅行の計画を立てる時に、参考にしてみてくださいね!