2017年10月23日
山梨・勝沼にあるぶどうのテーマパーク?!明治から続くワイナリー「まるき葡萄酒」
「勝沼のぶどうやワインを余すことなく楽しみたい」という人におすすめなのが、『まるき葡萄酒』です。日本にワイン造りを伝えた若者が立ち上げた日本最古のワイナリーで、すっきりとした日本人好みのくせのない味わいが特徴。ショップやライブラリーで勝沼ワインを楽しんだ後は、ぶどう狩りやカフェも満喫できます。眺めのよいぶどう畑では、羊たちもお出迎え。子連れでも楽しめるワイナリーです!
勝沼ICからおよそ2分。勝沼の扇状地の山裾に位置する「まるき葡萄酒」は、日本で一番古いワイナリーとして有名です。というのも、まるきの創始者は日本に初めてワイン造りを伝えた2人の若者のうちの一人、土屋龍憲氏だからです。「日本のワイナリーはここから始まった」といっても過言ではない、歴史と伝統溢れる正統派ワイナリーなのです!
「日本で栽培されているぶどうが、日本の料理に合わないわけがない」。その理念の通り、国産ぶどうを使用して作られているまるきのワインは、すっきりとしていて飲みやすいのが特徴です。日本料理にとても合い、甘くて爽やかな香りは個性が強すぎず、料理をいい具合に引き立ててくれます。
勝沼の地で古くから栽培されている甲州やデラウェアなどを中心に、国産ぶどうが原料になっているまるきのワイン。その種類は、白が16種類、赤が7種類、ロゼが1種類の24種類です。
1階のブティックコーナーでは試飲をしながらお気に入りの商品を選ぶことができます。「無料試飲」のラベルが貼られているものは、スタッフに声をかければ無料で試飲をさせてもらえます。
またワンコインで、おすすめの代表的なワイン3種類をワイングラスで試飲できるサービスもあります(2017年10月現在)。ちょっと優雅な気分で試飲を楽しめますよ。
「レゾン甲州」「いろグラン甲州」など、甲州ぶどうを原料にした多彩な白ワインもおすすめですが、ここでは女性に人気の、カクテル感覚で飲める濁り酒をご紹介しましす。
ワイン初心者や女性に人気の商品が「にごりシリーズ」です。「巨峰にごり」は、巨峰ぶどうの香りと甘みが濃厚な、カクテル感覚で飲める甘口ワイン。アルコール度が8%と低く、きれいなロゼのピンク色が特徴です。
「巨峰にごり」よりすっきりとした味わいの「デラウェアにごり」。やはりカクテル感覚で飲める、さわやかな味わいの濁り酒。「にごりシリーズ」は、9~10月にその年の新酒が発売されます。秋口に勝沼を訪れた際にはぜひチェックして欲しいワインのひとつ。
2階にはゆったりとしたソファや椅子が並んでいて、まるでおしゃれなカフェの雰囲気。ここは「まるきライブラリー」と呼ばれるスペースで、ワインやぶどう関連の雑誌や本が置かれていて、自由にくつろぎながら読むことができます。
ワイナリーの外には、自社農場であるぶどう畑が広がっています。のどかな田園風景と共に見て欲しいのが、ぶどう畑に放牧されている羊たち。観光客にも地元民にも人気の羊ですが、実は、ただの"マスコットキャラクター"というわけではありません。
羊が動き回ることで土を柔らかく掘り起こし、畑の雑草を食べて排泄することで良質な肥料が畑に広がります。つまりここは、羊を用いた“不耕起草生栽培”を実践している畑なのです。限りなく自然な形で、環境に優しいぶどう造りをすることが、まるき葡萄酒のポリシーです。
ワイナリーの向かいには、まるき葡萄酒が経営する「観光ぶどう園」があります。ここでは、デラウェアや巨峰はもちろんのこと、最近話題のシャインマスカットから不動の人気のピオーネまで、20種類以上の品種のぶどう狩りを楽しめます。
天謝園内にあるカフェ「プレスキル」では、熟成ワインで煮込んだカレーやワインスムージー、ワインパウンドケーキなど、ワイナリーならではのオリジナルメニューを味わえます。石窯ピザや珈琲、ぶどうジュースなど、もちろんノンアルコールメニューも充実。ぶどう畑の棚の下、テラス席でちょっと一休みしては?
まるき葡萄酒の詳細情報
まるき葡萄酒
勝沼ぶどう郷 / ワインバー
- 住所
- 山梨県甲州市勝沼町下岩崎2488
- 営業時間
- [月] 08:30 - 17:00 [火] 08:30 - 17:00 [水] 08:30 - 17:00 [木] 08:30 - 17:00 [金] 08:30 - 17:00 [土] 08:30 - 17:00 [日] 08:30 - 17:00
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999