2024年03月01日
雨が待ち遠しくなる♡カラフルなあじさいが艶やかな「花手水」がある神社仏閣7選
梅雨の季節は、雨でジトジト。なんだか憂鬱と思っていませんか?しかし、雨の季節しか見られない艶やかな世界が全国にはありますよ。特に、この時期の神社やお寺には色とりどりのあじさいが咲き誇り、中には手水舎にあじさいを浮かべる「花手水」を行うところもあるんです。その幻想的な世界を覗きに、ひとり訪れてみましょう。
梅雨の季節はじとじとと雨が続き、湿度も高いので空気も重いように感じることもあります。そんな梅雨の季節は、なんだか憂鬱になりがちというイメージをもっていませんか?でも、梅雨はカラフルなあじさいが咲き誇るシーズン。雨露に濡れたその姿はとても艶やかで、風情にあふれます。特に、この季節ならでは景色が楽しめる、あじさいの美しい神社やお寺があるんです。
この時期だけに見ることができる特別な風景は、ジトっとした雨の季節をむしろ楽しみなものにしてくれるかもしれません。雨だからこそ行きたい、雨が待ち遠しくなるようなあじさいが美しい神社・仏閣をご紹介します。
※状況により花手水が行われないこともあります。旅行前に公式HPなどでご確認ください。
京都府長岡京市にある「柳谷観音(楊谷寺)」は、天皇家や公家たちが眼病治癒のために訪れたという由緒正しいお寺です。”眼の観音様”としても親しまれ、あじさいを始め紅葉の名所としても知られています。最寄り駅は、阪急「長岡天神駅」、「西山天王山駅」またはJR「長岡京駅」の3駅です。ご本尊様の特別御開帳が行われる、毎月17日の縁日にはシャトルバスも運行しますよ。
※「阪急西山天王山駅」「JR長岡京駅」のみ。別途料金あり。
こちらはInstagramやTwitterで一躍話題となったお寺で、手水舎に色鮮やかなあじさいを活けています。手を清めるのがもったいなくなりそうなほど美しいですね。
あじさいの花が詰められた手水鉢もあります。水をたっぷりと含んだ、苔との相性がなんとも言えない和情緒を感じさせます。とても涼し気な見た目に、暑い京都の夏も忘れてしまいそう。
中にはこんな素敵な一枚を撮影できるスポットも。ベンチにあいたハート型の穴の向こうには、かわいらしいあじさいが覗きます。境内を散策して、自分だけのオリジナルの一枚を撮影してみては?
毎年6月には「長岡京 柳谷観音あじさいまつり・あじさいウィーク」が開催されます。期間限定の花みくじをはじめ、地元の特産品や来場しないと手に入れられない商品の販売、またステージコンサートなどが開催されるので、1日中楽しむことができますよ。
出典:www.instagram.com(@yanagidanikannon)
さらに特別なのが、限定の御朱印をいただけること。あじさいの押し花をあしらっていたり、美しい花手水を台紙にしたものだったりと、初夏らしい風情を感じられます。毎回人気なので、こちらを求めているなら朝一で訪れるのがおすすめです。
※画像は2017年時のもの。
楊谷寺の詳細情報
楊谷寺
- 住所
- 京都府長岡京市浄土谷堂ノ谷2
- アクセス
- 長岡京インターチェンジより車で10分程度
- 営業時間
- ▽開門時間 9:00〜17:00(最終受付時間 16:30)
- 料金
- 通常期:500円|ウイーク開催時:700円(高校生以下:無料) 年間入山券(ウイーク期間含む):3500円(随時受付)
神奈川県鎌倉市にある「明月院」は、別名「あじさい寺」とも呼ばれる、あじさいの名所です。12世紀にまで歴史をさかのぼることができる名刹で、境内全域が国指定の史跡となっています。歴史的にも貴重な見どころが多いお寺なんですよ。JR横須賀線「北鎌倉」駅から、徒歩10分ほどです。
明月院で見ることができるあじさいの見ごろは、5月下旬から6月下旬となっています。日本古来の「ヒメアジサイ」という品種が中心で、上品で吸い込まれそうな深い青が特徴。「明月院ブルー」とも呼ばれているんですよ。約2,500株のあじさいが参道を埋めつくす光景は圧巻の美しさ!「明月院ブルー」のあじさいが描かれた絵馬に、願いを託してみるのもいいですね。
明月院といえば、こちらの円窓も有名です。別名「悟りの窓」と呼ばれる円窓のある本堂にも、あじさいが活けられています。円窓の向こうに広がる新緑との対比は、写真を撮るのが好きな人ならぜひチャレンジしてみたい構図ですね。
格式ある古刹でありながら、小粋な遊び心がいたるところに見られる明月院。「花想い地蔵」と呼ばれるお地蔵様は、あじさいだけでなく季節ごとのお花を抱えています。
明月院(あじさい寺)の詳細情報
明月院(あじさい寺)
- 住所
- 神奈川県鎌倉市山ノ内189
- アクセス
- 北鎌倉駅 徒歩 10分
- 料金
- 【料金】 大人: 500円 中学生: 300円 小学生: 300円 その他: 本堂裏庭園拝観は500円別途必要となります
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柄杓の中の花びらもまた華憐で素敵。日本ならではの情緒あふれる景色を堪能してくださいね。
境内にはハート型のあじさいが咲いていることも。「見つけたら恋愛成就する」など自分で決めごとをして散策してみると、より楽しめそう!
御裳神社の詳細情報
秋田県男鹿市北浦にある「雲昌寺」。男鹿半島の北側で、JR男鹿駅からタクシーで20分ほどで行くことができます。6月中旬から7月上旬が見頃のあじさいは、約1,200本も咲き誇ります。
出典:www.instagram.com(@ksty.p.s)
御朱印帳にも青いあじさいが描かれています。御朱印を集めている方はもちろん、そうでない方もこの時期だけの特別な御朱印をいただいてみませんか?
雲昌寺の詳細情報
大阪府池田市「久安寺(きゅうあんじ)」は、別名「お花の寺」とも呼ばれる古刹です。春の牡丹、夏のあじさい・シャクナゲ、秋の紅葉に、冬のロウバイ・サザンカというように、四季折々のお花が咲きそろうことでも有名なんです。最寄り駅は、阪急宝塚線「池田」駅です。駅からは、路線バスを利用します。
番外編となっている理由は、あじさいを浮かべている場所。こちらでは手水ではなく、なんと池にあじさいの花を浮かべているんですよ。まるで蓮の花のように浮かぶ光景は、まさに極楽♪あじさいの季節が終わった7月頃からは、蓮の花が見ごろを迎えます。
久安寺の詳細情報