のんびりゆったり一泊二日で京都をめぐる、自由気ままな女子ひとり旅プラン。

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京都といえば、日本の歴史的な観光名所が集結した場所。友達やカップルなど、数人で楽しむという方も多いでしょう。いつも観光客で賑わいを見せていますが、実はひとり旅にぴったりの場所もたくさんあるのはご存知でしたか？老舗の喫茶店でのんびりと過ごしたり、個性豊かな本屋さんでお気に入りの1冊に出会ったり…今回は週末のひとり旅だからこそできる、京都ならではの魅力的な楽しみ方をご紹介します。

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ひとり旅でマイペースに過ごすといっても、いざというときに焦ることなく快適に過ごしたいですよね。今回ご紹介する中には、「ミシマ社の本屋さん」など金曜日のみ営業しているスポットや、土日をまたぐと大混雑になる場所もあります。そのため、今回は「金土」の週末を使ったひとり旅を想定して、おすすめスポットをご紹介していきます。

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また今回のひとり旅では、バスの乗り継ぎが欠かせません。スムーズに乗車ができるように、バスの一日乗車券を前もって購入しておきましょう。乗車券は京都駅やバス車内でも販売されていますよ。そして足元ですが、たくさん歩く旅なのでヒールはNG！スニーカーなどの歩きやすさ重視の靴で、快適に散策を楽しみましょう。

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京都に着いたらまずは朝ごはんを！京都駅からバスで20分ほどの「市川屋珈琲」は、京の町屋を生かした和風モダンな店構えが素敵なカフェです。こちらのおすすめはなんといっても、旬のフルーツをたっぷりと使ったフルーツサンド！季節によって中身が変わるので、年間を通して来店する方が多いんです。フルーツサンドのほかにも、こだわりのカフェメニューが豊富です。ゆったりとした気分で、旅のスタートを切るのにぴったりなお店です。

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こちらが、その必食である「季節のフルーツサンド（写真の具材はいちご、デコポン、ピンクルビーグレープフルーツ）」。色とりどりのフルーツの断面が美しく、見ているだけで気分が上がりますよね。たっぷりの旬のフルーツのみずみずしさと、生クリームのまろやかさがよく合うんです。

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フルーツ以外のサンドイッチも美味しくて大好評です。こちらは「たまごサンド」。表面は香ばしく、中身はもちっと焼き上げたパンに、黒胡椒を効かせたゆで卵のまろやかさがよく合います。

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「市川屋珈琲」で朝食を済ませたら、20分ほどバスに揺られて岡崎にある「平安神宮」へ。「平安神宮」は京都を代表する神社のひとつであり、また日本文化の象徴として確立されてきました。鮮やかな朱色の柱が青空によく映え、壮麗な佇まいを見せてくれています。広々とした境内は、年間を通してどの時期に訪れても、四季折々の美しさに触れることができますよ。

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そろそろお昼もまわった頃。「平安神宮」から徒歩10分ほどの「セクションドール(Section D'or)」は、予約必須のタンドリーチキンの専門店です。ふつうタンドリーチキンというと、インド料理でお馴染みのスパイシーなものをイメージしますよね。でもこちらでは、フレンチ出身の店主さんによる、オリジナリティ溢れるやさしい味わいのタンドリーチキンがいただけるんですよ。

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メニューは潔くタンドリーチキンのみ！宮崎県霧島産の鶏肉を使用し、数十種類のスパイスを使ったマリネ液に一週間漬け込むという手の込みようです。そしてスチームオーブンで焼き上げるので、皮はパリパリ、中のお肉はパサつかずにしっとりとした仕上がりになっているんです。しっかりとマリネの下味がついていてスパイスの旨みも感じられ、食べ応え抜群の一品です。添えられた野菜も厳選されたもので、名脇役としてお肉を引き立てています。

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座席が少なめの店内は落ち着いた雰囲気でありながら、いつも予約客で満席状態です。飾られたアルチンボルドの絵が存在感を放ち、スタイリッシュな店内に味を出しています。

「セクションドール」から徒歩10分ほどの「ミシマ社の本屋さん」は、出版社・ミシマ社の京都オフィスで営業している本屋さんです。最初でもちらっと触れた通り、営業日は毎週金曜日と月末の土曜日のみ！土日に行くなら月末がおすすめです。ミシマ社は「原点回帰の出版社」をコンセプトに、1冊の本を通してつながる人との出会いを大切に、温かみのある出版物で人気を集めています。民家の1F部分が店舗になっており、本屋さんというよりも知人の家に遊びに来たような感覚になるんです。

靴を脱いでお座敷に上がると、和室一面に本が並びます。まるで本好きの友人や親戚の家に遊びに来たかのようで、「本屋に来た」ということも忘れてしまうんです。床は畳敷きになっていて足を伸ばしてひと休みすることもできるので、書店だからと気構えず、ついつい長時間寛ぎたくなってしまいます。親しみをもって本との出会いを楽しめる場所として、全国から読書家が集っているんですよ。

「ミシマ社の本屋さん」から徒歩5分ほどの静かな街並みの中に佇むこちらは、町の本屋さん「誠光社」。木の温もりがやさしく、カフェのような雰囲気を醸し出す外観に惹かれますね。こちらの書店の店主さんは元々、一乗寺にある京都を代表する書店「恵文社一乗寺店」で店長をされていた方なんです。なので選書は折り紙つき！素敵な本たちがジャンルを問わず所狭しと並んでいます。

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本屋さん巡りでお気に入りの1冊を見つけたら、少し休憩しましょう。「誠光社」からバスで10分ほどの「フランソア喫茶室」は、なんと創業が昭和9年（1934年）という老舗中の老舗。ステンドグラスが美しく、内装はイタリア・バロック様式の豪華客船をイメージしており、2003年には国の登録有形文化財に指定されました。かつては文化人も集うサロンであった歴史的建造物で、今日も喫茶が楽しめるなんて贅沢な時間ですよね。

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こちらが人気メニューであり、お店おすすめの「レアチーズケーキ」。さわやかな酸味と濃厚な風味が組み合わさったチーズケーキに、フルーティーで自然な甘さのブルーベリーソースがアクセントになっています。相性抜群のコーヒーを飲みながら、本を片手にゆっくり寛ぐ時間も素敵ですよね。

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こちらも人気の「レモンのタルト」。ベイクドチーズケーキを思わせる、しっかりとした質感が特徴です。サクサクのタルト生地の上に、レモンの酸味を感じられるしっとりとした生地、そして一番上の色が濃い部分のアプリコットジャムが、全体に甘みと重厚感を与えてくれています。食べ応えがあるのにもたれない、甘いものが苦手な方でも楽しめるのはさすが長年の味です。

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そろそろ夕方になった頃。今日の宿泊先も近いので、先にチェックインを済ませましょう。「フランソア喫茶室」から徒歩10分ほどの「THE MILLENNIALS KYOTO(ザ ミレニアルズ京都)」は、先斗町など有名な繁華街も近く観光客に人気の次世代型カプセルホテルです。カプセルホテルとは思えない、スタイリッシュなデザインと快適性で高い評価を得ているんですよ。女性専用フロアもあるので、女子ひとり旅でも安心して泊まれますね。

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こちらが客室。このようにベッドが並んでいるんです。各スペースは機密性が高く、天井の高さにはゆとりがあるので、従来のカプセルホテルのイメージとは違ったとても快適な空間になっています。アメニティ類も充実しているので、荷物を少なめに旅したい女子にもうれしいですね。また、アラームの設定時間に合わせてベッドが起き上がる仕組みが備わっており、寝坊がちな方でも安心です。

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コワーキングスペースとしても利用可能なラウンジでは、宿泊者に限り夕方17時半～18時半までビールが無料で何杯でも飲めるんです。どうせなら到着時間をそこに合わせて、思う存分ビールを味わいましょう。また、このスペースではほかに、24時間飲み放題のコーヒーと、翌朝の朝食のどちらも無料でいただけるんですよ。

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1日目の旅の終わりには、思いっきり京都らしい夕飯を楽しんで締めましょう。ホテルから徒歩15分の「AWOMB(アウーム)」は、手織り寿司の専門店で、予約必須の人気店です。手織り寿司は京都の美のエッセンスを詰め込んだ、まさに “食べる芸術品” 。目と舌で味わい、華やいだ気分で京都の夜を過ごしたいですね。

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こちらが「手織り寿し」の一例。まるでケーキバイキングを思わせるような、お菓子のようにやわらかく美しい色使い、そして細部にまで心を尽くした配置など、京文化の繊細で華やかな感性が見事に表れています。もちろん見た目だけでなく、味も計算し尽くされた美味しさ。季節の食材の特徴を生かし、ここまで芸術的なものに高められるセンスに脱帽です。

出典：Diététiqueさんの投稿

デザートにおすすめなのが「白みそミルクプリン」。白味噌の風味と塩気を生かしたプリン生地と、ほろ苦く濃厚なカラメルソース、そしてトッピングの白ごまの香ばしさがよく合います。京都の伝統食材も、こういった新しい形で別の魅力に気付くことができるんですね。

ひとり旅2日目は、出町柳で人気のパン屋さんから散策スタートしましょう。宿泊したホテル「THE MILLENNIALS KYOTO」からバスで15分ほどの「アルチザナル(boulangerie Artisan'Halles)」は、お洒落で上品、なのに一捻りの個性が効いたパンが揃ったお店です。店内に入ると、ずらりと並んだパンたちがお出迎え。地元の方だけでなく、遠くから観光がてら買いに来る方も多いんですよ。

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店頭に並ぶパンは、まるで芸術作品のように見た目が個性豊かで、選ぶのも楽しくなるんです。程よく小ぶりなものが揃っているので、あれもこれもといくつか買って鴨川沿いでのんびり食べるという方も多いんですよ。

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人気のパン「木いちご」は、サクッとしたパイ生地に、木いちごの酸味とアーモンドの香ばしさが引き立ちます。甘ったるいデザートよりも、体に沁み入る酸味が恋しい！と思う方にぴったりです。

「アルチザナル」から徒歩1分。昨年2017年末にオープンした「出町座」は、商店街の中に構える映画&カフェ&書店の3ジャンルが併設の、文化拠点として注目を集めるスポットです。新しい本をなにか読みたい、なにを観ようか決まっていないけど映画が観たい…そんな気分のときに偶然の出会いを提供してくれる、カルチャー発信の場所なんです。

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「出町座」からすぐ、大勢の人が群がる先には、和菓子専門店の「出町ふたば」があります。こちらの看板メニューはなんといっても「名代 豆餅」。これを求めに、京都内外からたくさんの方が集まるんです。マイペースなのんびりひとり旅ですが、せっかく近くへ足を運んだのなら、王道グルメもぜひ並んでゲットしておきましょう。

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こちらが「名代 豆餅」。ほんのり塩気が効いたえんどう豆に、お餅の中のこしあんのほのかな甘さがよく合います。シンプルなのに飽きがこない、和菓子の魅力と歴史が詰まった一品です。

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こちらはお餅によもぎを練り込んだ「田舎大福」。よもぎのさわやかな風味と、中のつぶあんが素朴な美味しさに仕上がっています。「豆餅」と合わせて買って、食べ歩きを楽しむ方もとても多いんですよ。

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出町柳エリアに訪れたのなら、ぜったいに足を運んでおきたいのが「下鴨神社」。正しくは「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」といい、京都の寺社の中でも最古のものに分類されます。威厳と格式が漂う中、境内は開放的で、ゆったりとした空気の中散策を楽しむことができますよ。また、布地が全部違って同じものがふたつとない「媛守」は、柄の可愛さから女子に大人気。参拝後にはぜひゲットしてみては？

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こちらは境内に広がる「糺の森(ただすのもり)」。京都を舞台にした小説やアニメなどでは、たびたびこちらの森が登場します。春夏はみずみずしい緑、秋は鮮やかな紅葉、冬は雪との競演など、季節ごとにこの木々たちが違った表情を見せてくれるんです。また、盛夏には大きな古本市が行われることでも有名です。

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つづいて一乗寺エリアへ移動です。散策に疲れたら、美味しいコーヒーを飲みつつ小腹を満たしましょう。「下鴨神社」から徒歩15分ほどの「アカツキコーヒー」は、淡い水色と白を基調とした店内が、素朴かつお洒落なカフェです。ひとり旅も終盤に差しかかり、これまでの旅の余韻にのんびりと浸るのもいいですね。

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コーヒーのほかにも、焼き菓子が高く支持されています。こちらは特に人気の「キャロットケーキ」。にんじん本来の素朴な甘みを生かした生地に、ドライフルーツをごろっと入れたどこか懐かしい美味しさが味わえるケーキです。にんじんが苦手でも、このケーキなら食べられるという方も多いんですよ。

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写真は「カプチーノ」。豆の産地ごとの個性を丁寧に引き出したコーヒーは、コーヒー愛好家はもちろん、そうでない方でも十分に堪能できるすっきりとした味わいが人気を呼んでいます。

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ひとり旅もいよいよ終盤。「アカツキコーヒー」から徒歩5分の「恵文社一乗寺店」。こちらの本屋さんは、ただ機能的、効率的に新しい本を陳列するのではなく、新たな本との出会いが楽しいものになるよう、遊び心と工夫がいっぱい施されているんです。「買いたい本は決まっていないけど、お気に入りの1冊に巡り会いたい」と思ったときには、ぜひ行ってみたいですね。

出典：tomoenさんの投稿

いかがでしたか？京都といえば清水寺や金閣寺などの王道の観光名所ばかりが注目されますが、ほかにも魅力的なスポットはいっぱいあるんです。ひとりだからこそ、そんな場所へ足を運んでゆっくり巡ってみるのも楽しいですよ。のんびりと自分だけの時間に委ね、京都の新たな魅力を発見しに行きませんか？